Tokyo Air Band Life Garden

東京で働き始める僕、同時期エアバンドを結成した僕の日常と音楽についてのアレコレ

Hey Joe, We're dismissed now/PARTY2-TOKYO

2021-04-18 21:00:00 | Weblog



Buzz

DC/PRG

Hey Joe, We're dismissed now/PARTY2-TOKYO

@新木場スタジオコースト

行ってきました。

伝説に立ち会いました。
最高でした!

DC/PRG(以下DCPRG)
ラストライヴ

20年以上の歴史に終止符
を打つこのラストライヴ

DCPRG 2021年 解散です。

解散が発表されたのは2月
衝撃すぎました

そして
チケット抽選へ

当選!

このコロナ禍
人数が普段より制限されているため
SOLDOUTだったようで
その中、当選できて良かった。

ラストライヴはなんとしてでも
観なければ
な心情だったので

さて
当日、割とギリで新木場駅
そこで先輩50さんと合流
20年前 私にDCPRGを教えてくれた50さんと共に
ラストライヴへ

スタジオコースト到着
久しぶりだなぁ

ちなみに
このコーストでのラストライヴは
ホントに最後の最後のラストライヴ
ラストライヴツアーとして
この数日前に大阪でParty1が行われてて
この日のコーストのライヴがParty2


会場に入ると
中は初めてな状況
椅子が入ってる
コーストに
これはコロナの影響というのが
後ほど分かりました

待ちます。
始まって欲しい気持ちと共に
ラストかぁ終わって欲しくないなぁ 
な気持ち

暗転

登場!
DCPRG

狂った指揮官と11人の傭兵
(DCPRGアルバム 4thアルバム 『Second Report From Iron Mountain USA』収録のCatch22 feat. Jazz Dommunisters&兎眠りおん 的な表現)
登場


そして
狂った指揮官こと主幹の菊地成孔さんが
話し始めます。

最高な状態で前のめりにラスト
だからラストツアーで新メンバー加入
新メンバー MELRAW(Sax)の紹介

この会場内の椅子は制限人数=入場人数を少しでも増やすため
そして条例違反の罰金分支払いためであること(そのためメンバーのギャラは増えない。。ちなみにギャラという言葉そのものの意味も話してくれた。勉強になったねぇ と)
条例違反とはこのコロナ禍の条例のことで
ライヴは2時間というがあるらしい
しかし今回のライヴは思いっきりやることを最優先にするため時間超過になる

つまりタップリ音を振りまくと高々と宣言
会場は大盛り上がりであったことは
言うまでも無い

始まる前ではあるが
MCは相変わらずの切れ味
めちゃくちゃ面白い!

菊地成孔さんのMCだけのアルバムが出て欲しい。
個人的に即購入間違い無し
ただなかなか危ない話が多いので
記録があったとしてもリリースは無いですね。。。


そして

「我々は完璧にチューンナップされている。諸君のコンディションはどうかな?」

ライヴスタート

ラストライヴである
この日のセットリストは以下


構造I(現代呪術の構造)Structure I La Structure De La Magie Moderne

fkA(Franz Kafka's Amerika)

Play Mate At Hanoi

Perfect Days For Jungle Cruise(ジャングルクルーズにうってつけの日)

RONALD REAGAN OTHER SIDE

Catch 22

Circle/Line〜Hard Core Peace

Hey Joe

(encore)

Mirror Balls


。。。
最初のナンバーは
構造I

アップチューンの偏拍子
2ndアルバム『Structure et Force(構造と力)』の一曲目
本ナンバーで会場一気にヒートアップ!

