幼稚園の先生が「他にもっと問題がある子が何人かいるから、この子には問題はない」と言うから……という理由で、
さまざまな発達障がいの兆候が見えるのに、
「この子は発達障がいではないんだ~」と納得してしまう方はとても多いです。
また発達障害の診断が出来ない
児童相談施設で、障害名を告げられなかったから
「うちの子は発達障がいではないんだ~」と信じこんでしまう方もいます。
そこで、親御さんが納得しているのに
もう一度発達障がいの有無を考えて子どもを観察したり、
話し合っていくのは無意味なことのようにも思えます。
幼稚園で集団生活ができているんだから~
幼稚園の先生が障害はないと言ってるんだから~
ちょっと気になることがあっても気にするのはやめよう~
そう考える方はたくさんいるのです。
ここで注意が必要なのは、
幼稚園の先生がどれくらい発達障害についての知識を持っているか
どれくらいひとりひとりの子をよく観察しているか、
自分の発言に責任を持っているか、
軽度やグレーゾーンと言われる子たちの特徴について細かい知識があるのか、
何を判断のポイントとしているか、
幼稚園が、学校とかけ離れた自由度の高いものではないか、
という点です。
私が幼稚園では問題がなくても
発達障がいを持っているかどうかは親が把握しておいた方がいい……
と考えるのにはさまざまな理由があります。
まず一番には、発達障がいがある……ということは、
今問題がなくても成長にともなって
さまざまな困った事態に遭遇するので、困った事態を事前に予防したり、
もし起こってしまったときも、できるだけスムーズに問題を乗り越えるためです。
不登校、学校での酷すぎるいじめ、学習についていけない、
非行、精神疾患、家庭内暴力……そうした事態の中にどっぷりつかってから、
長い気づくまでの時間を経て、発達障がいの問題に行き着くよりも、
幼いうちから、子どもにはどういう苦手があって、
育てる上で、どういうていねいな子育てをしていけばいいのか……を
把握して育てるのが大事だと感じているのです。
本当は発達障がいがあるのに、「ない」と信じて育てることは、
心臓病など外から見えない病気を持っているのに
外から見えないから「健康」と思い込むのに似ています。
今症状がなくても、心臓病の場合、
急激な運動をしない~などいくつか生活上の注意点があるはずです。
そうした注意点を把握せずに
適当に生活するのと、
注意点に気をつけて暮らすのでは、ずいぶんちがいますよね。
それと同じで、
発達障がいが疑われる場合、
とりあえず情報だけは集めて、ていねいに子育てする方が
問題から目をそらして、子どもの困り感を無視して育てるよりずっといいのでは……?と思うのです。
![](http://education.blogmura.com/edu_handicapped/img/edu_handicapped88_31.gif)
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さまざまな発達障がいの兆候が見えるのに、
「この子は発達障がいではないんだ~」と納得してしまう方はとても多いです。
また発達障害の診断が出来ない
児童相談施設で、障害名を告げられなかったから
「うちの子は発達障がいではないんだ~」と信じこんでしまう方もいます。
そこで、親御さんが納得しているのに
もう一度発達障がいの有無を考えて子どもを観察したり、
話し合っていくのは無意味なことのようにも思えます。
幼稚園で集団生活ができているんだから~
幼稚園の先生が障害はないと言ってるんだから~
ちょっと気になることがあっても気にするのはやめよう~
そう考える方はたくさんいるのです。
ここで注意が必要なのは、
幼稚園の先生がどれくらい発達障害についての知識を持っているか
どれくらいひとりひとりの子をよく観察しているか、
自分の発言に責任を持っているか、
軽度やグレーゾーンと言われる子たちの特徴について細かい知識があるのか、
何を判断のポイントとしているか、
幼稚園が、学校とかけ離れた自由度の高いものではないか、
という点です。
私が幼稚園では問題がなくても
発達障がいを持っているかどうかは親が把握しておいた方がいい……
と考えるのにはさまざまな理由があります。
まず一番には、発達障がいがある……ということは、
今問題がなくても成長にともなって
さまざまな困った事態に遭遇するので、困った事態を事前に予防したり、
もし起こってしまったときも、できるだけスムーズに問題を乗り越えるためです。
不登校、学校での酷すぎるいじめ、学習についていけない、
非行、精神疾患、家庭内暴力……そうした事態の中にどっぷりつかってから、
長い気づくまでの時間を経て、発達障がいの問題に行き着くよりも、
幼いうちから、子どもにはどういう苦手があって、
育てる上で、どういうていねいな子育てをしていけばいいのか……を
把握して育てるのが大事だと感じているのです。
本当は発達障がいがあるのに、「ない」と信じて育てることは、
心臓病など外から見えない病気を持っているのに
外から見えないから「健康」と思い込むのに似ています。
今症状がなくても、心臓病の場合、
急激な運動をしない~などいくつか生活上の注意点があるはずです。
そうした注意点を把握せずに
適当に生活するのと、
注意点に気をつけて暮らすのでは、ずいぶんちがいますよね。
それと同じで、
発達障がいが疑われる場合、
とりあえず情報だけは集めて、ていねいに子育てする方が
問題から目をそらして、子どもの困り感を無視して育てるよりずっといいのでは……?と思うのです。
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