ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

全体より細部に注目してしまうということ

2009-02-28 17:19:23 | アスペルガー症候群
今日はアスペルガー症候群の特徴を持った5歳の☆くんの
レッスンの日でした。
☆くんはとても知能の高い男の子です。
現在、小学校受験問題を学習中ですが、
思考や推理を扱う複雑な問題も、難なく解けます。
また、今日は、☆くんから見ると左にあるものが、
向かいあった相手から見ると、どう見えるのかという問題で「右!」と即答。
☆くんの左横の人から見ると、どう見えるかでは、「前!」と即答していました。
☆くんはものの見え方については
簡単に他人の立場に立てるのに、
相手の心を推測するのはさっぱりわからない…ということが
多いのです。
絵本に描いてある絵の涙の理由をきいても「わからない」と答えます。

☆くんのお母さんは、☆くんがコミュニケーションを学ぶために、
週1回お友達を自宅に招いて
いっしょに遊ぶ会を開いているそうです。
それは☆くんにとっての何よりの学習になっているようです。
数ヶ月前までの、激しかったこだわりは影をひそめ
ミスをしても爆発しない柔軟な態度が身に付いてきました。

いっしょに遊ぶ会で、☆くんのお友達が、
初対面の☆くんの祖母から名前を呼ばれて、「どうして私の名前を知っているの?」と
たずねたそうです。
☆くんのお母さんは、そのとき、ハッと☆くんとの心のあり方のちがいを
感じたそうです。
お友達は、はじめて会う人が自分の名前を知っていたことにびっくりしています。
しかし☆くんの場合、世界中の人が自分を知っているという前提で
世界をとらえていて、逆に知らない人に「お名前は?」とたずねられたら、
「どうしてぼくの名前を知らないの?」
と聞きかえすのです。

今日のレッスンで☆くんにストーリー性のある絵カードの
並べ替えをしてもらったところ、
「う~ん、そこを見るか~」とうなってしまうシーンがありました。

女の子が赤ちゃんから~成人して結婚するまでの成長を
描いた4枚のイラスト。
☆くんは、最初に、赤ちゃんの絵を、
窓の外が夜だからという理由で、最後にもっていきました。
他の絵柄も、窓の外の風景だけで、選んでいきます。
細部にとらわれて、テーマや大きな時の流れが読み取れないのです。

☆くんは知的な面で本当に賢い子で、
法則化できる数学のようなものは、
教えていないことも次々ひらめいて解けるようになるのです。
しかし、小学校受験の塾でもテストの最中に
テストの折れ目に気をとられて続きをするのを忘れるなど
細部にとらわれると、そこから抜け出せなくなってしまうようなのです。

全体を見ること、細部にとらわれた状態からできるだけ早く抜け出すこと、
それらは☆くんには難しい課題です。
それでも毎月会うたびに成長していく☆くんを見ると、
その潜在能力の高さと、
守られた少ない人数で、
遊びを繰り返すなかで成長するものの大きさに驚いています。



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高機能自閉症やアスペルガー症候群の子はどうして学校でトラブルを起こしてしまうのでしょう?2

2009-02-24 15:50:42 | アスペルガー症候群
<同じ失敗を繰り返す>とは

認知過程の障害の中で象徴化ができにくいという特徴と関係があるそうです。

見たり聞いたり読んだりしたことが生かせず、
自分の経験からしか学べません。
経験が失敗なら
失敗をわざわざ繰り返すそうです。

悪循環を断つには成功体験を増やすしかないそうです。

<前と同じようにできない>
大きさ、向き、相手、場所などが
ちょっとちがうだけで、できなくなってしまうことがあるそうです。

今回はこの3つだけ取り上げさせていただきますが、
どれも高機能自閉症やアスペルガーの子が、集団の場で、
わがまま、何度言われても聞けない、
と誤解を受ける理由がわかります。

こうしたハンディーで困っている子たちに
その子の認知のあり方についての正確な知識を持たずに接していたら、
どんなに優しく接していたとしても
その優しさは子どもに届かないのかもしれません。


前回の記事に発達障害の成人の当事者の方が、

学校で本人の知能の向上よりも、
お客様でいるよう、集団の和を乱さないようになることばかりを
求められた…と感じて苦しんでいらっしゃいます。
「泣かなくてえらかったね」といった褒められ方も
今現在の心の傷となっているそうです。

学校でパニックを起こしていた生徒が落ち着いてきて
ニコニコして過ごしていると、
先生はうまく教育できたと安心し、
親御さんも喜ぶかも知れません。
けれど当事者の発達障害の子がどのように感じ
将来その時期のことを振り返るのか…
ニコニコしているから喜んでいる…とは
表情と心の中がずいぶんかけ離れていることも多い
広汎性発達障害の子の場合
決め付けることはできないと思います。

虹色教室でもいやなことがあると
おもちゃを投げて、お母さんが困った顔をすると
ニコニコしている子がいます。
その子はやんちゃをして喜んでいるのではなく、
不安と怒りからニコニコした表情となっているのです。




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一部引用『わらって話せる、いまだから』上野景子 上野健一  東京シューレ出版

高機能自閉症やアスペルガー症候群の子はどうして学校でトラブルを起こしてしまうのでしょう?