もう何度も書いている気がするのですが
また書いてしまうと
本曲は、リリース当時
カレッジチャートでNo.1をとったナンバー

当時、カレッジチャートやるなぁ
良い音に敏感だなぁ
凄いなぁ なんて
カレッジチャート界隈に感心しちゃってたり

これ音を揃えるところが
カッコいいんです。


2曲目
fkA
最後のアルバム
5thアルバム『Franz Kafka's South Amerika』
からのナンバー
最近のライヴだと定番的
小田さんのキーボードが映えてたなぁ
鍵盤マジックな曲

この曲が入っている最後のアルバム
個人的な2010年代のセレクトにさせていただいてます。
この曲も含めて素晴らしい曲ばかりです。


そして
3曲目
Play Mate At Hanoi

遂に大名盤
1stアルバム『Report From Iron Mountain』からのナンバー
アルバム2曲目の本ナンバー
ほぼ全てのライヴで披露されてるような
超盛り上がる!
このラストライヴでも盛り上がりました!
そりゃね
そうです
本曲はJazzミュージシャン菊地雅章さんの
名盤『Susto』に収録されている
New Nativeのマッシュアップした曲
独特のベースライン
聴いた瞬間に
これと分かるので
このベースが流れるとフロアのテンションあがります。

このマッシュアップについて
2011年のDCPRGの菊地雅章さんへのベネフィットライヴで菊地成孔さんのMCで知りました。私。


そして
続いての4曲目は
Perfect Days For Jungle Cruise

3rdアルバム『Franz Kafka's Amerika』
のナンバーで、アルバムの一曲目を飾る曲

オルガンの音で幕開け
淡々としたベースを軸に
即興的な様々な音が展開されていきます。
Jazzのスリリングさをライヴで感じました。

この曲の思い出
一度2007年に解散していたDCPRGが
2010年10月9日
遂に復活のライヴ
復活最初のライヴでのナンバーが本曲
この音 この大世帯だからこその
迫力があります。ライヴでは。

ちなみにその時の復活のライヴ@日比谷野音の様子は

この時の投稿
割と閲覧されてるみたいです。
ありがとうございます。


ライヴ5曲目
RONALD REAGAN OTHER SIDE

この曲は
アルバム『機動戦士ガンダム サンダーボルト オリジナルサウンドトラック』
に収録されている
DCPRG(正確にはこの時はdCprG)の曲

最近のライヴだと
このOTHER SIDEをやるイメージです
もとは5thアルバムの最初を飾る名曲
RONALD REAGAN
それがサンダーボルト用にremixされた感じ
なのが本ナンバー
今回のラストライヴでカッコよかった!
中盤の渾然一体となった感じが凄く良いです。
類家さんのトランペットも熱く展開され
そこから大村さんの放たれるギターの輝く音色
キーボードの厚みのある音・音が重なり
盛り上がりました!

ちなみにRONALD REAGANもホント盛り上がるんです
印象深かったのは
フジロック16でのライヴの1発目がこの曲だったこと。


そして6曲目
Catch 22

1stアルバムの最初を飾る
名曲

これでしょ
やっぱ
DCPRGといえばこれを聴かないと。
かもなナンバー
フェスとかでは披露されないような感じですが
単独ライヴとかで披露されるようなイメージ
これを聴かないと

ライヴで同じ姿を見せない
本曲
そして本曲がCatch 22であるか認識するのが
なかなか難解で後半のベースラインで
あ!Catch 22だと分かる感じの
スリル感
2010年以降のセカンドシーズン以降は
これに加え最後の〆かたで本曲と確信になります。

ライヴでは各メンバー・パートが
それぞれ自在にソロ的にフューチャーされ
音の連続爆破が行われる感じ

この曲はとにかく
ライヴだとカオス
この曲はカオス

DCPRG2枚組ライヴアルバム『Musical From Chaos』の2枚目の曲は
全てCatch 22でそれぞれの曲が
違っていて楽しめます。

いろんなところで
聴いたなぁ
Catch 22
(浸る。。。)

菊地成孔さんの書籍デビュー作
「スペインの宇宙食」
(これは面白すぎるのですが)
の中の一編
Catch 22を読むと
1stアルバムに収録されている本曲の最後の最後
女性が言っているセリフを
深読みしたくなります。
あのセリフには個人的推察を私は持っているのですが
(正確には持っていたけど、今、空で言える程、覚えてない。。。
読み返そっかな本)
ライヴの稿なのでやめておきます

今回のラストライヴでも
カオス

そして現れるベースライン

最後、千住さんのドラムソロで締まります。
この千住さんのドラムソロが
長く熱く展開されて完結します。



ライヴ7曲目
前曲のドラムソロから間髪入れず始まります。
あの坪口さんのキーボード音

キターーー!!!

