「なにをそんなに怒っているの?」
「世の中に対してさ」
「世の中?」
「そう、なにもかもうまくいかない世の中に対してぼくは怒っているのさ」
「怒ることに意味はあるの?」
「ないのかもしれない、しかし怒らずにはいられないのだ」
「それならば怒っても構わないよ」
「じゃあ怒らせてもらう」
「思う存分怒ってくれよ」
「がおー!がおー!がおー!」
「初めて見る怒り方だよ」
「ぼくの怒りはまだまだ足りないぞ!」
「どんどん怒ってくれたらいいよ」
「がおー!がおー!がおー!」
「いったいどういう意味なんだろう、がおー!ってのは」
「がおーってのは、ライオンのイメージさ」
「ライオンのイメージ?」
「百獣の王ライオンさ」
「どうして怒るときに百獣の王のイメージをするの?」
「いかにも強そうだろ」
「ライオンが強そうなのはあの風体で迫力ある声だからで、木下くんががおー!といっても余強そうじゃないけれども」
「そんなことはない、ほら野生動物が近づいてこないだろ?」
「こんな居酒屋にいてもしも近づいてくる野生動物がいたら、それはディズニーキャラぐらいさ」
「まだまだ怒り足りない、まだまだ怒り足りないぞ」
「どうぞ思う存分怒ってくれたらいい」
「がおー!がおー!がおー!」
「強情だなあ」
「ぼくは百獣の王だ!ぼくは百獣の王だ!」
「自分で言っちゃったよ」
「がおー!がおー!がおー!」
「気が済んだかい?」
「ああ、おかげですっきりしたよ」
「じゃあ僕も怒らせてもらっていいかな?」
「もちろん」
「カッカドゥドゥドゥー!」
「欧米のにわとり!」
「世の中に対してさ」
「世の中?」
「そう、なにもかもうまくいかない世の中に対してぼくは怒っているのさ」
「怒ることに意味はあるの?」
「ないのかもしれない、しかし怒らずにはいられないのだ」
「それならば怒っても構わないよ」
「じゃあ怒らせてもらう」
「思う存分怒ってくれよ」
「がおー!がおー!がおー!」
「初めて見る怒り方だよ」
「ぼくの怒りはまだまだ足りないぞ!」
「どんどん怒ってくれたらいいよ」
「がおー!がおー!がおー!」
「いったいどういう意味なんだろう、がおー!ってのは」
「がおーってのは、ライオンのイメージさ」
「ライオンのイメージ?」
「百獣の王ライオンさ」
「どうして怒るときに百獣の王のイメージをするの?」
「いかにも強そうだろ」
「ライオンが強そうなのはあの風体で迫力ある声だからで、木下くんががおー!といっても余強そうじゃないけれども」
「そんなことはない、ほら野生動物が近づいてこないだろ?」
「こんな居酒屋にいてもしも近づいてくる野生動物がいたら、それはディズニーキャラぐらいさ」
「まだまだ怒り足りない、まだまだ怒り足りないぞ」
「どうぞ思う存分怒ってくれたらいい」
「がおー!がおー!がおー!」
「強情だなあ」
「ぼくは百獣の王だ!ぼくは百獣の王だ!」
「自分で言っちゃったよ」
「がおー!がおー!がおー!」
「気が済んだかい?」
「ああ、おかげですっきりしたよ」
「じゃあ僕も怒らせてもらっていいかな?」
「もちろん」
「カッカドゥドゥドゥー!」
「欧米のにわとり!」