「検事失格」市川寛 2012毎日新聞社
市川寛子じゃないよ、寛だよ!阿部寛じゃないよ、市川寛だよ。
『暴言検事』だよ!
実は検事になるには資質に問題があったと本人も認めているんだよ。
でも、『本当の暴言(暴力)検事』はもっと酷いことをしていそうなことは想像に難くなかったりする。どんなことをしてんだろ・・・
読みはじめからずっと【言い訳】の本だろうと思いながら読んでいたが、さすがにそちらの人だけに最後には『弁護士で頑張れ!』と思ってしまった。
要はこの人は犯罪者なんです。
そして、世間にいる犯罪者の多くもこの人のような弱さが原因で、環境に作り出されているんです。
この人は検事という権力を手にしていたのだから、どの犯罪者よりも罪は深い。
で、罪に問われたか?前科者になったか?
償いは弁護士としてのこれからの仕事。ん?
じゃあさ、他の犯罪者の多くも償い方を変えてもいいんじゃない?
刑務所に入って逆に余計な知恵をつけたり反社会的な感情を育てたりするよりも、もっと効果的な罰則があったりしない?海外に見られるように奉仕活動をさせるとか。
って言うか、犯罪者に一番足りないのは『謝罪』だよね。
市川寛も結局『謝罪』は被害者が死んでからになってしまったよね。
『謝罪』することでやっと犯罪者は自分の罪に向き合えるんじゃないのかな。
刑務所に入れられて『反省』はできるだろうか。『隔離』と『処罰』はできるけどね。
『償い』はやっぱり『謝罪』からなんだろう。
検察組織の問題点はそれほど明らかにされていない。裁判所の人事を絡めた制度の問題点のようなそういう部分も欲しかった。
どちらかというと、資質に問題のある検事がいっぱいいるだろうと思わせる。本人の体験と攻撃対象がそれだからだ。
『無罪』は減点(失点)
『問題判決』『認定落ち』『ダブル執行猶予』『控訴審議』
メンツと「控訴取消」(でも、メンツでできないのは無能に見えるよね)
『作文調書』
で、市川さん、組合長さんの墓参りはときどき行っているんでしょうかね。家族への一回の『謝罪』で良しにしてないよね。弁護活動を頑張ることで謝罪に変えているって言いそうだけど、それだとやっぱり何か足りないわ。あ、他の被害者さんたちへは謝罪したのかな?暴言だけがあなたの罪じゃないよね。どれだけの人に迷惑かけた?人生変えた?弁護士として償うというのなら、まずはそこら辺をきちんとしておいてほしいな。
ああ、ちなみにこれ、ドラマ化しやすい形になっているよね。
ちょっと見たいよね?
でもやっぱり検察圧力で無理なんでしょうか。(実在の人物との関係で)
『原案』でいいやん。
今年の2月に文庫が出ているんだね。