500 MILES (ch.o1)

俳優チェ・ミンシク氏ファンが綴る覚え書き+韓国旅+勉強ブログ。

韓半島横断の旅(その8)

2009-12-23 | 韓国旅行記(旅程)
●9月23日●
4泊5日の最終日。天気は快晴。
三成(サムソン)のレジデンスをチェックアウトしてコエックス側へ。
大通りを通ってるのは金浦空港行きだったので(バス停に行って気が付いた・・・)、
空港ターミナル内から出ているリムジンバスで仁川空港へ。

空港に着いて、まずコロコロをどうにかせねばッ。
空港内にロッカーはなく荷物一時預け所に行くと1つ7000wだと(´Д`)高ッ
1回は躊躇ってその場を離れましたが、利便性を考えるとここで預けるのが1番だなと判断。
泣く泣く預けました・・・。

身軽になったところで、3階から出ているバスで「雲西(ウンソ)」駅方向へ。
駅前で三木船着場行きのバスに乗り換えます。
乗客はワタシたちだけの貸し切り状態です。
1番前に座っていたので運転手さんが話しかけてくれました。
「三木船着場に行く」というと、「フルハウスか?」と。
これいたるところで何回も何回も同じことを言われました。
それだけそれ目的で行く日本人が多いってことですけど、
運転手さんはちょっと苦言もおっしゃってましたよ。(@ちょっと納得)

どうやら雲西駅まで行かなくても、途中の停留所で乗り換えのバス停があると。
そこで降ろしてもらいました。なので場所は不明。
バスを乗り換えて三木船着場へ。
ちょうどフェリーが2隻入っていて、車積みしているところでした。
急いでチケットを買おうとするも、信島側でチケットを購入すれば良いみたい。
そのままフェリーへ・・・両方に「信島」の文字があるので、ちょっと立派な左の方へ乗ろうとしたのですが、
キムチさんが係員に聞くと右の船を指さされました。んー何で?


信島はドラマ「恋人」のロケ地で、大好きなチャニ兄も出ている作品ですが、
あんまり行きたいとは思わないんですよね・・・。
ちなみにキムチさんが調べてくれた情報では、
現在工事中か撮影中か何かで一般の立ち入りは出来ない模様。


ほぼ同時に出航するも左の船は信島からは離れた方へ・・・。
今だに何でかは分からないのですが、
偶然にもキムチさんが訊ねてくれたお陰で間違うことがなくて良かったです。
誰もかっぱえびせんを差し出さないからか、席毛島のようなカルメギさんたちはほとんど近寄らず。


KBSの車発見。
この後、芽島の彫刻公園でも見かけました。何かのロケハン?

ぽかぽか温かくて気持ち良い潮風にあたりながら、
旌善(チョンソン)で買ったカムジャトクをむしゃむしゃ食べてるうちに信島へ到着。
ここも10分も掛からないような短時間の船旅でした。


船着場では駐車場にバスが待っていました。
時刻表を見るに、ここもフェリーの時刻に合わせてバスが運行されているようです。
なので、おおよそ1時間に1本。
運転手さんと話しをすると、やはり「フルハウス?」と。
いえいえ、芽島(モド)の彫刻公園に行きます~!!

きっかけはキム・ギドク監督の映画『時間(邦題:絶対の愛)』を見て。
キム・ギドク監督の作品は視聴した数本のイメージで自分には合わないと避け気味だったのですが、
この『時間』は最高にがっつりハマりました。
つまりは最も大衆的でわかりやすい作品と言えるんですけど。
何か初めて『オールド・ボーイ』を観て感動したような感情になりました。
確かこの作品が韓国で上映されたとき、監督が韓国映画界の興行について言及してはりましたが、
本当、こんな作品を放っとくなんてどうかしてますよ・・・。
んで、映画内で何回も出てくる彫刻公園が芽島にあるんです。
もちろん弘大前にあるカフェもいつか行く予定(・∀・)!!


車内に貼られていた地図。(後から運転手さんがくださいました)
右から信島、矢島(シド)、芽島。
信島が大きな島なので、終点の芽島までどれだけ時間がかかるのやら心配していましたが、
最短コースで走るので、たったの15分ほどでした。


3つの島は橋で繋がっています。
ちょうど干潮の時間帯でした。

終点で降りると、彫刻公園まで1キロの看板。
日陰がなかったのがキツかったけど、思ったより短い距離で良かったです。
小さな丘を越えた向こうに彫刻公園はありました。
海岸の向こうからは仁川空港を離発着する飛行機がよく見えるロケーション。


