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霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

何故銃は魔法に勝てないのか?

2009年09月02日 15時00分10秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。かなりの勢いで更新しておらぬ訳だが、そんな滅茶苦茶忙しかったんではないんだが…まぁ色々と事情があって更新できなんだ。日本友愛党とかのせいである。選挙関連だけが原因ではないが。

しかしまぁうちも潰れるかもしれんな。早速補正予算執行停止という凶カードを切ってくるとはおもわなんだ。うちの会社はあまり関係ないが、顧客が潰れたら一緒に潰れるしかないからな。路頭に迷う可能性が本気で出ておる。まぁ、どっかの党首が落ちた党よかいいかもしれんが。


さて、前置きはこれぐらいにして、この間から話題になっておる、アニメとかゲームとかの剣vs銃の話でもする。とは言っても剣と銃についてはある程度既に話しておるからつまらなかろう。そこで、今回はRPGとかでよくあるファンタジー世界での話だ。銃vs魔法といったところかな。

ファンタジーRPGでも銃を装備したキャラは出てくるが、大体異端で魔法こそ王道の遠距離攻撃とされてしまっておる。常識的に考えて銃が勝ちそうなものだが、確実に邪道扱いされており、軍隊の主力遠距離攻撃も魔法である。何故なのだろうか、ということだな。

ん? ダークナイト? 前編があったからと言って即後編が来るとは限らん。


まず、銃というのは非常に強力な兵器である。戦争において、射程距離というものは極めて大事である。単純に鉄砲隊と槍兵隊を比べてみればすぐわかる。鉄砲はかなり遠くまで届く武器であり、射程距離という意味では槍とは比較にならんし威力もかなりのものだ。距離があれば鉄砲隊は槍兵隊を一方的に攻撃できる訳であり、槍は非常に不利なのである。槍兵は鉄砲に撃たれて物凄い勢いで集団自殺しながら突撃、肉薄し接近戦に持ち込まなければ勝てないのである。

一方、魔法も遠距離攻撃…兵器? である。ファンタジーRPGとかをやっている限りでは銃よりも射程は短いものの、威力は強烈である。冷凍魔法は対象の周囲を一瞬で凍らせてしまうし、特に注目すべきは召喚魔法である。召喚は文字通り異次元の生命体を呼び出して使いまとして使役する魔法だが、次元に穴をあけるのである。しかも穴をあけるだけではなく、対象を召喚した後は閉めるのだ。その上召喚する対象が存在してるピンポイントの所に穴をあけるということである。

天地開闢(ビッグバン)のエネルギーでもできるかどうか怪しい。

まぁ召喚魔法ごとに指向性のエネルギー運動があるのであろうから、そこまでの力は必要ではなかろうが驚くべき力である。魔法対銃の勝負は、威力に関しては魔法の完勝と言ってよい。一方、魔法はそこまで遠くに飛ばない。届くならラスボスさん在住のダンジョンの入口で主人公がボコられる。

まぁ大抵ラスボスは紳士だというのはあろうがな。誇り高きラスボス様は狙撃みたいな姑息な真似はしないというのもあるかもしれぬ。しかし、この世の中には数え切れないほどのファンタジーがある訳で、誰一人そんな事をしてこない事を考えると、物理的に無理なのだろう。


さて、この二つの遠距離攻撃兵器だが、どちらも同じ欠陥がある。一つは連射が遅いこと、もう一つは近付かれると何もできないことである。銃は銃で弾の装填に時間がかかるし、接近されると銃はどうにも使いようがない。鈍器として殴ってもいいが、銃身を曲げてしまったらアウトだ。もう一回撃ったら自分の頭が吹き飛ぶ。魔法も使うには呪文の詠唱が必要だし、魔法に特化した奴はどうしたってひ弱になる。

ところで、諸君は長篠の合戦とかを習って、日本では戦国時代ぐらいから鉄砲が最強で槍も刀も馬も役立たずのクズになったと思っておろう。鉄砲隊に抜剣突撃するのは集団自殺だと思っておろう。

しかし、意外であろうが、この集団自殺戦法が完全に駆逐されたのは第一次世界大戦の話である。効果がなくなった時期を早く見積もっても、日露戦争あたりだ。結局、兵隊が手に持った鉄砲程度の火力では、銃剣突撃とかを完全に止めるのは不可能なのである。これには地面に設置して一回引き金引いたら百発撃てるみたいな機関銃の開発を待たねばならん。

いくら何でも、ファンタジーの世界の銃にそこまでの火力を求めるのはアレだ。第一次世界大戦時と同等程度に技術が発展していた場合、戦争にでもなろうものなら上空を戦闘機が飛びまわり、地を圧して戦車が驀進する戦場が誕生する。あとインクリボン使ってセーブしたりな。ファンタジーの欠片もない。

また、銃は使うのに弾が必要である。これが最大の問題だ。銃も弾がなければただの筒。もし火縄銃だとしても、最低限黒色火薬と鉄球が必要になる。当然火薬はほいほい作れるもんではない。また、連射性を重視していわゆるカートリッジ式(弾頭と薬莢に分かれてる今の銃の弾)を導入すると、これはもう工場でないと作れない。となると産業革命が必須となり、電車で旅するファンタジーRPGになる。

つまり、銃を大量生産し配備するにはファンタジー世界では技術力が足りんし、もし可能だという設定にしたらファンタジー世界ではなくなる。故に銃は魔法とかを駆逐できぬのである。


また、銃が魔法を駆逐できぬ理由は技術力だけではない。仮に、機関銃とは言わんまでもアメリカの南北戦争ぐらいの技術と魔法が共存する世界があったとしよう。FFの6、7、8なんかはそれっぽいな。これなら、さっき言った銃の問題は解決される。弾を工場で大量生産するのだ。

しかし、だ。ひとくちに弾を工場で作るとは言うが、これが結構な手間だ。まず、国内で鉄鋼脈を見つけなければならん。どこからかで弾の材料を調達せねばならん訳だからな。で、製鉄所を建設。鉱山からせ意鉄所までに鉄道をひき、採掘した鉄鉱石を鉄とかに変える。それからこれをまた鉄道で銃弾作成工場に送る。言うまでもなく銃弾は大量に消費されるから(二十分間の戦闘で百人の舞台が一人一分にちき三発としても、六千発使う)大規模な工場が複数必要だ。

勿論、一言で言っておるが大変な事業である。製鉄所も鉱山も鉄道も弾を作る為だけに使われるということはないが、本来ならもっと違う用途、儲かる用途に使える筈だったものを弾にしてしまう訳で、丸損となる。戦争がない時は弾なんて猟ぐらいしか用途ないしな。また鉄道も、これの為だけに列車が増発されダイヤは過密になるし、場合によっては専用の線路をひかなければならん。

斯様に、銃を軍隊の主力装備にするのはかなり手間がかかるのだ。いやまぁ火縄銃でいいならまぁそりゃいいんだがな…当たらないしな、アレ。敵ではなく敵のいる方向に向けて撃つ兵器である。

まぁ話がずれたが、銃を主力にするにはとにかく金も手間もかかる。一方、魔法は、まず旧来から使われてきたものであるから、新規に工場(魔法の場合は魔法アカデミーとかか)を作ったり技術者を育成したり鉄道敷いたりする必要がない。また、威力も非常に強力であり、銃を上回っている事は間違いない。銃兵隊と魔術師隊、どっちが強いかはやってみなければわからんが、いい勝負にはなるだろう。




だったら魔法でいいじゃねぇか。




これが、銃が魔法に勝てない一番の原因だと思う。フランスみたいな強国にナポレオンみたいな夢の溢れる人が現れたら、金を投入して軍備を整え時代遅れの魔法使いを~…というシナリオもないではないだろうが、難しいだろう。

主人公ご一行に凹まされるだろうしな。


ちなみに、意外かもしれぬが、火縄銃は槍をほぼ駆逐した。まぁ駆逐したとか言っても安土桃山時代の日本とか最先端の先進国だけの話ではあるが、火縄銃は槍を戦場からほぼ消してしまった。例えば秀吉の朝鮮征伐の時、島津軍の兵員構成は槍20%弓40%銃40%である。結局、なんだかんだと言って銃は強いのである。射手は長いし威力も馬鹿みたいにある。銃の弱点は連射の遅さと近接戦の弱さだから、そこを他の兵種で補強している訳だ。

まぁ、弱点も長所も似てるから、残念ながら余計に魔法でいいじゃねぇかオチになる訳だが。




>五時にコメしてた暇人
残念だが私は独逸国家社会主義労働者党信者だ


>他のコメ
また記事にするから待ってくれor2

ゲームとコミュニティの重要性

2009年08月17日 20時35分54秒 | アニメ、ゲーム、映画等
※左に新霧島家のフレームが表示されてる状態だと、参考動画はニコニコにログインしないと見れない。ブログパーツで見せろゴルァって人はこっち。


ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。何でだか判らんがROが起動しなくて困っている霧島である。一応、今も二、三日に一回更新しようと頑張っておるのだが、大人の事情に阻まれて週二回に留まっておるのが現状である。

とは言っても、そこまで忙しい訳ではないんだがな。放射線治療とかで毎日通院する家族の付き添いやってる様なものである。毎日準備して連れ添って病院行く訳だから時間がないし暇もないが、しかし治療中はやる事ないから暇、という暇と言えば暇なんだが暇じゃないと言えば暇じゃないと、まぁそんな感じである。いい加減疲れてきたぞ、色々と。


ところで、最近しみじみと思っている事がある。本にしろゲームにしろ、売れるものが面白いとは限らない。まぁつまりどんなに下らんものでも売れる事はあるという事である。芸術的な絵画とかな。いやまぁ普通の意味で美しい芸術が近代で出尽くしてしまったという事情は知ってるしだから変な方向に行ってしまうというのも判っておるが、アレはないだろう。

早速話が逸れた。何でこんな話したかと言うとまぁゲーム業界のこと考えてたからだが、特にアーマードコアである。あのゲーム、無印PS時代三部作、PS2の2、2AA、3、3SLと順調に進化していった。全作、掛値なしの名作と言ってよい。ところが、3SLの後に出たネクサスが掛け値なしのクソゲーであった。

どこがどうクソゲーかというと、これがまた難しい。何でって、すべての要素がクソゲーの名に相応しいからである。強いて言えば子安がかっこいい程度だ。

…うーん。

どうしよう。


クソゲー過ぎて説明が難し過ぎる。


普通クソゲーってのは、ロードが長いだとかストーリーが終わってるとか操作性が悪いだとか、何処がどう駄目か明確なものである。クソな部分が目立つからクソゲーなのである。しかし、全部クソでは説明しようがない。ロードは長いしストーリーも酷いし…操作性はまぁ全作終わってるから仕方ないんだが。


んまぁ、ともあれ順当にクソゲーだ。これが続編ナインブレイカーになると某ビューサイトのクソゲー・オブ・ザ・イヤー受賞作になる訳だからいかに酷いか判るというものだな。PS2最後の作品となったラストレイヴンについては以前触れた通り、敵が鬼の様に強い(AC=自分もしくは強敵ロボ、MT=ヤラレメカなのだが、ことによってはMTの集団に普通に殺られる)に加えて自機を構成する部品の半分以上が産業廃棄物という鬼畜難易度であった。

そう言えばむかしアンリミテッドサガというクソゲーがあったが、あれは攻略本という名の取扱説明書がないとクリアできなかった。しかし、ラストレイヴンは攻略本があってもクリアできないから悪質である。別に難易度を高くするなとは言わんが、SIRENみたいなゲームじゃないんだからノーマル/ハードぐらいつけろという話である。そこそこ簡単な3シリーズにすら難易度選択あるんだし。

そうは言っても、あれはマルチシナリオなんだから簡単なルートあるんじゃないの?っていう疑問が出てきそうだが、まぁ無いではない。ただし、無い訳ではないというレベルである。一応、やりこめばなかなか良ゲーであるらしいのだが、
まぁしかし、確実に一般受けはしない。しかもAC4に至ってはレイレナード本社施設エグザウィルとかそういう惨状である。

もうなんと言うか、未来が無い。正直、人気は低下の一方であろう。ファイナルファンタジーとかドラゴンクエストの凋落の話題も久しいが、例えばFF12にしたって、ファイナルファンタジーってついてなきゃ叩かれなかったというのはよく言われるところである。今回のDQ9もそんな感じの事が言われておるな。だからFFにしろDQにしろ、没落にしたにしてもそんなそんなクソゲーばっかりという訳ではない。一方、アーマードコアは掛け値なしのクソゲー量産体制である。

一応、今回のfAで復活した感じなのだが、そもそもネクソスからナインブレイカー、ラストレイヴン、4とシリーズが続いてる事自体がおかしい。特に開発費が物凄いかかるPS3のタイトルが二つも出てるというのは異常の一言に尽きる。


んじゃ何で続いたのか。これはひとえに、ユーザーのコミュニティにあると私は思う。

まぁつまるところ、そのゲームに対するプレイヤーの愛といったところなのだが、ACシリーズはこれが非常に強い。いや、冗談じゃないぞ。本当に凄いのだ。何せACwikiでは日夜会話が盛り上がり(2chで例えるとAC本スレが2日もすれば過去ログ行きになるぐらい盛り上がる)、三日もすれば絵師の絵かSSが投稿され、それぞれの作品に出てくるパーツ(多いと一作品700種類以上ある)一つ一つに大量のコメントが記載され、中央官庁や自衛隊からもアクセスがあるという状態だ。

あれだけクソゲーを量産しているにも関わらずこれほど愛されているものはないだろう。ACfAにしたって、あれは一応良作の部類に入るもののアーマードコアって名前じゃなかったらオンライン対戦はとうの昔に廃れてると言ってよい。特に公式戦なんぞ、どいつもこいつも同じ形してるからな。パーツが100種類あろうが200種類あろうが、突き詰めると二、三種類の組み合わせになってしまうのだな。PS3メニュー画面のゲーム説明欄にある台詞が悲惨である。100種類以上のパーツを組み合わせ、あなただけのメカを組み上げてくださいとか書いてあるからな。

しかし、それでもACは愛されている。黒歴史となるNシリーズ(ネクサス、ナインブレイカー、ラストレイヴン)もまた、愛されている。しかしゲーム自体はクソゲーであるから、普通に愛することはできない。そこでAC馬鹿(通称フロム脳、コジマ汚染患者)が考え出したのがくそみそネタである。

言うまでもなく、くそみそというのは「やらないか」とか「ウホッ!いい男」のアレである。阿部さんだな。Nシリーズがあんまりどうしようもないもんだから、ネタに走ったのである。事の起こりはネクサスのジャック・Oという奴で、任務達成率80%を誇る熟練レイヴンという設定なのだが最弱候補というぐらい弱い。機動性、特に旋回性能が死んでおり、適当に横に回りこむだけで背後を取れるのだ。しかも死んだ旋回性能でどうにか回ろうとする為、こっちに向かってバタバタとお尻を振っているようにしか見えず、ジャック=阿部さんというイメージが定着してしまったのだ。

