リッスン・トゥ・ハー

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さくらはさいてちるのでしょう、やがて

2011-04-09 | リッスン・トゥ・ハー
4月は歓送迎会がまっさかりですねえ、あたしもひとつふたつ参加してきました。参加って言っても、ぼんやりしてるだけで、ろくにお酒も飲みませんし食べ物もあまり食べない。話を聞いているだけ。話し上手の人じゃないとあたしの隣はつらいですよ。あたしは全くしゃべりませんから。どんどんしゃべりかけてきてくださいぜひとも。あたしは相づちを打つでしょう。ほどよい程度にうんうんと。それはあたしの防衛本能が築き上げた技術です。相づちを打つことに関してはあたしは権威ですから、相づちでわからないことがありましたら、連絡ください。雨の日の東の空に浮かんでいますし。思えばあたしはやってきますし、笹船にも乗りたいですし、ぜひ、呼んでください、って気分。

お酒もほとんど飲めないけれど、ほんの少したしなみまして、という姿勢を崩さずにやってますと、いつのまにかそばにやってきた人に注がれているんです。いやいや、それを飲み干してしまえばふらふらになって、ぐでんぐでんになってしまいますよ。帰るのが大変ですよ、という頭の中の神様が囁きまして、ちびちびやっているんです。結果的にちびちびと。ビールに日本酒、焼酎もござれだ。あたしの前に様々なアルコールを持ってきて、世界中から。

なんにせよ、切ないのが4月です。

Candle JUNEがくるぞ!くるぞ!

2011-04-09 | リッスン・トゥ・ハー
「どうも、じゅんです」

「あの、じゅん?」

「あの、じゅんです」

「そうかそうか、それはよくきてくれました」

「わたしはなにをしましょうか?」

「とりあえず座って座って」

「失礼します」

「いやあ、本当によくきてくれたよ」

「わたしにできることがありますか?」

「もちろんもちろん、まま、まずはこれを飲んで」

「ありがとうございます、なんですか?」

「雨水」

「雨水を飲まないといけないぐらいの毎日だったのですね」

「いや、ちゃんときれいにしてあるから大丈夫」

「ですが、体調が悪いんで遠慮します」

「はっきりした人だ」

「じゅんです」

「もしかしてみうらの方?」

「いいえ、みうらのほうでないじゅんです」

「じゃあ、特技は?」

「マイブームの開拓です」

「みうらの特技じゃない」

「みうら発で今では全国に広がっていますよ」

「じゃあ今のマイブームはなに?」

「キャンドルでしょうか」

「じゅん!」

「ではさっそくやりましょうか」

「お願いします」

「はい!はい!はい!」

「ああ、キャンドルが灯っていって、まるで100ドルの夜景のようだ!」

「はい!はい!はい!」

「さらに!さらに!大火事だ!これはもはや大火事だ!」

「いかがですかな」

「すごく暖まりました」

「それはよかった」

「またきてください」

「いつでも、呼んでください」

「ありがとう」

「こちらこそ、ありがとう、はまむらじゅんです」

「じゅんちがい!」