昨日の続き…
土曜日の夜、久し振りに友達と遊びに来た初音
一緒に来たマヨが結婚の事で悩んでいると言うので
占ってみたら時期が悪い事が判った
「やっぱりね」
マヨ自身も結婚については決めかねていて
踏ん切りをつけるきっかけを誰かに求めていた様だ
「今度はアタシの運勢見て」
初音が愛くるしい大きな瞳をこちらに向けた
どうやら転職を考えているらしい
3・11以来、お母さんの事が心配でならない様だ
彼女の母親は地震の前に脳梗塞で倒れた
すぐに病院に運ばれて一命は取り留めたが後遺症が残った
現在は自宅で1人で暮らしている
「アタシは広島で全然揺れなかったけど
お母さんの事を考えたら気が気じゃなかったわ
それなのにすぐに帰れなかったのが悔しかったの」
仕事とはそう言うものだと解っているが
大事な母親を危険な場所に見捨てている様で辛いのだ
初音はずっと母子家庭だ
彼女が思春期の頃、父親は家を出た
と言うよりも夢ばかり追い続けて
女房に三行半を叩きつけられて追い出されたのだ
それ以来、母親は初音に何の苦労もさせないで大学まで出した
職場では責任のある立場の母
家庭との両立は大変だったろう
そんな母の後姿をずっと見続けて来た初音
ずっと元気で居てくれるはずの母が突然倒れた
しかし初音は気丈にも仕事をしながら母を看つづけた
其処へ広島への赴任が言い渡された
「今、付き合っている彼が居るの」
広島で見つけたらしい
初音もお年頃だ
しかしその事よりも
転職するタイミングについて知りたいと言う
占いでは時期は悪くないと出た
身の振り方は勿論彼女が決める事だが
恋も仕事も上手く行くよう祈ったのは言うまでもない
土曜日の夜、久し振りに友達と遊びに来た初音
一緒に来たマヨが結婚の事で悩んでいると言うので
占ってみたら時期が悪い事が判った
「やっぱりね」
マヨ自身も結婚については決めかねていて
踏ん切りをつけるきっかけを誰かに求めていた様だ
「今度はアタシの運勢見て」
初音が愛くるしい大きな瞳をこちらに向けた
どうやら転職を考えているらしい
3・11以来、お母さんの事が心配でならない様だ
彼女の母親は地震の前に脳梗塞で倒れた
すぐに病院に運ばれて一命は取り留めたが後遺症が残った
現在は自宅で1人で暮らしている
「アタシは広島で全然揺れなかったけど
お母さんの事を考えたら気が気じゃなかったわ
それなのにすぐに帰れなかったのが悔しかったの」
仕事とはそう言うものだと解っているが
大事な母親を危険な場所に見捨てている様で辛いのだ
初音はずっと母子家庭だ
彼女が思春期の頃、父親は家を出た
と言うよりも夢ばかり追い続けて
女房に三行半を叩きつけられて追い出されたのだ
それ以来、母親は初音に何の苦労もさせないで大学まで出した
職場では責任のある立場の母
家庭との両立は大変だったろう
そんな母の後姿をずっと見続けて来た初音
ずっと元気で居てくれるはずの母が突然倒れた
しかし初音は気丈にも仕事をしながら母を看つづけた
其処へ広島への赴任が言い渡された
「今、付き合っている彼が居るの」
広島で見つけたらしい
初音もお年頃だ
しかしその事よりも
転職するタイミングについて知りたいと言う
占いでは時期は悪くないと出た
身の振り方は勿論彼女が決める事だが
恋も仕事も上手く行くよう祈ったのは言うまでもない