まずは映画で出てきた彫刻を探すも、当時とは場所が移動されている模様。
それでも大体は見つけられたかな、、、。
他の彫刻も個人的には楽しくて、休憩するアジョッシたちの横でパシャパシャ写真を撮りまくってました。
ご存じの通り、結構キワドイ芸術オブジェばかりなんですけどね(笑)。
ポスターになった彫刻もあったけど、さすがに添い寝は出来ず・・・。

メインである手の彫刻のときには、まわりに人がいなくなってしまったので、
キムチさんがセルフタイマーで2人の写真を撮ってくれました。
これがお見せしたいほどの秀作^m^


一通り見学を終え、最後の晩餐タイム♪
管理人らしきおじさんにこの周辺のお店情報を聞くと、
「モド食堂」が良いよと教えてもらいました。
そういえばバス停の辺りにお店らしきものが1件あったなと、そこまで歩いて帰ろうとすると、
ちょうど隣のペンションからおじさんが車で出てきたところにでくわし、
明らかに観光客なワタシたちに「乗ってください」と声をかけてくださいました。
炎天下だったので本当に有難かったです。
モド食堂で降ろしてもらい、お店の人とももちろんお友達でワタシたちのことを話してはる。
第1希望の焼き貝はないと言われたので、第2希望のカニ鍋をオーダー。
メニューには50000wって書いてあったけど、2人なので35000wで作ってくれるそうな。

しばらくハエと格闘し、ネコと戯れながら待っていると、
来ました来ました。でっかい鍋に乗せられてやってきました~♪


なんとカニが4杯も入ってますよッv(≧∇≦)v
しかもパンチャンにもいらっしゃいますやん~ッ!!(大興奮)
どうしようかと悩んでいた30分後のバスにはもちろん乗れるわけもなく、
カニと1時間半も格闘し、その次のバスに乗ることにしました。

食後のコーヒーを飲みながら社長のおじさんとおしゃべり。
ワタシの茶髪と自分の白髪と交換してくれとか話してたんですけど、
どうやらワタシたちカップルに見られていたようで(笑)。
まぁワタシがそんなんだから仕方ないんですけどね・・・。
実は後から聞いた話では、アウラジの商店でも、
ワタシがウォンビン家を探しているうちに言われたそうです(笑)。

終点地点から折り返してきたバスを停めてくださり乗車。
最後まで見送ってくれて、「モド食堂」マジでオススメです!!
15時にはフェリー乗り場に到着。
フェリーの次の便は15時半。
しばらく時間があったので、チケット売り場の固定電話をお借りして、
全州(チョンジュ)のカンさんへキムチさんが電話したり・・・。
海をボーーーーッと眺めたり・・・。(あぁ楽しい旅の終わり(´Д`))


ちなみに『時間』では船内のシーンもありましたね^^

順調に三木船着場には16時着。
ここまで戻れば一安心。あとは空港に戻るだけです。
行きと同じで空港直行バスはないので「雲西」駅近くで乗り換える必要があります。
そのついでに「雲西」駅前にあるロッテマートで最後のお買い物をがっつり。

反対方向のバスに乗りそうになりながらも、空港行きのバスを見つけ乗車。
出発1時間40分前に無事に空港へ戻ることができました。
ここで一旦キムチさんとは別行動。
関空行きのチケットカウンターはさほど混んでなく。
コンビニでキンパプ買って(@明日の昼飯)、次は両替。
行きしにするのは時間がもったいなくなって、
最近はいつも帰りにするようになりました。もちろん円→ウォンですよ。
「5万w札をいれてもいいですか?」と聞かれたので、物珍しさに承諾してしまったけど、
財布の厚さは緩和されるも、地方を旅行するには何かと不便かも。
1万w札でさえ、いつ崩して小銭をつくろうか苦労するのに。。。
(※11月のソウルで無事に使えました。化粧品屋さんで大人買いしたときに^^)

日系の航空会社だったので第2ターミナルが搭乗口。
あんな遠いとこまで行くんや・・・と地図みて呆然。
キムチさんの便も似たような位置でした(笑)。
免税店で1つだけ買って、最後の韓国料理はユッケタン。
これはちょっと失敗だったかな、、、美味しくなくはないのですが人工的な味。
勿体ないけど、結構残してしまいました。

搭乗口に走るとキムチさんが待っていてくれました。
もう搭乗を開始されていたので少ししか話せなかったけど、
また次の旅も楽しみたいッスね^^


機内食は初めての空弁。
関空便は短すぎてしょぼいのばかりですが、これは良いですやーん♪
でも直前にユッケタンを食べたので、ちょこっとだけ試食。

関空は雨が降った後のようでした。
いつものように乗合タクシーで帰宅。
何はともあれ、無事に帰ってこられるのが最高の幸せです(・∀・)
今回もお世話になった皆様に感謝。カムサハムニダ~!!!

