今日は、思いのほか雨にならず、予定していた撮りが出来ました。
また、機会があれば、ブログでご紹介したいと思います。
で、6月も残り一週間をきりましたが、かつてはブライダルの撮影に携わっていましたので、その時の色んな想い出が甦ることがあります。
この映像の業界は、目まぐるしく移り変わったと云うのか分かりませんが、かつてはVHSで納品していたのが、気が付けばDVDやBlu-rayなどのディスクでお客様に納めるようになりました。
今から20数年前だと思いましたが、私が仕事をいただいていたHotelから、来年度からはDVD納品です……、と通告を貰い、それから必死になってPC編集をマスターして、その絡みでDVD制作が何とか出来るところまでになりました。
photo 1
こちらが当時制作していたDVDのメニュー画面です。
ご存知のように、DVDは、チャプターと云うボタンが必要で、ご覧になりたい所へスキップ出来る様になっていなければなりません。
それの、リンク合わせや、ボタンの色合いの変化など、かなりの学習をしなければなりませんでした。
今思えば、我ながら参考書だけで良く出来上がったと、自分自身を褒めてあげたいくらいです。(笑)
さて、話がずれましたが、そのブライダル撮影中に、余りにも感動シーンの素晴らしさに、正直、涙をこぼしながら撮影したことがありました。
その内容は………、
新郎さんは小3~4年生女の子の父親で、奥様が早くに他界し、今度が二度目の再婚でした。
そして、新婦さんは初婚のようでしたので、確か30~40名くらいのアットホーム的な、ご披露宴でした。
ご披露宴の内容は、ごく一般的なプログラムで進行していきましたが、お開き近くになってきて、やはり新婦さんからご両親様に感謝の手紙がありました。
でも、その前に、新郎さんのお子様小3~4年生女の子が、父親と、天国にいる母親と、これから新しくなるお母さん(新婦さん)に向けて、手紙を朗読したのです。
それが、とても文章が素晴らしく、その上、感情を入れ込んだ読み方がもの凄く上手で、宴席にいらっしゃったご来賓の皆さんも、殆んどがすすり泣いていらっしゃいました。
特に、天国にいらっしゃるお母様に向けては、もうなんて言っていいのか分かりませんが、大人の気持ちを十分に知り尽くしたような文章で、私もそれの驚きで、自然に涙が出て来ました。
ありゃ~~~、ひょっとしたら、今はどこかで女優さんになっているかも知れないようなお子さんでした。
そして、それで終わらず、父親の再婚相手の新婦さんに対しても、「新しいお母さんへ……!」と云う言葉から始まり、こちらも素晴らしい読み上げで、これもご来賓の涙を誘っていました。
まあ、過去に千数百件以上のブライダル撮影に関わって来ましたが、このご披露宴だけは、何年経ってもしっかりと脳裏に焼き付いています。
当時は、結構ビデオカメラもそこそこの重量があり、新郎新婦さんも会場内を動き回るようになっていましたので、ハンディスタイルと言って肩に担いで撮ったものでした。
その時に使っていたビデオカメラです。
phoro 2
photo 3
自分もそこそこミーハーですので、撮影時の記念にと、カメラヘッド部にサインをいただきました。
今は、4Kと云う一般的なハイビジョンをはるかに上回る高解像度のTVも出ていますが、どこまでこの技術は進むのでしょうかネ?