Circle/Line 〜 Hard Core Peace

これなんです!
私にとって。

この曲をライヴで体感すると
この気持ち良さ・感覚は
他では得られないと強く思ってしまう程の
体感
そして実際、他では体感しえないです。

2007年に一旦解散した時
何を思ったかって
この体感が出来なくなる喪失感が大きくあったと思います。
今回はラストライヴと認識したうえで体感したので
思いっきり浴びました。
浸りました。
染み込ませました。

1stアルバムの4曲目の本曲
Circle/Line部
とHand Core部からなっており

Circle/Lineは前述の菊地雅章さんの曲で
このDCPRGが作られるキッカケとなった
という曲

その顛末を書くのもなんなので
控えます。。。

そしてコーダ部である
Hard Core Peace
はDCPRG.菊地成孔さんによって足された部分

坪口さんの最初のキーボード音は
セカンドシーズンからは
より菊地雅章さん的なキーボード音
リスペクト
ラストライヴでも炸裂です。

様々な音が渾然として
躍動する多律動

MELRAWが入った
サックス3名体制で
連弾というか掛け合いが
2名で2段だったのが
3名で3段になって
凄かった!

そして
この日のハイライトと言っていいような時が訪れます。

それは
Circle/Line部が終わり
Hard Core Peace部へ入る時

いつものように
パーカッション大儀見さんのソロ
これが凄かった!

これまで観たどのライヴより
長いソロ
多分最長のソロ

気合い入っている!
そうだ
ライヴの最初にどれだけ大儀見さんが気合い入っているか
菊地さんがライヴ前のMCで話していた。

「なんと大儀見が立っている!」と

そうだ
気合い入っている!

そしてそのソロ
に菊地さんがカウベルを叩き
共演

素敵な時間だった。

そこに
遂に坪口さんのキーボードが入り
Hard Core Peaceへなだれ込みます。

坪口さん
大儀見さん、菊地さんを見てタイミングをみながら
最高の瞬間にキーボードを投入!

このコーダ部へ突入するキーボードが
キラキラしていて
いつも鳥肌立つんです!
血が騒ぐんです!

そして遂にライヴライヴでの
Circle/Line〜Hard Core Peace
のこのキーボード
キターーー!

私は自然と両方の拳を天に向けて突き上げてました。

そして
ホーン隊の掛け合い
キーボード、ギターのユニゾン

ここからは狂乱
音の洪水

最後の方で
坪口さんのショルキーが炸裂
観たかった!
これ

坪口さんステージ縦横無尽ショルキー
後半、大村さんのギターと隣り合わせで交互に唸ります。

最後は
全メンバー全パート
音の彩の爆発!

凄かった!
最高だった!



そして
本編最後の曲

Hey Joe


やっぱ
この流れ最高!

Circle/Line〜Hard Core Peace
からのHey Joe
最高!

初期のライヴだとこの流れで
鉄板なイメージで
いつの間にやらその流れではなくなったけど
このラスト近く、最近のライヴだと
この流れになったと思います。

この流れ最高
ラストライヴでこの流れになって嬉しい!

Hey Joeは2010年のリユニオン以来
セカンドシーズンのDCPRGではしばらく演奏されてなかったのですが、
久しぶりにライヴで披露された時、大興奮しました。

そこからは
Hey Joeも
ライヴで定番な感じになった気がします。

最新版のHey Joe
坪口さんの醸し出す
音の偏拍子の嵐
デジタルな風味も入り込み
矢継ぎ早に様々な音が食い気味入り込んでくる感じが
凄まじいです。
特に前半。

そして
やはりこのジミヘンからの曲である
この曲での
大村さんのギター
輝いておりました。
圧倒的なギター。
彼しかなしえないゾーン

本曲
ホーン隊が揃ってるとこもとても印象的で良いのですが、
この日、サックスの津上さん
この曲の時、フルート吹いておりました。
素敵です。

この日
菊地さん曰く元老院(=オリジナルメンバー)
である4人
菊地さん
坪口さん
津上さん
大儀見さん

やっぱ凄かったなぁ

そして
超盛り上がった!

