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「明日の記憶」荻原浩

2014年04月04日 10時25分01秒 | 読書とか

「明日の記憶」荻原浩 2004光文社 (2006年6月16刷)
『小説宝石』2004年6月号~10月号
2006年5月13日全国東宝系ロードショー

映画はどうなのかわからないけれど、小説ではいつの間にか自らが将来アルツハイマーになることを考えながら読んでしまう。
みんな、こういった本でアルツハイマーを疑似体験して、病への怖れを減らしていくべきではないか。
ラストの方で日向窯の情景は素晴らしい幸福感に包まれるじゃないか。
昔の知り合いに出会える幸せとか、社会的な責任からの解放とか、ポジティブに捉えておきたい。それによって怖れが薄らぎ、本人のみならず周りの人間の苦しみも和らぐのではないか。

アルツハイマー wikipedia

まあ、きれいな幸せな形で描かれてしまっているので、もっと苦しみを描いた作品なんかも探して読んでみようか。

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