2009-02-24 08:25:21 | アスペルガー症候群
ウェブ拍手、コメント欄にいただいたご相談は
近いうちに記事の中でお返事させていただきますね。

高機能自閉症の子やアスペルガー症候群の子は
その場その場にふさわしい行動がとれない
ことがよくあります。

どこに行っても「しつけがなっていない」と叱られる行動を
よくとるわけです。
学校では、十分学力ではついていける子が
先生の指示に従えず、トラブルの元となっていることも
多いです。

ふさわしくない行動をとってしまう原因は、
認知過程の障害
想像力の乏しさ
微調整ができない
過敏性が強い
などが考えられるそうです。

<認知過程の障害>とは、
今、ここで起きている事象が

過去にもあったことなのかを記憶と照合する表象化

あったとすればどのようなグループに含まれるかを調べる象徴化

そのグループにはどんな特徴があり、何が重要かを調べる概念化

のプロセスです。


多くの人が関連した事柄をまとめて
ひとつの引き出しに入れる記憶方法を用いていますが
自閉症児者はひとつの引き出しにひとつの事柄を入れる
記憶方法なのです。
そのため同じ失敗を繰り返したり、
予測ができず
臨機応変の対処も苦手になってしまうようです。

ビデオ式の記憶ではなく
写真式の記憶です。
そのため他の記憶の影響を受けずに、いつ、どこで、誰が、何を、どうした、
などのエピソードの記憶は優れている一面があります。

グレーゾーンの子で見たところ発達障害があるようにはまったく見えない子が
叱られたあとで
とてもわがままに見える言い訳を繰り返したりします。
「おもちゃを出さないで!今は勉強中でしょう?」
「そんなの聞いてない」
「そんなことないわ、さっきブロックを出してたとき、同じことを言ったでしょう?」
「ぼくブロックは出してないよ!ほら!」と今遊んでいるおもちゃを指します。

こうしたシーンで、見た目は口答えして問題をごまかそうとしているようにも
見えるのですが…

ほんとうに、さっきのブロックと今遊んでいるおもちゃが
おもちゃというカテゴリーでくぐられてない

ということがあります。
テストをするとできるのに、
実際の生活の場面だとそうなる子もいます。



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軽度発達障害の子は大勢の中のごく一部?

2009-02-23 07:44:43 | 番外
発達障害の子が学びやすい学級運営について
考えはじめると
発達障害の子は1クラスにいても1~2人。
そんな一部の子のために
学級全体のあり方を考えるなんて…。
という消極的な姿勢を
よく見かけます。
これは誰かがどう言ったこう言ったの問題ではなく
多くの発達障害の子を抱える親御さんが
学校からから突きつけられる
言葉にはされていない態度です。

確かに学級の中に存在する発達障害の子の割合は
平均数パーセントです。
何十分の1か、何十分の2です。

ただ、こうした横の輪切りにした状態の数値を思うのなら
縦軸に発達障害の子の人生をとらえて
その時期のその子にとっての重要さの比重も
考慮していただきたいのです。

定型発達の子でしたら、
一年もし思わしくない教育を受けたとしても
いずれクラスが変われば持ち直し
将来の仕事も選り好みさえしなければ
そこそこ働いていけるでしょう。

けれども発達障害の子の子ども時代の不適応は
解離性障害やうつ病の原因となったり、
非常に多くの子らを不登校に追い込んでいます。

☆京都ハートネットワークさんが、はじめられた
発達障害の家族グループワークで、
親たちが、子どもの生活安定や就労への意欲に対して、悩んでいる様子が取り上げられています。

こうした将来をしっかり生きていく最低限の意志は、
子ども時代に集団の中で安心できて過ごせたか
自己肯定感をはぐくめたかにかかっていると思うのです。

そうした一人の子にとってのその時期の重さ、大切さという
比重から考えると、
発達障害の子の教育には
定型発達の子の何十倍の配慮が必要だと言えると感じています。
定型発達の子らが学びやすい形で学級運営がなされているなら
別の形で発達障害児のための才能教育の場を設けるなど
学びやすさの面で同等に扱ってあげる必要があるのではないでしょうか。
定型の子はバランスよく能力を伸ばせますが
発達障害の子の能力には大きなばらつきがあって、伸ばせる才能に注目して
伸ばさなければ、能力の伸び全てが停滞してしまうからです。

そうした意見をオーバーととらえるなら
親の会に出向き
発達障害の子が学校教育による2次障害で負う
精神疾患の重さを
現実に見聞きしていただきたいのです。

どのような支援教育が理想なのか…に関しては
またの機会に書かせていただきますね。


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発達障害児の学校教育に何を望むのか?