そして、このやらないか文化はラストレイヴンにて開花した。職人が音声MADを作り始めたのである。あのゲームは音声が非常に少ないのだが、それをつぎはぎすることにより、様々な台詞が生まれた。正直私は下ネタが苦手(清十郎はこの音声MADを作業用BGMにする程度には好きらしいの)だが、一応有名な台詞を列挙すると…そうだな。

原典からの「ウホッ!いいレイヴン」「やらないか」はもとより、「ハメさせてくれ」だとか「尻を貸そう」だとか「そうだ、貴様…ハメハメしろ」とか、挙句の果てには「私のケツの中でションベンしろ」とか…スマン、これ以上は勘弁してくれ。MAD聞いて笑う分にはいいが、その、なんだ。

無理だ。


まぁしかし、こういった共同体(コミュニティ)こそ、人気が出るか出ないか、売れるか売れないかの一番重要な部分だと思う。そうじゃなけりゃACなんぞそうは売れんと言うか、会社が潰れてもおかしくない訳だ。ユーザーの愛があれば、どんなに駄目なものだって生きていけるのだ。

ROだってそうである。あのゲームももうそろそろ稼動十年を迎える訳だが、あれが今でもオンラインゲーム界の最高峰に君臨しているのはプレイヤーのコミュニティあってこそである。

ちゃんと調査した訳ではないから断言はできんが、実はあのゲームガチでやりこんでるのは少数派である。ゆるーくやっておる連中のが遥かに多い。ゲームの世界にログインしたとしても、強敵とのガチバトルだとかレベル上げだとかには行かずゲーム内の友人と喋ったり、一緒に遊んだりするのばっかりというのが遥かに多い。私もその一人だな。生活雑貨店を開いて、後は雑談したりするぐらいだ。

無論、ROがつまらんとは言わん。むしろよくできておると思う。しかし、じゃあRPG(アレはMMORPG、多人数オンラインRPGだ)としてやってる連中がいるかと言うと、まぁいることはいるが、少数派なのだ。ROは基本、ミニゲーム付mixiに他ならぬのである。

つまり、ROというゲームを根底で支えているのは、ゲームシステムではなくコミュニティなのである。あんなクソゲと一緒にするなと言う向きもあろうが、傾向は同じだ。多少つまらなくてもコミュニティがあった方が人気は出るのである。


まぁ、そんな事を考えている夏の昼下がりであった。ちなみに、我が狼鯖再開ガンスリ祭でバロス氏がやたらめったら尻を貸そうとか言ってるのはACのせいである。いくつか動画を貼っておこう…これで多少は疑問が解けるだろう。しかし、まぁ、なんだ。自重してくれ。まぁ私が張本人だから言えた義理じゃないが、今回の二次会ぐらいのノリで頼む。


・元凶

アーマードコア音声MAD詰め合わせ【高音質】


巫女茄子とジナゲド弱を見れば大抵は把握できます。


・本来のAC

ARMORED CORE NEXUS <OP>



【MAD】-Cradle-謳う揺り籠【ACfA】




・その他汚染されたAC


【MAD?】【興】カニモロ奮闘記【干】【AC】


  仕 方 な い
や ら な い か ?


【MAD?】シリヲカソウ【干】


シリガオドル。



コメ返信

>バロス氏

>極端な話、下手な学校出に仕事させるより中卒のがマシ

デスヨネー(愚民風に

三国志大戦をガチでやってた頃はゲーセンに住んでましたが、下手な大学生よか中卒派遣とか定時制のがよっぽど話も通じるし頭も切れましたね。と言うか、正直、うちのゼミ生より優秀でした。あいつら死ねばいいのに。

銃の話はまた今度。


>シャドウブレード氏

>ここが思い当たりすぎて爆笑してしまいましたので何かコメントをしたいと思った次第であります。

ああ、判ってくれる人がここにも。大学の知り合いはここ見ない(と言うか見られたら身の破滅)のと、私の交友関係が狭いのがあいまって、共感してくれる人を見つけると嬉しいのです。そう言えばこの間知り合いの研究所の人んところに行った時、彼はその道ではとても有名な凄い人だとか聞きましたね。

世も末だ。

んで、URLは…goooooooooooooooooooooooo様の不具合かな? まぁお気になさらず。言われてみればリンク先もよく判らんgooドメインになってますね、これは失礼をば。申し訳ない。


コメ返信2

>ごてぃ氏

なるほど、国語の教科書に載ってるから地位が保証されるってのは盲点でした。そして芥川賞が文藝春秋の広告塔だというのも初めて知りました。あんまり芥川賞芥川賞とか直木賞直木賞みたいに、そう、文壇の指標みたいに語られるものだから国だとか主要大学連盟だとかそんな感じの機関がやってるもんだと思ってました。アレただの小説大賞だったのね…今は芥川賞が珍プレー大賞なんでしたっけ? なんか直木賞が息を吹き返した代わりに芥川賞が没落したとかこの前聞いたんですが。

>救いがあるのは、若手の研究者の間ではそういう全共闘世代の排他的で偏狭な傲慢を見直す試みがある程度認められている点ですかね。

どこも変わらないものなんですかね…歴史学も、全共闘世代の役立たずどもの展開する歴史観に対抗するのは、大体が若手なんですよ。しかもマスゴミ連中とかには評価されないから、今回の記事でいうコミュニティは大抵ネットです…




近況とDarknessレビュー

2009年08月05日 02時52分57秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。ここ一週間何をしていたかの記憶が全く無い薫である。いや、素で。ネタではなく。

取り敢えずこの期間中行われていた事について私は一切関知…したくないが……ううむ。昨日の夜ほろほろな人に夜お金貰ったのは覚えてるが、基本的に記憶があるのは今日の朝四時ぐらいからである。それ以前はぜんっぜん覚えておらん。と言うか、今横に転がってた通帳見て気付いたが、家賃すら払ってない。何をやっとったんだ私は…幸い、光熱費は引き落としだから問題はなかった。

電気代一万五千持ってかれたがな。

まぁ当たり前と言えば当たり前だ。電源つけっぱとかそういう次元を軽く超えつつある。まぁそれもこれもROで露店を出す為なのだが、私んとこの露店でしか買わないよとか言われたら生活雑貨店主として露店出さない訳にはいかん。何か根本的に間違ってる気もするがな。



さて、一つ思い出したが、今更Darknessをプレイしてた様である。このゲームは私にとっては色々と因果な内容になっておってな。

誰も信じないだろうが私はFPSは嫌いではない。断じて嫌いではない。嫌いなのは、あらゆるゲームをFPSの枠にはめようとするFPS厨である。バイオ5お通夜とかいうスレが存在してるのを知った時には吹いたぞ。つうか、バイオ5が映画ゲーならFF3~6あたりも映画ゲーである。

んまぁ、FPSは嫌いではない。そしてFPS厨の言い分も尤もだと思う事も少なからずある。RPGなど、ラスボス戦ではラスボスが何だか偉そうな事をくっちゃべるのが定番である。実際、FPSやった後そういうシーン見ると(スナイパーライフルあれば20回は殺せるな)とか思ったりもする。実際その通りだからな。その辺でいうとMGSシリーズは流石と言える。偉そうに喋ってても狙撃する隙がない。

また、FPS的な発想と言うよりは常識で考えろって話だが…アクションとかの主人公で、そうだな、デビルメイクライのダンテ。奴はどんなに銃撃たれても動じず脳天撃たれても平気なのに刀で腹刺されると死にそうになる。これもおかしいと言えばおかしい。と言うか間違いなくおかしい。イベントシーンだとは言っても限度がある。

それに、これもアクションでよくある事だが、デカイ敵=強い敵=重装甲大火力みたいな公式があるだろう。バイオハザードも2とか5だとどんどんボスが大きくなっていくな。しかし、FPS的と言うか常識的な発想で、大きければ大きいほど戦略的に脆い。極端な話、サタン様が復活してもそこに核落とせばどうとでもなるのだ。

大抵の場合、サタン様は核なんぞ食らっても平気だが、ここは物質世界である。物理的な法則がある訳であって、核なんぞ食らっても何ともないわいと言える様になる為には物凄く大きくならねばならない。最低限月ぐらいの大きさは必要であろう。遊星クラスだとやりようによっては粉砕できるからな。

まぁ核がどうこうってレベルの話じゃなくても、どんな特殊能力やら体力があるからと言っても、どんな銃弾どんな爆弾でも無効化できる訳ないだろうjkという話である。


で、ここでDarknessの登場である。このゲームは、主人公がダークネスという能力を手に入れるところから始まる。この能力は、黒い蛇の形をしたものを操る能力で、まぁ、その、なんだ。

要は触手である。

んでこの触手を展開させると、触手で敵の銃撃を弾く事ができる。が、撃たれすぎると問答無用で死ぬ。どんな特殊な能力だって、いつまでも耐えられる訳がないからな。無論、ちゃんと動けば警察の特殊部隊だって敵じゃないが、どう逆立ちしてもヘリには勝てん。20mmガトリングガンで狙われたら即死であるし、いくらアメリカでもそこらにRPGとかスティンガーとかが転がってるって事は無いからな。触手もあんな高くまでは届かん。

また、触手も使い放題ではない。ダークネスは光に弱く、電灯でもへたってしまう。太陽なんぞは最早興味の埒外であり、昼のステージそのものが無い。そんなんだから、夜の歩道歩いててもすぐダークネスがへたる。電灯を一個一個丁寧に破壊してあげないと、ダークネスは「無理www」とばかりに消えてしまうのだ。

んで、これが警察の皆さんとかを相手にする時はもう、サーチライトで物凄い勢いで照らしてくる訳である。必死に裏通りとかに逃げねばならない。袋小路に逃げ込んで「やれやれだぜ」とか言って一息ついてたら警察のヘリに蜂の巣にされたりするからそっちにも注意が必要だ。ダークネスガード無いから即死だし。


斯様に、夢のある特殊能力を手にしてはいるものの調子に乗ると蛇に「常考」と言われて「デスヨネー」って言いながら死ぬゲームである。


又、このゲームは他の部分でも「常考」という要素が導入されている。と言うのも、一応これはFPSなのだが、FPSでは銃の弾というのはまっすぐ飛ぶ。指示された場所へまっすぐ。実はこれ自体が大きな間違いで、実銃も結構へたった放物線を描くのだ。ようつべの動画が削除されてしまっておって例を動画で示せないのが残念だが、拳銃を普通に撃つと見事な聖水ラインを描いたりする。

故に、実際にはちゃんと狙ったからと言って当たるとは限らないのである。スナイパーライフルなんかまさにそうで、何せ相手が遠いからな。風の影響とかで初弾が外れたとして、じゃあ実際にはどの辺に弾が飛んだのか、これは双眼鏡持った相方に見てもらうものだ。銃持ったままじゃ正直見つからん。

又、人間は弾が当たったからと言っても即死はしない。勿論走ってる最中に被弾したらもんどりうって転倒するが、だからと言ってすぐには死なない。実際、被弾して死ぬか死なないかは結構運勝負な部分もある。胸とか腹に被弾しても内臓さえ傷ついてなければ問題ない。

世の中には、八発の.45弾を食らったにも関わらず自分で止血してきれいな服に着替えて運転して帰るという猛者もいればFBI特製弾を何発食らっても元気に撃ってくる強盗がいたりするのである。シルバーチップ弾の事だが、FBIみたいな組織の専用弾でもそういう事はある。

そんな訳で、従来のFPSは常識的に考えて命中率が良すぎる事、また人間は意外と感情である場合が多い事を念頭に置いた修正が加えられている。流石に弾に放物線を描かせるのは難しいからまっすぐ飛ぶのだが、人間が堅い。どれぐらい堅いかと言うと、2、3人相手にしたらアサルトライフルのマガジン一個カラになるぐらい堅い。

…と言うと語弊はあるがな。攻撃食らっても常時元気なのではなく、一度倒れたり大きくのけぞったりはするのだ。だがそこで綺麗にとどめを入れておかないと、体勢を立て直したり起き上がったりして撃たれるという具合である。だから瞬間的に弾幕を展開せねばならず結果として無駄撃ちが増えてしまうのだな。10発ぐらい叩き込まないと死なないとかそういう訳ではないのだ。10発ぐらいあれば確実に殺せる、という事である。


んま、こんな感じの後ろ向きに前衛的なゲームである。尚、ここまで紹介してアレだがゲイツ箱勢は北米版を買うように。日本語箱360版は物凄い勢いでフリーズしまくる不具合があり、まぁフリーズするだけならいいが、知っての通りフリーズすればするほどハードの寿命が縮まる為、お勧めできないのだ。

まぁ面白いゲームではある。良ゲーの範疇には入るだろう。日本では全く持って売れておらんが、普通のFPSとか普通のアクションに飽きてきた人は手を出してみてもいいのではないか。

ああ、後、序盤の謎解きは正解が判りにくいから攻略を参照するといい。


こんなところか。諸君もプレイしてみてくれ。誰もしないだろうけど。

役に立たない虎

2009年06月19日 18時46分53秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。さっさと論文書いて大学院受験勉強に集中できるようにしようってんで鉄道を調べてたら今度は戦争における鉄道の役割に脱線している薫である。つうかいい加減HP更新しろ私。


まぁ歴史ネタは飽きておるだろうから、またゲームの話でもすることにする。…しかし実は最近ゲームやってなかったりもする。ゲームやる暇なかったからな…

そういう訳で昔のゲームの話だ。私は昔から重度のゲーム依存症患者だった訳だが、当時お熱だったゲームの一つに『キャプテン翼Ⅴ』がある。あのゲームシリーズは非常によくできておるのは言うまでもないことなのだが、こいつについてはある特徴がある。ストーリーを追っていきながらチームメイトの能力を上げつつ勝っていくのは変わらん(まぁ話はオリジナルなのだ)が、某メインキャラが役に立たん。

誰かって、日向誠である。

ストーリーは、翼がセリエA行ったり若林がブンデスリーガ行ったりといったそれぞれの話をちょこちょことあった上で、ある大会に出るって話になる。世界中のナショナルチームだけでなく鹿島とかガンバみたいなチームも含めて世界最強は誰だっていう大会である。だから、オランダの誰かさんは代表に出ずクラブ(ミラン)から出たりしている。

んで、その大会が始まる前のお話もいくつかある。日向もセリエに行っており、翼と対決したりするのだが…ブラジルから来たシニョーリって奴に完璧に潰されて自信喪失してしまうのである。まぁ日向編は自信喪失までの話だからいいし、国際大会も予選リーグは海外組抜きでやることになるから変わらん。漫画でもあったように、翼達頼ってないかお前らって言われるのだな。

