嫌な雨が降り続いてる
昨日からの雨
明日まで残るらしい
それでなくても
木曜日はヒマなのに…
そう言えば
私がこの店に入った頃
ミコさんと言う先輩が居た
彼女は群馬の高崎から
片道2時間半かけて
通勤していた
とても温厚で人当たりの良い彼女は
男女問わず、誰からも好かれていた
外でキャッチしている時も
ミコさんと世間話をしてると
あっと言う間に時間が過ぎて行く
彼女は店に居る時だけ女装をするのだが
普段はホモ活動をしているらしい
さらに花柳流のお教室を開いていて
木曜日は生徒さんに教える為
店を休んでいた
「お姐さん、夜は何してるんですか?」
「新橋のホモバーへよく行くの」
ぽっちゃり系のサラリーマンタイプが
お好みの様だった
そう言うミコさんも素顔は
西郷輝彦に似た渋い二枚目だった
女装すると、素顔からはとても
想像できない艶やかな女に変身する
「こないだ意地悪オヨネに横槍入れられたわ」
新橋の店でタイプが居たので
ミコさんは男ぶってにじり寄って行ったそうだ
ところが相手はその店ではモテモテで
後から来た常連に邪魔されたと言うのだ
「まあ悔しい!と思ったけど
そこはクールに振舞ったわよ
でもあの彼良かったわ~」
でしゃばりオヨネはその店では主みたいな存在で
機嫌を損ねるとマスターにある事ない事言って
出入り禁止に追い込むらしい
「そう言うイケズなホモって多いのよね~」
実はミコさん、そのオヨネから一度
アプローチをかけられたのだ
でもタイプじゃないからやんわりと
断わったと言う
それをいつまでも根に持ってるらしい
ミコさんはマスターにも気に入られてるので
出禁は免れたらしい
“木曜日のテル”と命名され
忙しくなるとカウンターに入って
お手伝いもするそうだ
「お姐さん、ホモバーとオカマバー
どっちが良い?」
「ノンケは5割増しだからオカマバーね」
お姐さんに言わせれば
ノンケと言うだけで魅力が5割アップだとか…
お教室の方が忙しくなって
夜の蝶を辞めてしまったミコさん
“木曜日のテル”も辞めたのかしら
昨日からの雨
明日まで残るらしい
それでなくても
木曜日はヒマなのに…
そう言えば
私がこの店に入った頃
ミコさんと言う先輩が居た
彼女は群馬の高崎から
片道2時間半かけて
通勤していた
とても温厚で人当たりの良い彼女は
男女問わず、誰からも好かれていた
外でキャッチしている時も
ミコさんと世間話をしてると
あっと言う間に時間が過ぎて行く
彼女は店に居る時だけ女装をするのだが
普段はホモ活動をしているらしい
さらに花柳流のお教室を開いていて
木曜日は生徒さんに教える為
店を休んでいた
「お姐さん、夜は何してるんですか?」
「新橋のホモバーへよく行くの」
ぽっちゃり系のサラリーマンタイプが
お好みの様だった
そう言うミコさんも素顔は
西郷輝彦に似た渋い二枚目だった
女装すると、素顔からはとても
想像できない艶やかな女に変身する
「こないだ意地悪オヨネに横槍入れられたわ」
新橋の店でタイプが居たので
ミコさんは男ぶってにじり寄って行ったそうだ
ところが相手はその店ではモテモテで
後から来た常連に邪魔されたと言うのだ
「まあ悔しい!と思ったけど
そこはクールに振舞ったわよ
でもあの彼良かったわ~」
でしゃばりオヨネはその店では主みたいな存在で
機嫌を損ねるとマスターにある事ない事言って
出入り禁止に追い込むらしい
「そう言うイケズなホモって多いのよね~」
実はミコさん、そのオヨネから一度
アプローチをかけられたのだ
でもタイプじゃないからやんわりと
断わったと言う
それをいつまでも根に持ってるらしい
ミコさんはマスターにも気に入られてるので
出禁は免れたらしい
“木曜日のテル”と命名され
忙しくなるとカウンターに入って
お手伝いもするそうだ
「お姐さん、ホモバーとオカマバー
どっちが良い?」
「ノンケは5割増しだからオカマバーね」
お姐さんに言わせれば
ノンケと言うだけで魅力が5割アップだとか…
お教室の方が忙しくなって
夜の蝶を辞めてしまったミコさん
“木曜日のテル”も辞めたのかしら