2009-02-22 21:01:44 | 番外
toshi先生のブログで紹介されていた『NHKクローズアップ現代』の放送で

☆才能を開花させよ
~どう支える発達障害児~という特集が組まれていたそうです。
ホームページを引用させていただくと…


人とのコミュニケーションがうまくとれず、周りの状況にあわせた行動が苦手な高機能自閉症やアスペルガー症候群。知的な発達に問題ないのに読み書きや計算など、特定の学習だけが極端に苦手な学習障害(LD)。落ち着いて物事に集中することができない注意欠陥多動性障害(ADHD)。これらの知的に遅れのない「発達障害児」は、文部科学省の調査によると、通常学級に在籍する小中学生の約6%にのぼると言われ、いじめの対象になることもあり対策が急がれていた。国は、昨年度から全ての小中学校で発達障害児を支援する学習・生活指導を行うことを定めたが、専門家不足や教師への研修体制などが整わず、全国で模索と混乱が続いている。 得意分野では極めて優れた能力を発揮する発達障害の子供達の教育はどうあるべきか?30年以上前から取り組むイギリスでは、社会人になるまで一貫した長所を伸ばす教育で、研究者や芸術家として成功する例が少なくない。発達障害の子供達を社会に適応させ、才能を開花させるために、どんな支援体制が必要なのか考える。
(NO.2696)

スタジオゲスト : 上野 一彦さん
    (東京学芸大学教授 )


以前紹介した
本当の「才能」見つけて育てよう  松村暢隆  ミネルウ゛ァ書房
という著書の中でも、

才能と障害をあわせ持つ子どもたちの
「才能を見つけて伸ばし、才能を利用して障害を補おう」とする
2E(トゥワイス・エクセプショナル)と呼ばれる
アメリカのある地域で実践されている教育が紹介されています。

NHKで紹介された
イギリスの「社会人になるまで一貫した長所を伸ばす教育」同様、
軽度発達障害児に対する今後の支援のあり方の
指針としてすばらしいもの…
と感じています。

こうした教育で、軽度発達障害の子どもたちが、
社会に適応し、才能を開花させているということは、
日本に合わない…などと簡単に無視できません。

ひとりでも多くの方にこのことを本気で考えていただきたいと
願っています。

昨日は1年生の広汎性発達障害の診断を受けている
☆くんのレッスンでした。
☆くんは、非常にIQの高い男の子です。
教室で、詰め将棋に似たとても難しい頭脳パズルを解いてもらった
ところ、瞬時に最終段階までの筋道を
ひらめいて解いてしまいました。
また、1学年上の最レベ問題集(中学入試用の難関問題集)
の最高レベル問題を
それまで見たこともないのに、スムーズに解いていました。
素直で優しい性格です。
学校では、時折、衝動的な一面を見せるそうで、
お友達に手を出すという理由で
相当な問題児扱いを受けているようです。(子どものけんかの範囲の手の出し方です)

この背景には、学校側に広汎性発達障害への
配慮の不足がうかがわれます。
本人が軽いパニックを起こして教室を抜け出すと、
追いかけて捕まえる
など、さらにパニックを誘発する行為をたくさんしているようです。
説明しても、外からは発達障害があるように見えないため、しつけができていない子にくらいしか見てもらえないのです。

長くなったので次回に続きを書きますね。


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公教育の一斉学習は発達障害のある子に合わせるべきなの? 4

2009-02-20 13:10:25 | 教育論
前回の3歳3ヶ月の☆くんが
ダイヤモンドゲームの駒を出してバラバラにした後で、
そのまんま放り出してままごとで遊び始めました。
私が「バラバラにしたのなら、片付けようね。」と言うと知らん振り。

かごを差し出して、
「さあ、片付けて。ここに入れてちょうだい」と言うと
しばらく困惑してたちすくんでいましたが
持っていたきゅうりのおもちゃをかごに突っ込みました。

そこで、私が、かごの中にダイヤモンドゲームの駒を拾ってみせて
からかごを差し出すと、
駒をかごに拾いはじめました。
最後までていねいに作業ができました。

☆くんが「片付けてちょうだい」と言われたのに
無視していたのは、
よく意味がわからなかったからのようなのです。

こうした出来事は
広汎性発達障害のかなり年齢の高い子にも
よくあって、言葉だけで指示されると
周囲の状況が読めず、何をしてよいのかわからなくて
ぼ~っとしてしまう。

