アスペルガー症候群と犯罪について書いた記事に対し、
アスペルガーの子は 人を恨まない…?
冗談じゃないですよ。
何を根拠に言ってるんでしょうか?
ただでさえ変わり者という事でいじめに遭ったりしやすいんですよ、アスペルガーの人は。
そんなつらい目にあわされ続けるんだから、人や社会を恨んでる人は多いと思いますよ。
少なくともアスペルガーの診断を受けている私はそうですが。。
それに実際過去のいじめとかに恨みや憎しみの念を抱いて生きている当事者の方をネット上ではよく拝見します。
というコメントをいただきました。
コメントありがとうございます。
長い間、自分では理解できない攻撃を受けた挙句、そのような気持ちを抱く人はいるはずです。
それは、定型発達の子であっても、
そうした状況で育てればおなじなのではないでしょうか?
だから虐待を受けて育った方の中に、反社会的な行動に出る方もい多いのだと思います。
私の、人を恨まない…という言葉の根拠は、アスペルガー症候群の子どもたちに接しての印象や、アスペルガー症候群についての書籍にたくさん目を通して書いたものからきています。といって、アスペの子ども…ということです。
あるひとつの視点なので、同じ私が書いてもまた別の視点から書くと、「恨まない」とは言いがたい部分もあります。
ただ、私が直接、接していると、人に対する激しい言葉の攻撃を続けている方も、「憎しみ」という感情とちょっと違う…という気がしています。
私の身近にいるアスペルガーの子も、いったん攻撃し始めるととどまるところを知らない部分があります。
しかし、その攻撃の様子は、定型発達の子の、感情のもつれからくるものと違い、自閉症の子の自虐行為に似ています。こだわりにも近いものです。
私は、広汎性発達障害ではなく、それについてよく知らない方が、安易にアスペルガー症候群と犯罪気質を結び付けることに問題を感じています。
もしかして、社会がそうしたものに無知であるため、子ども時代から苦労を強いられているために、本来あまり強くない傾向が目だって現れているかもしれないからです。
ただ、私は、自分が当事者ではなく、本当の意味で、アスペルガー症候群の方の心を知っているわけではありません。
ですから、鳥神さんのように、正直にさまざまな思いを当事者の声で発言してくださると、とてもありがたいのです。どうか、いろいろ教えてください。
というお返事をした後で、こうした問題を、
コメント欄という小さなスペースだけで話し合うのもどうかと
思ったので、記事にさせていただきました。
先日、NHKの教育番組で、
アスペルガー症候群の女性とそのお母さんが、
その女性の子どもの頃からの育ちを振り返りながら、
当事者の思いを語っていました。
その女性の子ども時代、
親御さんも周囲の方も、
アスペルガー症候群という言葉すら知らない状態でした。
そのため、幼稚園や学校でなかなか友達のできない女の子の性質は、
親の育て方が悪いためと誤解されていました。
お母さんはひたすら、
「ふつうになって…ふつうになってちょうだい!」
とその子に求めていたそうです。
お母さんの言葉に、戸惑いながら、
必死でふつうであろうとした女の子は、
無理にふざけたり、目立つことをして、
ひどいイジメを受けるようになっていったそうです。
成長した後で、
アスペルガー症候群と言う言葉を知り、
「ずっと、私が、悪いのだと思っていた…。
ずっとずっと ふつうになりたかった…。」
そう繰り返しながら、涙を流すシーンがテレビに映っていました。
その女性は、アスペルガー症候群だから…
いじめられたから…
社会や親に恨みを抱いているわけではありません。
しかし、中には社会やいじめた人を恨んでいる人もいるでしょう。それは、当然のことだと思います。
私は鳥を飼っているのですが…
鳥のように複雑な感情を持っていない生き物でも、
いじめられ続けたら、いつも噛み付いたり、激しく攻撃する性質になるのを
知っています。
人であれば、なおさらだと思います。
アスペルガー症候群の幼い子に接していると、
独特の純粋さ、けがれのなさ…のようなものを感じる時が
あります。そうしたお子さんを育てている
親御さんも、よくそう言われます。
自分の理解できない部分の多い世界で生きている
必死さのようなものも伝わってきます。
確かに今、アスペルガー症候群の子の起す犯罪が注目されてはいますが、
よく検討もせずに、
アスペ=犯罪という結び付けをしてよいものかどうか、
強く疑問に感じています。
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アスペルガーの子は 人を恨まない…?
