調査員の「目」

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旧海軍司令部壕【沖縄旅行記1日目】

2007-07-10 | 日記・雑感系
 那覇空港から15~20分位の高台にある旧海軍司令部壕
 太平洋戦争中アメリカ軍との地上戦が行われた際の旧帝国海軍沖縄方面根拠地隊司令部のあった場所で、アメリカ軍のすさまじい攻撃の前に力尽き、司令官大田實海軍少将ほか幹部6名が拳銃自決を遂げた当時の幕僚室などがそのまま残されている。
 特に大田司令官の海軍次官にあてた 「沖縄県民かく戦えり。県民に対し後世特別の御高配を賜らんことを」の電文全文は必読だ。

 あの高台から見える綺麗な海と壕に降りる階段と薄暗い司令官室、幕僚室、迷路のような通路、医療室などとのギャップが何ともいえない悲しさを誘う。幕僚室には手榴弾で自決した時の破片の後が当時のままくっきりと残っており、ただただ安らかにお眠りくださいとご冥福を祈るしかなかった。
 また、資料室には兵士たちの家族にあてた手紙がそのまま展示されており、不覚にも涙が出てしまった・・・。
 
 ひめゆりの塔や平和祈念公園ほど那覇空港から遠くないので、ビーチやホテルに行く前に一度訪れて頂きたい。

 ■参観料  大人420円 小人210円
 ■開館時間 8:30~17:30( 7月~9月)
         8:30~17:00(10月~6月)

 

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