リッスン・トゥ・ハー

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木村次郎右衛門

2011-04-16 | リッスン・トゥ・ハー
このたび、世界で一番年を取っている人になりました。いやあ、光栄です。それを目指していたわけですから。まあ、何ももらえませんし、いや、価値のあるものはね。メダルみたいなもんはもらえましたけど、まあいりませんわね、食えないもんは。しかし名誉ですよ。それを胸に生きていこうと思ってますよ。ええ。毎日、朝、起きて、ああ今日も生きてるって思います。110を超えてからはずっとそうですよ。心配ですよ。家族や親戚はたくさんいます。毎日のように見に来てくれるわけですが、不安はいっぱいありますよ。いつ死んでもおかしくないって思います。まあ、せいぜいゆっくりとやりますから、そっと見守ってくださいよ。あたしが長生きすることが希望になるかもしれませんし。ひとりでもそういう風に思ってくれる人がいるのなら、あたしは生きますよ。毎日2本のタバコを胸に、それと羊羹ですな、あと、週刊朝日ね、それを胸に、あたしはこれからも生きていくつもりですよ。120ぐらいにはなりたいと思っている。120きりがいいじゃない。きりがいいところまではいきたいかな。ええ、120、をめどに頑張りますんで、サポートよろしく。ぜひとも、羊羹と週刊朝日の差し入れを。

ジェロ、ガチャピンと

2011-04-16 | リッスン・トゥ・ハー
「おまえがガチャピンか?」

「いかにも、わしがガチャピンじゃ」

「俺と組んでくれ」

「おぬしは?」

「わしはジェロ」

「何者じゃ?」

「演歌歌手じゃ」

「演歌歌手がわしと組んでどうする気じゃ?」

「世界を乗っ取ろうかと」

「それはまた大きなことをいう」

「これがジェロじゃ」

「おもしろい、ジェロ、組んでもよいが、ただ組むだけでは面白くもない」

「どういうことだ?」

「わしと力比べをしようか?」

「おまえとわしが?」

「そうじゃ、力比べをしておぬしが勝てば組んでやろう」

「うぬ」

「わしが勝てば、魂と肉体をもらう」

「うぬう、よかろう、勝負じゃ」

「え!ええの?」

「よかろう、と言ったじゃろうて」

「魂と肉体やで。実質終わりやで?」

「わしは嘘は言わん」

「ええんやね?」

「くどい!」

「じゃあ、力比べするよ?」

「うぬ」

「はい!」

「はいはい!」

「はいはいはい!」

「さすがガチャピン、すごい力だ!」

「ジェロも演歌歌手のくせになんという力だ」

「これがサブちゃんの遺伝子じゃい!」

「しかし、所詮は演歌歌手!えいや!」

「ガチャピンの底力おそるべし!もうかなわない!」

「約束通り、魂と肉体をもらうぞ」

「よかろう」

「ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ」