今日は一日中秋晴れのイイお天気だった。
私が中津公園に行くのは大体朝だけど、たまには夕方の公園もイイのでは、と思って出掛けてみた。
それに夕方だと、もしかしたら、淀川に沈む夕陽を見られるかもしれないし‥。
公園の一角では、キバナコスモスがほぼ満開だ。
紫のダリアの花に、か弱げな虫が止まっていた。
白いサルスベリは、今が満開。(サルスベリは百日紅と書くだけあって、ホントに長く咲いてくれる。)
椿の実(カタシ?)が赤く色づき、黄色い花が夕陽を浴びて、花弁を大きく広げて輝いていた。
名まえも知らず、ちょっと毒々しい感じもする花だが、ルビーのような真っ赤な花の色と、実と花の形には造形の妙を感じる。
淀川の土手に上った。
土手ののり面に、ニラの花の群生があるのに、今日初めて気がついた。
この間、咲き始めていて私を驚かせた曼珠沙華(前のブログ)が、今日は既に咲ききって、少し盛りを過ぎているくらいだった。
土手から西の方を眺めると、太陽はまだ、淀川を渡る阪急電車の高架橋の上の空で、白く輝いていた。
その太陽の光を受けて淀川の水面も光っていたが、その様子を写真に撮ろうとすると、何故か全体が夜のように暗くなってしまう…(涙)
他の方角にカメラを向けると、こんなに明るいと言うのに‥。
(東の方の橋と空)
(梅田中心部のビルと空)
土手から、淀川の岸に降りてみた。
以前の台風のせいで、未だにゴミなどが浮かんで、お世辞にもキレイだとは言えない淀川の水溜まりなのに、水鳥が結構やって来ていた。
岸べを、時々夕日の位置を確かめながら十三の方(西の方)に向かって歩いていると、なんか打楽器めいた音が聞こえてきた。
音の主を捜すと、淀川に向かって腰掛けて、男性が、打楽器を鳴らしておられる。
私が写真を撮らせてもらっていいか尋ねると、快く承知してくださり、敲いているのはアフリカの太鼓だと説明してくださった。
アフリカっぽい模様の入った、なかなかキレイな太鼓だ。(名まえも教えてくださったが、忘れてしまった…)
太陽が下に落ちるにつれて、周囲の色が少しずつ黄色味を帯びてきた。
草たちも、黄色っぽい色で輝きながら、風に揺れている。
太陽がいよいよ、十三大橋と阪急電車の高架橋が重なる所あたりまで、落ちてきた。
その頃になって太陽は、初めて、夕陽らしい赤みを帯びた色になってきた。
そして、夕陽は一旦落ち始めると、見る見るうちに橋の向こうに消えていった。
太陽が落ちた後の残照と、淀川の対岸と東側の空。