昨日は生憎の天気だったと言うのに
お店はそこそこ賑わった
最初のゲストはトオルちゃん
彼はニューハーフのお店に詳しくて
最近は高円寺の“ルナのしっぽ”によく遊びに行くそうだ
以前は女装子が集まる店にも顔を出していたそうな
勿論トオルちゃんが女装するのではなく
彼女たちと楽しく飲むのが目的だ
いつも飄々としているが彼の目下の悩みは
持ち物がかなりご立派らしく
プレイのお相手が居ないと言う事だ
「そんなに大きいの?」
「この際僕のを受け入れてくれる人なら
年齢や容姿には拘りません
誰か居ませんか?」
「そうねえ、この業界には昔から
“巨根信奉”ってな習いがあって
大きければ大きいほど良いって言うゲイやオカマがわんさかよ
ニューハーフの出会い系とかで呼びかけてみたら?」
「それもやってるんですけど中々会うまでに至らないんですよ」
シモのお悩みを聞いている内に
終電の時間が近付いて来たのでメアドを聞いて
耳寄りな情報を提供する事に…
でっかいの好きな人多いと思うんだけど…
11時から新人のトシちゃん登場
既にお客さんはトオル以外にも2組
早速トシには新規のお客様に付いてもらう
オカマバーだけど男の子が接客しても全然オッケーな3人組だ
それにしてもトシちゃんは
昼間のバイトで疲れてると言うのにホントに元気が良いのだ
どんなお客様にも臆することなく積極的にお相手できる
そう言えば彼も、もう一人の新人同様に声優を目指しているそうだ
そこへアニメーターの山ちゃんが来店
トシちゃんと意気投合
山ちゃんの過去の仕事を色々聞いて
「そんな凄い人とお話できて光栄です」
当店では中々難しい部類に入る山ちゃんに
すんなりと心を開かせたトシ恐るべし
その後は当店最強のお客様ミッちゃんにも果敢に挑む
今夜のミッちゃんはかなり大荒れだ
案の定、けちょんけちょんに罵倒されている
しかし此処が踏ん張り時なのである
ミッちゃんはけっして鬼ではない
真心でぶつかれば必ず応えてくれるはず
トシはさすがに賢い
誠意を持ってミッちゃんに応対している
すると女王様は心を開いたようだ
「アンタのためにボトルを入れるわ!」
ありがとうございま~す
ゴマメさんがトンズラしてどうなるかと思ったけど
大物新人が入ったお陰で活気も出て私たちも張り合いが出る
帰りにヒデミさんがポツンと洩らした
「アタシ時給上げて貰ったの
何だか気が重いわ…」
トシの活躍で自分の身の置き場に危機感を抱いてるようだ
「お姐さん、大丈夫よ
そのルックスさえあれば怖いものなしよ」
「アンタ馬鹿にしてんの」
さあ今夜も頑張るわよ~
お店はそこそこ賑わった
最初のゲストはトオルちゃん
彼はニューハーフのお店に詳しくて
最近は高円寺の“ルナのしっぽ”によく遊びに行くそうだ
以前は女装子が集まる店にも顔を出していたそうな
勿論トオルちゃんが女装するのではなく
彼女たちと楽しく飲むのが目的だ
いつも飄々としているが彼の目下の悩みは
持ち物がかなりご立派らしく
プレイのお相手が居ないと言う事だ
「そんなに大きいの?」
「この際僕のを受け入れてくれる人なら
年齢や容姿には拘りません
誰か居ませんか?」
「そうねえ、この業界には昔から
“巨根信奉”ってな習いがあって
大きければ大きいほど良いって言うゲイやオカマがわんさかよ
ニューハーフの出会い系とかで呼びかけてみたら?」
「それもやってるんですけど中々会うまでに至らないんですよ」
シモのお悩みを聞いている内に
終電の時間が近付いて来たのでメアドを聞いて
耳寄りな情報を提供する事に…
でっかいの好きな人多いと思うんだけど…
11時から新人のトシちゃん登場
既にお客さんはトオル以外にも2組
早速トシには新規のお客様に付いてもらう
オカマバーだけど男の子が接客しても全然オッケーな3人組だ
それにしてもトシちゃんは
昼間のバイトで疲れてると言うのにホントに元気が良いのだ
どんなお客様にも臆することなく積極的にお相手できる
そう言えば彼も、もう一人の新人同様に声優を目指しているそうだ
そこへアニメーターの山ちゃんが来店
トシちゃんと意気投合
山ちゃんの過去の仕事を色々聞いて
「そんな凄い人とお話できて光栄です」
当店では中々難しい部類に入る山ちゃんに
すんなりと心を開かせたトシ恐るべし
その後は当店最強のお客様ミッちゃんにも果敢に挑む
今夜のミッちゃんはかなり大荒れだ
案の定、けちょんけちょんに罵倒されている
しかし此処が踏ん張り時なのである
ミッちゃんはけっして鬼ではない
真心でぶつかれば必ず応えてくれるはず
トシはさすがに賢い
誠意を持ってミッちゃんに応対している
すると女王様は心を開いたようだ
「アンタのためにボトルを入れるわ!」
ありがとうございま~す
ゴマメさんがトンズラしてどうなるかと思ったけど
大物新人が入ったお陰で活気も出て私たちも張り合いが出る
帰りにヒデミさんがポツンと洩らした
「アタシ時給上げて貰ったの
何だか気が重いわ…」
トシの活躍で自分の身の置き場に危機感を抱いてるようだ
「お姐さん、大丈夫よ
そのルックスさえあれば怖いものなしよ」
「アンタ馬鹿にしてんの」
さあ今夜も頑張るわよ~