ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

トラブルに巻き込まれたら…??(2) 私の場合 

2008-05-13 15:26:10 | 番外
生活につきものの人間関係のトラブル…
私も、子ども時代のご近所トラブルにはじまって、
家族内のトラブル、子どもの学校上でのトラブル、パートでのトラブル、
そして最近経験したネット上でのトラブル…と
いろんなトラブルに遭遇してきました。
かつては、他人同士がはじめたけんかで、涙を流したこともありました。
あんまりありがたくない
トラブルですが、こうして回数を踏めば、
どんな困難な状態に陥っても、
それなりに落ち着いて、
食事をおいしく味わい、おもしろいものを見れば笑いつつ、
なんとかトラブル解決に向けて、一歩ずつ前進していけるものです。

私がマスターしたトラブル解決のコツを
ちょっと紹介しますね。

ユングによると、人格は、外向型、内向型に大きく2分されて、
その各々が、「思考」 「直感」 「感覚」 「感情」という4つの基本構造から
成り立っているそうです。

それぞれの人には、得意な素早く働く優越機能が1つ、 苦手なとろくて訓練しにくい劣等機能が1つあり、
残りの2つは、開発すれば使えるという機能。

そして私のトラブル解決のコツというのは、
自分の優越機能と劣等機能を正確に把握しておくこと。
トラブルの相手の劣等機能が何か推測しておくこと。
の2つです。
あと、普段から、優越機能ばかり使わず、ちがう機能の発達にも
手をかけてあげることも大事です。

私の場合、内向型で「直感」が優越機能です。(感覚が劣等)
ただ、「感情」が優越!!の親に育てられたり、
これまでいろんなバイト(のトラブル)を経験してきた中で、
「感情」もそこそこ自由に使えます。

今回のネットトラブルの場合、突発的に
「☆○□~!!!」という感情的な猛攻撃を受けてのスタートだったので、
相手が「感情」を劣等機能に持っていることは丸わかりで、

(たいていの人は、どんな形であれ、劣等機能に触れられると、
子どもじみたようになり、ちょっとした批判にも耐えられず、
攻撃されたように感じてしまうそうです。)
可能性として、相手は、感覚が優越機能で、直感が劣等機能だったため、直感型の私の言動に対して、切れて、爆発したとも考えられますが…。

まず、いきなり激怒する人というのは、「感情」を自分が有利になるように
うまく使いこなせない証拠です。だから、ある意味、あまり怖くない…です。

「感情」面で、多少は自由がきく私にすれば、
「感情」を前面に出して戦う限りは、傷一つ負うことなく
このトラブルをおさめることができるだろう…
と感じていました。
向こうはいつも直球ですが、こちらは交わすことも、変化球打つことも
できる状態ですから。
ああ言えば、こう言い、ああでれば、こうし…。謝っちゃうのも、仲良くするのも自由自在です。

でも、「感情」が劣等の人と言うのは、
対極の「思考」が優越機能。
それで、ネットだと、言葉で好きなだけ表現したり作戦を練れるとあって、
「思考」での戦いに持ちこまれるとややこしい…なぁ…と思ってたら、
案の定、そうなって長引きました。
それでも「思考」も私は そこそこ使えます。
読書好きですし…。
それで、こちらも、向こうの出方に合わせて、
頭を使って対応していきました。


そして、「感情」と「思考」で、トラブルに向き合う中、
自分の一番、優越機能の内向型の「直感」は、
めだたないところで、
でもやはり一番 素早く仕事をこなしてくれていました。

内向型の「直感」というのは、
うまく表現できないけれど、
自分や相手の潜在意識の部分まで降りていって
事件の真相を暴こうとします。

私が意識の上で考えている限り 思いもつかないことを、
この「直感」は、気づかせてくれるのですよ。
それで、トラブルが始まったとたん、この「直感」は、
今回の問題のヒントになりそうな過去の記憶を
次々、掘り出してくれてました。

私の意識が、嫌がらせと取っていたコメントに対しても、
「直感」は、「あの人が、ああ言う形で、コメントするには、あの人にとってそうしなくてはならない意味があるはず…。」
と諭してきました。
結局、「直感」は、「感情」よりも「思考」よりも、
今回の問題を良い形で解決してくれました。

私の「直感」は、
「これほどトラブルになる相手というのは、
けっして敵なんかでなく、
何か大切なものを学びあえる相手なんだ。」
ということを知っていたんですね。

それにしても、この「直感」…
自分の持っている機能とはいえ、
無意識から浮上してくるものなので、
普段の私とは別人格ほど???な考え方の持ち主です。
これからも仲良くしていきたいです~♪

なんだか自分の話で終わってしまいました。
トラブルの解決の仕方は~?
また、今度の機会にお話します。

ちなみに、直感型の人の劣等機能は、感覚なので、
税に関する用紙に必要事項を書き込もうとすると、
他の人なら一日で済む物が、
1週間もかかったりするそうです。
まったくできないか、綿密に正確にやろうとすると、
きりがないくらい時間が費やされるそう…。
(そのまま、私です。どなたか、同じだ!という方はコメントくださいね。)

一部に引用…「ユングのタイプ論」 フォン・フランツ ヒルマン 創元社

 
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トラブルに巻き込まれたら…?? (1) いじめっ子 いじめられっ子 

2008-05-13 08:54:50 | 番外
息子のお友達で、素直で明るく頭も良い とてもかわいらしい男の子が
いました。
子供同士 何かあっても常に被害者の立場だったため、
その子のお母さんは、学校で問題を起す子に
いつも注意を払っていて、
親同士顔をあわせたら、いじめっ子についての非難で盛り上がるのが常でした。

が、あるとき、学校で、
集団で一人の子を蹴っていじめるという事件が
発生しました。
そのとき、イジメに加わっていたひとりに
その素直でかわいい男の子も入っていたのです。

その後、その子のお母さんと話す機会があって、
事件のあらましを伝えられたとき、
私はその話しっぷりにあきれ返ってしまいました。

蹴った相手の子は、父子家庭の子で、
いつも不潔な身なりなのだそうです。
それで、子どもたちが、嫌がって、机を離して置こうとしたのだけれど、
先生がもとに戻すように言ったので、
子どもたちは不潔にしているその子に制裁を加えたのです。
素直でかわいい男の子のお母さんは、
不潔にしている子と机を引っ付けた先生を非難し、
蹴られた子に対して、汚くしているから当然だ…。

といった考えを熱心に展開していました。

このお母さんは、
その事件が起こるまで、いろいろ子どもが経験する問題に対し、
いい子であるために被害にあう…
という立場でしか考えたことも発言したこともなくて、
何かあっても、正確に情報をつかもうとせず、(感覚を無視し)
自分に心地良い悪口に興じていて、
子どもの心に気を配っておらず、(感情を無視し)
単に相手を責めておわっていて、
本人に、自分はどんなことができる可能性があるのか洞察を与えず、(直感を無視し)子どもに自分で責任をとらせてないんです。
そんな風に、出来事のひとつひとつについて、よく考えず(思考を無視し)
野次馬的に子どものトラブルに対応してきたため、

こんな あきれかえるような言い分を展開して、
先生やいじめられた子を責め続けているのです。

子どもの世界では、いじめっ子といじめられっ子が、
ころころ立場を交代しているので、
どちらの場合でも、相手側の立場にも 立ってみる…
できるだけ正確に物事を捉える…
ことが大切ですね。
 
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