それが成績は良い子だったりするので、
反抗している、話を聞いていないなどと誤解される。

頭は良いのに、何をして良いか分からない場合が多くて
学習についていけなくなる。

状況が読めないことを繰り返した結果、
パニックを起こしたり、授業妨害する、授業を抜け出すようになる。

など さまざまな問題につながっています。

こうした問題は
もし教師である先生が、子どもが何がわかっていなくて、
どうすれば分かりやすく伝わるかを
把握していれば、
悪化することは少ないはずです。
軽度発達障害の知識を持っていれば
問題自体起こらないことが多いのです。
海外の著書で自閉傾向の子らを集めた教室は
静かで落ち着いているという話を読んだことがあります。

また公教育の場に手順やスケジュールを
イラストで描いたものを
たくさん使用することになれば、
発達障害のある知能の高い子たちが、
2次的な理由で学習についていけなくなることは減ると思います。

そうした特別支援教育のあり方が整っている国では
2次障害はほとんど皆無なのだそうです。

3歳3ヶ月の☆くんの穏やかな性質から見て
小学校で定型発達の子といっしょに
たいした問題もなく過ごせる気もしました。
しかし、もし適切な支援なしで過ごしていれば、
おそらく☆くんの持って生まれた高い能力は伸ばせずに終わってしまう
気もしました。



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発達障害の子なの?頭が良い子なの? と前回の続き  3

2009-02-19 19:55:38 | 教育論
前回の記事にメールをくださった方ありがとうございます。
仕事がたまっていて、すぐにお返事できないのですが、
ここでお礼を書かせていただきます。とてもうれしかったです。ありがとうございました。


公教育の一斉学習は発達障害のある子に合わせるべきなのか…?

今日の親子レッスンに来てくれた3歳3ヶ月の☆くんと
過ごすうちに、この問題について改めて深く考えることとなりました。
☆くんは、
児童相談室に先生に発達障害の疑いを指摘され、
一度私にも遊び方を見てもらいたい…という経緯で
虹色教室にやってきました。

相談所で発達障害を指摘された理由は、
・言葉のイントネーションが少しおかしい
・文字に対しての興味が強い(ひらがな、かたかな、漢字などを読む)
・パズルが得意(?)
・文字や絵をかくことが苦手
・着替えなどが苦手
・こだわりが強い

といったことでした。
上の指摘自体は、まだ3歳3ヶ月の子ですから、
それがそのまま発達障害の子とは言いがたいものです。
文字を読んだり、パズルが得意な定型発達の子はたくさんいますし、
文字や絵や着替えが苦手…というのは3歳児は
みな苦手とも言えます。こだわりにしてもいやいやの多い時期の子
ですから、一日、こだわっていて普通とも言えます。

それで、虹色教室に来ていただき、
それが定型発達の3歳児さんたち、
発達障害の3歳児さんたちと、
遊びの面で
どうちがっていて
どこに共通点があるのか…
私がわかる範囲で見させていただきました。

☆くんと2時間遊んでみて感じたのは、
IQが高く、1年ほどして病院で検査をしても
発達障害とは診断されないくらいグレーの子ではあるけれど、
さまざまな発達障害の子に共通するハンディーを持った子ではないか…?
という印象でした。
言葉には言い表しにくいのですが、
笑顔が多く、おだやかな遊び方にもかかわらず、
妙に引っかかる点が多いのです。
定型発達の子の3歳児のこだわりとは少し異なる
『シングルフォーカス』や『独特のこだわり』といえるような
言動がたくさん見られるのです。

☆くんは、お料理、昆虫、石の模様が好きでたまらず、
あらゆることを覚えています。
3歳前半の子にしては、それらの興味が強すぎる点、
大人の専門家のような言葉の使いようと、イントネーションの語尾が
上がり気味になる点等は、
教室に通ってきている広汎性発達障害の診断を受けている子たちの多くととてもよく似ています。

また、興味が新しいことに移りにくく、
料理の道具にこだわって、ちょっと見当たらなくなると、
そのことばかり話題にして、
他のことがいっさい視野にはいらなくなってしまう
点はとても気になりました。

話が途中で切れてしまいますが、続きは次回に書きますね。


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公教育の一斉学習は発達障害のある子に合わせるべきなの? 2

2009-02-18 08:14:46 | 番外
公教育の一斉学習は発達障害のある子に合わせるべきなの?

