ボディビル大会②

昨日の続き…

芝公園に到着したがメルパルクホールの入り口はまだだ

運転手さんは気を遣って会館の正面玄関の車寄せに着けてくれた

しかし其処は会場の隣にある

レストランや結婚式場などのある建物だった

幾らなんでも此処でボディビル大会はやらないだろう

インフォメーションの女性に尋ねて

本来の入り口を目指した


外に出ると数人のマッチョが目に入った

彼らは選手のようでウォーミングアップしている所だった

やっと辿り着いたとホッとしていると

其処は選手控え室の前だったのだ

観客入り口はさらに回りこんだ所にある

あらかじめネットで会場周辺のアクセスを確認すべきだった

そうすればもっとスムーズに会場入り出来たのに…


入り口でチケットを渡して中へ入る

まだコンテストは始まっていなかった

今回の席は前から５列目という最高の場所だ

場内はほぼ満席で、選手を応援に来たマッチョで一杯

全国のコンテストを勝ち抜いたビルダーが日本一を競う大会だ

応援も各地から駆けつけてるようだ


審査員や関係者のすぐ後ろが私の席だった

隣にユキちゃんを見つけ

「ごめん、遅くなって」

ユキちゃんの友達のミサオさんの顔も見える

「もう来ないのかと思ったわ」

ステージでは関係者に贈られる功労賞授賞式が行われている


いよいよコンテストの始まりだ

男子は３９名の中から一次、二次と予選を行い

最終的には１２名に絞られて順位が付けられる

しかし予選で落とされた選手は

ただステージの上に立ってるだけで

呼ばれなければ比較さえして貰えない

この日の為に地獄の様なトレーニングを積んで

地区大会を勝ち上がりやっと全日本大会に出場できても

この扱いなのだ


優勝候補は決まっていて

よほどのバッドコンディションでない限り

番狂わせは起こらない

１位と２位は今年も予想通りだったが

３位以下に多少の変動があり

新旧交代の波がボディビル界にも押し寄せて来ているのを感じた

そう言えば数年前まで常連だった選手も

随分と減ったようだ


私は決勝審査を待たずして帰ったのだが

ウチに着いて今回出場していたビルダーのブログを見た

彼は二次審査まで残ったが決勝の１２人には残れなかった

かなり仕上がりは良かったが

ボリューム感で他の選手の方が上回っていたのかも

コンテストを終え、かなり疲れていると思われるが

きちんと結果報告を忘れない所がまじめな性格を物語っている

応援してくれた人への感謝の気持ちも忘れていない

彼が早くトップビルダーの仲間入りする事を祈りたい