とは言え、まともなMFが岬ぐらいでFWも佐野に頼る事になる。両方強いんだが(特に佐野はAIが強いのか絶妙な位置取りをしてくれる)、一人一人では辛い。DFはほぼ全員揃っているから点は入れられにくいのだが、攻撃となるとなかなか厳しいというリアル日本代表状態になる。

そこであの男の出番である。ガラスのエース三杉だ。能力はとても高く、普通に強い。しかも予選リーグ最終戦でイベント離脱する以外はどんなにスタミナを使っても大丈夫である。あ、ガッツの事な。まぁ能力が高くて使い潰せる代わりに、普通のキャラと比べると五割増ぐらいスタミナを消費するがな。それでも強い。

んで、三杉の戦線離脱(心臓に限界が来た)にも負けず本戦へ進出する訳だが、困った話になる。海外組も参戦するから戦力は増強されるのだが、日向は自信喪失してしまったままである為、本戦一回戦でだな…ほら、サッカーってキックオフで、真ん中に置いたボールを隣の奴に蹴り渡して始まるだろう。あれでボールを蹴り渡された日向は、ボケーっと突っ立ったままで、挙句「邪魔だ!」って言われて吹き飛ばされてしまうのである。

まぁ、勿論能力は下がっておって使いにくいのはまだいい。まだ許せる。だが、AIまで弱くなる為、9番なのにPKエリアに入らないという使えなさぶりなのだ。必殺シュート使っても入らんし、タイガーパスはカットされるし使いどころがない。タイガータックルは笛吹かれるしな。

ここで代替要員を探さねばならんのだが、ふと見ると、最終戦で離脱した筈の三杉の名前が二軍にあるのである。んで試しにスタメンにしてみる。警告がでない。キックオフ。

普通に使える。

で、日向は勿論二軍落ちだ。相変わらずFWは佐野に頼る事になるが、日本チームはDFとかMFにも強いシュート持ってる奴も多いから、まぁ何とかなる。三杉いるしな。あいつも燃費が悪いとは言え必殺シュートも持ってるし、素のシュートも普通に強いからな。何なら翼とかをFWにしてもいい。


そんな訳で、日向は完全にいらない子である。使い物にならんからな。

んで終盤、シニョーリの属するブラジル戦を前にした紅白戦にて、翼が最終奥義を覚える。必殺シュート以外にも必殺パスってのがあって、翼がPKエリア内にいる状態で必殺パスで翼にボールを蹴り渡すと、ブーストサイクロンというのを覚えるのである。条件がシビアだしスタミナ、というかガッツを大量に消費する。ガッツは大体満タン800で回復含めると実質1200ぐらいなんだが、500消費する。ガッツは低いと普通のパスとかドリブルの能力も下がるから、ブーストサイクロンを使うなら翼は実質なんちゃってFWという事になる。

んで、それを見て闘志に火をつけた日向は、ファイナルタイガーという最終奥義(イベント進行によってはライトニングタイガー)を覚える。これもガッツ500消費で、ブーストサイクロンと違ってドリブル状態から普通に撃てるのが強みだ。ブラジルはゲルティスというキーパーがダークイリュージョンなる技を持っており、必殺シュートすら防いでしまうのだが、ブーストサイクロンとファイナルタイガーで乙る。

そういう訳で、ようやく猛虎復活だ。まぁ復活と言っても次が最終戦なんだが、この最終戦が問題である。ここの連中は只でさえ能力が高く、日本で言えば翼にあたるアルシオンがチートだ。ドリブルは最速クラスで4枚DFでも一人突破されたら二度と追いつけないぐらい速い。んでしかも「砕けちれぇぇぇぇぇ!」とか言いながらドリブルから放つスターバーストなる最終奥義は、若林が問答無用で砕け散るぐらい強い。

だがこっちにはブーストサイクロンとファイナルタイガーがある!とか思ってたらさもありなん。多分ストーリーモードだけだと思うが、相手のキーパーが強い。強いと言っても適当にシュート撃ってりゃ「キーパーが たいせいを くずしている!」とか言われるぐらいだから基本能力は大した事ない。しかし、必殺シュートを撃つとダブルアームクラッシュ!とか言って跳ね返すのである。

まぁ大体想像がつくとは思うが、ファイナルタイガーは跳ね返される。とは言っても、あのゲームは必殺シュートじゃないと入らないってゲームではない。左右にパスを回してシュートすると体勢を崩す事もあるし、シュートをはじいた直後なら更に崩してそのままゴールインもあり得る。

しかしだ。

「キーパーが おおきく たいせいを くずしている!」


→ファイナルタイガー!




→ダブルアームクラッシュ!



ボーン(弾かれた音)




おいおい。


何の為に覚えたんだファイナル。


ちなみに、じゃあどうやって点を取るかというと、ブーストサイクロンである。ブーストサイクロンだけは無条件で入る。つまり、ブーストサイクロンは入ってファイナルタイガーは入らないということだ。結局はアルシオンにスターバースト撃たせない様にしながらブーストサイクロンを撃つゲームだ。

まぁ他のナンバーシリーズだと強いからいいんだけどな、多少日向が弱くても。ゲームバランスの問題もあるだろうし。ただでさえ外国組抜きでもDFが強い日本に日向が入ると点も簡単に取れてしまうからな。その点、佐野は良キャラだ。さっきも言ったがAIが優秀、基本能力も高く、しかし必殺シュートはオーバーヘッドだけという丁度いい性能だ。

































あと可愛い。

ゲームの楽しみ方と目的

2009年05月29日 16時06分04秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。私は暇と言えば暇で暇でないと言えば暇でない時間にこれを書いておる。ブログの記事が書ける程度には暇だがそれ以上他に何かしようと思うとできない程度の暇さだ。

今週は火曜の朝から「俺の講義聞いて理解できないのはお前の脳味噌が腐ってんだよバーカ死ね」みたいな事を言われて殺意を抑えるのが大変である。家に帰っても翌日も翌々日も殺意でいっぱいいっぱいであり、授業を聞いたりする余裕もなかった。

ノートを再編集して間違ってるとこ添削してくれってのを次回の講義でやる予定だが、拒否られたらプッツンと言うか、流石の私も堪忍袋の緒が切れると言うか、退学するかしないかぐらいの闘争になるから問題である。

ほんとさっさと死なねーかな。


ま、ともあれ。なんか最近堅い話ばっかりだったから、またゲームの話でもするとする。まぁ、先日の記事と話はちょっと被るが…

ゲームというものは、主に一人用のものだ。最近はネット対戦の普及によって対人戦を意識したゲームも沢山出てきておるし、ゲーセンにあるような格闘ゲームは人間と戦わねば面白くない。こういうゲームを仮に対人戦と呼ぶことにしよう。

んで、一人用と対人戦を両立させてるゲームもまたある。最近お熱だったアーマード・コアシリーズなんかもそうである。とは言っても4とfAはちょっとばかり異色だから置いておいて、PS~PS2時代の話をする。

以前話したと思うが、一般的にACの世界では国家という概念が消滅していて存在しない。これは世界設定が異なるPSAC~2シリーズと3シリーズ、NXシリーズ全てに当てはまる。『大破壊』と呼ばれる、まぁどうせ核戦争か何かなんだろうが、完全に世界が荒廃してしまった世界である。大体、ACの舞台になる時代はその後復興してようやく何とか立ち返ってきたかな、というぐらいだ。

で、軍事的には最強の兵器であるACがあり、企業軍の主力はMTやら戦車といった旧式兵器の群である。ACを扱う『レイヴン』はレイヴンズネストやらグローバルコーテックスといった用兵派遣会社に登録し、企業と契約して戦争する。まぁ、依然話した通り、企業がAC大量に揃えて戦争したらまたとんでもない事になるからな。当然の措置である。

で、そんな世界の中で、ある新米レイヴンが現れる。これがそれぞれの作品の主人公だ。特に設定はなく、呼ばれる時も「レイヴン」としか言われない。男か女か歳がいくつかとかは脳内補完だな。で、大体のシリーズで最初のミッションはレイヴン試験だ。試験と言っても実戦で、ACパーツは産業廃棄物の群れだ。で、合格すると正式にレイヴンとなる。

その後は、傭兵派遣会社と契約して企業の代理戦争とかをやったりする訳である。報酬は莫大だが、弾薬費とか修理代のせいで赤字になったりするする。んで報酬の金で新しいパーツを買って自分の機体を強くしたりして、快適なレイヴンライフを満喫する訳だな。んで、話が終盤になると、主人公があまりにも強すぎて世界中の軍隊の総攻撃食らったりするんだが、まぁそれはおいておこう。


さて、ACの一人用モードはそんな感じである。弾薬費の安い武器で出撃してSランクを取ったり、弱さもりもりな初期機体を一切弄らずにクリアしたり、といった遊びもなかなか楽しいものがある。あとガチガチに固めたタンク型で敵の巨大兵器と正面から撃ち合ったりとかな。

しかし、これが対人戦となると問題が出てくる。意図的に弱いパーツがあったりするのは一人用パーツという事で別にいいのだが、相性の悪い相手に当たると詰むという問題がある。勿論じゃんけん要素ゲームにおいて重要である。軽量機は重量機に弱く、重量は中量に弱い。そして軽量は中量に強いという三角関係だ。他にも四脚は逆関節が来ると詰むとかいうのもある。

んでしかも、ACの対戦は1vs1である。そうなると、できる限り一機にあらゆる要素を導入せねばならなくなってくる。これが機体構成は企業秘密であればいいのだが、何せ見た目からしてバレバレだから、すぐ判る。そして研究を煮詰めていくと、三、四種類の機体しか残らない。いわゆる量産という奴だ。普通の機体で行ったらボッコボコにされる。だから量産と呼ばれるんだがな。

このせいで、私はACの対人戦はあまり好きではない。自分で機体を組みえて戦うゲームなのに、試合が始まった瞬間詰む事がある訳である。ここからfAの話になるが、故に、私はランクマッチにはいかない。ランクマッチというのは戦う事でポイントが貰えるもので、その数によってランキングされる奴だ。よって、どいつもこいつも量産ばっかりだ。

量産というだけでもなく、さっき言ったように試合が始まった瞬間に詰むという事も多々ある。Wライフルが主力の機体はガチガチのタンクが出てくると終わるし、地上でしか戦えない(その代わりに速くて火力も高い)四脚は、空中でフワフワする機体が出てきたら詰む。と言うか、ブースターでユディトというのがあるのだが、相手がユディト搭載してるだけで問答無用で詰む。どんな武装どんな機体であろうとユディトという存在だけで死ぬ。

つまり、量産以外だとじゃーんけーんぽんっ!とやった時点で八割がた勝敗が決まってしまうということだ。

まぁゲームバランスの都合上相性がいいとか悪いとかそういうのを盛り込むのは必須であり仕方ない話なのだが、ここまで相性差が出てくると問題である。これが、格ゲーみたいに元々用意されてるキャラが10人ぐらいいて、その中から使いたいキャラを選ぶならまだいいのだが、考えに考えて作った機体がじゃんけんで死ぬ訳だ。もしじゃんけんで死ななくても量産が出てきたら結局勝てないので、何の為のゲームか判らんくなる。

もうこうなると、話が摩り替わってしまっている。ゲームは楽しむ為にやるものであって、ゲームをやる意義は楽しむ事である。しかしこうなると、目的は即ち勝利である。楽しむ為にではなく、勝つ為にゲームをするということになってしまう。これでは、まぁ全国大会レベルとかならともかく、ただひたすら寒い機体を組んで寒い戦術をとって寒い勝ち方して寒い勝利を手に入れるという事になってしまう訳だ。

これでは楽しくない。

故に、私はプレイヤーマッチ(ランク付けがない)のチーム戦ばっかりやっておる。最大で4vs4で戦うのだが、この対戦は味方が誰になるかはその場で決まる。その時部屋に入ってる奴と組む事になる。故に、構築する機体のバリエーションが豊富である。

万能型も勿論ある訳だが、軽量の快速を生かした突撃特化張り付き特化といった連中、逆にスナイパーキャノンを積んだりミサイルを搭載して前線で戦う味方を支援する援護機、前線で回避戦を行いながら耐えつつ総合力で攻める前衛機…などなど。様々な機体を組める。

この辺までは前に話したのと一緒だが、ここからが問題である。

先程あげた量産だって、「量産が量産される」までには勿論、色々な変遷がある訳だ。強いパーツを組み合わせただけでは量産されるほどの強さにはならん。このパーツとこのパーツと組み合わせると強い、みたいな感じで色々研究されている。そして研究し尽くされると、量産が誕生する訳だな。

研究は良い。実際のところ、ACは自分の機体を組み上げてる時が一番楽しい。この武器装備したら重量過多になるな~じゃあこのブースタをよく似た性能の軽い奴に変えるか~、やっぱりこのメインブースタはEN食うし省エネ機体にしようか~あーでも省エネパーツは性能低いなぁ、とかそういう感じであれこれ考えるのが一番楽しい。

しかし、研究し尽くされてしまって、量産が横行するともう駄目だ。何も楽しくない。ただひたすら寒い動きをすることしか出来ないという作業と化す。しかもこれは何もタイマンに限った話ではない。チーム戦だって、チーム戦用の固定メンバーさえ揃えば、前衛後衛突撃支援援護といった役割を割り振ったりして、それぞれ機体を組み上げて更に立ち回りも研究し尽くせば、立派な量産だ。

しかし、チーム戦の僚機は選べない。その時その場に居合わせた人とやるだけである。ここがとても重要である。誰と組むか決まっていないなら、誰と組んでも戦えるようにせねばならないという事である。当然、それは機体構成にも影響が出るし、更に中の人の性能も関係してくる。

突撃特化機を組んだはいいが、突撃するしか能がないのでは何の訳にもたたん。突撃機は当然速い訳で、味方もなかなか追いつけない。で、味方の到着もまだだというのに何も考えず一人で突っ込んで4vs1でフルボッコにされて落ちる様な馬鹿では話にならんという訳だ。

味方が何を装備してるかなんてのは外見ではなかなかわからないが、実際に射撃してるのを見ればそれが何かは大体想像はつく。それを見ながら自分の動きを決める訳だ。多対一でボコられてる味方がいたら助けに行き、逆に自分が囲まれたら致命的な状態になる前にOBで離脱したり、もう少しで殺せそうなら後ろから攻撃をガンガン食らってでも撃ち落す、といった感じで立ち回りに幅がある。

機体構築も、前衛機が早々に死んだ代わりに前に出なければならなくなる事を考慮せねばならんから色々考えて組まねばならんし、仲間が固定メンバーではないから正解というもの、つまり量産は作れない。


