コメント欄で算数の教え方についてのご質問をいただきました。
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何分のいくつ、何割、の概念は理解できるのですが、少し複雑な文章題になると困ってしまう。
全体を1とする、という基本を認識しずらい、ということだったので、そこを押さえてみようとも思うんですが・・・1に対して、こちらの物差しで18分の12になるなら、あちらの違う物差しでも18分の12になるというところで混乱するみたいなんです。
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家から図書館まで歩くと30分かかり、走ると18分かかる。12分走って残りを歩くと、残り何分歩いたことになるか。という問題です。
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この問題は大人でも頭がこんがらがってしまう問題ですね。
家から図書館までをあらわす一本の線を引いてみます。
頭がごちゃごちゃにならないように、この線を18分で走ることだけ考えます。
線を18に分けて、18分の1の歩幅の走る人形を別の小さな紙に書いて、
線上を動かしてみます。(写真)
1分~2分~3分~18分で図書館にゴールできましたね。
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それでは、問題。
今度は、
12分のところまで走らせてストップ!!をかけます。
線の下に足跡代わりに12本の矢印を描いておくとわかりやすいです。
まだ、図書館まで距離がありますね。
子どもに「遠いね~。そんなことないか、あとちょっとか…じゃあ、今から
歩く人形に変えて進むよ」と話します。
歩く人形は30分の1(30分で図書館につく場合、1分で進む距離)
「ちょっとしか進まないね~とろとろしてるね…」と感覚をつかみやすくする
言葉をかけます。
そこからの理解は、とても難しいです。
18分の6という距離は、30分の1という距離の何個分か?
一番わかりやすいのは、分母をそろえてから考える…という方法です。
18分の6は3分の1で、30分の10ですね。
30分の1が10個分で18分の6という量になりました。
だから、残り歩いたのは10分です。
といっても、最後の部分???でよくわからない…
という子もいるはずです。
そんな時には、
写真の下側に2枚並べているような、
わかりにくい部分だけ取り出して学ぶシートを何枚か用意してみると
わかってくるかもしれません。
3分の1とは、8分のいくつのことなのか…
分母をそろえて、線を分けていきながら、目で見てわかるように整理します。
2分の1に分けたケーキは、4分の1に分けたら、
2個もらわないとダメだ!損になる~
私は、算数を教えるときに、子どもの日常の感覚に訴えるように
しています。
「損やなぁ~」「ちょっとやんか~」「ずる~」といった
言葉を加えると、子どもの理解力が急に上がったりします。
たとえば、100円の2分の1も、1000円の2分の1も
同じように捉えている子には、
そんな方を選ばせて、これは損だ、こっちは同じ2分の1でも大きい…
と感覚でわからせると、
後で計算を教えると、間違いません。
それにしても…今回の問題は、算数が苦手な子には
かなり難しい問題のように思います。
もしまだ引っかかる…と言うようでしたら、もう少しくだいた形で説明しますね。
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