ドーランの下は？

寝ぼけ眼で夕方のニュースを見ていたら

お天気コーナーのお姉さんが

「もしかしたら明日はまた雪が降るかも…」

なんて言ってた

この時期はまるでジェットコースターの様に

気温が上昇した翌日にはいきなりの急降下

コートやダウンジャケットはまだまだ仕舞えない


最近は地元駅に着いてから

バスを待たずにアパートまで歩く事にしている

以前のように刺す様な冷たさはなく

アパートが見えてくる頃には

すっかり身体も暖まっているし

少しずつ春めいて行く季節感を味わいたいのもある

今朝も歩きながら何気なく空を見上げたら

ちょっと不吉な雲が目に付いた

この間のニュージーランドの地震じゃないが

この雲が地震雲でない事を願いたい


お店は相変わらず暇で

私の体調も一向に良くならない

入って来る報せは暗い話ばかりだ

陽気さが売り物のコミック釜が

暗い表情をしていたのでは様にならない

昔先輩のオカマが言ってた

「ドーランの　下に涙のゲイボーイ」

悲しい事や辛い事

それら全てを厚化粧に隠して道化を演じる

ドーランを塗ったら其処から先は

笑顔しか許されない

「お客さんはオカマバーに高いお金を払って

　何を求めに来ているの？」

あのお姐さんの言葉が今でも耳にこびり付いている


明日ほんとに雪が降るかしら

そうそうアパートの契約更新の書類

今夜中にサインしておかなくちゃ