2013年01月01日（火） NHKニュース7 新年20分
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「臨死体験 上下」立花隆
この本は2011年1月にも読んだ。再読。
昔の人なら人生の終わりといわれた年齢になり、おまけの人生が始まる年の始まりにふさわしい読物。
門松は冥土の旅の一里塚～
おまけの人生に入ったとたんに仕事が始まり、たぶん生きているうちに人生の半分は働いたといえるようになるでしょう。死へ向かって色々なお仕事を片付けてまいりましょう。
1991年3月17日放送『NHKスペシャル』
境界（門・柵・壁・川）～忘却の野/放念の河（全てを忘れる水）
トンネル体験
体外離脱（幽体離脱）アストラル・ボディ、霊体、エネルギー体
幽体離脱の主体はどちらか（ドッペルゲンガーでも）
ユーフォリア（恍惚感）
静けさ/騒音
他者（親族・友人知人・他）、声、ドッペルゲンガー、ガイド（先導者・守護天使）、閻魔、ヤムドゥート、死神
チャネリング（自動書記）
光
全知感
スピリチュアル/ニューエイジ/死後の世界/時間を超えた次元/宇宙意識（意識世界）/死は存在しない（高次次元への移動）/全ては一つ（オメガ）/人類の進化・知覚能力の拡大
輪廻転生
サイコキネシス/テレパシー/ヒーリング/千里眼/予知/既視感・既知感・シンクロニティ/正夢/霊交信/オーラが見える
UFO体験
パノラマ回廊（走馬灯）
クンダリニー覚醒/チャクラ～サトリ・サマーディ・ニルヴァーナ～
全知（omniscient）全能（omnipotent）偏在（present）
言語の限界/表現できない世界
本人が言っているだけ
大人の臨死体験は死者と会い、子どもたちは生者と会う。
脳内現象、エンドルフィン説、大脳辺縁系の機能異常、低酸素状態、幻覚
薬物説 メスカリン＝全知感／ケタミン＝体外離脱
予備知識説
感覚遮断による認識～ソマディ・タンク（感覚除去タンク）～
声が聞こえる、文字になって見える・・・共感覚
意識レベル/意識の統合性の欠如
自己催眠による体外離脱/瞬間移動
影響妄想・させられ現象
一人会話（自分の中の人との会話、精神病）・・・チャネリング（自動書記）も同じじゃないだろうか
脳内情報処理/再構成
願望/願望実現夢
虐待体験/心理的ショック/金縛り
シルヴィウス溝
オートマチスム（意識せずに行動）～オートマン＆自我意識～
知ることへの期待
神秘（現実体験）説も脳内現象説も、読者の気持ち次第でどちらも強化するように作られている本だと思える。
わたしは神秘説に憧れる脳内説支持派かな。深入りしたら前者になるのは目に見えている。やばし！
（下）P441で「健全な懐疑心を持ち、ポイントをついた質問をできる専門の研究者の吟味を経た報告でないと、必ずしも信じるわけにはいかない」と著者は書いていながら、その後に『証言・臨死体験』なんていう証言本を出しているんだからね。世界はオカルト好きの人間の方が多くて儲かるということじゃないだろうか。
作者はまた、『この本を書いて死が怖くなくなった』なんて馬鹿なことを言っているが、そんなわけないだろ。ないよね。
