学習会「2012年以降の医療・介護はどうなるか」

2010年10月09日 22時37分43秒 | 日記
 
 本日、千住介護福祉専門学校での学習会に参加しました。
「医療・介護の一体改革と地域包括ケア」という林泰則さん(全日本民医連事務局次長)の講演を聞きました。
パワーポイントを使った講演は一時間半にわたりましたが、あっという間でした。
 2011年に介護保険の改定があり、これは「地域包括ケア」の骨格を固め、具体的な課題に着手していく出発点となる改定です。
 「地域包括ケア」とは、2025年に向けた構想で高齢者のニーズに応じ
①住宅が提供されることを基本とした上で、
②高齢者の生活上の安心・安全・健康を確保するために、独居や夫婦二人暮しの高齢者世帯、あるいは認知症の方がいる世帯に対する緊急通報システム、見回り、配食等の介護保険の給付対象でないサービス、③介護保険サービス、
④住宅の生活の質を確保する上で必要不可欠な医療保険サービス…
の4つを一体化して提供していく考え方 
+⑤予防
 ということから始まっていきましたが、学習すればするほど、
公的支援の縮小→お金のない人はかかれない→地域包括難民出る!
 という不安が…

 質疑・感想・意見を出し合った後、介護保険見直しに対する「提言」を発表して終わりました。
 
これから私たちは
「あるべき包括ケア」の追及として「排除の体系」から「生存権保障の体系」へ

 現場から、地域から、介護ウエーブのうねりを広げていく運動を進めていくことが大切だと確認しあいました。