そうした議論をすると、たくさんの子がひとりふたりの子のために
犠牲になっている

というイメージがつきまといます。
でも、それはどうなのでしょう?
最初の時点で、定型発達の子にばかり環境を合わせているから、こうした議論が生まれるようにも思います。

一斉教育の中の軽度発達障害児は、
一昔前の職場の女性の立場に似ていると
思います。
ほとんどが男性の職場の中で、男性中心の環境や
男性中心のタイムスケジュールの中で、
女性はいつも足手まとい、迷惑をかける存在でした。

環境そのものが女性に配慮されていないため、普通にがんばっていると、
迷惑をかける結果になります。
困った事態に陥ると、
「これだから女は…」と、愚痴られつつ、
周囲に負担をかけつつ、配慮してもらう依存的で甘えた存在。
しかし現在、女性ゆえの能力を会社の売り上げ増に使いたいと、
最初から女性に十分配慮した環境を整えた会社は、伸びているようです。

話が横道にそれすぎましたが、
発達障害の子が周囲に迷惑をかけてはじめて、
その子の問題を見て、配慮を検討していく…という姿勢は、
「子どもは平等」という見方からすると
間違っているように思います。

最低限の平等(普通にがんばっている限りは、周囲に迷惑をかけないように環境が配慮されている)が保障された上で、
それでも問題が起こったとき、
さらに個の問題を見て、配慮を検討していくのが正しいように思うのです。

特にアスペルガー症候群などの『広汎性発達障害』の子に向けての配慮は
そうした子が教室にいるいないにかかわらず
(軽いグレーゾーンの子たちがたくさんいるので)
公教育の場で最低ラインを設けて守るべきでは
ないでしょうか?

私は以前、知的障害の子の学習を見ていたことがあります。
小学2年生で3歳くらいの知能の子です。
この子に教えるのは、
ある「わかりやすさ」が
ありました。
確かに記憶力や思考力に問題があるものの、
それでも、さほど私自身の考える道筋や学び方とへだたりがあるわけではないのです。
私は乳幼児に学習を教えているので、
同じ方法で接すれば、
1~2ヶ月の間にかけざんや漢字をマスターさせることができました。

またADHDの子も見たことがありますが、それもだいたい教えた勘があれば見れる子たちでした。

しかし、知能自体は非常に高い子であっても
広汎性発達障害の子を教えるのにあたっては
「それまで教えてきた勘」など少しも役立ちませんでした。
まず、この広汎性発達障害というのが
どのような特徴を持つものか…
独特の認知のあり方を1から学ばなくては、
ノートをつけさせることすら
困難なことも多かったのです。

その後、広汎性発達障害の子たちとたくさん接するにつれて、

どんなに普通児と見分けがつかない子でも
こうしたハンディーを持った子たちに教えるには
十分な知識と環境的な配慮が必要!

と確信するようになりました。

もう一回だけ続きます。


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公教育の一斉学習は発達障害のある子に合わせるべきなの? 1

2009-02-17 08:49:16 | アスペルガー症候群
☆教育の窓・ある退職校長の想いのtoshi先生が、
『発達障害児と問題解決学習と』という記事の中で、

一斉学習を、発達障害の子にとって分かりやすい、すごしやすい授業にするには
どうすればいいのか…

という点を真剣に考えておられます。
この問題は簡単に正しい答えが見つかるわけではありません。

広汎性発達障害の子にとって落ち着いて取り組める…とされる

〇授業の冒頭に、本時の学習の流れを示すこと。

〇イラストや映像など、視覚的な手がかりを活用すること。

という授業のあり方の工夫も
あまりに形にとらわれると、
子どもたちから自分で考える力や想像力を奪いかねません。

授業は子どもの興味や疑問の高まりから
柔軟に変化していくものでなければ
真の学びにはなりにくいのです。

しかし一方でアスペルガー症候群などの『広汎性発達障害』に含まれる子たちが
こうした変化に富んだ授業の中でとまどい混乱し
本来の能力が発揮できないだけでなく
授業を妨害するような困った行為に走ってしまうことも
よく起こっています。

発達障害の子に一斉授業を合わせるべきか
発達障害の子は特別支援教室などで学ぶべきなのか
一斉授業は問題解決学習を基本とするべきであり、発達障害の子には
配慮をするにとどめるべきなのか

授業を大人からの押し付けにしたくない
ひとりひとりの子が大事

そんな風に子どものことを真剣に考える先生方は悩んでいます。

toshi先生は、(発達障害とはいえ、みなそれぞれ…)

だから、やっぱり、一人ひとりの個性をみていくしかないのだ。その子に合った指導法を考えるしかないのだよね。『発達障害のある子だからこう。』って決めつけるわけにはいかない。

という結論に達しておられます。

私はtoshi先生の記事を読んで、真剣に発達障害の子のことを考えてくださっていることをうれしく感じる反面、
多くの公立小学校の先生方が、名前からくる『障害児』というくくりの中で
発達障害の子について考えているのかな…と少し気持ちが曇りもしました。

実際、発達障害の子たちと接していると、
発達障害児と定型発達の子のちがいは
それは左利き、右利きといったちがいや
研究者気質と芸術家気質のちがい
日本人と西洋人のちがいに似た