また、機会があれば、ブログでご紹介したいと思います。
で、6月も残り一週間をきりましたが、かつてはブライダルの撮影に携わっていましたので、その時の色んな想い出が甦ることがあります。
この映像の業界は、目まぐるしく移り変わったと云うのか分かりませんが、かつてはVHSで納品していたのが、気が付けばDVDやBlu-rayなどのディスクでお客様に納めるようになりました。
今から20数年前だと思いましたが、私が仕事をいただいていたHotelから、来年度からはDVD納品です……、と通告を貰い、それから必死になってPC編集をマスターして、その絡みでDVD制作が何とか出来るところまでになりました。
photo 1
こちらが当時制作していたDVDのメニュー画面です。
ご存知のように、DVDは、チャプターと云うボタンが必要で、ご覧になりたい所へスキップ出来る様になっていなければなりません。
それの、リンク合わせや、ボタンの色合いの変化など、かなりの学習をしなければなりませんでした。
今思えば、我ながら参考書だけで良く出来上がったと、自分自身を褒めてあげたいくらいです。(笑)
さて、話がずれましたが、そのブライダル撮影中に、余りにも感動シーンの素晴らしさに、正直、涙をこぼしながら撮影したことがありました。
その内容は………、
新郎さんは小3~4年生女の子の父親で、奥様が早くに他界し、今度が二度目の再婚でした。
そして、新婦さんは初婚のようでしたので、確か30~40名くらいのアットホーム的な、ご披露宴でした。
ご披露宴の内容は、ごく一般的なプログラムで進行していきましたが、お開き近くになってきて、やはり新婦さんからご両親様に感謝の手紙がありました。
でも、その前に、新郎さんのお子様小3~4年生女の子が、父親と、天国にいる母親と、これから新しくなるお母さん(新婦さん)に向けて、手紙を朗読したのです。
それが、とても文章が素晴らしく、その上、感情を入れ込んだ読み方がもの凄く上手で、宴席にいらっしゃったご来賓の皆さんも、殆んどがすすり泣いていらっしゃいました。
特に、天国にいらっしゃるお母様に向けては、もうなんて言っていいのか分かりませんが、大人の気持ちを十分に知り尽くしたような文章で、私もそれの驚きで、自然に涙が出て来ました。
ありゃ~~~、ひょっとしたら、今はどこかで女優さんになっているかも知れないようなお子さんでした。
そして、それで終わらず、父親の再婚相手の新婦さんに対しても、「新しいお母さんへ……!」と云う言葉から始まり、こちらも素晴らしい読み上げで、これもご来賓の涙を誘っていました。
まあ、過去に千数百件以上のブライダル撮影に関わって来ましたが、このご披露宴だけは、何年経ってもしっかりと脳裏に焼き付いています。
当時は、結構ビデオカメラもそこそこの重量があり、新郎新婦さんも会場内を動き回るようになっていましたので、ハンディスタイルと言って肩に担いで撮ったものでした。
その時に使っていたビデオカメラです。
phoro 2
photo 3
自分もそこそこミーハーですので、撮影時の記念にと、カメラヘッド部にサインをいただきました。
今は、4Kと云う一般的なハイビジョンをはるかに上回る高解像度のTVも出ていますが、どこまでこの技術は進むのでしょうかネ?
内容は分かりませんが、場の雰囲気とお子様の朗読に込み上げて来るものが推測されます。
池さまは色々な結婚式にお立会いになられて、面白い
NGなエピソードなどもお有りなのでしょうね。
オメデタイ席での出来事、たまにご紹介頂ければ楽しいですね。
幸せな人の表情が写真に収められるっていいですね! 羨ましい!(笑)
早々にコメントありがとうございます。
このご披露宴だけは忘れられません。
余りにも、新郎のお子さんの朗読が良過ぎて、
大袈裟でも、盛った話でもなく、会場全員が涙していたと思います。
挙式も披露宴も、新郎新婦ご本人達にしてみれば、
基本的に一生涯で一度……、と云う概念ですので、
ホテルサイドも、全ての面で、もの凄く気を使って、
応対しています。
勿論、その撮影に携わっていますと、
プロだからミスは絶対に許されないのが当たり前で、
ある意味、完全主義者のような感覚で仕事をしていました。
また、やっほさんのおっしゃるように、結婚式などの
エピソードは、言うに言えないことが多くて、
ご披露出来ない話が多いのですが……、
これも一度ですが、
夏の混雑している軽井沢の古い教会へ挙式を撮りに行きました。
参列者の皆様は、ご親族は当然ですが、他の方々は、
殆んどが、軽井沢の別荘族でした。
別荘族の皆さんは、夏の期間、1ヶ月ぐらい軽井沢に滞在していらっしゃると思います。
(ひょっとして、やっほさんもその別荘族では?)
