『暫定基準混乱の原因』でリンクしたPDF(PDFが嫌いな人には画像にして抜き出したwiki)を読みますと、安全側にとって決めてはいるものの、それは『緊急事態介入レベル』であることがわかります。それは短期間で収束することを前提とした、『対策が必要なレベル』らしい。
そんな基準すらも超えてしまうお茶を輸出してはいけませんね。
安全側に寄った非常に厳しい基準であるというのは納得します。(『緊急時』の食品だけで考えると)
経済性を考えた『最適な介入レベル』よりも厳しいことも知りました。
赤ちゃんのレベルで考えてあるので、大人なら10倍くらいの安全性がある。
けれど、赤ちゃんに対しては『対策が必要な緊急事態』であることに変わりない。
赤ちゃんに対して国や自治体は何か対策をとっているだろうか。
流通を制限しているから、それで充分だと思っているのだろうか。
この摂取制限の考え方は『食品だけ』を考えたものであり、実際には3月中の吸入摂取と常に晒されている外部被曝が同時にあるのだ。摂取制限の指針の中にある全身線量年間5ミリシーベルト、臓器年間50ミリシーベルトという数値はとっくに超えているはずだ。
常に対策が必要とされる上限である全身線量年間50ミリシーベルト、臓器年間500ミリシーベルトにせまっている住民もいるかもしれない。
とにかく、国が「これ以下なら安全だ」と言ってはいけないのです。
吸入摂取の計算がわからないので、自分なりに勝手に解釈をするよ。
人間は生きたフィルターでしょう。放射性物質が雨で落ちてくるように、それは埃やチリのようなものと考えればいいらしい。ならば、人間の呼吸器官に入ったものは当然、そこでくっついてしまうと思われる。人間が吸い込んでしまう量を面積で考えると20センチ四方くらいか。避難区域(計画的避難区域含む)の放射性セシウム蓄積量は100万ベクレル/㎡以上。20センチ四方なら4万ベクレルくらい。それを経口摂取で計算すると預託実行線量0.5ミリシーベルトくらいだが、経口摂取の場合は8~9割がウンチで排出されるということなので、吸入摂取はその5倍~10倍はあると考えるべきだろう。(ほら、麻薬だとか覚せい剤も効率的に摂取するために鼻から吸い込んだりするらしいじゃないですか。たぶん、それと同じ)おまけにこれは放射性セシウムだけであり、放射性ヨウ素131はもっと大量にあったと思われる。ヨウ素剤の配布もあったようだが、どれほどの効果があったかは不明だ。
おそらく、吸入摂取だけで5ミリシーベルトを超えると予想する。そこに外部被曝が5ミリシーベルトは越えているのだろう。(避難地域は年間20ミリシーベルトを超えるから、3ヶ月で4分の1以上)
そして、山間部を除いて福島県のほとんどがその1割以上の被曝をしているはず。そこに水と食べ物だよ。ぎりぎりのものを食べていると赤ちゃんはそれだけで年間全身線量が5ミリシーベルトだよ。
単純に乳児と幼児は福島県にいてはいけないと思う。
福島県に住み続けるなら、地元で採れたものを食べてはいけない。
(大人だけなら好きにすればいい)
※ 福島市は子供が住んではいけない場所 現代ビジネス2011-06-21