ADD?先生の発達障害児 教育応援サイト

ADD?傾向のある塾教師がADHDやアスペルガー症候群の子にどうかかわり教えたらいいのか模索していくブログです。

発達障害、定型発達…2タイプの悪の育ち方 3

2008-05-31 17:51:24 | 番外
その子たちが取ったのかどうか確信はありません。
でも、最初からカードについては、
知っていたような…
それでいて落ち着き払って、
バカにしたような対応をしている…というのが、
雰囲気で伝わってくるんです。

こうした態度は、この年齢の定型発達の女の子にもよくあって、
目配せや、冷笑、仲間はずれ…等、
捕まえて注意しにくい形で、
それでいて残酷に、ひとりの子をいじめている姿をよく見かけます。

こんな風に書くと、発達障害の子は○で、
定型発達の子は×みたいに伝わると嫌なんですが…
そういうことでは ありません。

子どもたちと よく接していると、
子どもは、大小の差はあれ、
どの子も「悪」というものに対面しながら、
それを通って成長していきます。
それは、発達障害の子も定型発達の子も同じです。

しかし、学校という空間では、
社会性の未熟な発達障害児の悪い点ばかりが目立って
いるように感じます。
それは、発達障害の子が禁止された行動をしてしまうのは、ほとんど、
自分をうまくコントロールできないことが原因だからです。
それに対して、
定型発達の子の場合、何だか悪い行為がしてみたくなって、
(親離れしようとしていて)
大人からは見えない形であれこれする技に長けているのです。

それにもかかわらず、

発達障害児ばかりが繰り返し
集団の場で叱られたり、
大人からの厳しい視線を浴び続けている現状は、

何だか腑に落ちないのです。

定型発達のいじめっ子に、いじめていい理由を与えている
ような気もします。

今回の記事で何を書きたかったかと言うと、
大人が平等な目で子供たちを眺めてほしいなぁ…という思いなのです。

幼児の頃は、天使のように見える定型発達の子らも、
思春期に近づくと、
気難しくて、冷たい一面が見えてきます。
また問題児にしか見えない発達障害の子は、
思春期になっても純粋な幼い子のような心のままの子も多いのです。

そうした大きな視点に立って、

わが子にもよその子にも
平等で温かなまなざしで、成長を応援してくださる方が増えると
うれしいなぁと感じています。


 
↑このごろ応援ポチを下さる方が、とても増えているのです。
いつもどうもありがとうございます。