そんなことで、私はfAのオンラインではチーム戦ばっかりやっておる。

最近ゲームすらしてないがな。




>ごてぃ氏

どうみてもご本人様です、本当にありがとうございました。しかし、死相が出てるのは私も知ってたがやっぱり病気だったんだな。早く死ねばいいのに。もう上にも書いたが、本気で殺意が湧いたぞ。来週私がプッツンしたら本当に殺してしまうかもしれんな…

ああ、まぁ、私は別に親の罪が子にも適用されるとは思っておらんから別にいいんだがな。北の将軍様とかはマズいと思わんではないが。


>ジャスミン青田氏

どんな教員になるか、か。…そうだな、一つだけ言える事がある。

教科書は使わん。


>かえでさん

どうぞ潜りにきてくださいな。プロトタイプネクスト・アレサなみの精神負荷に耐えられるならですが。何で質問しに行ったらバーカって言われにゃならんのだ…ああもう本当に殺したい。アレだ、串刺し刑にしたい。勿論ガチの意味の串刺し刑で。肛門または陰部から太い木を差し込んで口まで突き通すって奴。

実行にあたっては、串刺し刑研究会ワラキア支部長のヴラド・ツェペシュ先生を司会、進行役として呼ぶ必要があるな。


>440s氏

取り敢えずこんなもんでどうだろう。

作成時間は、最近とか本日の記事に書いてある通りそれぐらいしかやる事のない時間をあてておるから基本的に大丈夫です。






以下ACfA日記

久々にオーダーマッチやってたら水没王子の解説に『ライールの方向性を完全に無視した中距離射撃戦仕様』とか書いてあったから、純正ライールにアリーヤジェネのっけてダブルライフル装備の機体作ってみた。意外に楽しいものだな。中距離射撃&回避戦前提な訳だが、回り込み性能も高いし、上手く立ち回れば結構食らわない動きができるし、コジマバリア性能も8400ぐらいあるし。コジマバリア満タンからだったら一発二発くらってもあんまり痛くないからな。

生物兵器としてのバイオ考察その2

2009年05月02日 23時57分38秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は先日の記事に書いたとおり余裕の無いガンダムウィングを満喫しておる。春からこっち、会社のパソコンは逝き、続いてサブノートPC死亡。更にメインノートPCも逝き今度は横浜のメインPCとかルータとかがまとめて逝きと、パソコンに振り回されてる感があるな。今は新幹線の中でこれを書いておるが、ついでに自動車運転免許の更新手続きもせねばならん。

中日が全部授業あるからな。本当なら六日に横浜に戻りたいが、某官庁の鯖は休日になるとダウンする為、七日の朝にサーバー接続作業をこなして速攻で横浜に戻り授業に出る予定である。五限だから間に合うとは思うが…某官庁に繋がらなければ我が社はおしまいであるからそっちのが大事だ。


ところで、今日と言うか国鉄横浜線に乗ってる時に気付いたことがある。私はROでキャラを持っている訳だが、メインキャラが霧島清十郎、お財布役が榛名綾毅である。他にも一応ガンスリンガーの園山彩音と言うのも持っておるが、ここんとこ全然動いておらんから、事実上前者二人しか動いていない。

だから、事実上私のキャラは霧島清十郎と榛名綾毅だけな訳だが、こいつら、よくよく考えてみると戦艦の名前を姓に冠してるという事に気付いたのだ。しかも同型の姉妹艦である。

いわゆる大日本帝国海軍では艦船の命名に基準があって、当時巡洋戦艦(普通の戦艦から装甲をある程度外し、余った積載量をエンジンに割いて高速化させたハイエンドバトルシップ)には山岳名をつけるという事になっておった為、金剛型戦艦四隻は、金剛、榛名、比叡、霧島とそれぞれ名付けられたのである。

また、金剛型は色々因縁があるのでも有名だ。同時期に作られた扶桑型は結局何をしたかったのかよく判らないできばえであり、果てしなく影が薄いまま沈んでいくのだが、金剛型は色々ある。特に一番艦金剛は日本が最後に外注した戦闘艦としてその名を残しておる。設計とかは全部イギリスだが、他三隻は日本の造船所で作ったのだな。あと三番艦比叡も軍縮で訓練&迎賓艦になって天皇陛下ご乗船の栄光に浴したり、かと思えば最新の近代化改装を施されて金剛型最強船に生まれ変わったりと、数奇な運命を辿った船として有名だ。

しかしこうなると、自キャラの姓を全部金剛型で揃えたい気がしてくる。しかし、比叡はまだしも金剛が鬼門である。流石に姓を金剛にするのは難しい。霧島や榛名は意外と使用例も多いんだが、金剛はな…少々無理矢理すぎる。まぁ私の母校にはかつて黒武者という姓の生徒がいたらしいから、無いってことはないんだろうが、難しいな。

まぁそれ以前にキャラを育てる時間を確保できるかが問題だが。



さて、掴みが長くなったが、今日は以前予告したバイオハザードの考察その2である。


まず、初代バイオの登場人物は全員スーパーエリートである。彼らは明るいラクーン市計画24で創設された特殊部隊即ちラクーン市警S.T.A.R.Sの隊員だ。主人公の片割れクリスは空軍出身でありながらサバイバル任務もこなせるタフガイであるし、ジルに至っては一時期デルタチームにいたという経歴を持つ。デルタチームと言って判らん人もグリーンベレーぐらいは知っておろうが、デルタチームにしてみればグリーンベレーなどあんなトーシローと一緒にするなと言わんばかりの連中である。

隊長ウェスカーもアンブレラ幹部候補生の出自という元技術屋でありながら特殊部隊の隊長を務められる逸材だし、新人のレベッカだって飛び級で大学を出て18歳で入隊という状態だ。一瞬で死んだりむしろ死体のみ出演なモブキャラ連中も特殊部隊に相応しい経歴を持っておる。

しかし、そんなスターズの皆さんも洋館事件(初代バイオorリメイクバイオ)で殆ど死ぬ。全滅を通り越して壊滅である。後から出発したアルファチームでさえ生還者は三人(ウェスカー除く)、ブラヴォーチームに至ってはたったの一人という状態だ。署長の陰謀が無かった場合でも、ラクーン市警察がスターズ再起を諦めても仕方ない。何せ出撃十二人で帰ってきたのが四人だからな。これは、「撤退ではなく後ろに向かって前進だ」という神発言を残した某帝国陸軍でも撤退が認められる水準である。

あの陸軍も猪突猛進でお馬鹿でヤバくなっても「敢闘精神を発揮するのだ!」ってイメージがあるが、まぁ一面事実である。しかしそんな連中でも、部隊の四割やられたら逃げていいって決まりになってたのだ。四割やられると組織として機能不全に陥って何もできなくなるからな。スターズの惨状が伺えるであろう。


んでは、精鋭揃いのスターズが何故にそんな死んだのか。

これは主に、情報及び武装の不足に理由がある。スターズは別にゾンビと地獄の戦争だぜヒャッハー!ってんで派遣されたのではない。ラクーン市の連続猟奇殺人事件(T-ウィルス漏洩によるバイオハザードが原因)があまりに悪質かつ犯人確保の目処が立たない為、犯人の潜伏先と思われるラクーンフォレストへ派遣されたのである。

スターズは本来対テロ部隊だが、今回はどちらかと言うと偵察の要素が強い出撃だったと言えよう。故に、武器もそこまで重武装ではない。一応ショットガンとかも持って行ってはいるが、大量に弾を持っていった訳ではない。あくまで偵察(捜索)任務だからな。

ところが、実際に行ってみればゾンビとかゾンビ犬からハンターとかタイラントといった制式生物兵器までとんでもないのが一杯いた訳である。いくらスーパーエリートであったとしても、大量のゾンビ犬に襲われる訓練など受けてない訳である。元がドーベルマンな犬だから、押し倒されたが最後肉の力で抑えられつつ喉笛噛まれて即死である。

んで洋館に逃げ込んだら逃げ込んだでゾンビワンダーランドだった訳だ。ゾンビは撃っても撃ってもなかなか死なない分ある意味テロリストより厄介で、まともに相手するには武器も弾も一杯欲しいところだが、そんなに持ってる筈が無い。偵察(捜索)任務で来てる訳だから、ガチでやりあう装備では来ておらん。

まぁ結局、スーパーエリートとは言っても人間だから、不利な状況でしかも体験したことのない場に置かれれば当然死ぬということである。ゾンビなら「映画で見たし、あれならノロいから頭バーンってやればいいさ」って奴も中にはいるだろうが、人間を丸呑みする蛇とか食虫植物ならぬ食人植物と戦う方法を考てる奴はいないだろう。いたとしたらよっぽどの暇人である。

後者は触手好きなら考えた事はあるかもしれんが。

また、3でもスーパーエリートな皆さんがボコボコやられておる。3は(2もだが)T-ウィルス漏洩及び感染がラクーン市全域に広がり、洋館ハザードがラクーンハザードになったというお話だが、警察はこれを鎮圧する為、新設特殊部隊を含めた警官隊を派遣している。

今回は重武装に大量の弾を持っていった訳だが、生憎と相手はラクーン市民の約90%であり、真正面からやりあって勝てる要素がない。弾が足りないと言うか、仮にゾンビをテロリストだとしても、軍事的常識に照らしてコメントするとまず爆撃しろという話になる。

一方、以前述べたが、ラクーンハザードを引き起こした例の国際製薬企業アンブレラは「転んでもタダで起きないのがアンブレラ魂だぜ!」と生物兵器を投入したりしておる。前々回の記事で言及した、ハンターや量産型タイラントが実際に警官隊とか軍隊と戦ってどうなるか見てみたかった訳だ。

んで、それと同時にアンブレラは私兵部隊U.B.C.S.を投入している。これはアンブレラの、裏方というか面倒な事になったら肉の力で圧殺する為の私設軍隊である。構成員は有能でありながら行き場のない元軍人が主で、精鋭ぞろいと言える。んで生存者の救出を命じた訳だが、一日と経たない間にフルボッコにされる次第だ。

UBCSも投入されたのはラクーンハザードが一番ヤバかった時期だからな。弾も武器も人でも足りん。


しかし、これが4(一応ベロニカもだが)以降になると話が違ってくる。結局ラクーン市はどうしようもないという事になり、核による滅菌作戦が実行され文字通りラクーン市は消滅する。もし消滅しなかったとしても、市民の過半が感染死亡したバイオハザードは例がない。これはエボラ出血熱ですら引き起こせない生物災害である。アレは致命的な感染ウィルスだが、他人に感染する前に感染者が死ぬからここまで大事にはならんのだ。

ましてや、地方都市とは言えステイツの一都市を消滅させた事件だった訳である。世界中でニュースになるし、議会でも問題になる。どこまで真実が報道され審議されるかは別問題として、T-ウィルスによるバイオテロ対策は急務と言える。5に出てくるBSAAなどは民間の対バイオテロ用軍隊だ。

ここで考えてみよう。

ラクーンハザードなみのバイオハザードは別として、どこかでT-ウィルスが流されたとする。すると住民の大半はゾンビ化する。しかしゾンビとは言っても撃たれれば死ぬし、ゾンビは銃を持ったりはできない。しかも、ラクーン市消滅事件以後の特殊部隊は対バイオテロ訓練を受けている。



ゾンビフルボッコで糸冬である。



であるからして、T-ウィルスは最早脅威ではないのだ。ディジェネレーションでも生物災害の起きた空港をいとも簡単に制圧されてしまっているし、同作中に出てくる研究施設もバイオハザード対策を完璧に施し、生物災害が発生するものの施設外に漏らしてはいない。

無力な民間人を主人公にすればいいじゃないと思うかもしれんが、そうすると今度は生きていける要素がなくなる。何せ初見ではスーパーエリート連中ですらボコボコにされるんだからな。一般人がどうにかできる訳は無い。

まぁ、しかし、2の主人公二人は一般人ではないかという意見もあろう。

とは言えこれも事情がある。バイオ2になるとプレイヤーがゾンビがどんなのかとか全部知ってるという状態になる。つまり、普通なら「恐怖→逃亡」になるところが、ゾンビの対処法とかを知っている為に「恐怖→反撃」になってしまう。T-ウィルスとかの事だって当然知ってる訳だからな、プレイヤーは。

んな訳で、2のレオンとクレアは初代の連中よりよい環境を整えて貰っている。どちらもエリートなのは当然だが、二人ともラクーン市全域にゾンビが溢れて数日経ってからラクーンに到着している。非常に運がいい。何でかって、T-ウィルスが蔓延すればするほどゾンビの数は増えるが、ほぼ100%の市民がゾンビになってしまうと今度は共食いが始まってゾンビの数が減るのだ。

また、主な舞台は警察署だ。前作では洋館と研究所だった訳でロクな武器もなく弾もない状態だったが、警察署なら銃弾や武器がそこら中に転がっている。終盤はアンブレラの研究所だから、対生物兵器用武装もある。碌な武器など残っていないとは言え、最初に逃げ込む先がケンド銃砲店とか、運が良すぎである。

その上、レオン・S・ケネディのSはSWATのSと噂されるレオンと、クリスに仕込まれてグレネードランチャーを軽々と使う女子大生クレアというサバイバル対応能力が重なる。故に、二人はラクーン市を突破し脱出を果たしたのである。


まぁそんな訳で、そのネタはもうやっちゃってる訳だ。また、バイオハザード経験者がバイオハザードの渦中に置かれるという筋書きも3でやってしまっている。


となれば、これはもっと強い敵を用意しなければならん。2も3もラクーン市消滅事件が舞台だからいい加減マンネリだしな。しかし強い敵とは言っても、タイラントみたいな強化人間では意味がない。いくらタイラントが頑丈だとは言え、グレネードあたりぶっ放せば即死するからな。

先日は米軍兵隊の代替要員としてのタイラントについて触れたが、いかに兵隊に比べて安価とは言え、テロリストや弱小国家にとっては高級品である。ラクーン市消滅事件までは米軍が主力となる顧客だったが、あんな事件を起こしてしまった以上、顧客は中東のテロリストとかにならざるを得ない。

タイラントについてひとつだけ問題なのが、タイラントに適合する人間、つまりT-ウィルスを投与されるとタイラントになれる人間が非常に少ないという点だ。全米を探して一人二人いるかいないかという具合だから、クローン人間をわざわざ製造しなければならないのである。

一方、PLOとか北朝鮮とか、人間は腐るほどいる訳だ。だから、タイラントになれなくてもいいから投与すれば強化人間になれる商品が求められる。とは言え、タイラントみたいなのではそれ相応の訓練も積ませておかないと、さっき言った通り対策武器を持っていけばすぐ倒せる。んな訳で、もっとこう、肉の力ではなく頭を使って攻撃してくる敵が必要になってくのだ。

