靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

学校最終日

2012-05-18 23:59:57 | 出来事や雑感や (行事)
次女二三年生合併クラスはキンダー、一年生と連れ立って朝から海の見える公園へ。


クラフトしたり、


サッカーに、シャボン玉に、凧揚げに。昼過ぎの学校終了時間まで。

長女五年生クラスは学校の庭でバーべキュー。


三女も次男も朝からずっと気持ちのいい太陽の下で過ごせて大喜び。


長男、卒業式。


六年間一緒に学んだクラスメート。


一人一人舞台に上がって修了証をもらう。先生から一人一人を表す言葉を添えられて。
長男へは「always happy and entertaining」。

「ああ今日が小学校最後の日なんだなあ。今日ね何だか皆ホントいい顔してたんだよ」と帰りの車の中で。


秋からは中学生、六年生、三年生!

整理、出したものは必ず返ってくる

2012-05-16 00:01:43 | 今週の整理
1.家が売れることにほぼ決定。あと一ヶ月ちょっとの間に移る必要がある。この家に八年、しかしホントよく物を溜め込んだもの。(笑) 毎日あれもこれもと寄付したりして手放し、軽くなっている。手放す快感満喫中。引越しはシンプルな生活へと背中を押してくれる

2.新しい引越し先、知り合いの紹介から目途が二つほど。希望の地域で見つからない場合はそこに入ろうという受け皿ができ、ほっ。どうやら野宿にならずにすみそう。家が無くなるという感覚の大きさをかみ締める日々。それは今まで当たり前に感じてきた物事を見直していく期間でもあり。

3.目の前の困難を越えていくための力は、その先に据えたビジョンにフォーカスすることで、内からふつふつと湧き上がってくる。

4.出したものは必ず戻ってくる。自身の内での昇華を心がけ、その時点での自分なりの最善を出していく

5.どんな教えもメソッドも、自身に戻るきっかけでありツールであり。自身に戻ったのなら手放すことも。

6.究極の場面では言葉でなく「感覚」。それでも言葉は最後の最後までそこへ至るツールであり続ける。

7.夏休みまであと三日。三ヶ月の夏休み!まとめのプロジェクト発表や行事続き。今日は早朝からフィンガーフードを届けにプロジェクト発表場所へ。


Have a wonderful day!
日に日に鮮やかな緑広がるアラスカより。

「心の現実」という救い

2012-05-16 00:00:18 | 思うに
電話口から懐かしい声。しばらく近況を話し合った後、

「実はひとつお願いがあってね」
少し低いトーンで友人が言い出す。何事だろうと耳を澄ます。
「話をね整理するの手伝ってくれないかな」
「話?」
「うん、今朝ぐらいから湧き上がってくる風景や情景があってね、何だかものすごくリアルでね。こういうの退行現象っていうのかなと思ったり」
「子供時代のこととか?」
「もっと前かな」
「・・・。生まれる前のこととか?」
「そうかもしれないな。それを整理するのを手伝ってもらえないかなと思って」
「・・・。書き留めたりすればいいのかな」
「う~ん、書き留めるというよりも聞いてくれて質問とかしてくれたら」
「今そこに何が見えますか?その目の前の扉を開けたら何がありますか?・・・こんな感じ?」
声音を変えゆっくりとした口調で少しおどけてみせる私に、
「そうそう、そんな感じそんな感じ」と吹き出しながら答える友人。
「三十分程かな、時間取れない?」


頼みごとをしてくるなんて昔からめったになかった彼女のこと、よほどのことなのだろう。隣の部屋から三女と次男がミニカーで遊ぶ声が聞こえる。引越し準備のダンボール箱の山に背を向け、ノートと鉛筆を掴み、少し暗めの部屋の赤いソファに座った。

最初は一人で話し続けていた友人、言葉につまると質問してみる、また話し始める、質問、そんな繰り返しを三十分程、2つのストーリーを紡ぎだした。声の調子から随分と疲れた様子の友人。

その後何日かして、この二つのストーリーのおかげでそれまで抱えていた心理的な悩みがスカンと解消したと友人が嬉しそうに電話口で言った。大きな悩みが嘘のように消えてしまったのだそうだ。二つのストーリーを胸に抱き暮らすことで、大きな支えになっていると。


