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夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

食べ続けても健康に被害が無いホウレンソウがなぜ出荷停止なのか

2011年03月22日 | 政治問題
 ホウレンソウと牛乳の放射能汚染が毎日放映されている。しかし放射能は微量で、ホウレンソウは毎日食べ続けても人体に影響は無いと言い切っているにも拘らず、国の命令で出荷が停止されている。おかしいじゃないか。規制値を越えたかららしいが、健康に害を与えない規制値とは何なのか。
 健康に害が無いと宣言しているのは、原子力発電の擁護であり、出荷停止を命令しているのは、原子力発電の危険性の宣言である。そうとしか考えられない。
 新聞の投書欄に80歳の男性の次のような声がある。

 菅直人首相や民主党の皆さん、素人同然の政治力しかないあなた方の政治生命がほとんど終わろうとしている時、あなた方のするべき仕事はただ一つ。原発の見直ししかない。将来の日本のため、国民の生命を守るために、今のあなた方だからできるこの決断をくだすことが真に国民を思う政策として後世に残るに違いない。

 そう、原発を必死に安全だと言って擁護しているのは、それこそ原子力発電の専門家とそれによって利益を得ている連中だけだ。灰色の煙か水蒸気か分からないものが原子炉から立ち昇っていても、その正体も原因も分からないと言っている東電の技術者や専門家なんか絶対に信用出来ない。専門家が分からないのに、それに100%の安全を保証出来る訳が無い。自分達が推進した原子力発電だから、安全だと言い張っているに過ぎない。少しでも安全に疑念を抱く発言をすれば、それこそ袋叩きに遭って、恐らくは生きていられまい。
 投書者の言うように、政府は原子力の専門家じゃないのだから、訳も分からずに専門家の言う事に同調していてはいけない。それこそ「素人」として原子力発電に断を下すべきだろう。

 同じ投書欄にこんな話がある。地震直後、投書した女性はJRのターミナル駅に降りた。駅の対応は早く、さっさとシャッターを下ろし、人々を駅の外に追い出した。トイレの使用やテレビを設置して情報の共有も出来るだろうに、とその女性は怒りをぶちまける。「シャッターで人々の喧噪から離れ、ほっとしている公共機関には呆れました」

 JRは公共機関ではないのだ。民営化して、利益追求が最大の目的の交通機関に成り下がったのである。そんな事、今に始まった事じゃない。あの尼崎脱線事故に対する対応、何の反省も無く、経営の責任者達は一様に自分達には責任は無いと言い張っている。列車自動停止装置を利益を優先して後回しにしていたのはどこのどいつだ。
 JRのこのような対応はテレビや新聞は伝えない。だから体験した人々がそれを大いに語るべきだろう。そうした情報を交換し合って、この世の中で大きな力を持つ者達がどのような動きをしていたかを冷静に見詰める必要がある。そして、この際、我々は全面的に日本のすべての機構を考え直すべきだ。被災者への支援、我々自身の助け合いはもちろんだが、目の前の事だけに追われていると、重大な事を見逃してしまう。
 テレビの情報は大切だが、被災地の様子とかこまごまとした情報を伝える事に重点が置かれているのは、案外と、細かな事に目を奪わせて大きな事柄を見逃すようにさせる魂胆なのかも知れない。