最後、ホーン隊が揃えて唸りをあげ締まります。

凄すぎ!!!

本編完了

そして
菊地さん
一旦帰りまーす
と言って
メンバーは一旦帰り

そして
大拍手の中
再び登場です。

そして
話し出す菊地さん

「やろうと思えばまだ出来るよ。しかし、博打は辞め時が肝心なのは言うまでもない。諸君らが我々の最後のフローだ。旅路の果てに合流してくれた諸君ら全員にシェイクハンドとキスを贈りたいね。」
(Twitterで流れていたものを使わせていただきました。ありがとうございます。)

様々な話があった気がします。
最後のMC

そして過去、DCPRGと一緒に活動したアーティストや過去メンバーが会場に来ていて、その方達を紹介されてました。

OMSB (主に4thアルバム時にコラボしてたSIMI LABのラッパー)
スミレさん(サポートメンバーとしてライヴあり)
アリガス(セカンドシーズンスタート時のベーシスト)
ゴセッキー(ファーストシーズンのサキソフォンプレーヤー)

あぁ
ゴセッキー!
目視できました。唯一。
久しぶりに見ました。

そして菊地さん
言い放ちます
「最新の俺たちが最高で最強!」

会場爆発!

現メンバー紹介

そして
encoreで最後の最後のデザート一皿

Mirror Balls

やっぱ
最後はこれ!!!

コーストの大ミラーボールも発動です。






最後
感傷的な雰囲気もあった気がします。
遂に終了を迎えるDCPRG
終焉に向かって
音は奏でられているような

坪口さん
ホルン吹いてました。
初めて見ました。

フルートを吹いている津上さんの
横に行ってホルンを吹いていた坪口さん
思いっきり楽しんでいる感じだったなぁ

そして
Jazzのみならず音楽の醍醐味を様々な大きな音で
醸し出す本曲

菊地成孔のコンダクト
最高にカッコいい!!!
唯一無二のカッコよさ

そして
菊地さん
ステージからオーディエンス側を時折向き
様々な表情とジェスチャー

感動が止まらない。
心が震える







終わる
終わってしまう
と共に細胞のひとつひとつに染み込ませるかのような
気持ちで音を浴びてました。

そして
菊地さんのキーボードで締まります。

大歓声!
大拍手!

完結!DCPRG

素晴らしい生き様
最高!

ライヴ直後、涙の紅一点・小田さん
なぐさめる菊地さん
菊地さんのライヴ後の少しのマイクで
会場が笑顔な感じで終わったのが良かったです。

最高でした!







個人的にDCPRGには
20年前に出会いました。
社会人新人のような時に出会い
20年働いたその職場を離れた今年に
DCPRG解散

同じような時期のスタートとエンド
私の社会人ファーストシーズンのバイブルのようだった。
と勝手に感傷的に気持ちをリンクさせていただきながら
この投稿を書かせていただきました。
菊地成孔さんがDCPRGを終焉させた理由を自分が同年終焉させた社会人ファーストシーズンとも勝手にリンクしてみたり。。。

どえらく長い記事になってしまいました。
思いが溢れ出ていて、これでも書き足りないくらいです。

ここまで読み切っていただけるかは
分からないのですが、そろそろ締めます。
あとはTuneで。






ホント素晴らしいバンドでした。
最高!

Date Course Pentagon Royal Garden

DCPRG

dCprG

DC/PRG

◆ ShadowAirTune ◆ 
「 Circle/Line〜Hard Core Peace 」 DC/PRG
最高のナンバー!
ラストライヴでの最新のDC/PRGでの本曲
最高でした!
ファーストアルバム『Report From Iron Mountain』の
4曲目である本曲。
様々なライヴで様々な本曲を体感してまいりました。
唯一無二の盛り上がり方。
コーダ部への突入は必ず痺れます。
全編全メンバー全パート全楽器の音が凄いです。
必ずフロアが熱いです!
2000年代、20年間
私個人、この曲で突っ走れました。
感謝です。




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