そこで4の村人ハザードが必要になったのである。4で出てくる敵はプラーガという寄生生物に寄生された連中で、寄生されると人間としての意思を失い、知性を残したまま怪物化する。怪物化するとは言っても別にゾンビみたいになる訳ではなく、支配種プラーガというのを投与された人間の命令に絶対服従する様になるのだ。

知性を残しておるからそれぞれ協力しあう事ができる。包丁とか斧、ボウガンを撃ったりダイナマイトに火をつけて投げたりという事もできるし、お前は玄関から行けとか俺は二階から攻めるとかそんな協働も可能である。今まで通り農耕を続ける事すらできる。しかも支配種プラーガの意のままであり、文句も一切言わない。

つまり、余剰人口の処理と思想統制に加え軍事力強化など、様々な用途に適する画期的な商品なのだ。これに飛びく国や組織など数え切れないほどの数があるだろう。下手すると日本ですら導入されかねないと言えるだろう。国家機密を漏洩しても逮捕されん国だからな。

んまぁ、レオンはこいつらをたった一人で捌きながら大統領の娘を助け出すという偉業を成し遂げたが、そこにはやはりあくまで村人ハザードだったからという部分が大きい。村人だから包丁とか斧とかしか武器が無いからな。銃とかで真面目に武装している訳ではないから、立ち回りさえ気をつけなければ何とかなる。Sの名は伊達ではないのである。


しかし、5となると更に困った事態になった。レオンは本当にたまたまプラーガ天国に迷い込んでしまったが、毎回毎回迷い込んだじゃ芸が無い。マンネリである。為に、5のクリスとシェバは充分な装備を用意して挑むことになる。

となると、村人では歯が立たん。本当にたまたま事件に巻き込まれたからろくな装備持っていけなかったレオンに比べれば、装備の差は圧倒的だからな。それに、プラーガだって商品化されればどうなるか目に見えている。プラーガを投与した人間に訓練を積ませて銃を持たせて戦わせるというのは、プラーガという商品が行き着く先以外の何者でもない。

そんな訳で、5の後半ではAKで武装した連中が襲ってくる。ついに化け物と撃ちあう、軍人ハザードになった訳である。まぁ実際そうでもしない限り、クリスがひたすら敵をボッコするゲームになってしまうからな。



斯様に、バイオハザードシリーズがバイオハザードとして生きていくには、軍人ハザード化は避けられないのだ。



しかし、6はどうするんだろうな…正直この先が見えない。

バイオハザードにおける生物兵器の考察

2009年04月25日 15時33分16秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。通勤時間を使って日誌を書く事にした霧島である。元は本を読んでおったのだが、私は単行本しか読まず、しかも単行本といっても普通のではなくて教授に「それ確かに概説書だけど大学院で使うレベルの本だよ」とか突っ込まれる様な本だから、30分ちょいぐらい読んだだけで中断し続けると何が何やらさっぱり判らん。

現在挑戦しているのは現代の哲学とかいう奴である。死にそう。

ま、今回は家で書いてるんだがな。忍者ツールズに「容量無限っつってたじゃねーか、容量増やせボケ」って言ったら「テメェんとこのやくざなサイトにくれてやる容量はねーよカス」って言われたんで、HPの更新ができなくなってな。ここんところ自宅サーバー立ち上げに悪戦苦闘しておったのだが、どうもルータが死んでるらしいと言うか、パソコンがインターネットに繋がってるのにルータがパソコンを認識しない有様で、今はアマゾンからルータ到着待ちなのだ。

リアルマネーをついに突っ込んでしまったな。まぁ安物だからいいんだが。


さて、最近ゲームの話ばっかりだが、一応予告しておいたからバイオの話でもする事にする。バイオというか、バイオハザードシリーズが、なにゆえにゾンビハザードから村人ハザードとか軍人ハザードになったかという話である。

元々、バイオハザードのゾンビ連中はヴードゥー教の偉い人がプレデターにやられた恨みでアメリカに何か恨みがあってやったものではなく、アンブレラという巨大かつ国際的製薬会社が生物兵器のT-ウィルスにやられた人である。研究開発を行っていた洋館地下研究所で事故ったのだ。

まぁ、事故ったと言っても故意の事故だったことがバイオ0で判るのだが、まぁそれは置いておく。

さて。大体生物兵器と言うと、一般人はゾンビであるとかタイラントみたいな巨人とかエイリアンみたいなやばいのを想像しがちだが、普通、実際の生物兵器はああいうのではない。じゃあどんなのかって毒ガスとかそういうのが生物兵器なのだ。

大体第一次大戦で使われ始めたこの手の兵器は兵隊を効率的に殺害したが、敵だけじゃなくて味方も効率的に殺す上、二次大戦のエチオピアでイタリアが使った様な液体型ならともかく、ガスとかだとまいたら風向きが変わってこっちに毒ガスが流れてきたりする。効果はあるんだが無差別だから収拾がつかないのだな。

まぁ収拾がなかなかつかないところが生物兵器のいいところなのだが、ともかく、軍隊と軍隊のガチンコバトルでは使い難くてしょうがない。毒ガスで敵を倒しても、その毒ガスを何とかしないと前進できない訳だ。だからもうこれはやめようってんでBC兵器制限条約が結ばれる訳だが、まぁ、第二次大戦でも黒人黄色人相手には白人様は使うのだが、まぁ普通の戦争では使いにくい。

実際、T-ウィルスだって米軍が使おうと思ったら欠陥だらけである。以前言った通り、用法、用量を間違えなければ非常に低確率で強化人間タイラントになる(それ以外はゾンビ化する)訳である。効果は無差別だから人質を取って立て籠もる連中とかにも使えんし、仮に軍隊と軍隊のガチの対決で使うにしても、敵兵全員死亡ワッホーイと思ったら制圧が余計に大変になる場合だって考えられる。

これはT-ウィルスが悪いのではない。生物兵器というカテゴリそのものが、大国が使うには向いていないのだ。しかし、実際のニュースではたまに生物兵器とかいう名前を聞くことがある。炭疽菌とかな。

生物兵器のいいところは、なかなか収拾がつかないところにある。まともな軍隊を持った国同士の戦争だと、兵隊が前線に出て行って戦争する事になる。だから、戦場で使うと敵も味方も大変だ。しかし、敵国の都市で使えば敵だけが大変である。何せ収拾がつかないんだからな。効果は絶大だ。まぁ、普通の国同士は戦争しておってもここまではしない。やったらやり返されやり返されてはやり返しでどっちが絶滅するでショーだからな。

ところで、この特性、何処かで聞いた事はないだろうか。

まぁ賢明な読者諸君ならばすぐ思い当たるだろうが、これ、核兵器に似ているのである。あれも普通の国同士で片一方が撃ったらそのまま絶滅戦争になるからな。しかし生物兵器は、もう一つ非常に凄い特性を持っておる。

核兵器などというものは、ある程度の工業力があれば簡単に作れる。むしろ核弾頭を運ぶミサイルのが大変だ。しかしその工業力というのが問題で、核物質を核爆弾に使える様に加工したりするのは非常に難しい。加工の過程そのものは単純なのだが、その加工する施設を作るのが大変なのだ。

日本ならすぐ核爆弾を作れるというのは、そういう施設が日本には腐るほどあるからなのである。そこらの理工学部の学生引っ張ってきて、然るべき施設と材料を渡せば簡単に作る事ができる。

最近は北朝鮮がうるさいが、古くは中東諸国が核開発を争っていた。ドイツ第三帝国崩壊後のドイツ人科学者、ソ連崩壊あたりから流出したロシア人科学者を金で引っ張り込んで核兵器を作らせてたのだ。ちなみに、目標は主にイスラエル。そりゃモサド(イスラエルのCIA)が必死になる訳である。

が、結局核兵器を作れた国はなかった。まぁこう言うと語弊があるのだが、何でかと言うと、イラクは完成一歩手前まで行ったからである。フランスから核分裂発電所用と称して核物質を輸入したりして本格的に開発を行っていた時期があったのだ。結局、モサドがこの情報を入手、又発電所(って事になってる)の位置やら対空砲とか戦闘機やらの防空戦力を全部調べつくして、イスラエル空軍が爆撃してこれを潰したのだ。

一応、アメリカだって何の根拠もなくイラクを名指ししたんではないのである。

そんな訳で、核兵器は作るのが大変なのだ。ところが、生物兵器は簡単に作る事ができる。NBC兵器とよくいうが、ニュートロンのN以外、つまりBC兵器は簡単に作れる。オウム真理教だってサリンを作れたのだからな。AK47のコピー銃作れなかった癖に。

ああ、AK47ってのは構造が単純で頑丈が取り得の旧ソ連制式銃だ。イケメンテロリストオサマ・ビン・ラディンさんもご愛用である。ブラックホークダウンでソマリア人がヒャッハーしてる銃と言ったほうが判りやすいかな。オウム真理教はこれを、世界中でコピー生産されてるのにコピれなかったにも関わらずサリン作れた、ってとこがポイントである。

だから、何がどうなっても構わない上に技術力に乏しいテロリスト、例えばイスラム原理主義者連中とかにこれを持たせるととんでもないことになるのである。生物兵器は弱小国家や弱小組織にとっての核兵器といえるのだ。その割にはあんまり使ってないが、核と同じで持ってるってのが大事ということを忘れてはならん。北朝鮮だって、実際に日本撃って滅亡させる為に人工衛星作ってる訳ではない。核があればアメリカ様だって会議の椅子に座らせられるからだ。

勿論、製造の難易度と開発の難易度は別である。作るのは簡単でも、開発には金と手間がかかるし、理論だけで作れるもんではない。数学とか化学とか、理学は突き詰めると理論よりセンスである。名前は忘れたが、日本の非常に偉い数学者がいて、突如として「数学に必要なのは万葉集である」とか言い始め、二、三年万葉集に没頭したのち数学の歴史に残る業績をあげたという事があったりする。

変態イクバールの魔術師サーダナが変態なのだって仕方ない。あいつ数学者だからな。


まぁそんな訳で、作るのは簡単でも開発には金がかかる。だから国際製薬企業という大きな会社が多額の費用をかけているのは納得できるだろう。大会社でも難しい事業なのだ。しかし、アンブレラの主要顧客はアメリカ政府である。弱小国家の切り札を何故アメリカが求めるのかって話になる。

これは想像になるが、元はと言えばT-ウィルスはゾンビウィルスではなくタイラントウィルスである。強化人間を作るのが目的であって、ディジェネレーションみたいにインドでバイオテロする為に作った訳ではない。実際、アンブレラはタイラントの代替兵器としてハンター(人型で、首狩りできる爪を装備。銃弾をもかわせる敏捷性が特徴)とかを製造するかたわらネメシス(3の追跡者)みたいな改良型を開発している。

特にネメシスで重要なのは、奴が銃器で武装しているところである。タイラント化した人間は大型化(っつっても身長3mぐらいだが)する傾向があり、普通の兵隊が使う銃器をそのままは使えぬ。指が入らないから。しかし、ネメシスには専用のロケットランチャーを用意し、しかもそのネメシスは輸送ヘリを一撃で確実に仕留めるという戦果をあげている。

となると、アンブレラというかアメリカの思惑はハンターとかで地獄の軍団だぜヒャッハー!ていうところにはないだろう。おそらく、現場で戦う兵隊の代わりにタイラントが欲しかったのではないか。


何でって、兵隊は運用が難しくて金がかかるからである。兵隊の訓練と言えば銃弾の雨の中を突っ込ませるように精神改造するとか考えてる有識者という名の厚顔無恥もおるが、現在の歩兵は、全員が一種の専門職だ。銃器の射撃から分解整備は勿論、狙撃技術、狙撃時のも含めた観測、爆薬の取り扱い、通信機をはじめとする電子機器の操作や整備、サバイバル訓練、罠の設置及びその対処、カウンタースナイパー(狙撃兵への対処とか撤退戦における狙撃兵の運用対処)、偵察行軍技術、軍隊格闘術…といった具合である。

まだ私があげてないのでも山ほどある。それぐらい色んなことができないと、歩兵として使い物にならんのだ。軍隊格闘術にしても、銃で撃ち合う時代に何でそんなものが必要かって、高い金かけて育てた兵隊が銃が撃てないぐらいで働けないってんじゃ困るからである。ガンパレードマーチの教師のデブい方がそんな事言ってた記憶があるな。あいつ殺したいんだが戦争に行かないから殺せないんだよな…

閑話休題。

兵隊に必要なのは訓練だけではない。制服や銃などもろもろの兵器の代金は勿論、食費、光熱費、宿舎の土地やその家賃にあたる金、給料、保養施設などなどの金が必要であり、実際の戦争では疲れてくると士気も下がるからそうならないように様々な手段が必要になる。デス種でラクスと言うかミーア・キャンベルが戦地ツアーやってたが、あれに似たのは無いなら無いですぐ兵隊が駄目になるのだ。どう訓練したって、24時間働きっぱなしで息抜きなしじゃどうにもならん。人間だからな。

故に、特に米軍などは頭を抱えておる。アフガン戦争からこっちやたらと民間人が向こうで死んでるが、アレの多くはボランティアとかそういうのではない。警備保障会社と言う名の、総合戦争請負業者及び傭兵派遣会社の派遣社員である。つまりメタルギアソリッド4でいうところのPMCだ。金で戦争を請け負う民間の軍隊である。

勿論、現実にはあそこまでいっておらんし、バイオ5のBSAAみたいに世界各地どこへでもって訳ではない。しかし現実に、近年そういう事業は脚光を浴びておる。ここ何年かの動向は私も知らぬから断言は出来ぬが、将来有望な成長株だ。優良事業。

ここで困るのが大国の軍隊、特に米軍である。何でって、米軍はとっくの昔に徴兵制をやめていて志願制なのだが、なんだかんだ言って米軍は政府の組織だ。兵隊は官僚で、国家公務員に過ぎぬ。だから、民間の似た業種に比べるとボーナスも出ないし給料も安い。そして近年の戦争請負業者の台頭が重なれば、まぁ結果は言わんでも判るだろう。有名な特殊部隊でも、主力が殆ど民間の業者に引き抜かれて形骸化してることすらある。


んな訳で、兵隊は金がかかる。しかも政府の予算は限られており、兵隊にかけられる金は限られてる。その上競合業者が出てきてる。となれば、安価で且つ使い捨て的な運用でも問題ないタイラントは魅力的な商品である。

9mmルガー(拳銃の標準規格)や5.56mmNATO(いわゆる西側の歩兵銃の標準規格)程度なら被弾しても問題ない耐久力。そこからくる、訓練の手間要らず。人間は1、2発食らえばオワタだから色々技術が必要な訳で、極端な話タイラントは銃さえ撃てりゃ使える。さっきも言ったが兵隊に比べれば破格だから、変に訓練とかせんで戦場にひたすら流し込むって使い方でも何とかなる。ひたすら命令をこなし、文句の一つも言わないから保養施設とかもいらない。

