「アメリカの正義に惑わされるな」山本祐司・大野彩子 2003河出書房新社
ナチス・ドイツはすでに降伏し、日本の敗戦も決定的だというのに、なぜアメリカは日本に原爆を落としたのか。
東西冷戦/反(対)共産主義
「国益」のための戦争
近代化武器による自軍兵士死者の削減、一方的な殺戮
アフガニスタン・パキスタン
イラク(そしてこの本出版後のイラク戦争)・クウェート
(あ、ウクライナのクリミア半島・・・ロシアのやっていることはアメリカのまねじゃないか)
湾岸戦争 P195に「イラクが立ち直るまでには5分の1世紀はかかる」とあるが、その時期を過ぎた今、また争乱が起こっている。アメリカのまいた種が大きくねじれて育ち、国をまたいで暴れまくる。指導者を替えたアメリカはどう対応するのか。まあ、「国益」のためにクウェートは守らないとね。
まあ、ブッシュのやった場当たり的「正義」は理の無いものであり、将来への深い禍根を残し、将来、結果的にアメリカの利益を損なうものと評価されるようになるのだろうか。ね。