銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ストレスを与える私

2015年06月10日 | T字路をまっすぐ行ってみたら

空き時間を、イスに腰かけ時間をつぶし、さて行こうと立ち上がった私と

買うつもりもないものを買ってしまって、あーでもないこーでもない

と考えてながら歩いていた方が、

ばったり出会いました。

 

前者の私は、芸文ツアーに添乗に出て、観劇中のお客様を

待つひと時。

後者は、銀のステッキの事務所にもよく足を運んでくださるお客様が

西北でのお買い物帰り。

 

私には、公演終了までまだ時間があり、

その方も特に今から用事がないとおっしゃいます。

必然、ちょっとお話でもと、温かい飲み物を購入してお茶タイム。

その方は、最近興味を持っているという、お話をしてくださいました。

それは、里親制度についてでした。

今、一人暮らしをしているから、お部屋はたくさんあるし、

私には時間がたっぷりあるから受け入れたいなと、

前々から興味をお持ちだったようです。

でも、自分の年齢を考えると、長期間一緒にいるのは難しい。

無責任になってはいけないから、諦めていると、

残念そうに仰いました。

(*この方は、80歳近くの方です)

でも、こんな私でも少しでも役に立てたら...

何度も、そう仰っていました。

私は、相槌を打ちながら、

そのお歳でまだやりたいことが出てくることが

本当にすごいなぁと。

私が同じ歳の時はどうだろうか、それ以前に今の私は?

とそんなことを考えておりました。

 

とても刺激になりました、と事務所でこの話をすると、

テレビとか演劇のように一方的に与えられる刺激とは違い、

人とのコミュニケーションは、ある意味、ストレスだから、

お一人暮らしのその方にもいい刺激になったのではないかと

スタッフからそう言われました。

あれ?

では私は、あの方にストレスを与えていたのか?

ふんふんなるほどと頷いていてただけなのに?

それが良かったのですか!

 

良いストレス、 与えてもいいストレスがあること、

なんとなく分かるような気がします。

 

私もお客様に“ストレス”を与えられる人間になろう!

もちろん、いい意味の。

なれるでしょうか。

 

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