この方針に沿ったのであろう。量産化の改良にあたっては化物に見えないように、人間に見えるように改良が加えられておる。その方が色々と好都合だからな。戦闘だけ、人間ってことになってるタイラントにやらせて、制圧とか捕虜の扱いとか占領政策とかだけ本物の兵隊でやればいい。主力部隊だけタイラントに挿げ替えとか戸籍偽造だとか、取り敢えず人間っぽければ方法はいくらでもある。ネメシスだって会話能力はあるんだしな。

ただ、アンブレラ・クロニクルズのアンブレラ終焉とかバイオ5の生物兵器を見る限り、結局、タイラントはそういう商品としては成功しなかったらしい。アンブレラ終焉では完成型と言えそうな量産型タイラントも出てくるが、米軍とか正規軍ではなくテロリストとか弱小軍隊が主要顧客になったのもあるらしく、バイオ5の主力商品は4で出てきたプラーガの改良型だ。



まぁ、あと、何だかんだと言ってもバイオはゲームだからな。こちらの方面から、と言うか戦闘する相手としての生物兵器の考察を主にするつもりだったのだが、いつも通り一つの記事になってしまっておるから一旦ここで終わりたいと思う。

しかし、最近真面目な日誌ばっかりだな。ここんとこ、政界以外じゃネタにできそうな事件ってないし、ネタ日誌が書けないってのが理由の一つだが。草薙が全裸だったって言っても、江頭という前例がある訳で、ネタにできるような代物ではない。

なんか面白い事件起きないものかね。

と聞いて引いた奴はこの日誌を以後二度と読まぬように。だからよっぽど黒いジョークがわかる奴以外読むなと何度言えば…



ああ、最後になるが、最近の私の日誌を見ておかしいというか奇妙な印象を受ける人もいるであろう。それは当然で、そう意図して書いておる。つまり初心者向けに書いているのだ。うちのHPは需要が果てしなくゼロに近いものしかなかった訳だが、最近はROのガンスリ祭りHPとして使っておる。おかげで、新規顧客層が増えたのだ。今回の締めにしたってそういうのを念頭に置いておる

だから、別に、中東問題でイスラエルを応援してるからブラックセプテンバーあたりに脅迫された訳ではないから安心してくれ。しかしパッと思いついてブラックスプテンバーを挙げたが、あの当時のPLOとかの連中の組織って今どうなってるんだろうな。実は全然知らぬのだ。




以下ACfA日記

ラグ改善で追加B解禁な雰囲気なので、ジョシュア・オブライエン先生が生きておれば喜びのあまり卒倒しそうなパーツであるところの追加ブースターを使ってホワイト・グリントを作ってみた。原則として、

・出来る限り旧ホワイト・グリントのアセンを変えない
・両背中追加ブースタと両肩追加ブースタを装備
・ブレードは排除(ブレード特化機が相変わらずワープする為)
・積載チューンはしない

んな訳で、ザ・骨っ子ネクストが進化した。アセンの変更点はブースタがメイン。横ブースタを、超絶変態機動を実現するライールに変更するのが重要である。一回吹かすだけで1300km/hいくとかもうね。メインはアーリヤのままでもいいが、手に持つ武器によっては某アルゼブラ四脚ブースタのがよかろう。

あとは左手武器だな。追加ブースタが両背中装備だからエコレーザーが使えない為、銃にするしかないのだが悩むところだな。事実上旧ホワイト・グリント専用ライフルR102でも良し、軽量機二大巨頭と並び証されたアマジーグ先生愛用のACACIA(旧AZAN)でも良し。重ショットガンとかでも良かろう。

まぁ、取り敢えず、そんなものを動かして喜んでる。そろそろスミカ先生の説教タイムだな。

ACfAプレイの指標

2009年04月18日 13時07分52秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。何度も言ってる気がするが大学が始まった。が、今までと違って本格的に始まった為、時間が足りぬ。予習復習はもとより、院試の為の勉強もせねばならんし、卒論の準備もせねばならん。その上今年は週休一日の過密スケジュールだ。息抜きにACfAをちょこちょこやるぐらいである。

まぁ、正直、ACfAはちょっとオンライン繋いで一戦二戦やってもとの作業に戻るってのができればいいんだが、ちょっとでも負けず嫌い感が出ると一時間二時間経ってしまう為、現在は自己規制しておる。

私はまだ下手だから、衝撃ハメとかミサイルゲーとか特定の戦術で負けたりしてしまうのである。ちょっと今日の記事が長くなってしまったからまた今度話すが、オンラインはなれない内は納得のいかない負け方というのをどうしてもしてしまうのだ。


ああ、そう言えばヘルシング最終巻買ったんだが、何だアレ。ちょっとちょっと。何ですかアレ。アレって何かって、ロリアーカードとウォルターである。萌え過ぎる。死んじゃう死んじゃう、萌えて死んじゃあばばばばばばばばばばばばばばb

OK落ち着け私。具体的に言うとBLACK ONYX 1の2頁め、「あんたも出来損ないさ博士」の座ったウォルター、「勝ちたかったなぁ、あいつに」「おさらばです、お嬢様」の2頁の間のウォルター全部(老含)がヤバい。死にそう。どの頁か具体的に書こうとしたらまたああ死んじゃう死んじゃう死んじゃうあばばばばばばばばばばばばb

真面目に落ち着け私。今に始まった話じゃないが情緒が不安定になっとるな。まぁ、それだけ萌えたという話である。少佐の「これが勝利か」もいいし、更に歳をとったロブ・オルシュも良いし後日談で経験を積んだセラスも良い。特に顔が気に入ってるという訳ではないが自称おばあちゃんも好きだ。

んまぁ、しかし、こうしてみると見事なまでに雑食だな、私は。萌えなかったキャラってドクぐらいじゃないだろうか。まぁ本来ロリは趣味じゃない訳だが、逆に言えば嫌いということもない。駄目なのってのは本当、ボブ・サップ的な筋肉達磨ぐらいじゃなかろうか。

おばあちゃんおじいちゃんも好きだし、ロリも嫌いじゃない、ショタは好物。ほぼあらゆる人物が大好きだ。まぁ、キャラごとに好き嫌いってのはあるけどな。らき☆すたのかがみとか何がいいのか判らん。全力で殴りたいぐらいウザいキャラにしか見えんのだが。私には。

まぁ、脚本やってる奴によってはいい奴だったりするがな。

しかし、やっぱりインテグラとアーカードは両想いだったんだな。アーカードがインテグラをヴァルキュリーナ化させようとしてたのかどうなのかその辺はちょっと判らんが、想い人が想い人に血を与え与えられという最後のシーンは良かった。「どこにでもいるがどこにでもいない」から「ここにいる」。アーカードの長い夢がまた始まるのだな。

ところで、リップヴァーン・ヴィンクルの上でトバルカインの下のアレ誰だ? 糸っぽいのあるがウォルターは左上のネクタイだろうし…あとwelcome to(ryもわからん…


んまぁ、取り敢えずヘルシング最終巻読んでこんな感じになってたって話である。



で。

本当は別の話をしようと思っていたのだが、なんだか、私の周囲には元レイヴン(ACプレイヤー)が多いらしく、ネクサス以降引退してた人が結構いるようだ。んで最近ACfAの話をしてたらそれを見て参戦しようか考えている人もいるようだから、あのゲームについてまとめておく。


・設定



舞台は4の後、つまり国家解体戦争とリンクス戦争の後である。国家に対し企業が反乱を起こし、企業が世界を統治する時代だ。で、この反乱の時に企業の主力になったのがアーマードコア「ネクスト」である。これの操縦者を「リンクス」という。

んでこのネクスト、国家解体戦争に参加したのが26機しかないというところから判るとおり、通常の人間には扱えん。なんだかよくわからんが、AMSというものを使って操縦せねばならんのだが、これが身体に良くないらしく、おそらく、先は短いとかリンクスの解説に書いてあったり、甚だしくは死期を悟ったとか書いてある。

まぁ身体に悪いのはいいとして。

ああ、あと、このネクストが阿呆みたいに強いのは、コジマ粒子というものを使った技術が応用されているからである。その詳細は明らかにされていないが、特徴として、核兵器の放射能みたいに周囲を汚染するのと、光るというのがある。

被弾した時コジマバリアが光るのはコジマ粒子が光っておるということらしい。あと、ネクストがコジマ技術の塊である以上、中の人も当然コジマ汚染される。サイドストーリーによれば、リンクスは闇夜の中だと光るらしい。新時代の英雄の具現化であるな。


ところが、企業連中はどうも深く考えずにネクストを運用していたらしい。どういうことかというと、たったの26機で全国家を蹂躙できてしまった訳で、その中でも強い奴がイヤッホォォォォォォゥ!と暴れると㌧でもないことになるのだが、考えていなかったらしい。で、4のリンクス戦争で4主人公が暴れ回った結果、ネクストには懲りたのだ。

んで、また4主人公みたいなのが出てきたらたまらんという事で、企業軍の主力はネクストからアームズフォートというのに変わった。AFって奴だ。これは、要はAMSを使わずにコジマ技術を応用した兵器で、巨大要塞である。ネクストをAMSなしで動かそうとすると、それぐらいの大きさと人間が必要になるのだ。

んで、オープニングで「今や企業軍の主力はAFであり、ネクストは汚染された地上の尖兵に成り果てていた」とか言われてしまうのだが、一流リンクスにしてみれば量産型AFは苦戦すら論外であり、一企業(BFF)の最強AFであるSOMを壊しても、オペレータ(元リンクス)からは「ようやくいっぱしの傭兵になってきたな」としか言って貰えない

実際には、強すぎる上位リンクスを使わないで戦争しようって事だったのだろうな。リンクス戦争ではどの企業も最有力ネクストを投入しまくってドンパチやりまくったせいで、勝った企業もズタボロになってしまった。以前話した無制限戦争をやめて、適当になぁなぁで済ませる制限戦争に切り替えたのだ。

実際、特にGAはAFの扱いが適当であり、量産型AFを大量に運用する企業の癖に頻繁にAFをかっぱらわれるばかりか、改造されて新型を作られる始末であり、重要な任務にはネクストが投入される傾向がある。

と言うか、酷い場合には、僚機の戦いを見守ってたらAFが即死させられたりする。衛星軌道掃射砲防衛というミッションでは、銀翁という人が僚機で出てきて、敵としてイクリプスというAFが出てくるのだが、これが結構速い。1500km/hぐらいは出ておる。そんなもんで「あれ~?イクリプスどこ行った?」とか言ってたら、オペレーターが「敵AFの撃破を確認!」って言ってきたりする。

張子の虎にすらなっておらんな。


尚、国家解体戦争に続いてリンクス戦争でネクスト、及びコジマ技術を使って兵器を使いまくった結果、地球のどこもかしこも汚染されてどうしようもなくなった為、高度7000mを飛ぶクレイドルというものの中に殆どが移民している。

ただ、このクレイドルを飛ばす莫大なエネルギーを生み出すにはアルテリアという施設が必要で、アルテリアはコジマ技術が使われており、まぁ、その、なんだ。汚染される訳である。空も含めて。んまぁこのせいでfAのORCA旅団蜂起が発生するんだがな。

しかし、クレイドル住人が棄てた、「汚染された地上」というとこに農場プラントがあったりするんだが、大丈夫なんだろうか。アルゼブラの農場プラントなんか、とっつかまえたGAのAFがのっしのっし歩いたりそれを主人公が潰したり、ORCA旅団のネクストに占領されて片っ端からAF送っても悉く潰された上、最後にはリンクス二人がかりで撃破、奪還という経緯をたどっとるのだが…食べるには問題ないんだろうか、コジマ。



・企業


ゲームをやってる間に覚えるだろうが、一応簡単にだが触れておこう。

GAはさっき言った通り杜撰なAF運用が特徴の残念な企業である。それでもアメリカの会社だけあって世界最大の企業で、4時代はリンクス(笑)みたいなのしかいなかった上にやたら産廃パーツが多い状態だったりしたのだが、リンクス戦争を経て大躍進。

今回のGA標準機ニューサンシャインは扱いやすい中量機で、装甲が厚く機動力もあり、重量武器もそこそこ装備できるという優良企業に発展した。ただ、相変わらず中の人がリンクス(笑)なのはご愛嬌だ。また、レーザーで撃たれたら即死なところも変わっていない。GMみたいな企業だな、ほんと。


インテリオル・ユニオンは、まぁ以前の記事でも言及したが、あくまで企業グループの名前で会社の名前ではない(なかった)。その為、「インテリオルの正規部隊を排除します」とか言われる割には、インテリオル製のパーツが一つもないという事態になっておった。

流石にこれはいかんということになったのか、構成企業が合併してインテリオルという会社になっておる。旧インテリオル所属だったアルドラは独立したが、立ち位置は変わっておらん。インテリオルが軽量機を作り、アルドラが重量機を作ってるという違いだけだ。

パーツの方はレーザー分野に強く、強力なエネルギー武器を多数作っておる。機体も対EN武器装甲が頑丈だ。但し、まぁアルドラ機は重量機だからいいのだが、対実弾装甲が紙である上、コジマバリアが非常に弱々しくEN武器被ダメージがそこらの普通のパーツと変わらんとかよくあるのだが、まぁここもそういうところは相変わらずだな。

尚、この会社は依頼の説明で「ユニオンは、貴方を高く評価しています。良い返事をお待ちしていますね」とか「ユニオンはこのミッションを重視しています。成功させれば、貴方の評価はより確実なものになるでしょう」とか言ってくる。とにかく持ち上げるようなことを言ってくる。

言ってくるのだが、「当社のAFスティグロと協働し、敵を撃破してください」と言われて行ってみたらオペレーターが「スティグロがお前を狙っているぞ!」とか言い始めたり、「キタサキジャンクションを占拠するネクスト二機を撃破してください」って言うから行ってみたらオペ「敵ネクスト、三機目だと!?」とか言い始めたりする為、ビキビキすること間違いなしの悪徳企業である。

まぁハードモード限定の話だがな。


あと大きな企業は変態レイレナードを吸収し、変態アクアビットと変態GAEの残党を掻き集めたトーラスを従えるスーパー変態企業オーメルだが、これに関して私から何も言う事はない。まぁ、一つだけあるか。

そちらにとっても、悪い話ではないと思いますが?(笑)

んまぁ、ある意味トーラスのが濃いぐらいだからな。衛星軌道掃射砲襲撃では「トーラスめ…怪しげな」と言われ、社長には「面妖な…変態技術者どもめ」と言われ、しまいにはオペレーターに「あんなものを飛ばして喜ぶか、変態が!」と言われる始末である。トーラス絶好調。



