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「窃盗症」竹村道夫・吉岡隆

2018年08月12日 13時34分12秒 | 読書とか

「窃盗症 Kleptomaniaクレプトマニア その理解と支援」竹村道夫・吉岡隆編集 2018中央法規

竹村道夫 特定医療法人群馬会赤城高原ホスピタル
吉岡隆 こころの相談室「リカバリー
林大吾 一般社団法人アミティ

これは勉強になる本ですぞ。
医師・法学家・ジャーナリストなど、そして当事者。それぞれの立場から実態と分析をわかりやすく。

あれだわ、基本は精神疾患であって、アルコール依存症(アル中)や性依存症(性犯罪者)と同じだな。
 行動制御能力の著しい低下(*´Д`)ハァハァ…ガマンデキナイ 窃盗壁は衝動性障害として始まる~
あれだな、基本は根治しないということで、生涯気を付けて行かないといけない。その気づきから始まると。
 自分は大丈夫だと思っている奴は必ずまたやると。
あれです、社会的な利益からすれば治療をすべきなのだが、現在の行政司法はそうなっていないと。
 天下り先をつくるチャンスなのに、面倒くさい仕事なので手を付けないんでしょうか。

あれだよね、パチンコやたばこは遠ざけることができるが、性や買い物は生活から排除することは難しいよね。
あれなのか、家族が助ける(尻ぬぐいはその場しのぎ、先送り)のは共依存であって悪化させるだけ。「また、やっていい」のメッセージ。

損得(ためこみ)、不安から。
効率(点数教育価値観)、食べても吐けば太らない、金を払わなくても物が手に入る。(吐き出してしまうものに金を出すのはもったいない)

当事者の手記(作文)は「たぶん大丈夫」「ああ、またやるな」などと思わせる。表面的な反省と形だけの理解、時間をかけての変化。
嘘を吐くのは当たり前、嘘を吐かなくてもいい状況になるためのミーティング、同じ状況の者たちの集まり、回復を見せている者の姿に自分の将来のを見る。

 

完治というのは勘違い(「かんち」だけに)
社会生活の回復であって、意識的に維持していくものだ。

そして、ほとんどの人は生まれてから何かしらを盗んでいるはずであり、大人になるにしたがって制御することを覚えていく。だが、大人になってからでも環境によってはいつ魔がさすかわからない。そこから誰でも成る可能性のある病なのかもしれない。物がない世界や金のない人々の間では取り合い盗み合いが当たり前であり、それが豊かな社会に出てくるからこそ問題になるのだろう。思い上がったトップ政治家とその取り巻きを見ても、物を盗る(利益誘導など)のは人間の本質であり、社会はそれをどれだけ容認するか、または抑制するためにどのような方策をするかということではないか。行政として一番簡単なのは監視と罰だろうな。
だが、個人の幸せは『それをやめられること』であろう。もしくは社会の建前も「盗ったもの勝ち」になること。後者はまずありえないので、『病気』を治したい、抑え込みたい。社会はそれに応えるだろうか。それは為政者を選ぶ国民のクレプトマニア認識と意識次第。
で、警察は関与したいのかしたくないのか。点数稼ぎはしたいが責任は取りたくないというのが本音だろうな。で、警察の点数稼ぎのために表に出てきただけの窃盗症(万引き件数)なのだろう。点数稼ぎをすればいい。だが、そのあとの尻ぬぐい(検察司法精神科治療)もちゃんと頼むよ、あ、共依存になっちゃうか。警察が依存症になって、何でも捕まえればいいって姿勢になると『逮捕症』ってか。

 

依存の先は「死」

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