私自身は「前世」が本当にあるかどうかということは「分からない」としか言えないと思っている。もしあるのだとしても、「前世」を知ったところで「だから何?」としか言いようがない、今を生きていく上でどんな必要性があるというのか、そう思っていた。

それでも今回の体験で少し見方が変わったかもしれない。内に湧き上がるストーリーを紡いでいくこと。そのストーリーが「救い」になるということはあり得る。それが「前世」であろうとなかろうと、それは関係なく。フロイトはクライエントの語る「前世のストーリー」を「サイキック・リアリティ(心の現実)」と呼んだという。人の奥底の深層意識が紡ぎだすストーリー。それらを形にすることで、今もつ悩みに納得する解釈を与え、前向きに次へと進むことのできる力が湧き上がることがある。

人の心は幾層にも重なっているのだろう。一つ一つ層をはがしていくことで奥底に立ち上がる「現実」があるのかもしれない。そんな心の紡ぎだす「現実」は目の前の「現実」の枠組みをずらし、がんじがらめになった自身を解放してくれることがある。単一の「現実」に繋ぎとめられた足かせ手かせを断ち切り、自由に羽ばたくことを可能にしてくれることがある。友人との体験を通し、そんなことを思っている。

こんな体験に連れ出してくれた友人に感謝しつつ。

母の日、コンサート

2012-05-15 23:59:22 | 出来事や雑感や (子育て)
母の日、こそこそと朝から動き回る子供達。

ママ気づいてないふりね、と上の子達とは互いに同意しつつ。(笑)

カード、アート、キャンドル、花束、風船、嬉しいプレゼント。


ありがとう。


日本の母とも電話で話し。祝、世界中の母なる方々!


その夜コンサート。


お友達と大はしゃぎ。

ガールズに、


ボーイズ。


素晴らしい演奏に歌声、のバックでこんな風に歌う機会を与えられたこと、感謝を込めて。

整理、少し上方に目線を向け、

2012-05-12 00:28:43 | 今週の整理
1.様々な角度から眺めてみると、よいところもよくないところも結局均等にある。自分が何に重きを置くのか、が選択の鍵。少し上方に目線を向け、感謝の気持ちに満ちた心で自身に問いかけると、その時点での答えがクリアに見える。

2.家のごたごたの中、三女の「ハイリーギフティッド」プログラム入学のための診断2回目が昨日終わる。1.認知、2.算数と読み、3、IQ、と3回に分けたテスト、それぞれ心理学者などと一対一。その都度入学に適しているかの結果が知らされる。
 上三人と違う学校への送り迎えというのは現実的に難しく、またプログラムのカリキュラムを今のところ気に入っているため三女もここへ入れたら、と思っているわけだけれど、テスト例を見せてもらいながら、こういったものでどれほど子供の能力というものがはかれるというのだろう、という常に感じる疑問は残る。しかもたった5歳、この時点でテストなどで掬い取られる分かりやすい形になっていないとしても、誰もが未知数の可能性を秘めている。5歳児へのテストというのは、本人はゲーム感覚で楽しいといった程度なのが親としても助かる。

3.時間を集めて。信号待ちの2分、駐車場での5分、パスタの茹で上がる10分、何行か書ける、何行か見直せる。

4.高橋源一郎氏が故落語家桂枝雀氏の物真似をしている夢を見た。お二人とももちろんお会いしたことも無ければ、それほど知っているわけでもなく(桂枝雀氏の落語は見に行ったことがあるけれど)、普段の生活のなかで思い出す方ということでもないのに。脳って不思議。しかし物真似、むちゃくちゃ似ていた・・・。

5.コーラス練習。スミス氏の演奏とヌッツォ氏の歌声を近くで聞けるという贅沢な環境を楽しむ日々。


「才能」というものを思う。「天才は超人的な努力ができる人」という言葉を思い出しつつ。コーラスは結局三女も加わり4人参加。こうしたいいものに触れられる機会、ありがたいことです。

気さくで子供達に優しいヌッツォ氏。


コンサートは13日夕方。東北大震災への募金も受付にて。




Have a wonderful weekend!

