きのうまで訪ねていた沖縄・八重山諸島。
最終日はあいにくの雨。
でも、とても心に残る１日となりました。
乗り込んだのは、石垣島の定期観光バス。
午前中いっぱいをかけて、バスガイドさんのお話を聞きながら
主なみどころをぐるりと巡ってくれます。
バスのなかには、関東・関西からの旅行客のほかに、
どうやら島のお年寄りがたくさん。
なんと、竹富小中学校の同級生の皆様でした。
島を離れ、それぞれの地で人生を送られた方々が、
竹富島のお祭り「種子取祭」を機に、集われたのです。
「85歳の修学旅行さ」
「終戦の年に卒業したからさ、ドタバタで卒業証書もらえなかったの。
だから昨日、69年目の卒業式をしてもらったの」
…と、その卒業式の様子がのった新聞を見せてくれました。
先生も同乗されており、ご挨拶。
最後は、三線の音色にのせて、大合唱となったのでした。
バスガイドさんが、島の歴史や昔話を紹介するたびに、
「ねえ、先輩、これでよかったですか！」
「ＯＫ，ＯＫ！」
そんなやりとりもほほえましく。
年長の方をうやまう、島の空気にふれたのでした。
一方、ひるがえって、私。
このたびの沖縄旅行では、フェイスブック用にその日撮れた写真をメールで送るたびに、
年若スタッフから何度もお褒めの言葉をいただきました。
「いい写真ですね」
「すごくいい写真です！」
「写真が格段に良くなっています！」
ほめられた！と喜ぶ私は単純バカ。
そもそもが、「もういいかげん、いいカメラを買ってください」と
メーカー番号とともに私に指示したのも彼女。
でも、いいのです。
竹富島が、とても素敵だったから。
ほら！
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