前回の続きです。『決定権を誤解する子 理由をいえない子』から引用させていただいています。
「理由が言えない、わからない」子どもによく見られる姿は次のようなものだそうです。
会話でイライラしやすくけんかが多い。相手は理由をつけて提案しても、一方的に指示された命令されたと思いこむ。
会話が進んで、理由を聞かれるのがいやで、すぐに「はい」「わからない」と言う。
理由を考えて表現できない。
相手の考えの背景にある理由の存在や内容が理解できない。
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発達障がいがあっても知能が高くて、周囲の子と同じようにできることも多いと、
上のような子どもの姿は、
親のしつけが悪い子
つっぱっている子
わがままな性格の子
とだけ見られがちです。
そうした誤解に追い詰められて、実際、非行とされるような行動に走るように
なる子もいると思います。
理由を理解することが困難な子には段階を踏んで、理由をもとに行動する大切さを学ばせていくことが大事です。
理由をいえない段階
理由表現のできない子には、理由をつけず、具体的にやるべきことだけ話すよう心がけます。
理由が相手への説明になっていない段階
理由をつけずに提案、行動したときには「どうして?」とたずね、「~だから、しよう」と話すように教えていきます。
「言動の際には理由が必要なのだ」と気づきはじめます。
理由の内容が一般的に考えて了解できる段階
「おいしいから」「たのしいから」が理由の子。
「他にもある?」と別の理由を考えるようにうながします」
理由の内容が、一般的な知識や道徳になる段階
知識として学んだことが、言動の際の理由となります。
一般的な知識や常識を盾に、周りの人を非難したり、違う考えを受け入れなかったりする場合は要注意。
「~した方がいいけれど当てはまらないときがある」「正しいことより、相手の気持ちを優先させた方がいい」など、一般的な理由だけではものごとを決められないことを、さまざまな経験の中で学んでいく必要があります。
理由に他者が入る段階
「みんないいと言ってる」「お友だちもほしいと話してた」と
自分だけの理由でなく、他の人の意見をそえ、理由を強調します。多数派の考え、権威ある人や本などを論拠にしたりします。
こういう子には「自分の考えを言いなさい」とたしなめる必要があります。
理由を自分流に表現する段階
自分の体験や知識を入れ、自身の体験や知識を入れ、自分なりに考えた表現ととなります。
理由を聞いてみると、ときに非常に極端で、奇妙な考え方をしていることに気づくことがあります。議論しながら、さまざな考え方に触れさせ、周囲に受けいれられないことに気づくことが必要です。
長くなったので次回に続きます。
![](http://education.blogmura.com/edu_handicapped/img/edu_handicapped88_31.gif)
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親のしつけが悪い子
つっぱっている子
わがままな性格の子
とだけ見られがちです。
そうした誤解に追い詰められて、実際、非行とされるような行動に走るように
なる子もいると思います。
理由を理解することが困難な子には段階を踏んで、理由をもとに行動する大切さを学ばせていくことが大事です。
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理由をつけずに提案、行動したときには「どうして?」とたずね、「~だから、しよう」と話すように教えていきます。
「言動の際には理由が必要なのだ」と気づきはじめます。
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「おいしいから」「たのしいから」が理由の子。
「他にもある?」と別の理由を考えるようにうながします」
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知識として学んだことが、言動の際の理由となります。
一般的な知識や常識を盾に、周りの人を非難したり、違う考えを受け入れなかったりする場合は要注意。
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「みんないいと言ってる」「お友だちもほしいと話してた」と
自分だけの理由でなく、他の人の意見をそえ、理由を強調します。多数派の考え、権威ある人や本などを論拠にしたりします。
こういう子には「自分の考えを言いなさい」とたしなめる必要があります。
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自分の体験や知識を入れ、自身の体験や知識を入れ、自分なりに考えた表現ととなります。
理由を聞いてみると、ときに非常に極端で、奇妙な考え方をしていることに気づくことがあります。議論しながら、さまざな考え方に触れさせ、周囲に受けいれられないことに気づくことが必要です。
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