・登場人物


本来こんなのを解説せねばならんゲームではなかったのだが、今回はストーリーも結構しっかりしておる為解説する。何でしっかりストーリー作ってあるのに解説せねばならんのかと言うと、字幕とか一応あるのだが、説明が一切なく誰が喋ってるのか全くわからないからである。いつも通りだなフロム。


まずは何よりレイテルパラッシュを駆るウィン・D・ファンションである。カラードランク3、インテリオルの切り札だ。CMとトレイラでやたら語ってたのはこの人である。中の人は攻殻機動隊の少佐で、よく少佐と呼ばれる。

一応企業所属のリンクスなのだが、その中では異色の存在である。戦争屋で企業に絶対服従というか一心同体な連中が多いなか、一般人を守る為に企業の命令に背いてまで動いたりする。

今回はマルチエンディングになっており、初回では終盤頻繁に登場し、主人公と共闘する。ただ、それまでは雇える僚機の一人に過ぎない為、進め方によってはお前誰になる。よって、初回はインテリオルの依頼を積極的に受け、彼女を僚機にして共闘すると良い。

あとウィン・Dの駆る機体レイテルパラッシュは中量より速いが軽量より遅く、装甲は紙という機体である。背中にしょってるものがいかにも実体剣と言うか、よく見ると鍔までついてる上にエンブレムが剣である為、ついに実体剣を振り回すACが出たか!と思ったらただのハイレーザーキャノンである。

ただ攻撃力のヤバさは折り紙付であるから、ORCAルートで終盤出てきた時は気をつけないと30秒足らずで死ぬ。軽量の割には遅いから大火力武器で押し切るといい。EN防御はガチだから実弾のがいいな。

逆に味方として出てくる時は、まぁ強い事は強いんだが何せ装甲が紙で、ほっとくと高確率で事故死する為、ちゃんと援護してやろう。特にキタサキジャンクション戦。


あと、ランク1、つまり今回最強って事になってるオッツダルヴァというのがいるのだが、ランク1(笑)と言われるほどの壮絶な死に様は必見である。一応あの死に方は演技だったという事にはなっているのだが、どこまで演技だったかは判らんから、もしかすると真面目にアレやられたのかもな。

一応言っておくと、後半に出てくるORCA旅団長マクシミリアン・テルミドールというのはオッツダルヴァと同一人物である。こいつは二重人格だという説が強く、実際、オッツダルヴァの時とテルミドールの時だと性格が全然違う。

取り敢えず、自分でランク1って言うな。

こいつも終盤出てくるが、大して強くないから気にしなくて大丈夫である。強く感じるのは、1vs3とか2vs4のミッションで出てくるからであって、少佐のがよっぽど怖いという残念な感じである。確実に削ってくるからウザいと言えばウザいが。



こんなところか。パーツの性能については私の意見を聞くよりACwikiを見た方がいいだろう。後言うべきことはPS3がいいか箱がいいかだが、アイマスをしたいか否かで決めれば良いであろう。



ああ、あと、二週目ではとにかくGAの依頼を受けまくるように。そうするとスピリット・オブ・マザーウィル撃破と同じ時期にカブラカン撃破というのが出てくるから、それを受ける。しばらくするとメガリス防衛が出てくるからそれをやり、ホワイト・グリント撃破と同じ時期にラインアーク防衛が出てくるからそれを受ける。んでその後しばらくするとアルテリア・ウルナ襲撃というのが来るからそれを受ける。

後はアルテリア・カーパルス襲撃を受ければ晴れて、ORCAルートになる。初回のウィン・DルートとこのORCAルートをクリアすると店売りパーツは全て手に入るから、初回と二週目はこの方向でいくといい。

尚、クレイドル03破壊は受けないように。アレを受けるとその後のミッションがかなりきついからな、三週目以降にするといい。

今思い出したから付け加えるが、クレイドル21奪還で、高度限界ぎりぎりまで上昇してみるのもお勧めする。何故ORCAがアルテリアを襲撃したり衛星軌道掃射砲を準備したりしてるのか、というのの伏線だからな。







以下ACfAやってる人しかわからん話

最近は051とLABIATA持たせたランセル脚&コア063頭&腕にアーリヤジェネと横散布直進散布積んだ機体でやっておる。ここんとこ、ミサイルのかわし方を覚えないと駄目だと気付いてランクマッチで1on1ばっかりでな。

個人的に横+直進散布みたいな量産装備を撃つのは趣味ではないから、基本的には箱型スタビライザーだが、追い付きようがない引きには散布撃たんと詰むもんでな。あと、散布と051の相性が悪いのは判っててやっておる。量産とオリジナル機の境目における、私なりの答えだ。

あと、大人数ではホワイト・グリントにヴァーチュ積んで月光と五連ロケ持って、闇討ちブレード→零距離ロケとかやっておる。3vs3↑なら結構戦えて面白い。ワープしてるかちょっと心配だが。中量脚に追加Bなしなら大丈夫かな?という感じだ。

昨日記事の補足説明

2009年04月04日 20時50分57秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。昨日は疲れ果ててしまって、↓の記事を書き上げて投稿してからすぐに寝てしまった。んで今日起きてからよく読み返してみれば、ちょっと語弊があると言うか、遺憾の意が発生する程度の失言と言うか、説明不足なとこがあった為補足しておく。


まず、あの書き方だと私がスナイパーライフルも何もかも嫌いに見えてしまうが、実際にはそんな嫌いではない。射程が長い分色々と不便もあるからな。では何であんな書き方になったかと言えば、私はガン逃げが嫌いだからだ。

あのゲーム、対人の一対一は普通制限時間付で行われる。時間一杯になるまでどちらも死ななければ、その時点で多くのAPが残っていた方が勝ち、という訳だ。格ゲーみたいなシステムだが、これがちょっと問題を生んだりする。

と言うのも、例えば、軽量機対重量機の対戦で、軽量機がほぼ弾を使い尽くして、残り時間は二分ぐらいとする。で、APは軽量級のが多く残ってるとする。この状態で軽量機はどうするか。答えは単純で全武装投棄してひたすら逃げ回る。それだけである。

軽量機の機体構成(突撃機か引き特化かとか)にもよるが、重量機と軽量機じゃ決定的に速度が違う。物理的に追い付けない。2シリーズならリミカOBとか一応対処手段がないではないが、まぁ、逃げられ続けてゲームセットが妥当なとこである。AP負けでYOU LOSEと出る訳だ。

これは寒い。

そういう立ち回りが寒くて嫌い、ということだ。私が言いたかったのはな。そんな寒いものを極めたり、念頭に置いたりしてやって楽しいのか、と。いやまぁ楽しいからやってるんだろうけども、あくまで【私は】嫌いだ、と。

別に嫌いだからってそういうのを否定してる訳じゃないというのに注意してくれ。公式戦にそういうのが出てきたら、確かに私は苛々しながら頭を抱えるが、それだけだ。ミサイルゲーだろうと何だろうと、文句は言っても「そんな機体使うな!」とは言わん。


まぁ、ラグアーマーとワープは何とかしろ、フロム。


あと、ジャギ様のコラだが、あのページでおわっとるのはケンシロウの台詞が思いつかなかっただけである。特に意味を含めてはいない。ただのコラである。

んでもう一つ。あのジャギ様のコラで「寒いことを研究して」とか言ってたのは、立ち回りもそうなんだが、パーツ選びについても寒さを導入してほしくないということだ。と言うのも、ACは1vs1が主流と言うか、それ以外の対戦形式が成立しない(部屋に入ってきてもチーム戦とか書いてあると即切断される)のだが、1vs1で役に立つ武器、パーツがあるのなら、チーム戦や多人数バトルロイヤルで活躍する武器、パーツもあるのである。

例えば腕グレネードの作並。1vs1で言えば、アルドラ製の同種武器TRAVERSに完全に食われておる。大雑把に言うと、作並は弾数が多く威力も充分。爆発範囲も広いが、重く弾速が遅く命中率に乏しい。TRAVERSはその逆で、弾少な目で軽く弾速も速い。しかし少なめと言っても1vs1じゃなくならんし、作並だと正直、1vs1で当てるのは難しい。

1vs1じゃどちらも常時回避に集中してるからな。いかに爆発範囲が広くても、弾速が遅い作並を当てるのは厳しい。弾速が遅いからな。そして重い。弾数も1vs1なら正直TRAVERSで充分。

そんな訳で、作並は産業廃棄物認定されている。しかし、これがチーム戦やバトルロイヤルなら話は違ってくる。乱戦の中に飛び込んで無理矢理ねじ込むのであれば、作並も充分当てられる兵器だ。また、弾の数も地味に響いてくる。やはりTRAVERSじゃ長期戦は辛いものがある。

そんな訳で、使い方次第では充分実用パーツなのだ。にも関わらず、AC界には1vs1こそ全て、他は餓鬼の遊び、といった風潮が流れている。さっきも言った通り、私は何度も何度も公式戦でチーム戦部屋を作ったが、一度として戦闘開始まで行った事が無い。非公式でも、1vs1と他のルールの部屋の数にはいかんともしがたい差がある。

そんなせせこましいルールに囚われて何が楽しいのかと。ただ寒いだけではないかと。本来の使用法を考えもせず、「産廃」「クズ つかえね」とか抜かすバカタレがあまりにも多い。



まぁ、以上述べてきたような私の不満、怒りが電鍵を駆け巡って出来たのが、昨日の記事の悪質な毒部分である。それをここに補足するものである。



清<以上、親日派の弁明でした。
薫<ジャック呼ぶぞ本気で



>昂揚氏

小ジャンプ移動wwwまさか昂揚氏もレイヴンだったとは…

今作のバズーカはただでさえ当たらないのに、ラグアーマーで頻繁に無効化されて涙目なのです。しかも重いから、うちの機体には載らないですね…あと今回リニアはないのです。代わりにレールガンはありますがEN消費実弾に変わったんで、常時ENチャージング寸前なうちの機体では撃つことすらままなりません(´・ω・`)

格納も全部貧弱だし…フィンガーかリボハンみたいなのがあればいいんですがね。格納ブレは省エネブレードに比べて機体負荷が高すぎるし。あと、熱もなくなりました(´・ω・`)シリーズ定番の変態兵器で生き残ってるのは射突型ブレードだけですね…火炎放射器すらない

ACシリーズについての私の見解

2009年04月03日 23時43分52秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。私は今年の講義要綱を見て、史学概論に早くも絶望である。史学専攻は皆取らねばならん授業なのだが、教授の自己満足授業であり、しかもその自己満足具合が半端ではないのだ。私の周りではもうオナニーとしか呼ばれていない。その教授が今年交代しなかったのだな。

まぁ、カスの世界に入るには自分もカスになるしかないという真理を発見してしまった以上、オナニーの提灯を持つしかない訳だ。あと、買い物に行って帰ってくるだけでも背骨が結構痛くて、後年後遺症に悩みそうな気配なのが心配である。正直休学したい。

留年してなきゃな…


まぁそんな話をしてても始まらんから、今日の本題に入るとする。今日は私が最近やってるゲームの話題だ。んで、なんだかんだ言ってゲームはACfAばっかりやっておる毎日である。

わたしはACシリーズが好きだが、実際のプレイ時間というのは結構短い。と言うのもACはプレイしてなくても楽しいという特徴があるのだ。今日はその辺の話をしよう。


ACでは数あるパーツの中から好きなのを選んで自分の機体を作る訳だが、ACに限らずこういう『自分だけの○○を作る!』というのは、要は、一つのものになんでもかんでも詰め込もうと努力するものである。

例えば、誰だって自分のACは速い方がいい。AP(HPな)はいっぱい欲しいし、装甲は頑丈にしたい。コジマバリアだって分厚いのが欲しい。武器も威力のある奴がいいし、弾切れの心配がなければもっといい。ブレードで斬れるぐらいの近距離からライフルとかの活躍する中距離、狙撃銃や狙撃砲が活躍する遠距離、これら全てに対応する武装を用意しておきたいのは勿論、ミサイルだって載せたい。

ま、無理だわな。

例えば機体の機動性だが、当然の事ながら軽い機体の方が速い。んまぁ、一応、重い機体でも大出力のジェネレータと超推力のブースターで無理矢理動かせばそれなりの速度を出せる。が、慣性の法則で死亡である。機動性は速度だけでなく旋回性能も重要だし、やはり軽い機体のが有利だ。

しかし、当然の事だが、軽い機体は装甲は脆いしAPも低い。そして何より、重いパーツを積めない。脚部パーツにはそれぞれ積載量という数値があって、それを超えると重量過多になって機動が鈍るのだが、軽量脚は限界まで積んだだけでも挙動が鈍るという悩ましい仕様なのだ。

ブースト移動の速度は、単純に機体重量とブースタ推力で計算されるからな。

だから大火力武器を搭載しようとすれば、腕や胴体以外にも、ジェネレータとかも軽いものにしなければならん。当然出力は低いから、気軽にブースターを噴かして動けなくなる。しかしだからと言って低推力ながら省エネ、なんてブースタ積んだらそれこそ遅くなって軽くした意味がない。

この様に、一つの機体に何でもかんでも詰め込もうとするのは無理なのだ。だが、その無理をどうにかしようとするのが楽しいのである。


まぁ今言ったのは極端な例だからアレだが、絶対に譲れない要素と妥協してもいい要素を選別するのが楽しい、と言いかえられるかもしれんな。


例として、私が今オンラインで使っている機体の構築について考えてみよう。

私が作りたいのは、チーム戦で前線に立ち戦線を維持する前衛機である。となると、要求されるのはまず第一に耐久力だ。耐久力と一言で言うと、豊富なAPと強固な装甲、そして分厚いコジマバリアを兼ね備えた重量機が想像されやすいが、実は、それだけでは前線で生き残ることはできない。

と言うのも、特に4シリーズは武器の単純な攻撃力が㌧でもないことになっており、ただ堅いだけでは何もできないままボコボコにされてしまう。何せ、オフラインのミッションで出てくる雑魚の攻撃もかなり痛いのだ。

上下左右にクネクネと1000km/hで動き回るという大変気持ち悪い変態機動をしておる上、当たったとしてもコジマバリアがあるから気付かぬだけで、立ち止まって正面から撃ち合いとかしてみると、普通に殺されるのである。

無印4のdestruct allというミッションについて以前触れたが、アレは大変狭い工場の中で戦うミッションで、区画ごとに大量の雑魚敵が待ち構えているものである。それを全員殺せと言われるのだが、ちゃんと動かないとどんなに堅い機体でも十秒で死ぬ

三秒ぐらいでコジマバリア剥げるからな。一度コジマバリアがなくなってしまえば、ネクストとてただのロボットである。まぁ回りくどくなったが、つまり、ある程度の機動性も確保しなければ耐久力のある機体とは言えないのだ。

そこで私は中量二脚のランセルを選択。省エネでそこそこ積載量も多く、防御関連のステータスも優秀だ。そして、積載量ギリギリまで積んだとしても、ブースターの選択を誤らなければそこそこ動けるだけの機動性もある。理想的だと言えよう。


