鼠丼

神の言葉を鼠が語る

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2015-07-16 10:12:26 | 日記

 毎度!ねずみだ。

 唐突だが、先日「鬼おろし」なるものを買った。

 竹製の羽子板状のフレームの内側に、これまた竹で作った荒いギザギザの刃が何枚かついている、あの「鬼おろし」である。
 まあ知らない方も多いと思うのでネットで画像検索して欲しい。

 前から欲しかったのだが、先日たまたま入った店で目が合って即買いである。1,500円也。

 この「鬼おろし」の笑うところは、1,500円もするくせに「大根しかおろせない」トコ。なぜなら「刃がもろい」からである。刃がもろいため、大根以外の野菜をこの鬼おろしでおろすとあっと言う間に刃がかけてしまうのだ1,500円もするのに。コストパフォーマンス悪すぎだろ。普通の野菜野菜用のおろし板(数百円?)はプラスティック製がほとんどで、にんじんなどの固めの野菜をおろしてもなんともないのだが、この1,500円の竹製の鬼おろしは、欠ける。欠けるのだ。

 なんとも微笑ましい話なのだが、実際に大根をおろすとかなり良い具合の「大根おろし」が出来る。

 通常のおろし板でおろすと細かくおろせる。ということは水分がどんどん出てしまい、水っぽい大根おろしができあがってしまう。
 一方この「鬼おろし」はおろすというより大根を細かく分けるというような感じ。あまり水分が出ず、おろした大根もふわふわしている。

 その面白さに普段より多めに大根をおろしてみた。根菜類をめんつゆを薄めたもので煮て、さいごに大根おろしをまぜ、みぞれ煮の出来上がりである。大根のふわふわ感がそのまま維持されて、なんとも上品な仕上がりに。

 1,500円を高いと思うか安いと思うか。

 いや、やはり高い。しかも大根しかおろせないし。

 じゃ!