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ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

アスペルガー症候群の子の犯罪が多いのは 日本だけ?

2008-05-23 13:20:11 | アスペルガー症候群
勝手にタイトルを変えてしまってすいません~
こうしたタイトルの設定はとても難しいです。
過激な言葉で、検索してこちらに来てくださる方にこそ、
読んでもらいたい、知ってもらいたい内容がある…!!
のですが、
そうして過激なタイトルをつければ、ふだんからこちらに来てくださっている方や自分自身が
いい気がしませんし…。
このタイトルも良くないと思われる方はご意見ください。
すぐに変えますので…。
タイトルについて良い案がある方は教えてくださいね。

前回のつづきです。

高機能広汎性発達障害の併発症の調査で、
全体の4.9パーセントに
触法行為(犯罪)が認められたそうです。
これは、100人中、5人くらい…。
つまり、残りの約95パーセントの人を
犯罪者のようなまなざしで見ることは、とんでもない
間違いであることが分かると思います。

そして、その4.9パーセントもよく調べてみると、
幼児期に診断を受けた子が触法行為をすることは
とても少ないないようです)
原因のひとつには、診断の遅れと治療の遅れが
考えられています。

もうひとつの原因は
迫害体験です。
親の虐待や学校でのいじめです。
日本人は特に、少し「みんなとちがう」というだけで、
いじめたり、仲間に入れなかったりするところが
あると思います。
社会や、教育の場から、
虐待やいじめをなくしていく取り組みが必要です。

非常に不良な適応状態。
つまり環境が悪すぎる場合、やくざの子はやくざ
は、何も発達障害の子に限ったものではないと思いますが…

国際医学雑誌に掲載されたアスペルガー症候群による
殺人の報告は3例にすぎないそうです。
しかし、日本では、
毎年のようにそうした犯罪が続いています。
それは、ほんとうに異常なことのようです。

日本という国が、
軽度発達障害の子の犯罪を誘発するものを
たくさん持っていることは確かなのです。

ただ、面白半分に、犯罪の話題を喜ぶのではなくて、
きちんとその問題に向き合う方が増えてくださることを
願っています。
引用は、「発達障害の子どもたち」  杉山登志郎  講談社現代新書
 
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