あるものは完全であるものは不完全といった分け方ができないもの

だからです。

脳の癖や発達の順序や得意分野不得意分野のちがいとして
捉えるようなものだからです。

例えば、学習面で優秀で運動オンチの人が
体育大学に入れられたら、
配慮は必要でしょうが、体育大学での運動面の成績の良い人が「普通の人」で
学習面で優秀で運動オンチの人を「障害者」と捉えるのは
奇妙なことです。

同じように、一斉授業では困難があっても
発達障害のある子はそうした脳を持っているゆえに優れている部分もたくさん持っています。

そうした発達障害観といったものを
先生方がきちんと自分の中で整理してくださることが
とても大事だと感じています。

教室の中で定型発達の子らに同情してもらう子、気を使ってもらう子
としての位置を、発達障害の子に与えることは
発達障害を抱えて日々をいっぱいいっぱいに生きている子どもたちの尊厳を
深い部分で傷つけるように思います。
おそらくtoshi先生の指導のもとでは、
子供同士、互いに尊重しあう対等な関係がはぐくまれていて
子どもが子どもへの配慮を思うとき、
良い共生関係が生まれるのだと思います。

ただ、先生の資質によっては
定型発達の子どもの無意識内に、差別の心を育ててしまわないか…気にかかりました。

また広汎性発達障害の認知のあり方を
「個性」としてみることは、
少し難しいかもしれません。

アスペルガー症候群の子どもの典型的な特徴は、
変化が嫌いで、ほんの少しでもいつもと違うことがあると
混乱してしまうこと。
ひとつの物事にとらわれがちで
熱中しはじめると、他が目にはいらなくなってしまうことです。
アスペルガー症候群の子どものほとんどは、平均かそれ以上の知能を持ち、
記憶力に優れているようです。
そうした脳の癖に翻弄される子は
毎日、とても不自由な生活を強いられています。

個性として、その都度対応していると、

がまんしようと思えばできる。
でもそれが二次障害の原因ともなるストレスをためさせている

…となりがちなグレーゾーンの子たちが
追い詰められていきます。

やはり、視覚支援、授業の冒頭で流れを説明する

などできる範囲で、公教育で子どもに教える基本として
取り入れていった方が良いように思います。

それと何より、そうした形より、
先生方が、まず軽度発達障害について正確な知識を学んでくださること

は絶対大切だと思っています。



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マクドナルドのちらしで、大きな数の学習♪

2009-02-16 17:44:14 | 算数
マクドナルドのちらしや
ピザ屋さんの広告で大きな数の学習ができますよ♪

色画用紙で100円玉や10円玉を作っておくと役立ちます。

学び方

レベル1

チケットに書いてある数字を読んで
おままごとで遊びます。(560 ならごひゃくろくじゅう~と
読めることが大切です)

レベル2

チケットの数字通りに、色画用紙のお金を出します。

レベル3

チケット2枚分の筆算

レベル4

1000円を出しておつりがいくらになるか
筆算します。

ハンバーガーを折り紙で作ると
楽しさがアップします。

ちょっぴりこだわりのある子のための不器用をなおすお仕事♪

2009-02-16 17:34:05 | 不器用
手先が不器用…な子のために
ペグさしやモンテッソーリ教育のお仕事をすすめても
嫌がってしないことがよくあります。

教室に来るちょっぴりこだわりの強い子たちが
好きな手先のお仕事を紹介します。

封筒におもちゃのお金を入れる

さいふにおもちゃのお金を入れる

貯金箱におもちゃのお金を入れる

などです。
特に学習っぽくない、封筒にお金を入れる作業は
特に人気があって
不器用さの目立つ子も熱心に取り組んでくれます。

他に、100円ショップの南京錠をはずす作業も
喜びます。



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ミニティッシュの箱で作る工作♪ と算数学習

2009-02-15 13:24:44 | 算数
算数が苦手
絵を描くのが好きな3年生の☆ちゃんと
テュッシュ箱で工作をしました。

工作をしながら

ものさしが使えるようになる。 センチ ミリメートル を理解する
長方形、正方形 立方体 辺 頂点 がわかるようになる。
手先の巧緻性と集中力を育てる

を課題としています。
いつも心ここにあらず…といった様子で
課題から気持ちがそれやすい☆ちゃんですが、
工作の間中、「お母さん見て~!えんぴつ!見て~ふでばこ!!
見て~!」と興奮したようすで
無我夢中になって工作に取り組んでいました。

帰りは家で自分でも作りたいから…と
電子レンジに必要な材料を持って帰りました。

作り方は、
おふとんはティュシュを重ねて、
まわりをテープでとめただけ。

まくらはティッシュを丸めて、
折り紙かフエルトで巻きます。

ランドセルは、ティッシュ箱をランドセルの背になる部分を残して
切って、背負うひもにあたる紙を貼るとできあがり。

鉛筆は、楊枝を適当に切って、
先に色をつけると鉛筆のように見えます。

写真を見てもわかりにくいものは、ご質問をいただいたら、
もう少しくわしくお答えします。


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ブランコから落ちて頭を打ってしまいました。

2009-02-10 13:30:21 | ADHD
昨日、3歳になる多動と広汎性発達障害の特徴を持つ☆くんのレッスンでした。
どんどんおしゃべりが得意になって
知恵もついてきた☆くん。
しかしソーシャルスキルの発達はゆっくりゆっくりで
心配なこともたくさんあります。

