向かいのママさん

出勤電車内にて更新している

５月に入ってから

ヒマな日が目立つ様になった

特に平日が厳しい

昨夜も早い時間に店前に立ったら

向かいのママさんが看板を仕舞う所だった

日付が変わる前だと言うのに

もう諦めた様だ

こちらに近寄って来て

「こんな調子じゃ

ホントに店を閉めなきゃならないかもね」

と冗談ともつかない事を言う

ママさんは前身も含めれば

数十年、お店をやって来た

長い歴史があっても厳しい時は来るのだ

「○○のママも暇だってこぼしてたわ」

○○も長くこの町で営業しているお店だ

店前の通りは歴史のあるお店と

新しい世代のお店が共存しているが

何処の店も何だかんだで苦戦中らしい

古いお店はこれまでの経験がモノを言う

これまでにも何度となく辛い時期はあったはず

それを乗り越えて来たのだから

経営者は大変だと思うけれど

歳を重ねて来ると不安が先に立つのかもしれない

そう言えば仲良くして貰っていたお店が

少し前にひっそり閉店していた

その店の店頭で販売していたたこ焼きは

とても美味しくて楽しみだったのに

閉店理由はいろいろあるだろうが

残念で仕方ない

当店も他人事ではない

何とか頑張って乗り越えて行きたい