MUGA 10号

2012-05-11 23:59:14 | お知らせ
「MUGA」第10号が完成。「MUGA」は毎月15日配信の無料メールマガジンです。興味のある方は是非こちらから登録どうぞ!

今回は、ネイティブアラスカンの「父」との思い出について書かせていただきました。ブログにも載せた「父」の言葉に出会ったときのことです。


以下10号目次
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MUGA 第10号
「私」ではなく「世界=無我」からの表現を発信する

無我表現研究会発行 月刊メルマガ

◆目次

◇アート

・詩
『例外者たちの詩』  那智タケシ

『季節の詩』     rita

◇インタビュー

「土も人間も健康にする内城菌の力」 
瀧 芳人(ヤマイチシステムプロデュース代表)

◇評論

・評論
AKB48仲谷明香『非選抜アイドル』にみる無我表現
       高橋ヒロヤス

◇エッセイ

アラスカ便り―北の果てに暮らす日々― 
「『父』との思い出」  長岡マチカ

整理、「遊園地」よりも「空気清浄機」

2012-05-09 00:04:55 | 今週の整理
1. 引越し先物件探し中。足も使って。家も縁なのだろう。といって8年近く過ごしたこの家はペンディング状態。ひょっとしての契約破棄もまだまだあり得る。移る移らないどちらに転んでも、できることをしていこう

2.状況的に変化の時、 「変わらないもの」にフォーカスすることで、勢いよく変わり続ける景色を楽しむ足場が生まれる

3.親は「遊園地」よりも「空気清浄機」。子供が大はしゃぎする楽しみを与えるよりも、生きていく上に必要な「空気」を確保する。子供にとって遊園地の思い出は大きいだろうけれど、空気清浄機のありがたみはなかなか分からないもの。それでもふとフレッシュな空気を呼吸できることに感謝できるような土台を築いていけたら。

4.日々少しずつストレッチ。脳的にも心的にも身体的にも、筋力トレーニングのイメージで。自身も子供達も。億劫面倒苦手と思うことに手を伸ばしてみることで筋力はかなり鍛えられていくもの。

5.ピアノの先生夫妻&ジョン・健・ヌツッォ氏ジョイント・コンサートのバックコーラス練習今日から始まる。長男長女次女参加予定。曲目「You raise me up」「Fniculi Fnicula」。歌のある暮らしというのはいいですね。
コンサート:May 13 夕方 UAA(アラスカ大学アンカレッジ校 Art Building recital hallにて)

6.外の景色に緑色が加わり始める。新緑のまぶしさに目を細めつつ。


皆様の初夏の日々が素晴らしいものでありますように!

整理、「彼らに聞いてみるといい」

2012-05-06 00:38:25 | 今週の整理
1.実は引越し。といってもアンカレッジ市内。セントルイス滞在中、家を売りに出したのですが、中を見せられないのならマーケットに出してはいけないというルールがあるらしく、一日で引っ込める。その一日の内に問い合わせて下さった7家族が見にき、とんとんと交渉成立。6月終わりまでに8年暮らしたこの家を出ることに。一週間の旅から帰りその日の内に人に見せられる家の状態に整えるのはかなりのチャレンジでした。それこそ寝ず食べずの努力。(笑) まだ移る先は決まっておらず(物件探し中)、ひょっとしてしばらく家なしキャンプ野宿生活? 夏でよかった。
 引越し準備にと怒涛の日々が続きそうです。

2.今取り組んでいる書きものについて。9月までに仕上げると自身に締め切りを課す。とここで言ってしまうことでもう後ろに引けなくしておきます。こつこつと。

3.優先順位の整理。大切なことを後回しにしない。

4.一瞬一瞬を大切に暮らす。下のこんな言葉を思い出しつつ。

「一年の価値を実感するには、落第した学生に聞いてみるといい。
一ヶ月の価値を実感するには、未熟児を生んだ母親に聞いてみるといい。
一週間の価値を実感するには、週刊の新聞編集者に聞くといい。
一日の価値を実感するには、子供を養う日雇い労働者に聞いてみるといい。
一時間の価値を実感するには、愛する人を待つ者に聞いてみるといい。
一分の価値を実感するには、電車を逃した者に聞くといい。
一秒の価値を実感するには、事故を逃れた者に聞くといい。