韓半島横断の旅(その7)

2009-12-23 | 韓国旅行記(旅程)
9月22日のつづきです(・∀・)

旌善(チョンソン)のアラリ村はそんなに広くなくて、1周30分もあれば十分。
韓屋が再現されていて、ここも時代劇の撮影に使われてたりするそうです。
で、他と違うのは民泊施設としても開放されているということ。
もし民泊者がいるときは、その建物の敷地内は立ち入り禁止になってしまいます。
これ前にBSでやってた黒田福美さんの旅番組で見たことがありました。


当時の人間模様を再現した銅像があって、それ1つ1つとネタを考えて記念撮影。
この土下座してる人の上に土下座で乗っかって組み体操♪とか(笑)。
相手が銅像なので触ると熱かったなぁ・・・。

そうこうしているうちにドッと観光バス3台分の団体客が入ってきました。
入口のアジョッシのところに戻ると、さっきと反転、大勢に囲まれて大忙し。
実はこの方、「両班(ヤンバン)証明書」に漢字で名前を書いてくれるサービスをしてたんです。
行きしに書いてもらうべきでした(´Д`)
しかしここまで来たら両班になりたいぞ・・・。
何人か待ちで、やっとワタシたちも書いてもらい晴れて両班にッ♪


申込書みたいな紙に住所・名前を書いて渡すのですが、
キムチさんもワタシも韓国では使われていない漢字があるのに、
スラスラ~と、しかも味のある書体で書いてはったのが凄かったです。


アラリ村から一旦、旌善バスターミナルまで戻りました。
旌善→東ソウルの便は多くないし(1日13便)最終の便(18:20発)に乗ろうとしているので、
先にチケットを購入しようと思ったからです。
でも発車20分前にしか売ってもらえないことが分かり、市内バスに乗って五日市(オイルジャン)へ。


まずは一通りどんなものか偵察タイム(・∀・)v
韓国では普通の平日ですが賑わっていました。
商売人は許可を貰っている証拠なのか、皆さんビブスを着てはりました。


旌善名物コンドゥレの山積み。
前日の夜ごはんのパンチャンで出てきたけど、ワタシ大好き♪
しかし買って持って帰ったところで、どう料理すれば良いのやら。。。


感じの良いアジュンマの半屋台でジョンを食べました。これ全部で3000w。
どこも各ジョン1枚1000wぽかったです。
広場みたいなところに出ている食堂テントは、どの店も価格を提示していました。


お腹もふくれたところで、再び五日市散策~。
カムジャ餅はアンコが入っていないのを確認して(笑)2000w購入。
これは翌日の朝ごはん行き。(@信島行きのフェリーの中で食べました^Q^)
あとこれは何処でもよく見かけますが、クァベギ(@ねじりドーナツ)3つで1000w。
これも事前にアンコが入っていないのを確認して(笑)購入。
で、ブラブラしてたらホバクの蒸しパンでしたっけ?
とあるお店のアジョッシが「どうぞ~」と通行人に分け与えています。
それにワタシたちも食いついたのがきっかけでおしゃべり。
何と目の前の屋台でおごってもらいました!!
知らない人でも出会って3分でおごっちゃう文化は日本にはあまりないですよね、、、(笑)。


時間も迫ってきたのでアリラン公演が行われる文化芸術会館へ。
ここはキムチさんが調べてくれたのですが、スッカラに載っていたそうです。
1時間弱の公演で何と無料ッ!!!
もちろん言葉の壁(江原道なまりがすごい)もありますが、何となくわかります。
予備知識なしで行ったら、後半の展開にビックリしました^^;;;
ちなみにアラリ村で遭遇したバス団体客(堤川老人会でしたっけ?)と、
五日市でも会い、ここの公演場でも一緒になりました^^;;;
キムチさんは公演中に隣のおばあさんに日本語で補足を受けてたそうで。
ワタシの隣のおじいさんは案の定、途中で踊り始めました。
で、シリアスな場面になると退屈しだすと・・・(苦笑)。

カーテンコールが終わるや、あっという間にいなくなる団体客。
ソウルで演劇を観たときも思いましたが、観客の撤収が本当に早いです。
取り残された最前列のワタシたち。
すぐに演出者の方々がステージの片づけに入りました。
ここで積極的なキムチさんが話しかけてました。

