名古屋~、まだやる気?全然効果のなかった方法を。
国土交通省と警察庁による「自転車専用路」の整備モデル地区が17日発表され、愛知県内では名古屋市中区桜通地区、鶴舞地区、豊橋市の豊橋駅周辺地区、豊田市の豊田スタジアム周辺地区の4か所が指定された。
鶴舞地区は中区丸田町交差点~昭和区東郊通2丁目交差点間1.2キロ。桜通地区は日銀前交差点~桜通大津交差点間0.8キロ。豊橋駅周辺地区は県道豊橋停車場線の駅前~新川交差点間0.6キロ。豊田スタジアム周辺地区は豊田スタジアム東交差点~東山町4丁目交差点間を中心に約6キロとなっている。
名古屋市は両地区の歩道の車道側半分をカラー舗装して「自転車走行レーン」にする。
同市は2001年から「自転車利用環境整備事業」として同様の試みを実施。今年度までに32キロの整備を終えているが、モデル地区指定に伴って、国庫補助事業となる。
2008年1月18日YOMIURI ONLINE
平成14年の千種区のようにすばらしい方法を考えた経緯もあるというに、中区などでまるっきり効果のなかった方法を繰り返すのはどういう了見なのか。まさか、役所の中では効果があったことになっているのか?現実を現状を見ろよ!!!自転車の利用が多い所では自転車レーンは駐輪場と化し、そうなっていない所でもレーンは守られていない。歩行者が道路側を歩きたがり、自転車はそれをよけて建物側を走る。
カラー塗装だけでは専用レーンだと表示をしていても効果が無い。また、今回の鶴舞と桜通りは歩行者の少ない通り。工事はしやすいだろうな。しかも、利用者が少ないその区間では事故が起こりにくいので、後からの報告書では効果があったことにしやすい。そういうことか・・・
現行で効果があると思われるのは植栽によるレーンの区別だけれど、バイクや自転車の放置は必ず起きるので駐輪場の整備もあわせて行わなければならない。
杉並区の実験のような実効性のありそうな方法を、しっかり考えられないものだろうか。
検索で引っかかったここが気になります。2004年に中途半端で危険な状況を作り出した渋谷橋交差点はどうなったんでしょうね。
それからね、国土交通省のページを見ると最新の状態に更新されていないだけでなく、それぞれの取り組みのほとんどがお役所仕事であり、効果のないものを形だけ上げましたというようなものばかりだ。整備前と整備後の写真が違う場所で整合性があるのか。ただでさえ効果が疑わしいのに、説得力がさらに薄れるぞ。明らかに自転車問題に対する意識が薄い。経済的な効果とインフラ費用を天秤にかけ、安全をおざなりにしている態度が見える。平成12~14年と現在では状況が変ってきているかもしれないが、少なくともこのHPを見る限り効果的な活動とそのための意識が伝わってこない。まったく、どこに金をかけているんだか。
名古屋について、なにが一番問題かと言うと、
「本当に歩行者と自転車の棲み分けが必要な所を後回しにして、区分しなくても充分安全な所ばかり整備している事だ」
当然、国から効率よく金をせしめるためだろうけどね。
モデル地区って・・・もう充分造っただろうに。
ここにも予算使いきりのにおいがする。
前進しているだろう事はわかる。信じる。だが、もっと効率よくできるはずだと思う。そうするとやはり、国からの金配り制度がネックじゃないのかな。いや、それにしても酷いだろ。もう少し頑張れるんじゃないかな。もう少し違う形でも国は金をくれるだろう。議員間で小さな地元への引っ張り合いがあるのかな。そうだとしたらいい加減にしておけよ。