今一番気になるのは衝動性。
思いつくと同時に行動に移すので
毎日、ひやひやすることがいっぱいです。
急に方向転換して、お友達にぶつかって怪我をさせたり、
突然長い棒を振り回して、自分を突きそうになったり…。

先日はお父さんとおばあちゃんと公園に遊びに行って
ブランコをこいでる最中に
突然手を離し、地面で頭を打ったのだそうです。
これまで☆くんのお母さんが☆くんの持っているらしい
軽度発達障害の特徴や療育の大切さを何度説明
してもお父さんもおばあちゃんもわかってくれなかったそうです。

しかし、突然の出来事を目の当たりにして
少し理解をしるしてくれたそうです。
普段、☆くんのお母さんが
本人にも他の子にも怪我をさせないように、
どれほど気を使って生活しているかわかってもらえたようです。

☆くんのように危ないことを平気でするのは
「社会性の障害」からきていると言われています。

これをやったらどうなるかが想像できないために
危険なことを繰り返してしまいます。

危険なことをしているとき「危ないでしょ!」と怒鳴っても
何が危ないのかわからない場合があります。
それよりも静かにきっぱりと「やめなさい!」と禁止することが
大事なのだそうです。
なぜ危ないかの説明ではなくて、
断固たる口調で、どうすればよいか説明だけします。

このなぜ危ないかの説明ではなく…って納得できない方
がいるかもしれません。
言ってもわからないから説明しない…というのではなくて、
危ない内容と、してはいけないことを同時に言うと、
怖い印象だけが残って、「してはいけない」という大事な方が
抜けてしまう場合があるんです。

また危険なときって感情的に叱ってその恐ろしさを伝えようと
してしまいますが、広汎性発達障害の子は、
2つ以上の情報を処理することが苦手なため、
感情と指示がいっしょになされた場合、
指示を理解しにくくなるそうです。

また脅かすとこだわりや不安のもとを作ってしまうときがあります。

☆くんがレッスンに来たとき、教室のシャッターを下ろす棒が
玄関先に出してあったので、あわてて奥にしまいました。
すると☆くんは
「どうして、ぼくのお目目を突く棒がここにあるの?どうして、ぼくのお目目が痛いのに、お目目をエイ!する棒がここにあるの?」
とこだわりだしてしまいました。

以前、☆くんが奥のほうきなどを立てかけてある場所から
それを引っ張ってこようとしたとき、
☆くんのお母さんが、「それはだめよ。お目目を突いてしまうわよ」
と注意したのです。
それ以来、☆くんは、その棒を目にしただけで、
誰かに自分の目を突かれるような怖い気持ちを抱いてしまうようなのです。

注意をされるたびに、☆くんの世界は恐ろしくて不安な色に染まっていくようです。安易に脅し文句を使いすぎないように気をつけなくては
ならないですね。

意味の理解や察することが難しいので危険な場面では、
まず「だめはだめ!」と断固とした態度で伝えることが
一番効果的なようです。
ただ、折に触れて、危険なことをするとどんな事態を招くのか
きちんと説明していかなくてはならないですね

引用は
『図解 よくわかるアスペルガー症候群 広瀬宏之 ナツメ社』


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プリキュアの違いがわからない~ と割り算の困難

2009-02-06 12:58:07 | 算数
今日の記事の前に前回の記事にコメントをいただいたyumeさんに、ちょっとコメントのお返事をここで書かせてください。
yumeさんのブログに寄らせていただいて、長男くんの言動について
よく読ませていただいたのですが、軽度発達障害というより、
心のあり方が、内向型の思考タイプの子であったり、
学習タイプが、評価型の子で、内向性が強い子のような感じがしました。

ただyumeさんが1歳の時から他の子との違いを感じていることから、
ADDやADHDが少しあって、
小学校高学年くらいまで落ち着かない子なのかもしれません。 
集団生活でのつまずきが、広汎性発達障害によるものの可能性も
あるので、決め付けはできませんが、
とても賢い大きくなるにいつれ能力を発揮しはじめる子だと思います。
『ADDの贈り物』という本が育て方の指針になるかもしれません。

前回までの記事で登場してもらっている割り算で難儀している☆ちゃんのお母さんのブログ
で、プリキュアのちがいに混乱して
妹とけんかをする☆ちゃんの話を読みました。
(☆ちゃんのお母さん、とても素敵な方です。☆ちゃんへの接し方もいいですね♪)