公演前のアナウンスが面白くて、携帯を切りましょう云々の後に、
「公演は終バス・電車に乗り遅れない時間に終わりますので、ご安心ください。」って(笑)。
たぶんソウル行きのバスのことを指しているのだと思います。
ひそかに心配してたのよね、ビミョーな時間だったので。
でもこのアナウンスを聞いて一安心♪
文化芸術会館からバスターミナルまでは橋を渡り、歩いて15分くらい。
余裕で間に合いました(・∀・)



旌善とももうお別れです。(翌日帰国せねば(´Д`))
無事に東ソウル行きのチケットも買え、出発までしばしの休憩タイム。
平昌(ピョンチャン)経由ってことは山道必須ですからね!!
体調をしっかり整えておかないと・・・。

ワタシは近所を探検、対して運転手さん軍団と話しをしてたキムチさん。
1本前のソウル便に日本人の女性が1人で乗らはったそうなのですが、
ベンチで煙草を吸っていて灰皿もないのにどうするのか皆が注目していたら、
カバンから携帯の灰皿を取り出ししまい込んだことに驚いたそうです。
こういう話を旅先で聞くと、同じ日本人として嬉しくなりますね^^
逆にワタシも日本人として恥のない行動をとらなければと思いました。

出発して2ヶ所目。見覚えのあるターミナルに停まりました。
そこが平昌バスターミナル。
今年の1月にマスを食べに寄った、ある意味(苦笑)思い出が深い町です。
定刻の発車まで10分休憩というので、キムチさんはトイレへ。
ワタシは外の空気を吸いに。
そこで運転手さんに「日本人?」と話しかけられ会話が弾みました。
今日、東ソウル発の便でも日本人を乗せたという話も。
(五日市に合わせて旌善に行かれる方、結構いらっしゃるんですねー♪)
あと安興(アヌン)はチムパン(あんまん)で有名だよと教えてもらったり。
ここでの何気ない会話が後に助けとなりました・・・。


安興バスターミナル。
真っ暗でしたが、チムパンの看板もチラホラ・・・。
アンコ嫌いなワタシには縁のない町かも?(笑)


いつの間にか寝ていて、目覚めたのがオリンピック大橋の手前。
夜間ライトアップされてるから眩しく感じました。
特に田舎帰りなので眩しい眩しい。あぁソウルは大都会だなぁと(笑)。
東ソウルターミナルでバスを降り、キムチさんのトイレを待っているときに違和感に気付きました。
「きゃ~!!腰にぶら下げているデジカメがないーーーッ!!!(汗)」
イノチ、パスポート、現金の次に大切なデジカメ!!!
(@メモするのが面倒なんで、最近はデジカメで記録しているのが頼り)

戻ってきたキムチさんに「デジカメ探してくるぅぅぅぅッ!!!」と叫び捨て、
バスを降りたところ(道端)に戻るも、もうバスはその場にいませんでした。
仕方なしに係員を探しに乗り場口へ。
最初に声を掛けた人に「どこの会社のバスでした?」と聞かれ、
何となく覚えてたのでその会社のブースまで連れて行ってもらいました。
(@よく見たら乗り場に各会社のブースがあるんですね)
そこで乗ったバスの時刻から運転手さんの携帯を調べてもらい、
幸いにまだ車庫に待機しているということが確認できて一安心。
車庫に向かって歩いているところに、あの運転手さんがニコニコ顔でこっちに。
そして手にはワタシのデジカメが♪
「わーワタシのデジカメ!!」
「座席の下に落ちてたよ^^」
「カ、カムサハムニダァ~!!!」
本当は落とし物が自分のものである証拠を提示しないとダメらしいのですが、
その運転手さんとのやり取りで係員さんもすぐ理解してくれたようです。
本当に焦りましたが助かりました^^


事なきを終え、お腹すいていることも思い出し(笑)、
テクノマート側に渡り、そこからバスで5号線「バンイ」駅前まで。
オリンピック公園のすぐ隣です。
何でこんなところまで来たかというと、近くにあるテジカルビ屋さんが目的。
ここもスッカラに載っていたそうで、写真見て美味しそうだとキムチさんの推薦。
壁には芸能人のサインがズラリと並んでいて、特にスポーツ選手に人気があるようです。
2人前を注文。


今まで韓国で食べた豚肉の中で1番美味しかったです。
時間が遅くなかったら、もっと食べたかった・・・。

帰りはバスがなくなってしまったのでタクシーで。
久しぶりにソウルでタクシーに乗りましたが、助手席の後頭部にテレビがついているんですね。
地上波の放送ではなくてCFがずっと流れているそうですが。
「三成(サムソン)」駅近くで降ろしてもらい、無事に2日前に泊まったレジデンスに帰還。
明日も良い天気になりそうなんで、最後までいっぱい楽しめそう♪

(つづく・・・)