冗談じゃないですよ。
何を根拠に言ってるんでしょうか?
ただでさえ変わり者という事でいじめに遭ったりしやすいんですよ、アスペルガーの人は。
そんなつらい目にあわされ続けるんだから、人や社会を恨んでる人は多いと思いますよ。
少なくともアスペルガーの診断を受けている私はそうですが。。
それに実際過去のいじめとかに恨みや憎しみの念を抱いて生きている当事者の方をネット上ではよく拝見します。
というコメントをいただきました。
コメントありがとうございます。
長い間、自分では理解できない攻撃を受けた挙句、そのような気持ちを抱く人はいるはずです。
それは、定型発達の子であっても、
そうした状況で育てればおなじなのではないでしょうか?
だから虐待を受けて育った方の中に、反社会的な行動に出る方もい多いのだと思います。
私の、人を恨まない…という言葉の根拠は、アスペルガー症候群の子どもたちに接しての印象や、アスペルガー症候群についての書籍にたくさん目を通して書いたものからきています。といって、アスペの子ども…ということです。
あるひとつの視点なので、同じ私が書いてもまた別の視点から書くと、「恨まない」とは言いがたい部分もあります。
ただ、私が直接、接していると、人に対する激しい言葉の攻撃を続けている方も、「憎しみ」という感情とちょっと違う…という気がしています。
私の身近にいるアスペルガーの子も、いったん攻撃し始めるととどまるところを知らない部分があります。
しかし、その攻撃の様子は、定型発達の子の、感情のもつれからくるものと違い、自閉症の子の自虐行為に似ています。こだわりにも近いものです。
私は、広汎性発達障害ではなく、それについてよく知らない方が、安易にアスペルガー症候群と犯罪気質を結び付けることに問題を感じています。
もしかして、社会がそうしたものに無知であるため、子ども時代から苦労を強いられているために、本来あまり強くない傾向が目だって現れているかもしれないからです。
ただ、私は、自分が当事者ではなく、本当の意味で、アスペルガー症候群の方の心を知っているわけではありません。
ですから、鳥神さんのように、正直にさまざまな思いを当事者の声で発言してくださると、とてもありがたいのです。どうか、いろいろ教えてください。
というお返事をした後で、こうした問題を、
コメント欄という小さなスペースだけで話し合うのもどうかと
思ったので、記事にさせていただきました。
先日、NHKの教育番組で、
アスペルガー症候群の女性とそのお母さんが、
その女性の子どもの頃からの育ちを振り返りながら、
当事者の思いを語っていました。
その女性の子ども時代、
親御さんも周囲の方も、
アスペルガー症候群という言葉すら知らない状態でした。
そのため、幼稚園や学校でなかなか友達のできない女の子の性質は、
親の育て方が悪いためと誤解されていました。
お母さんはひたすら、
「ふつうになって…ふつうになってちょうだい!」
とその子に求めていたそうです。
お母さんの言葉に、戸惑いながら、
必死でふつうであろうとした女の子は、
無理にふざけたり、目立つことをして、
ひどいイジメを受けるようになっていったそうです。
成長した後で、
アスペルガー症候群と言う言葉を知り、
「ずっと、私が、悪いのだと思っていた…。
ずっとずっと ふつうになりたかった…。」
そう繰り返しながら、涙を流すシーンがテレビに映っていました。
その女性は、アスペルガー症候群だから…
いじめられたから…
社会や親に恨みを抱いているわけではありません。
しかし、中には社会やいじめた人を恨んでいる人もいるでしょう。それは、当然のことだと思います。
私は鳥を飼っているのですが…
鳥のように複雑な感情を持っていない生き物でも、
いじめられ続けたら、いつも噛み付いたり、激しく攻撃する性質になるのを
知っています。
人であれば、なおさらだと思います。
アスペルガー症候群の幼い子に接していると、
独特の純粋さ、けがれのなさ…のようなものを感じる時が
あります。そうしたお子さんを育てている
親御さんも、よくそう言われます。
自分の理解できない部分の多い世界で生きている
必死さのようなものも伝わってきます。
確かに今、アスペルガー症候群の子の起す犯罪が注目されてはいますが、
よく検討もせずに、
アスペ=犯罪という結び付けをしてよいものかどうか、
強く疑問に感じています。
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