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太陽光発電は様子見

2008年03月20日 17時06分56秒 | eco?

太陽光発電にCO2削減と経済性の夢を見るわけですが、まだまだそうは上手く行かないらしい。

  • 大量生産により価格が下がるのは結晶型ではなく、蒸着型の発電パネルであるので面積あたりの発電効率と採算性は上がっていない。
    • 結晶型で20~30年で採算が取れる。
    • 蒸着型は結晶型と比較すると面積あたりの発電効率は半分以下であり、多重蒸着などによる発電効率の技術開発が待たれる。
  • 国(NEDO)の補助は終わっており、自治体の補助はローンを組んだ場合の利子よりも少ないため、故障やメンテによる採算性へのリスクがある。(設置工事費も8万円~40万円と高く、架台が40万円、電気工事費も11~20万円。普通の家で240~300万円かかる)
  • 将来的に電気が安くなった場合、パネルの耐久性と採算性の競争となり、やはり現在のパネルでは採算性リスクは高い。(各種発電の効率化により将来的には電気が安くなる公算もあるが、電気自動車などにより需要が増えることで電気価格は高止まりするかもしれない。)
  • 瓦屋根の場合、意匠的なアンバランスが気になる。(&スレート屋根よりも工事代が高い)
  • 設置は南側となるが、それは開放部の多い強度に不安がある側であり、屋根に重量を増やす事は建物の強度(バランス)の見直しも必要とする。(広い面積での300kgくらいであるから、重量的な心配はそれほど無いらしいが、バランスの問題はやはり心配だ)

ちょっと・・・いますぐに設置はしたくない状況だ。

太陽光発電によるCO2削減は企業にお願いしたい。
特に鉄道と道路には防音壁を兼ねる事が可能であり、鉄道においてはそのまま利用できるのであるから採算性も高いだろう。ディーゼルを使っている路線に設置する事でディーゼル車両の廃止も可能になるだろう。
太陽光発電はある程度規模が大きい方が効率的であることからも、やはり鉄道と道路(高速道路)で充実させて欲しい。
住宅は新築時に建材を兼ねた物を利用する場合を除いては、もう暫らく技術開発(低価格高効率化)を待ちたい。

※ 技術開発は数年で飛躍的に進むという見通し(意見)もあるが、値段が下がり始めるのは多くのメーカーの新工場が稼動する2011年以降だろう。

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