To realize the value of ONE YEAR,
ask a student who failed a grade.
To realize the value of ONE MONTH,
Ask a mother who gave birth to a pre-mature baby.
To realize the value of ONE WEEK,
Ask the editor of a weekly newspaper.
To realize the value of ONE DAY,
Ask a daily wage laborer with kids to feed.
To realize the value of ONE HOUR,
Ask the lovers who are waiting to meet.
To realize the value of ONE MINUTE,
Ask a person who missed the train.
To realize the value of ONE SECOND,
Ask a person who just avoided an accident.
                           By Anonymous」 引用終わり

5.あれほどの雪もほとんど解け、すっかり春、そして初夏の雰囲気も。玄関先にヤナギランの芽(サラダにしても天ぷらにしても)を見つけ山菜取りに出かけたいとむずむずしてます。来週頃かな。


皆様の一週間がwonder(不思議、感嘆、驚異)に溢れたwonderfulなものでありますように!                            

さて、来年?!

2012-05-03 05:05:52 | レゴリーグ
困難なときにも最後まで諦めずめげず、どんなときでも楽しみを見つけ、悔しい思いをする人々へ心から共感すること、今回の世界大会を通し、子供達たくさんのことを学びました。

自分達の持てる今の時点での力を使い切り、それでもの悔しい結果に、しばらくはロボットやプロジェクトについて口数少なかった子供達、時がたつにつれ「来年はああしておくといい」「来年はこうしたらいい」というような未来に向けての反省点・課題がぽつぽつと口から出始め。今では来年のテーマ「老人問題」の解決策や、来年のロボット・ミッションの課題のひとつと発表された「階段を上る」をどう可能にするかのアイデアが頭の中を駆け巡っているようです・・・。(笑) 帰宅後、学校欠席中の山のような課題に朝から晩まで取り組みつつも、来年のレゴリーグが頭から離れないよう。

来年度のレゴリーグ参加いかに。今年のような調子では中学との両立は難しいだろうし、学校とガレージの往復生活に身体を動かすスポーツの必要性もかなり感じていて。様々な工夫によって(夏からリサーチプロジェクトを始めてしまう、最初から安定したロボットを作るなどなど)参加可能になるかもしれません。9月の登録までまだ時間があるのでじっくり話し合っていきたいです。


レゴリーグ主催団体「ファースト」の掲げる「コアバリュー(理念)」にはとても共感できます。熾烈な競争の最中にありながらも、親切さリスペクトを忘れず、誰をも敗者と扱わず、究極的には互いのwin-winを目指し、楽しむ。大会を通して「勝ち負けの得点だけではない」という雰囲気が満ちてました。ロボットに関する技術面だけでなく、子供達を人格面EQ面、どうバランスよく育成していくかに重きが置かれ。今年から審査基準でもますます「コアバリュー」が重視されるようになったようです。IQ的な能力だけでなく、コミュニケーション力、プリゼン力、姿勢態度スピリット、全てをひっくるめた全体的視野を培っていくこと。こういった面からも来年再来年と続けていくことは子供達にとってとても良いことだとは思っています。

親としてもたくさんのインスピレーションを受けた旅でした。

こうした機会が与えられたことに、応援してくださった皆様に心よりの感謝を込めて。

「クラムチャウダー」

2012-05-03 05:05:00 | レゴリーグ
出発直前ぎりぎりまで頑張り、よ~し!と望んだ初めての世界大会。

次女も加わり6人となった「クラムチャウダー」。

ロボット的には、悔しい結果となってしまいました。5つのプログラミング、5つのアタッチメント、その中でもコンスタントにミッションをこなしていた「スーパー8」(8つの高得点ミッションをこなすことからチームがそう名づけ)がどうしてもうまくいかず。世界大会のピットがオープンして以来、早朝から練習台を使える限り調整を続け、それでも最後まで調子が戻らず。あれだけ一番信頼でき、だからこその「スーパー8」が何度も何度も目の前で失敗し続ける様子が目に焼きついてます。結局86チーム中29位に食い込むのがやっとでした。

