今日は、発達障害の診断を受けている小学3年生の☆くんが、
お母さんと2歳の妹さんといっしょに教室に来てくれました。
☆くんのお母さんのお話では、
全体の学習にそれほど遅れはないものの、
ひらがなやカタカナをいまだに忘れたり
アルファベットが覚えられなかったりする…というお話でした。
算数では、㎏が書けなくて困っているとのことでした。
☆くんとはさまざまなゲームをしたり、問題集を解いてもらったりしました。
☆くんの能力で非常に驚いたのは、
数学的な分析能力がとても高いことでした。
最レベ問題集3年生の
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
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やすお君、あきら君、こうた君、みつ子さん、れい子さんの5人が、算数のテストを受けました。あきら君はみつ子さんの次に点数がよかったそうです。みつ子さんは1番ではありません。やすおくんの点数は、れい子さんの次だったそうです。そしてれい子さんは、あきら君より点数が悪かったそうです。点数のよかった人からじゅんに名前を書きなさい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
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といった複雑な文章題問題もすんなり正解することができました。
また、分配算などの線分図を理解して解く問題もできました。
こうした問題は、
定型発達の学校での成績がとてもよい子でも
なかなか解けない問題なので、
☆くんの文章の理解力には驚きました。
そんな☆くんですが、ごくごく易しいことでも
できないやミスが目立ちました。
自分の名前にあるカタカナをミスする
㎏が書けない
などです。
私は、☆くんが困惑したり間違えたりする問題を観察するうちに、
あることに気づきました。
☆くんが書くのに困っているのは、
教科書や問題集に印刷されている字と、
実際、書くときの文字が異なる文字が多いということです。
例えば g
この文字をよく見ると、実際に学校で習うつづりとずいぶんちがいます。
一般的な人は、このgを見ても
脳の中で自分のイメージのgに変換して見ているように思うのですが、
☆くんは、この目から入る情報に邪魔されて、
どう書いたらよいのか、混乱してくるようなのです。
グラムを教えるときに
数字の9書いて~曲がってでっぷりお腹♪
と書くとき唱えると、わからなくならない言葉を教えました。
また㎏のkとgバランスが混乱のもとのようだったので、
kは鳥のくちばし(開いている)豆食べようと(9の丸い部分をkのくちばし部分の前に配置することを教えます。)~(続きはgの書き方で~)
きちんと☆くん書けました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fine.gif)
かがみ文字になると見分けが付きにくく
発音が似ている S N F
など頭の中で勝手に反転してしまいそうな文字につまずきがありました。
私は、Sに鳥のくちばしを書き加えて
「右にクチバシ、エス!」と言葉や絵のイメージになおして
記憶するようにすすめました。
この方法がうまくいくかも…と思ったのは、
☆くんとドイツ製のハンカチ落としの記憶ゲームをしたとき、
絵をストーリーになおして記憶する遊びで
☆くんはすばらしい記憶力を見せてくれたからです。
☆くんには写真のように、
ブロックの各方向から見えるパターンを
作ってもらったところ、
逆に色を置くなどのミスが目立つ、作るのが遅い、
など見え方の問題を感じました。
そこで、こうしたブロックの問題をお家ですばやく作る練習をすることで、
文字の書き方にあらわれる問題が
少し軽減できるかもしれない…とも思えました。
☆君には、他にもいくつか
楽しめそうな課題を持って返ってもらいました。
![](http://education.blogmura.com/edu_handicapped/img/edu_handicapped88_31.gif)
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お母さんと2歳の妹さんといっしょに教室に来てくれました。
☆くんのお母さんのお話では、
全体の学習にそれほど遅れはないものの、
ひらがなやカタカナをいまだに忘れたり
アルファベットが覚えられなかったりする…というお話でした。
算数では、㎏が書けなくて困っているとのことでした。
☆くんとはさまざまなゲームをしたり、問題集を解いてもらったりしました。
☆くんの能力で非常に驚いたのは、
数学的な分析能力がとても高いことでした。
最レベ問題集3年生の
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やすお君、あきら君、こうた君、みつ子さん、れい子さんの5人が、算数のテストを受けました。あきら君はみつ子さんの次に点数がよかったそうです。みつ子さんは1番ではありません。やすおくんの点数は、れい子さんの次だったそうです。そしてれい子さんは、あきら君より点数が悪かったそうです。点数のよかった人からじゅんに名前を書きなさい。
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といった複雑な文章題問題もすんなり正解することができました。
また、分配算などの線分図を理解して解く問題もできました。
こうした問題は、
定型発達の学校での成績がとてもよい子でも
なかなか解けない問題なので、
☆くんの文章の理解力には驚きました。
そんな☆くんですが、ごくごく易しいことでも
できないやミスが目立ちました。
自分の名前にあるカタカナをミスする
㎏が書けない
などです。
私は、☆くんが困惑したり間違えたりする問題を観察するうちに、
あることに気づきました。
☆くんが書くのに困っているのは、
教科書や問題集に印刷されている字と、
実際、書くときの文字が異なる文字が多いということです。
例えば g
この文字をよく見ると、実際に学校で習うつづりとずいぶんちがいます。
一般的な人は、このgを見ても
脳の中で自分のイメージのgに変換して見ているように思うのですが、
☆くんは、この目から入る情報に邪魔されて、
どう書いたらよいのか、混乱してくるようなのです。
グラムを教えるときに
数字の9書いて~曲がってでっぷりお腹♪
と書くとき唱えると、わからなくならない言葉を教えました。
また㎏のkとgバランスが混乱のもとのようだったので、
kは鳥のくちばし(開いている)豆食べようと(9の丸い部分をkのくちばし部分の前に配置することを教えます。)~(続きはgの書き方で~)
きちんと☆くん書けました
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かがみ文字になると見分けが付きにくく
発音が似ている S N F
など頭の中で勝手に反転してしまいそうな文字につまずきがありました。
私は、Sに鳥のくちばしを書き加えて
「右にクチバシ、エス!」と言葉や絵のイメージになおして
記憶するようにすすめました。
この方法がうまくいくかも…と思ったのは、
☆くんとドイツ製のハンカチ落としの記憶ゲームをしたとき、
絵をストーリーになおして記憶する遊びで
☆くんはすばらしい記憶力を見せてくれたからです。
☆くんには写真のように、
ブロックの各方向から見えるパターンを
作ってもらったところ、
逆に色を置くなどのミスが目立つ、作るのが遅い、
など見え方の問題を感じました。
そこで、こうしたブロックの問題をお家ですばやく作る練習をすることで、
文字の書き方にあらわれる問題が
少し軽減できるかもしれない…とも思えました。
☆君には、他にもいくつか
楽しめそうな課題を持って返ってもらいました。
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