虹色教室に通ってくれている☆くんが、
市で紹介された療育にはじめて行ってきました。
この療育の先生、歯に衣をきせずズバズバ言う方らしくて、
☆くんを見るなり、「私ははっきり言うタイプだから、グレーなんて言い方はしないのよ…白か黒か…この子は黒!間違いなく黒よ!」
とおっしゃったそうなのです。
☆くんは、落ち着きのなさと、ほんの少しだけですが
広汎性発達障害を思わせるコミュニケーションの問題を抱えた子です。
といってまだ3歳になったばかり…
知能は高い子ですし、
一方通行のコミュニケーションの取り方が多いものの
いっしょに工作やブロックをしたり、こちらからの働きかけを受け入れたりすることもできるようになってきています。
ですから、私は
自閉の傾向はあっても
療育次第で、ちょっと個性的な子、少し手のかかる子、
グレーゾーンの子として育っていくのではないかな…と感じていました。
しかし、療育の場で、
☆くんがつま先立ちで歩いていたことと、
自分から発信する一方的なおしゃべりが多いことを取り上げて、
面と向かって「黒!黒!」という言葉をぶつけられたことで、
☆くんのお母さんは、すっかり意気消沈してしまいました。
発達障害か、発達障害ではないのか…??
広汎性発達障害?LD?アスペルガー症候群?ADHD?
病院を変わるたび、施設を変えるたび、
診断が異なると聞きます。
今は、幼児期はたくさん特徴が出そろっていても、
「様子を見ましょう」と言われることがよくあるようなので、
「黒」と言われるよりはましでも、
それはそれで、「じゃあ問題ないんだ…」と誤解する方も現れて
困った問題だと思います。
黒でも白のような匂いを漂わす病院や相談所。
グレーかもしれなくても、黒と言い放つ療育関係者。
これでは親や子どもに関わる人々が
困惑するのも当然です。
話は少しそれますが、私には気にかかっていることがあります。
発達障害を診断するテストと幼児教育の関係です。
発達障害を疑って、病院などで診断を受ける子の中には、
乳幼児のうちから○○式といった幼児教室に通っている子がいます。
そうした子は、繰り返し暗記する形で
知能テストに類似するものを学習しているので
テストという形での診断で、かなり得点が良い子がいるのです。
実際、生活したり、会話する中で感じられる
その子の理解力や状況を把握する力は2歳半くらいだと
思われるのに、5歳児の平均的な能力があるかのような結果が出て、
発達障害はない…となることがあるのです。
病院は、このテストでこういう点なら、こういう診断名。
能力に大きな開きがあればこういう診断名。
と、その子のそれまでしてきた学習内容を配慮せずに
診断をつけているのではないか…と感じられるのです。
サリーとアンの課題も
事前に練習を繰り返せば、自閉症の子も解答を覚えてしまったりするのです。
でもテストで答えが出せたから、自閉症がなおった、自閉症ではない…
というのは間違いですよね。
発達障害を持っている子が、幼児教育をして
少しでも能力が向上しているとすればよいことです。
しかしそれは表面上、できているように見えているだけの場合も
多いです。
しかしそうした教育が誤診を生まないか、
現代の子育て事情を踏まえて、病院は診断のあり方を
古い方式のまま続けていてはよくないように思うのです。
![](http://education.blogmura.com/edu_handicapped/img/edu_handicapped88_31.gif)
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市で紹介された療育にはじめて行ってきました。
この療育の先生、歯に衣をきせずズバズバ言う方らしくて、
☆くんを見るなり、「私ははっきり言うタイプだから、グレーなんて言い方はしないのよ…白か黒か…この子は黒!間違いなく黒よ!」
とおっしゃったそうなのです。
☆くんは、落ち着きのなさと、ほんの少しだけですが
広汎性発達障害を思わせるコミュニケーションの問題を抱えた子です。
といってまだ3歳になったばかり…
知能は高い子ですし、
一方通行のコミュニケーションの取り方が多いものの
いっしょに工作やブロックをしたり、こちらからの働きかけを受け入れたりすることもできるようになってきています。
ですから、私は
自閉の傾向はあっても
療育次第で、ちょっと個性的な子、少し手のかかる子、
グレーゾーンの子として育っていくのではないかな…と感じていました。
しかし、療育の場で、
☆くんがつま先立ちで歩いていたことと、
自分から発信する一方的なおしゃべりが多いことを取り上げて、
面と向かって「黒!黒!」という言葉をぶつけられたことで、
☆くんのお母さんは、すっかり意気消沈してしまいました。
発達障害か、発達障害ではないのか…??
広汎性発達障害?LD?アスペルガー症候群?ADHD?
病院を変わるたび、施設を変えるたび、
診断が異なると聞きます。
今は、幼児期はたくさん特徴が出そろっていても、
「様子を見ましょう」と言われることがよくあるようなので、
「黒」と言われるよりはましでも、
それはそれで、「じゃあ問題ないんだ…」と誤解する方も現れて
困った問題だと思います。
黒でも白のような匂いを漂わす病院や相談所。
グレーかもしれなくても、黒と言い放つ療育関係者。
これでは親や子どもに関わる人々が
困惑するのも当然です。
話は少しそれますが、私には気にかかっていることがあります。
発達障害を診断するテストと幼児教育の関係です。
発達障害を疑って、病院などで診断を受ける子の中には、
乳幼児のうちから○○式といった幼児教室に通っている子がいます。
そうした子は、繰り返し暗記する形で
知能テストに類似するものを学習しているので
テストという形での診断で、かなり得点が良い子がいるのです。
実際、生活したり、会話する中で感じられる
その子の理解力や状況を把握する力は2歳半くらいだと
思われるのに、5歳児の平均的な能力があるかのような結果が出て、
発達障害はない…となることがあるのです。
病院は、このテストでこういう点なら、こういう診断名。
能力に大きな開きがあればこういう診断名。
と、その子のそれまでしてきた学習内容を配慮せずに
診断をつけているのではないか…と感じられるのです。
サリーとアンの課題も
事前に練習を繰り返せば、自閉症の子も解答を覚えてしまったりするのです。
でもテストで答えが出せたから、自閉症がなおった、自閉症ではない…
というのは間違いですよね。
発達障害を持っている子が、幼児教育をして
少しでも能力が向上しているとすればよいことです。
しかしそれは表面上、できているように見えているだけの場合も
多いです。
しかしそうした教育が誤診を生まないか、
現代の子育て事情を踏まえて、病院は診断のあり方を
古い方式のまま続けていてはよくないように思うのです。
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