のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

今年初めての京都‥≪梅宮大社のろう梅≫

2013-01-31 17:46:10 | 日記

 寒さのため開花が遅れていた蠟梅が、京都・梅宮(うめのみや)大社で満開だと、先日テレビが伝えていた。

 今年になって、まだ大阪から一歩も出ていない私は、そのテレビの報道を見て、ぜひ行きたいと思っていた。

 それが昨日(30日)、やっと実現した。

 

 梅宮大社に行くのは、今回が初めて。

 パソコンで検索し、ガイドブックも見て、行き方を確かめてから、午後になって出発した。

 

 梅宮大社の最寄り駅は、阪急嵐山線の松尾駅。

 松尾駅で降りて、すぐ前を流れる桂川を渡る。

                   

                     

 

 

 桂川を渡ってから10分位歩くと、左手に梅宮大社の参道が見えてきた。

 参道の右手には、山茶花の高い垣根があって、たくさんの花が今を盛りと咲いていた。

     

 

 

 

 鳥居をくぐって梅宮大社の境内に入り、お参りした後、蠟梅が咲いているという神苑に入った。

         

                                              (神苑の中央にある、あずまやと池)

 

 

 普通の梅は、ちっちゃな蕾がまだできたばかりだ。

                 

 

 

 池のほとりの1本の老木だけが、わずかばかりの花を開いていた。

      

 

                  

 

 池の周りを一回りしても、目指す蠟梅は、なかなか見つからない。

 私と同じように蠟梅を見に来られたらしい一人の男性に聞いて、やっと1本の蠟梅の在り処が分かった。

 蠟梅は、神苑のずっと端の方の木々の中で、ひっそりと咲いていた。

     

 

 高い処で咲いているので、香りを嗅ごうにも、とても背が足りない。

 

 

 辺りには人気がなく、なんか薄気味悪い感じさえした。

 私は来た路を引き返した。

 路の脇の、枯れた花の色や形が意外に面白かったので、撮ってみた。

                 

                         (枯れたつわぶきの花)

 

       

                            (枯れたまま立っている紫陽花)

 

 

 今度は違う路を通って出口に出ようとしたら、そこで、前のより大きな、花をいっぱい付けた蠟梅の木を、見つけた。

 テレビに出てたのは、この蠟梅の方やな‥。

 でも、花は盛りを過ぎていて、花はいっぱいなのに、あの蠟梅の芳しい香りは、もう無かった。

         

 

                

 

 

 蠟梅は、テレビでは、少なくとも数本はあるように見えたのに、結局、別々の場所にそれぞれ1本ずつあるにすぎなかった。

 ちょっと肩すかしを喰らったような気もしたが、この冬初めての蠟梅を見ることができたのだし‥と納得して、梅宮大社を後にした。

 

 

 (話が横にそれるが)桂川付近まで帰ってふと見上げた地名の看板に、今まで見たこともない字が書かれていた。

 忘れないために、写真を載せておくことにしよう。

               

 

 

 行きとは反対側の歩道を歩いて橋を渡り、駅に向かった。

 従って、次の写真は、最初に載せたのとは反対側の桂川の風景。

 この茫漠とした感じの桂川の眺めも、なかなかいいなあ!と思いつつ、帰路についた。

               

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 


“美しい言葉”と“現実”との、甚だしい「乖離」

2013-01-31 14:58:40 | 日記

 久しぶりに、国会での首相の所信表明演説なるものを、まじめに聞いた。

 それは、一昨々日のこと。

 周到に準備されたであろう己の所信を、滑らかに、高らかに、宣言する‥安倍首相。

 自信に満ちた、でも謙虚さを失わないように心をくだかれている、その姿。

 そこには、2度目の首相就任で、今度こそ、自分の理想とする国家を作り上げてていくんだ!という強い決意が感じられた。

 表面的に見れば、今回の安倍首相の所信表明演説は、非常に簡潔で、スムーズに進んだように思われた。

 

 でも、彼の言葉が流暢に流れれば流れる程、私は、彼の“言葉”と“現実”(特に庶民の置かれた現実)との、とんでもない隔たり(乖離)を感じずには

いられなかった。

 「額に汗して働いた人が報われる社会の実現を!」 ‥安倍首相は力強く宣言される。

 言葉だけ聞けば、なんともスバラシイことだ。

 でも今回打ち出された「三本の矢」なる経済政策をみれば、私たち庶民が、いくら額に汗して働いても、報われることがあるようには思えない。

 

 言葉は、大切だ。

 でも私は、言葉が美しかったり、勇ましかったりすればするほど、警戒する必要があるように思う。

 語られる言葉が、本当に、現実を反映したものであるかどうか?

 それを常に検証していく姿勢が大切だと、私は今、肝に銘じている。