8月1日、学生時代の友人Oさん・Mさんと、<第68回 関西美術展>を観に行った。 (Oさんはこの展覧会に長らく出展されている。)
この展覧会行きは、作品鑑賞後のお喋りが、プラスの大きなお楽しみだ。
この日は、会場の「大阪市立美術館」の展示場で、11時に落ち合うことになっていた。
私は地下鉄天王寺で降りるとJR天王寺駅構内を横切り、美術館目指して熱暑の中を歩いていった。
途中、オレンジ色の花らしきものをいっぱいつけた木が、光を受けて立っていた。
私は初め「ハナザクロかしら?」と思っていたが、近づいてみるとそれは花ではなく、見たことのない実だった。
美術館の向かいには、深い緑の上に、通天閣がてっぺんだけを覗かせていた。
平和美術展の会場は、美術館の地下にある。
私が会場に着くと、Oさんはもう到着されていた。
Mさんも程なくして来られ、私たちを見つけると、「駅からここまで、こんなに遠かったかしら!」と、流れる汗を拭いながら言われた。
私は「そう、そう!歳を取ると、昔は何でもなかった道が遠く感じられるのよねえ!」と言って、みんなで顔を見合わせて苦笑した。
その後私たちは、入り口の方から順番に、作品を鑑賞していった。(私は自分の気に入った作品を写真に撮らせてもらいながら)
まず≪絵画の部≫から
「老いて充つる」
「歩く」 (この作品は横長で、写真には右半分しか入らなかった)
同じ方の絵画2点 「独りの刻」(上)と「物との対話」(下) 左は「独りの刻」のアップ
(これも同じ方の絵画) 左が「神秘なレモン」 右が「仲良し3兄弟」
「気まぐれな地図ーパリー」
「時間と空間」
「一休み」 「オキナワスズメウリ」(照明が入ってしまいました)
「未来しかないの!」 (版画) 「今日も元気」
「翳り」
連作・「親父」 のうちの2枚
≪書≫から2点
≪写真≫
「不屈の人」
「希望の瞳」 (右はアップ)
「浄土の朝」
「幻想の大地」
「新春の暁月」
「夜明けの詩(奄美大島)」
最後に、≪ちぎり絵≫と≪彫刻≫
「雅び」 「ひまわり」
「見つめる女」
1時間ちょっと作品を鑑賞したあと、私たちは再び熱暑の道を、天王寺地下街へと急いだ。
そして地下街のレストラン&カフェで、食事とお茶をしながら、5時過ぎまでお喋りした。
心置きないお喋りの楽しさを、存分に味わいながら。
今回も、楽しい一日となりました。