こういった故障をその場で調整できるかも大会のチャレンジに含まれるわけですが、結局チームの手に負えない故障となってしまいました。

沈むチーム、強張り続けるロボット担当長男の表情、最後3回目のラウンドを前にコーチ、「よし、もうここまで来たんだから、あとは思いっきり楽しもう!」と。チーム、うまく動かないロボットを手に笑顔で望み、最後の2分半が終わると同時に皆で飛び上がり大歓声。

8月終わりから続き特に年末からは体力的にも限界を超えるほどエネルギーを注ぎ込んできたレゴリーグ、たくさんの思い出が次から次へと蘇り。全てを終えたチームのすっきりとした笑顔が印象的でした。

授賞式ではコーチPさん、ヤングアダルト(高校大学生)・コーチ/メンター賞を受賞!

思わず涙。「未来のリーダー」という司会者の言葉に大きく肯き。

彼との出会いが始まりでした。




7日間を振り返り:

到着夜は、オバオジが寿司を振舞ってくださる。

テキサスから車で調理道具一式積んで駆けつけてくださったオジオバ。7日間の滞在中チーム・コーチ・親達ほとんどの食料を賄って下さいました。感謝の言葉がありません。

翌朝ホテルロビーでプリゼンテーション練習。


ああしてこうして。


不調なロボット、最後の最後まで調整。


大観衆を前に。

ああ、あの始まる直前の緊張感。

「クラムチャウダー」ブース。

アラスカ?!と多くの方が立ち止まって下さいました。

プロジェクト、コアバリュー、ロボットデザインの審査前。

後ろはメキシコチーム。おそろいアフロwigが素敵。

こんな審査室。

なぜかミニスカートのお姉さん。

今までの大会ではコーチのみ審査室に入れたのですが、世界大会では四人の関係者まで見学可能。
ロボットデザイン説明。


アラスカ州知事から「クラムチャウダー」に向けスカイプでの応援があったり、アラスカ地元メディアによるアラスカの高校生チームとの合同写真撮影があったり。

ランチに、


ディナーなひと時。


レゴに戯れ、

はるばるここまで来ても会場の一角でレゴ作りに没頭する彼ら・・・。

高校生大会(FRC)決勝戦観戦。ロボットでバスケット。


高校生大会はレゴは用いず溶接なども必要となる本格的ロボット。


ピエロとも遊び。

実はこの時竜巻警報が出、窓から離れ避難中。ゴルフボール大のヒョウが降り注ぎガラス張りの天井にひび割れ!

大会最終日は博物館で、


ものすごい量のピザが主催NPO法人「ファースト」から振舞われ、


登り、


滑り。


セントルイス最終日には動物園でヤギなでたり。

セントルイス市では普段から博物館、科学館、動物園、全て無料! に驚く。

かけがえのない思い出の詰まった7日間となりました。


たくさんの学びを未来への力へ。



日本チーム世界大会優勝!

2012-05-03 05:03:47 | レゴリーグ
世界大会、「日本チーム」にどれほどの元気と感動をもらったことか。

オープニングセレモニーでは日本チーム「Falcons Japan」がダンスを披露。統一された動きに会場中から大歓声。

続いて日本チームのリーダー君が、ルービックキューブで負けたことがないというFLL(ファーストレゴリーグ)のエンジニアScott Evanに挑み、見事負かす! 13秒! 会場興奮の渦。確か世界記録は7、8秒だったか。中学生にしてもう少しで世界記録!

実はこのリーダー君の母親とこちらの知り合い(しかも「クラムチャウダー」スポンサー、出発直前練習を見に来て下さった)が親戚だったというスモールワールドな驚きの偶然もあったり。

日本ブースはアラスカブースの斜め向かい。素敵!

