公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

3つの手筋(図形)前編

2017-12-01 13:31:00 | 平面図形




まず、ウォーミングアップから。rの値を求めて下さい。三平方の定理が使えそうですね。DからABに垂線を下ろします。四角形HBCDは、3つの角が直角なので、もう一つの角も直角になり、長方形です。ゆえにHD=r。HB=2だから、AH=r-2。図形には、3つの手筋があります。                   ①線対称なものには、軸を入れる。                   ②円と接線があれば、円の中心と接点を結ぶ(結んだ線と接線は90º)                  ③円と円、球と球が接していたら、中心どうしを結ぶ。                   図にしてみると、②は、①とほとんど同じことなので、2つの手筋といっても構いません。                   接弦定理を使ったりするときには、②の線はじゃまになったりするときもありますが、まあ、必ずといっていいほど、こういう手筋は使います。                   例えば、2017年度の国家一般職(大卒)。                   図のように、円A、B、Cと直線lが互いに接している。円Aと円Bの半径が等しく、また、円Cの半径が2であるとき、円Aの半径はいくらか。①4√3②7③8④6√2⑤9                                なぜ斜めにしてあるのでしょうか?この問題を、少しでも難しく感じさせるためです。まっすぐにしますと……ほんの少しだけ、右側の円が大きく見えるのは、目の錯覚でしょうか?とりあえず線対称なので、軸をひきます。小さい円の中心は、必ず軸上にあります。もしなかったとしたら、円の中心が2箇所あることになるからです。手筋②と③もやりますと、ここで、四角形O1HIO2は、長方形です。何も、バカ丁寧に証明などする必要はないのですが、ここは勉強のために、少し回り道をしてみましょう。四角形O1HIO2が長方形であることを証明してみて下さい。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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