そして、アシスタントの彼が云うには、
「池さん、教会の周りに停まっている車は、すべてが外車ばかりです……!」 と。
確かに見たら、新郎新婦が乗って来られてのが、
ベンツのオープンカーで、その他にも、BMW、ボルボ、
あとイタリア車らしきものだらけでした。
私が乗って行ったのが、ボローバードと云う国産車でした。
この時は、ビデオカメラの予備も持って行っていますので、
脚やバッテリー、無線音声等、他の機材も合わせれば、そこそこ数百万以上の価値があるのですが、
そのズラ~~っと並んだ外車を見たときに、
あ~~~あ! 貧乏人は外車になんか乗れないなア~~と、
痛切に感じました。
それからも、必死で仕事をして来ましたが、
遺りませんでした。(涙)
そんなもんです。
人様の人生の大切な節目に関わるお仕事ですので色々な経験がおありだと思いますが 今日のお話は心打たれ感動しました。
きっと素敵なご家族になってお幸せにお暮らしの事でしょうね。
実物より修正しないで綺麗に撮ってくださって写真やさんは嬉しいですね。
梅雨晴れ間にふさわしいお話でした。
いつもコメントありがとうございます。
ブライダル撮影は、ビデオもスチルも、一発勝負ですので、
本番前から緊張の連続でした。
自分は、一番怖かったのが、突然のビデオカメラの故障でした。
でも、万一も考慮して、予備も含めて常に2台のビデオカメラを準備して行きました。
幸い、アクシデントが無かったので、よかったのですが、
もう今、この歳になりますと、
あれ程に神経を使いながらのビデオ撮影は、
二度としたくないと思っています。
正直、本番時は寿命が縮まる思いでした。
この仕事で、一番嬉しかったのは、
お客様から、「キレイに撮れていて良い記念の映像になります……!」と喜んでいただけた時です。
こんばんは池さん。
ブライダルの撮影は、失敗が許されないから、
さぞ大変でしたでしょうね。
そんな色んなカップルの結婚式の思い出を
撮影するって幸せな事ですね~。
今頃、きっと、みなさん、幸せに暮らしてらっしゃる
でしょうね。(*^_^*)
いつもコメントありがとうございます。
ブライダルのビデオ撮りは、もう必死でしたヨ!
カメラマンがどっぷりとご披露宴に入り込み、
新郎新婦様やご家族の皆様が、後々何をご覧になりたいのか、
そればかりを考えながらお撮りするのですから、
もの凄くハードな撮影でした。
例えば、ご披露宴で、よく新婦さんがご両親に向けて
感謝の気持ちをお手紙にたくしてお読みするシーンがありますが、
とぼけたカメラマンは、涙ながらにお手紙を読む新婦さんのアップで撮ってしまい、
目の周りのお化粧が崩れているところも
しっかり映ってしまうのですが、
後で新婦さんご自身がそんなシーンを見たくないと思います。
それなりきの雰囲気の良い画角があり、新婦さんのお手紙の内容次第で、
ご両親の映像をおりまぜたり、しなくてはなりません。
テレビの様に、第三者的に一般人に見せる映像でしたらそんな手法も使いますが、
新郎新婦ご本人様がご覧になることを念頭に置いてお撮りしないと、
絶対に喜ばれない映像になってしまいます。
ですので、そこら辺を理解しているカメラマンと
知らずして撮るカメラマンは、後々仕上がり映像に
雲泥の差がおのずから出てしまいます。
その道の厳しい業界です。
でも、情熱を傾けていける仕事だと思います。