「海辺のカフカ(上下)」村上春樹 2002新潮社
こ・・・これは!
大好き!
「風車祭 カジマヤー」池上永一を連想し、
さまざまなアニメキャラクターを思い浮かべながら読んでしまったよ!やっと、「実写にするなら」「映画にするなら」とか言ってキャストを想定しようとする人たちの気持ちがわかった。そうか、作品を読んでいて思い浮かんでしまう(連想)キャラクターイメージって言うのがあるんだ。私は今までそういったイメージで読んだ事がなかったから、この作品をこのタイミングで読んだことに新鮮な感動を覚えている。
それとは別だが、紙も好きだ。なんて言う紙か知らないけれど、漉き柄というか細いぼこぼこの横線が気持ちいい。
キャラクターではナカタさんがすてきだ。
それに対して、ホシノさんを知的部分でスマートにし過ぎだ。もう少しバカにしないと。
田村カフカ(カラス、僕、君、15歳)
- ナカタサトル(ナカタさん、ナカタ) 薄くて淡い影
- オオツカさん(黒)
- ゴマ(子)
- コイズミさん
- カワムラさん(茶)
- ミミさん(シャム)
- オオカワさん(白黒ぶち)
- トロ(黒、寿司屋)
- テッカ
- 星野さん(トラック運転手)
- カーネル・サンダーズ
- さくら
- 佐伯 薄い影
- 大島
- サダ
- 田村浩一(彫刻家)
- ジョニー・ウォーカー<猫取り男>
空から降る2000匹のアジ・イワシ&ヒル
「お前はいつかその手で父親を殺し、いつか母親と(姉とも)交わることになる」
”圧倒的な偏見をもって強固に抹殺”
<入り口の石>
あっちの世界が結局よくわからなかったが、わからなくてもいいのだと思う。
(頭の過負荷)
小説に出てくる少年少女に読書好きが多いのは、読者自身が現在その小説を読んでいること自体が読書好きの証明のようなものなので、彼らを感情移入しやすくするための阿りであり、また、もっと小説を買わせるためのテクニックというか申し合わせがあるのではないかと思ってしまったりする。
同じように、アニメの中でアニメを見る、マンガの中でマンガを読む、ドラマの中でドラマを見ると言った事がもっとあっても良さそうだ。