のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

音楽に身を浸す幸せ♪

2012-01-31 13:38:39 | 日記

 私がクラシック音楽を好きになったのは、そう古くからのことではありません。

 田舎で生まれ、音楽を聴くゆとりなど無かった環境に育った私にとって、クラシック音楽は、全く無縁のものでした。

 中学校の音楽の時間に先生が、音楽鑑賞と言って聴かせてくださるクラシック音楽も、当時は退屈以外の何物でもありませんでした。

 

 その私が、クラシック音楽のすばらしさに目覚めたのは、たしか学生時代だったと思います。

 なにかの折に耳にした‥サラサーテの≪チゴイネルワイゼン≫!

 バイオリンの奏でる、甘く切ない調べは、青春まっただ中の私の胸に深く染み入って、私の心を激しく揺さぶりました。

 すぐに、その曲のレコードを買い求め、裏面に入っていた、サンサーンスの≪ロンド・カプリチオーソ≫と共に、繰り返し繰り返し聴いたのを覚えて

います。

 その後、私の心を強く捉えたのは、かの有名な、ベートーウ゛ェンの≪交響曲第5番「運命」≫でした。

 この曲は、その後仕事に就いて、つらい事などあった時に、大袈裟でなく、生きる勇気を与え続けてくれた曲です。 

 そうして次第に私は、クラシック音楽のファンになっていきました。

 

 今回も、前置きが長くなりましたが‥。

 一昨々日(29日)、私は友だちの誘いを受けて、「横山幸雄~ドラマティック4大コンチェルト」を聴きに行きました。

 誘いをうけた当座私は、昨年横山さんのコンサートに行ったばかりだし…と、ちょっと躊躇しましたが、中味を聞いて、即座に行くことを決めました!

 一度に、4大ピアノ協奏曲を聴かせてもらう機会は、そうあるものではないからです。

                   

               

 今回のコンサート会場は、シンフォニーホールでした。

                

                           

 

 会場に着き座席に座って、まだ開演までには大分時間があるから…と思って、カメラを取り出し、舞台の様子を写しましたが‥

                

 すぐに係りの人が近寄ってきて、「会場内での撮影は禁止されてますから」と、当然のご忠告を受けてしまいました。

 私は恐縮して平謝りに謝りました。(と書きながら、この写真を載せるのは、いかがなものかしら?)

 

 演奏は、最初がベートーウ゛ェン、次がショパン、休憩をはさんで、チャイコフスキー、最後がラフマニノフです。

                   

 

 演奏された4つのピアノ協奏曲は、どれもが、その作曲家にしか書けない、個性と才能に満ち満ちた曲で、私は感動のしっぱなし!でした。

 横山幸雄さんのピアノは、言うまでもなく素晴らしかったし、梅田俊明指揮、日本センチュリー交響楽団のつむぎだす管弦楽の音色も、ある時は優

雅、ある時は激しく荒々しく、ピアノとのコラボレーションも、とっても見事でした。(なんて、ちょっと偉そう‥)

 

 音楽は何故に私たちを、これほど幸せにしてくれるのだろう!?

 そんな言葉が思わず口をついて出そうな程、幸福感に満たされた一日でした♪