なぞの旅人スーのブログ

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豊根村上黒川地区 花祭り

2011-01-04 22:06:16 | 日記

 まずは会場近くの温泉に入った。さすが、温泉は浸かると疲れが癒されるわあ。あがったら、既に普通の舞の囃子が聴こえてきた。奉納をした後、早速見学した。
 ここの大きな特徴が、「鎮め」を「地固め(扇)」の後に行なう事である。「鎮め」は祭りが終わろうとしててもまだ荒ぶっている神をお帰しする儀式であり、それを始めの方で行なうのである。囃子は東栄町下粟代地区のものと同じに感じる。


 また、もう1つ特徴に気付いた。釜に蓋がしてある、というか、湯に浮かばせているのである。東栄町の花祭り(振草系)では、釜ではなく竃(かまど)が舞庭の中央に据えられているが、それは神事以外は蓋がしてある。豊根村で行った事
がある花祭りで他の地区では、蓋をしていない。そういった違いを知るのも面白い。しかも、1回訪ねただけじゃ気付かない事もある。蓋の事はそうであった。また、これは伝統じゃないけど、ここは炭を燃やしていて、煙たくないのはいい。


 子ども達が愛らしく舞う、「花の舞」。人手不足で、実際地区に住んでいる子ではなく、親の実家があるとか、土地に縁がある子も舞を務めている。同村坂宇場地区には「花笠」を持って舞うものが無いので、坂宇場地区から来た少年が関心を持っていた。この少年は「てほへ」とよく囃していたし、花祭りに熱心なので、感心する。


 「一ノ舞」では、坂宇場地区の「花キチ(花狂い)」の青年が上半身裸になって、思いっきり叩かれていた。私はやんわりと頭を叩いてもらい、ご利益を授かった。


 「山見鬼」の舞。ここの鬼の舞の囃子はテンポが速いなあ。鉞(まさかり)を勢いよく押し出す仕草がカッコいい。


 「三ツ舞(扇)」。「山見鬼」で盛り上がった後に雰囲気を落ち着いたもの変えるこの舞が好きである。


 ちょっとだけ仮眠してから、「榊鬼」。ここでも鉞を松明(たいまつ)に打ちつける「たい割り」があったんだなあ。


 「味噌塗り・婆・巫女」。まず味噌塗りが出てきて、見物客の顔に味噌を塗っていった。私は光栄にも一番手に餌食となった(笑) 両頬とおでこと、味噌のトライアングルの完成(爆) 味噌が入った鍋も持ってこられ、味噌もどんどん補充された。続いて婆が出て、その後巫女が出てきた。巫女が静かに舞庭を回る中、婆が2人の味噌塗りにちょっかいをかけている同時進行が不思議で面白かった。


 この後も「祢宜(ねぎ)」、「翁」、「四ツ舞」と続き、「湯ばやし」までいたかったが、そこまでは体力、眠気がもたないので、朝ご飯を呼ばれてから会場を後にした。朝ご飯のおもてなしが温かく、ありがたかった。


 


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