小5の☆くんは、とにかく地理が苦手で、
日本の県名の学習になると、
「やっても、すぐ忘れるからムダ!」という強い拒絶が
あるというお話でした。
そこで、「ご当地なーさんトランプ」という
マンガのちゃおのふろくで、県名と特産品が
書いてあるトランプで遊んでみました。
すると思いのほかのヒットで、とにかく喜んで、
県の名前を学習してくれるようになりました。
なーさんトランプには、県名と特産品の横に、「ギャグを3つ言え!」
とか、「尻文字で相手の名前を書け」といった、
おふざけの指示が書いてあります。
前回の学習では、白地図でカードの県の位置がしるせたら、
カードの指示に☆くんにしたがってもらう…
というルールで遊びました。
そして今回は、漢字で県名を書けたら(カードをヒントに)
私がそのカードの指示に従う…
というルールでした。
私の場合、「今、テレビで流行っているギャグを言え」と言われても、
エドはるみ?くらいしか知らないんで、途中から、
「だめだな~!」と☆君が、私のかわりに指示を遂行してくれるんですが…。
そんな中で、☆くんが、一番はしゃいで大喜びしていた
「30秒間、相手をくすぐる」というカード。
前回も、今回も、どうしてそんなに楽しいのか???と不思議に思う
ほどのはしゃぎっぷりでした。
くすぐられる側の私が、「もう、おしまい!もう、やめて!」と逃げ回るので、
実際は、たいして くすぐれず、ほとんど無効となるカードなんですが…。
☆くんは、去年まで、担任の先生と合わず、
行動がとても荒れていました。
レッスン中も私の指示を無視したり、
暴れまわることもよくありました。
しかし、こうしたスキンシップが含まれた学習を取り入れるようになって、
5年になって担任が変わったこともあって、
とても落ち着いて勉強に取り組むようになりました。
この☆くんの様子に思い出した出来事がありました。
児童館で自由に出入りできる工作教室をしていた頃、
工作をしているのはほとんど3~6歳の子供達なんですが、
その中に、小学5~6年生の暴れん坊のグループが
乱入しては、おもちゃをひっくり返したり、
工作を馬鹿にして、ののしり声をあげたりしていました。
それでそのたびに、いっしょに工作しないか誘うんですが、
「そんなんするか、ばーか!」と言って、どこかへ行ってしまいます。
が、数分すると、戻ってくるんで、
工作が気になる様子なんです。
そこで、工作道具を運んだりする手伝いを何度か頼んでると、
「するか~!!」とわめくわりに、ちょっとすると、
頼んでいたものを取ってきてくれて、
教室に投げ入れてくれます。
ある時、暑すぎる夏の日、(幼児用の行事と重なったらしく)
おちびさんたちは、ほとんどお休みだった日がありました。
ちょうど、その暴れん坊グループが教室に入ってきたので、
工作をしないか誘ったところ、その中のリーダー格の口の悪い子が、
いきなり、おさるさんみたいに、
私の背中に飛びかかってきました。
結局、体格のある高学年男児をおんぶして、
工作を教えるはめになりました。
その日、工作をしていたおちびちゃんは、
途中から児童館の庭で水遊びを始めたのでいなくなりました。
私におんぶしている男の子の暴れん坊仲間は、
用事ができて帰ってしまいました。
そこで、おんぶしていたリーダー格の男の子のために、
紙を丸めてボールを作ってあげ、
画用紙をペンで9分割して、1~9までの数を書いたものを
ぶら下げてあげました。
すると、その子は私の背中から降りて、
紙のボールを剛速球で画用紙の数のボードに向かって投げ始めました。
ほんとにすごいスピード!!
途中から教室に館長先生も見えて、
その子の凄腕ぶりを感激してみていました。
「野球をやっているの?」と聞くと、していないとのこと…。
確かに、ルールがあって集団でするスポーツは難しそうな気がします…。
もったいない…!!