ブースの中では着物を着ての撮影ができたり、紙で作った花を桜の木に貼り付けさせてくれたり。

こんな折り紙や日本のアートクラフトがたくさん。

訪れる人々に細やかな気遣い、笑顔のサービス。

斜め向かいのアラスカ・ブースから、そのチームワーク、オーガナイズ力、サービス精神、他者への思いやりをひしひしと感じてました。

そして、ロボット。第二ラウンドで驚くべき320ポイント獲得。

「日本はダンスもルービックキューブもロボットもできるのね・・・。子供達、アメリカの学校から日本や中国やインドの学校へ移すべきかしら」隣でつぶやく英国出身友人。(笑)

二位は295ポイント(マサチューセッツ州)だから優勝決定ねと思いきや、中国が第三ラウンドで323ポイント! アジアンパワーに圧倒される会場。

授賞式、日本はロボットスコア二位、コーチ賞、そしてリサーチ、ロボットデザイン、コアバリュー、全てひっくるめた総合で優勝!

世界大会総合優勝! 世界一! 

因みに二位マサチューセッツ州、三位インド、ロボットで最高得点の中国はコアバリュー(理念、価値観、倫理的なこと)で得点をとれず総合入賞ならず。

「災害で大変な時にある日本に世界一を持って帰りたい」そう言っていたチームの念願かなう。ステージで一列に並んでお辞儀するチームが涙でかすむ。日本チームのお母さん達に「おめでとうございます」と伝えながら涙、涙、涙。ちょっと怪しい部外者な私。

日本を離れて13年、日本の良いところをたくさん目の当たりにした今大会でした。それは他者への思いやりであり細やかな気遣いであり勤勉さであり、その上に築かれる確かな技術であり。中にいると確かに課題問題もたくさんあるのだけれど、「日本の良さ」が外の世界へ向けもっと発信されていけば、そう感じてます。帰宅し学校へ戻った子供達もクラスに「日本が勝った」と告げると、皆「そりゃそうだろうね」という反応だったそう。洗練された技術をもった国、そんな日本のイメージが巷にも行き渡っています。

感動の渦を起こし続けた日本チームに感謝を込めて。

交流&ブースいろいろなど

2012-05-03 05:03:24 | レゴリーグ
86チーム、44カ国。「交流」もFLL(ファーストレゴリーグ)の「コアバリュー」に組み込まれており、どのチームも積極的に交わる。この雰囲気がとてもよかった。たくさんのチームと話し、様々な文化に触れ、たくさんの刺激を受け。

ドイツチームと。

道を歩いていても、ユニフォームを着込んだ団体にあちらこちらで出会う。

デンマーク。

リサーチプロジェクト、豚肉についてらしい。

台湾。


ホテルのプールではワイオミングとニューハンプシャーのチームと毎日のように遊び。
イギリスのチームとは「ロボットが思うようにいかない、こんな日もあるよね」と慰め合い。
最終日には空港へ向かうメトロの中で、カナダ・オンタリオのチームと来年のFLLチャレンジ(老人問題やロボットデザインや)について話し合い。

皆「また来年!」と別れる・・・。帰宅後も「ああ、あのチームにまた会いたいなあ」と話す子供達。

同じ課題に半年近く必死で向き合ってきた子供同士、競争しながらも山あり谷ありを共に越えた絆のようなものが。

他チームに手紙を書く「クラムチャウダー」。



会場ブースがまた楽しい。

ハワイアン。


捕らえられたエイリアン。


カラフルに、


工夫あれこれ。


ブースを回ってこんな各チームのピンを集めるのもまた一つの楽しみ。



会場を様々なロボットが行く。


バスケットロボット、


こんなのや、


こんなのも。


ウォーリー!




オープニングセレモニーでも異文化に触れ、

アフリカンだったり、


中米だったり。


毎日刺激に溢れてました。

セントルイス アーチ

2012-05-03 05:02:55 | 風景・散歩・旅
1963年-1965年にかけ建てられ、合衆国で最も高い(192m)人造建築物、そして最も大きな懸垂性(catenary)建築物。西へと広がっていった合衆国の象徴としてのモニュメント。ダウンタウンのホテルから歩ける距離に。

あ、あった、アーチ!


緑に囲まれミシシッピー川の辺に、


そびえるアーチ。


近くで見るとまた圧巻。


中へ入り、こんな5人乗りエレベーターで、


小さくなりながら、


アーチのてっぺんへ。


セントルイス一望。


60年代にアーチを作り上げたエンジニアの力に一同感銘を受けた午後。