確かに、私も間違えました。

「同一人物じゃないの?これ…同じ子たちが変身したとしか?」とブログの画面を指差しながら娘にたずねると、
「最近のアニメは手抜きしてるね~前のふたりの人気がすごかったから、使いまわしてるんじゃないの?」
という答え。
そりゃ、子どもが混乱するのもうなずけます。
そして、プリキュア、確かに、しつこいですね。

それはそうなのですが、ここでプリキュアの登場人物が同じ人なのか
別人なのかで…

すんなりこのややこしいシチュエーションを理解して
「別人」と判断した妹さんに対し、

「同じ子たちがパワーアップしたバージョンなのに、同じ画面に登場するのはありえない!」と言い張る☆ちゃん。

ここに、算数の壁を越える難しさが
あるんだろうな…と感じました。

数の世界は、このプリキュアのように
似て非なるものが次々登場して
パワーアップや変身を繰り返します。
「髪が青くて長いから、同一人物だ!」といった偏った
判断をしがちな広汎性発達障害の子には、

わけがわからなくなる世界なんですね。

(3+5)×2と 3+5×2はいっしょだよ~!!
と主張してしまうわけです。

写真は、☆ちゃんが帰宅した後、
☆ちゃんが理解できそうなことばで
割り算の筆算を教えるためにかいたものです。

当日は、別の説明をしましたが、☆ちゃんが1の位に数を立てるときに、
9÷6をしていたので、説明のしかたを改良しました。

割る数に「ねこちゃん」を描いてます。

左の問題

ねこちゃんは、ひとつめのドアに入れるかな?
トントン~!
ねこちゃんは6 ドアは8
ドアが大きいから入れるね。
割る数は、すぐ上のピンクの部分に書きますよ。

右の問題

ねこちゃんは、ひとつめのドアに入れるかな?
トントン~
ねこちゃんは6 ドアは2
ドアが小さすぎるよ~
入れないね。
じゃあ、となりにひろげて
大きな大きなドアにして(29を囲ってドアにする)
割ってみよう。答えは、となりの緑のところに書いてね。



実際、計算用紙をこぶしで、トントン
したりすると理解しやすいです。
数の概念ではわかりにくい子も
こうした日常の感覚でわかるストーリーに
計算方法をなおしてあげると、解けるようになったりします。

広汎性発達障害の子や算数にLDのある子には
2つのちがいがわかるように並べて書いたものを毎回作って
見ながら解かせてあげるのもいいですね。

たとえば
短い針 時間
長い針 分

など、まぎらわしいものは、
何度も忘れること前提で
見直して学べるシートを作っておくと便利です。


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割り算が苦手な広汎性発達障害の子 3

2009-02-04 08:32:36 | 算数
今回、☆ちゃんが超えられそうもないという

3ケタ÷2ケタの割り算 の前に

2ケタ÷1ケタの割り算をしてもらいました。
すると、意外なことに
1年生の算数学習にもあやふやなところが多い☆ちゃんが
だいたいの部分では、きちんと割り算の筆算ができているのです。

84÷6の1を10の位の位置に書くことはできなかったのですが、
そこにヒントさえ与えたら、その後、
1に6をかけて8の下に書き込んだり、
それを8から引いたりできているのです。

けれども、計算のたびに、最初の答えの数を何ケタ目の上に
書けばよいのか迷っていました。

この姿を見て、
私は☆ちゃんがなかなか暗記力がある子な上に
学校やおうちでの学習に懸命に取り組んでいることがよくわかりました。

自分のしている学習の大きな意味や流れはわかっていないけれど
部分部分で暗記できるところは、きちんと覚えているのです。
これは数を見るだけで混乱し、1年生の学習でつまずいている☆ちゃんにしては
すごいことです

☆ちゃんのかかえている困難は次のようなテストでわかるかもしれません。


ITIGO MERON BANANA

TYROUOUOBKRXJLT

上の2つのアルファベットをしばらく見て、あとで、
どれくらい覚えていたかテストするとします。

上のはできた!
下のはいったん覚えたけど、あとからわからなくなった…!

のではないでしょうか?
上のアルファベットの連なりはローマ字、果物、という
背後のルールのおかげで、文字の数が多くても
覚えやすいはずです。

算数の学習も、上のアルファベットの連なりと同じで、
背後のルールを感覚的にマスターしながら、
学んでいくものなので、どんどん新しいことを学んでも
はじめに習ったことを忘れていく…ということは
あまりない教科です。

しかし広汎性発達障害で算数の学習に困難を持つ☆ちゃんは
ルールを理解することが難しいようで
算数のすべてを
下のでたらめなアルファベットの連なりのように

暗記 暗記 暗記~

で処理してきたようなのです。
それは膨大な暗記量で、☆ちゃんは苦しくてたまらなかったことでしょう。

長くなったので次回に続きます。



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