館長先生がニコニコして、もう一度褒めようとすると、
その子は恥ずかしそうに出て行ってしまいました。
なーさんトランプの☆くんも、工作に来た男の子も、
親御さんのスキンシップが足りなかったのか…というと、そうは思いません。
☆くんのお母さんなどは、多数派の親御さんより、愛情深く、
子育てに熱心な方だと知っています。
ただ、幼い頃に、多動があったり、感覚過敏があったりする子は、
抱いてあげようとすると、逃げたり反り返ったりするのです。
そのため、必然的にスキンシップが不足してしまう子もいるんですね。
こうした子は、一見、大人に反発ばかりしているようで、
優しい愛情などバカにしているように見える子が、
幼すぎるほどに、
甘えやスキンシップを
必要としている場合があります。
中学生になって、3分ごとに大騒ぎするような子も、
ある程度、そうした甘えを受け入れていると、
突然、中学生らしい節度のある生徒に急変したりします。
子どもの問題行動に見えるもの…は、
幼児期に足りなかったものを取り返そうとする
一時的な荒れかもしれません。
↑励みになります。応援ポチをお願いします
日本の県名の学習になると、
「やっても、すぐ忘れるからムダ!」という強い拒絶が
あるというお話でした。
そこで、「ご当地なーさんトランプ」という
マンガのちゃおのふろくで、県名と特産品が
書いてあるトランプで遊んでみました。
すると思いのほかのヒットで、とにかく喜んで、
県の名前を学習してくれるようになりました。
なーさんトランプには、県名と特産品の横に、「ギャグを3つ言え!」
とか、「尻文字で相手の名前を書け」といった、
おふざけの指示が書いてあります。
前回の学習では、白地図でカードの県の位置がしるせたら、
カードの指示に☆くんにしたがってもらう…
というルールで遊びました。
そして今回は、漢字で県名を書けたら(カードをヒントに)
私がそのカードの指示に従う…
というルールでした。
私の場合、「今、テレビで流行っているギャグを言え」と言われても、
エドはるみ?くらいしか知らないんで、途中から、
「だめだな~!」と☆君が、私のかわりに指示を遂行してくれるんですが…。
そんな中で、☆くんが、一番はしゃいで大喜びしていた
「30秒間、相手をくすぐる」というカード。
前回も、今回も、どうしてそんなに楽しいのか???と不思議に思う
ほどのはしゃぎっぷりでした。
くすぐられる側の私が、「もう、おしまい!もう、やめて!」と逃げ回るので、
実際は、たいして くすぐれず、ほとんど無効となるカードなんですが…。
☆くんは、去年まで、担任の先生と合わず、
行動がとても荒れていました。
レッスン中も私の指示を無視したり、
暴れまわることもよくありました。
しかし、こうしたスキンシップが含まれた学習を取り入れるようになって、
5年になって担任が変わったこともあって、
とても落ち着いて勉強に取り組むようになりました。
この☆くんの様子に思い出した出来事がありました。
児童館で自由に出入りできる工作教室をしていた頃、
工作をしているのはほとんど3~6歳の子供達なんですが、
その中に、小学5~6年生の暴れん坊のグループが
乱入しては、おもちゃをひっくり返したり、
工作を馬鹿にして、ののしり声をあげたりしていました。
それでそのたびに、いっしょに工作しないか誘うんですが、
「そんなんするか、ばーか!」と言って、どこかへ行ってしまいます。
が、数分すると、戻ってくるんで、
工作が気になる様子なんです。
そこで、工作道具を運んだりする手伝いを何度か頼んでると、
「するか~!!」とわめくわりに、ちょっとすると、
頼んでいたものを取ってきてくれて、
教室に投げ入れてくれます。
ある時、暑すぎる夏の日、(幼児用の行事と重なったらしく)
おちびさんたちは、ほとんどお休みだった日がありました。
ちょうど、その暴れん坊グループが教室に入ってきたので、
工作をしないか誘ったところ、その中のリーダー格の口の悪い子が、
いきなり、おさるさんみたいに、
私の背中に飛びかかってきました。
結局、体格のある高学年男児をおんぶして、
工作を教えるはめになりました。
その日、工作をしていたおちびちゃんは、
途中から児童館の庭で水遊びを始めたのでいなくなりました。
私におんぶしている男の子の暴れん坊仲間は、
用事ができて帰ってしまいました。
そこで、おんぶしていたリーダー格の男の子のために、
紙を丸めてボールを作ってあげ、
画用紙をペンで9分割して、1~9までの数を書いたものを
ぶら下げてあげました。
すると、その子は私の背中から降りて、
紙のボールを剛速球で画用紙の数のボードに向かって投げ始めました。
ほんとにすごいスピード!!
途中から教室に館長先生も見えて、
その子の凄腕ぶりを感激してみていました。
「野球をやっているの?」と聞くと、していないとのこと…。
確かに、ルールがあって集団でするスポーツは難しそうな気がします…。
もったいない…!!
館長先生がニコニコして、もう一度褒めようとすると、
その子は恥ずかしそうに出て行ってしまいました。
なーさんトランプの☆くんも、工作に来た男の子も、
親御さんのスキンシップが足りなかったのか…というと、そうは思いません。
☆くんのお母さんなどは、多数派の親御さんより、愛情深く、
子育てに熱心な方だと知っています。
ただ、幼い頃に、多動があったり、感覚過敏があったりする子は、
抱いてあげようとすると、逃げたり反り返ったりするのです。
そのため、必然的にスキンシップが不足してしまう子もいるんですね。
こうした子は、一見、大人に反発ばかりしているようで、
優しい愛情などバカにしているように見える子が、
幼すぎるほどに、
甘えやスキンシップを
必要としている場合があります。
中学生になって、3分ごとに大騒ぎするような子も、
ある程度、そうした甘えを受け入れていると、
突然、中学生らしい節度のある生徒に急変したりします。
子どもの問題行動に見えるもの…は、
幼児期に足りなかったものを取り返そうとする
一時的な荒れかもしれません。
↑励みになります。応援ポチをお願いします