私は酒が飲めない。注射のとき、アルコール綿で皮膚をコシコシッと擦られただけでも、しばらくすると赤くなってくる。若い頃、宴会の席でよく言われたものだ。「男のくせになさけない」、「酒ぐらい飲めないと一人前の男じゃない」と。今でこそ、「下戸は障害者」と広く理解され、無理矢理に酒をすすめられたり、馬鹿にされることも少なくなったようだが、昔は酷かった。こんなときは、なるべく目立たないように隅に隠れているか、開き直って大食いに走るかだった。下手に酒を注いでまわったりすると、注ぐ度に「返盃!」と強引に飲まされて目を回すだけだ。今はこういうのを「アルコール・ハラスメント」と言うのだそうな。車の運転を控えている者に対して無理に酒をすすめるのでないかぎり、罪にはならないのだろうが。
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