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「安部公房全集028」

2016年11月27日 12時12分12秒 | 読書とか

「安部公房全集028 1984.11-1989.12」 2000新潮社(2007年2刷)

スプーン曲げの少年(85/03)、スプーンを曲げる少年(86/10)
ともにフロッピーに残っていたものらしい。まだ作品は完成していない。
こんな途中のものが読めるのも全集の特権か。読みたくもないわ!ははは!

インタビューや講演、対談など、同じことを繰り返し読まされることになる。何回同じ事を聞いた(読んだ)?
3回目が一番苦痛で、4回目からだんだんと楽になっていく。目で追うだけで読まないから。

P75下段
いっそ、「家庭」と「結婚」という言葉を差別用語に指定して

P196下段
日本はなぜ半国家ではいけないのか。

P227上段
外敵に対してそれを防衛するルールとしての国家
(アメリカだって北朝鮮とやっていることは同じ)

安部公房はやっぱりノーベル賞が欲しかったんだな。まあ、NHKが大好きな人だしね。孤高の芸術家を気取った凡人だったんだろう。で、内緒にしていた愛人の存在なんかも当然、知られていたりするんだろうな。たぶん、生きていても貰えなかったんじゃないの?ノーヘル賞。
儀式とか組織を嫌悪するはずの安部公房がノーベル賞を期待することがおかしいんだわ。言っていることと実際が食い違うのはカッコ悪いね。偉い人ほどかっこ悪い。

1988年(64歳)ころ、体の調子が悪かったらしい。短い言葉で2回程度しかなかったが、全集収録資料数からすると1987年からすでに始まっていたのではないかと愚考する。

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