ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

絵カードと文字のマッチング 上手に教えるコツ

2009-08-13 10:26:04 | 昆虫博士からの研究発表
親しくさせていただいているブロガーの『ごゆっくりさん』で、☆絵カードとひらがなのマッチングの記事を読みました。
そこで、私が赤ちゃんや障がいのある子たちに
文字を教えるときに,
はじめにすることをご紹介します。

まだ文字が意味を表している記号だと
わかっていない子に
文字と絵のマッチングをおこなうとき、次のポイントに気をつけるとうまくいきます。

絵カード、文字の組み合わせを教えるときは、

まず漢字からはじめます。
漢字は組み合わせによって 
ひらがなのように(しか いか など……)と絵が変わらないので
マッチングしやすいのです。

虹色教室では、
まず、猫、犬、鳥のボタンを押すと、泣き声が聞こえる音の絵本と
表に漢字、裏に絵がついている大きめのカード(大学ノートの半分くらいのサイズ)を用意しています。
猫の漢字の毛をなでるようなしぐさをする 猫の鳴き声を聞かせる 絵を見せる
と、感触、しぐさ、聴覚、視覚など、
いろんな面から印象が残るようにします。
鳥は、くちばしでつんつんするしぐさを子どもの手にも
鳥の漢字の先の部分でもし、
バサバサバサとはばたくまねをして、漢字の見た目を印象づけます。

そして、繰り返し間違えさせます。
何度も間違うと、
文字とは何なのか子どもが自分で気づくときがくるからです。

ひらがなを教えるときは、
漢字より大きなカードに

「ん」や「つ」を書いて

ん~ときばるような音と、字の形がつながるように
字を手でなぞる、身体で表現するなどします。
音そのものと、字をイメージづけるのです。

つのときは、つんつんつんとつつくことと字のイメージを印象づけます。
漢字がイラストと、
ひらがなは音そのものと
つなげた方がはじめての子には理解しやすいように思っています。

文字を教えるとき、与える量、与え方はとても大切と思っています。
いつももっと見たい!という気持ちを引き出して
「また今度、お勉強しようね」と楽しみを次につなげるようにしています。



web拍手を送る

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yoshiko)
2009-08-26 16:42:36
この記事を何度も何度も読んでいるのですが、やはり百聞は一見にしかずなのでしょうね。どうも飲み込めないというか…。

「ひらがなれんしゅうちょう」というテキストを購入してひらがなの練習をしています。字の特徴を音でインプットできて、少し見とおしが立ったような気も。でも、仰るとおり、トムはまさに「まだ文字が意味を表している記号だとわかっていない子」なんですよね~。どうかな。
返信する