(チラシの裏:ニューサンシャインにも惹かれるんだがあの積載を生かすアセンが思いつかん)


さて…基本的に、その機体の装甲とAPは胴体、腕、脚で決まる。そこで胴体と腕には重量型のものを積むことに決定。これで大枠は決まったが、次に浮上してくる問題は火力である。

勿論、積載を装甲に回す事にした以上、重い大火力武器は積めない。しかしながら、前衛機がやられて一番困るのが放置、ガン無視である。

そもそも装甲も機動性もある機体というのが一番倒しにくい。当たり前だがな。その為に耐久性を重視した機体にしたんだから。しかし当然、私の機体は耐久力を優先した分火力は低い。んであまりに火力が貧弱な様なら、ほっといて別の敵機を集中攻撃して倒して、それからゆっくり料理すればいいという訳だな。

であるから、最低限の火力が必要になってくる訳である。


ここからが悩ましい。そして悩ましいが故に楽しい

大体、前衛機が敵機と保つ距離は500前後である。500以下になると、互いに弾がポンポン当たるようになってガンガンAPが減る。550ぐらいなら当たりはしないが外れもしない、といったところだ。

距離が600を超えてしまったら、ミサイルかスナイパーキャノン、スナイパーライフルといった遠距離戦用武器以外はまるで当たらん。この距離になってしまうと、今挙げたの以外は豆鉄砲も同然である。であるから、射程距離500台ぐらいあれば主兵装としては充分というところだ。

逆に、300台まで近付かれてしまったら全速で退避せねばならない。特に300台前半もなると、グレネードの様な一撃でAPを一万単位で持っていく武器が当たり始める。ショットガンやマシンガンも当たる距離だ。捕まったが最後、一瞬でコジマバリアが剥げる。

距離500前後を保つ技術も必要だが、マシンガンの様な距離350↓を得意とする近距離武器をアウトレンジ出来、かつ、それなりに痛い火力を持つ武器をどうにか選定せねばならなくなる訳だ。


んで該当する武器はどんなのがあるかっていうと、ライフルとアサルトライフル。それだけである。

ライフルってのは、射程がそこそこあって弾速もそこそこ速いから総合的な命中率がそこそこ良好、威力もそこそこで連射速度もそこそこある為攻撃力もそこそこある…といった全性能がそこそこ優秀な武器である。

勿論、万能武器の常として器用貧乏という弱点も抱えてはいる。特に単体で比較すると、射程がそこそこ長いとは言っても狙撃銃とかスナイパーキャノン持ち出されたら死亡するし、安定してダメージを取れるにしてもバズーカとかハイレーザーキャノン持ち出されたらダメ負けして死ぬ。

しかしこのゲーム、武器は両手及び両背中に積む訳で、もう片方の手か背中に積む武器の相方としては、あらゆるものに相性がいい。万能だからな。また、安定してダメージを取れるという特性を利用し、両手にライフルを持ってひたすら削り続けるという戦法もある。

まぁ戦法もあると言うか、シリーズ通してこれが強すぎるという話なんだがな。特に1vs1では、強いと言うか、むしろ寒いのだ。あまりにも寒い。

両手ライフル機の攻略法は二つ。一つは、近距離まで踏み込んでマシンガン&グレネードとかハイレーザーとかの高火力武器を浴びせてダメ勝ちするというもの。両手ライフルは全距離で安定してダメージを取れると言っても、物凄い勢いでAPが減っていくというほどではないからな。

もう一つは、ライフル弾の届かない遠距離を維持し、狙撃武器及びミサイルを撃ちながらひたすら逃げ続けるというもの。後ろ向きだが、これも立派な戦術である。私は大っ嫌いだがな。






…んまぁ、話を戻すと、今言ったどっちかが対抗策になるんだが、1vs1では機体構築で簡単に対策できてしまう。要は、突撃機に近づかれすぎず、且つ狙撃機に追い付ける機動力のある機体にしてしまえばいいのだ。ライフルは全距離対応でしかも軽いから、機体構築に殆ど関係ない。だから寒いのである。

しかしこれも1vs1の話である。チーム戦でも、確実にAPを削れるライフルは重宝するものの、局地的な2vs1や3vs1を作り出してその間にラッシュをかけたいチーム戦では、瞬間火力の低さが仇となる。APが残っていれば、10秒程度なら無視できてしまう。


一方のアサルトライフルだが、これはライフルの射程距離を短くして連射速度を上げたものである。近接戦闘特化、連射性能特化のマシンガンほど尖がった性能ではなく、近距離武装の中では扱いやすい部類である。

こちらは連射速度が高いだけあって瞬間火力もなかなかのものがある。近距離戦重視の機体でも、近接戦特化武器でなくアサルトライフルで武装している事は多い。特化武器は目と鼻の先でないと使えない上にこのゲームは1000km/h単位で飛び回るから扱いにくいしな。

ところが、アサルトライフルの射程距離は大体400ぐらいなのだ。

ここからが面白いところである。該当する武器がアサルトライフルとライフルしかない以上これで武装するしかないが、ライフルは瞬間火力に欠け、アサルトライフルは射程距離に欠ける。

こういう武装を絞った機体構築で重宝するライフルが051だ。射撃精度、威力、弾数、全てが高次元でまとまっており、射程距離も600ほどあって文句のつけようがない。しかし連射速度が遅めで、定番とは言えぬ。とは言え私はこの性能に惚れ込んでおるから、片手はこれにすることにした。


さぁ、ここからが面白いところである。

まずアサルトライフルとライフルどちらを使うかという問題があるが、経験則上で言うと、1vs1ならライフルで充分。しかしチーム戦になると、Wライフルでは瞬間火力に欠けて器用貧乏感が否めない。

チーム戦は1vs1より展開が速い。さっきも言ったがな。例えば、私が前衛で後衛のAPが残り七千とする(死にそうってことだ)。勿論私が前衛として頑張らねばならんのだが、私がライフル二挺では短時間でゴッソリAP持っていかれるということがない。で、多少無茶して、つまり私が横からペチペチ撃ってるのを完全に無視して後衛機を落としに行く、ということができてしまうのだな。

AP一万のAC一機とAPP五千の二機の方が強い、ってことだ。戦争は数と質である。

だからアサルトライフルは必須だ。ではどれにするか、というのが悩ましいところでな。

・063ANAR
・MR-R102
・AR-O700
・ACACIA
・04-MARVE

↑がアサルトライフル全部だ。私は前衛機であるから、あらゆる敵に対し有効なものを持たねばならん。だから、汎用性をとにかく追求せねばならない。そんな訳で、ACACIAは検討すらされずに排除である。

と言うのも、ACACIA(旧AZANな。マグリブ解放戦線の人が持ってた奴)は一発一発の威力がとても低く、その代わり連射性能で勝負というマシンガン寄りな性能なのだ。一番攻撃力のあるのがMARVEなのだが、約二分の一しか攻撃力がない。軽量級相手ならともかく、重量級相手では屁の突っ張りにもならん。ちなみにこいつの射程は438。

では、それ以外の特徴を説明しよう。

063ANARはアサルトライフルとライフルの中間にあたる性能で、500に及ぶ射程距離が自慢である。射程距離が軒並み400前後のアサルトライフルの中では最長射程で、なるたけ500前後の距離を維持したい前衛機には嬉しい。しかしその分火力が微妙であり、中距離で撃ち合うには非力である。

R102は前作のホワイト・グリントの使ってた奴で、装弾数が多いのが最大の特徴である。しかし、063やACACIAでも撃ち切ってしまうという事はなく、その利点は生かせないことが多い。前衛機だからAPすぐ減るしな。また、弾の数がある分やはり火力は微妙。とは言っても063やACACIAほどではなく、火力の高いMARVEよりは低いという程度。あらゆる意味で使い易く無難で標準的なローゼンタールらしい一品。射程は414。

O700とMARVEは瞬間火力に特化した武器で、特にMARVEの尖がりっぷりは異常である。アホかと思うほどの威力と連射速度を誇り、450という長射程。その代わり、1on1で全弾打ち込んでも弾切れになりかかるぐらいに弾が少ない。設計思想はさっさと撃ってさっさと捨てろみたいな感じである。主力にするには辛いが、しかし、この威力と射程距離は魅力的である。R102より50も長いのだからな。

一方、O700は変態レイレナードの傑作MARVEを再調整した武器で、多少扱い易くなっている。つまり弾が多くなってる。しかしその分威力も下がり、射程距離も400まで落ちた。多くなったとは言え弾数も長期戦になると気になるし、MARVEの優秀な射程距離が失われたのが何より痛いと言えよう。


さて、諸君なら051の相方としてどの銃を選ぶだろうか。私は以前、長期戦を想定しR102を使っておった。実際、あの弾数は垂れ流せるという意味において優秀だ。と言うのも、前衛機はダメージを与えるよりも耐える事が重要で、回避とか距離調節とかの機動操作がメインで、撃った弾が当たるかは二の次である事が多いのだ。その点こいつはトリガー引きっ放しでいい。射程距離もそんなに気にならん。まぁ射程距離外で垂れ流してもそれこそ屁の突っ張りにもならんから、距離調節も大事なんだがな。

一方、弾が少ないとは言え、MARVEは魅力的である。射程も450あり、必中を心がければ前衛機でありながら敵をボコボコにできる。しかし、その分機動操作に影響が出るし、当てようとすれば食らいもするから前衛機としてのコンセプトが失われやすい。ならO700となりそうだが、こちらは射程が短い。常時400まで近付くようにするとすぐAPが減っていく。380~400あたりを維持できればいいのだが、敵さんのあることだからな。そう上手くはいかん。

063はやはり射程距離が最大の魅力である。500を維持しながら戦闘できるアサルトライフルというのは前衛機には嬉しい一品だ。OP機のfAホワイト・グリントが051ANNRと063ANARを装備してるのも納得である。しかしその分R102よりも非力であり、もうむしろ普通にライフル積んじゃえばいいんじゃないかと言われるとそんな気もせんでもない。



こんな感じで、頭を捻り続ける。こういう「動かさなくても楽しい」部分こそ、ACの醍醐味ではないかと思う。



清十郎<ちなみに今は063使ってます。MARVEとか使いこなす自信ないです
薫<こら、余計な事いうな!YARCA旅団に送り込むぞ!
清十郎<あと名前引き続き募集ちゅ~

リメイクバイオ寸評

2009年03月29日 23時23分49秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。もう卒業式を済ませ、入社式を迎えた人も多かろうし、年末の忙しさで死んでる人もいるであろう。私は結局、背骨が完治せぬまま横浜に戻ることになる。まぁもとより全治二ヶ月だから仕方ないが。


近況について色々話そうかと思っていたが、ガンスリ祭との兼ね合いもあるものでな。まぁ取り敢えず、予告していたリメイクバイオの話でもするとする。

旧作の初代バイオは、狭苦しい洋館からの脱出が目的だった。2以降は、むしろ街全体が地獄。人類に逃げ場なしみたいな感じである。するとどうしても出てくる雑魚敵の数が増えざるを得ないし、その分弱体化もされねばならん。特に最弱雑魚のゾンビ。

ゾンビはその煽りをモロに食らっており、例えば這いずりゾンビなどはプレイヤーキャラクタにゴミダメージしか与えられず、自動反撃で確実に死ぬ。しかも、プレイヤーキャラクターは這いずりゾンビの攻撃ではHPが0になっても死なない。

悲惨である。弾を撃つだけ無駄であり、ナイフですら攻撃されないのだ。また、5匹6匹と固まってプレイヤーキャラクターをヒャッホーイと襲撃しても、ショットガンとかグレネードランチャー撃たれて全員即死である。

まぁ、一応、ゾンビは一定確率で復活できるのだが、這いずりゾンビとして復活する為、どっちにしろ人生オワタだな。必死になってプレイヤーキャラクターの進路に立ち塞がっても、「邪魔だから」という理由で殺されるのである。一匹二匹ならハンドガン撃ってりゃ死ぬしな。


しかし、リメイクバイオは原点回帰ということで、狭苦しい洋館から脱出するゲームである。舞台が狭いのだし、設定としてもあそこの職員がゾンビ化してるだけだから、ゾンビを大量に出す必要もない。

そんな訳で、リメイクバイオ第一の特徴はゾンビのスーパー強化である。今までのゾンビとリメイクバイオゾンビの差を表現するなら、ラディッツとサイバイマンである。それぐらい差がある。


まず攻撃力の強化が大きい。先日も話したが、ジルであれば四回噛めば殺せる。これだけで、プレイヤーにとっては大分相手にしにくいエネミーになるというものである。

バイオでは伝統的にレバガチャというのがあって、方向キーやスティックをグリグリやることでダメージを減らせるのだが、今回もレバガチャはある。しかしその差は歴然で、最速でもジルなら四回噛めば確実に殺せるが、旧作ゾンビは
レバガチャなしで八回噛んでも死なない。

そんな訳で、旧作みたいに「どうせここ一回しか通らないし、ゾンビなら被ダメも少ないから食らってもいいや」と強引に突っ切れないのである。今回のマップは特に狭いから、ガン無視で華麗にスルーするのも難しい。


また、防御関連の数値も軒並み上昇している。

諸君も一度は考えたことはあろうが、バイオハザードのゲーム中では、適当にハンドガン撃ってりゃゾンビは死ぬし、ショットガンならまとめて吹き飛ぶ。にも関わらず、2や3で完全装備の警官隊がボコられたり、アンブレラの私設精鋭傭兵隊の死体がそこらじゅうに転がっておる。

おかしいだろうという話である。ゲーム中のゾンビよりも明らかにやわらかい。まぁ、3のOPデモを見る限り弾数とかの問題で最終的には飲み潰される気もするが、ワンサイドゲームにはならん筈だ。かなりの数を道連れにできる筈だ。

おそらく、設定上の強さは警官隊をボコれるぐらいなのだろう。しかしバイオハザードもゲームだから、ゲームとしてある程度成立する様に設定を変える必要があったのだと思われる。妥当な判断である。フロムソフトウェアとかは見習うべきである。

で、今回はその辺をリアルにしようという目論見もあったのだろう。ものすごく堅くなっておる。

どれぐらいかと言えば、ショットガン撃っても死なない。それも零距離で撃ってもな。その上、ハンドガンでもなかなか殺せないのである。ゾンビ二匹でハンドガンの弾倉がカラになるぐらいだ。それほど耐久力が上がっている。

しかも、今回のマップは狭い。本当に狭い。横にも狭いが、ひとつの通路の長さもかなり短く、狭い。この為、攻撃速度の遅いジルなどは廊下の端からハンドガン撃っても噛まれる。一回逃げて体勢を立て直さねばならん。

警官隊壊滅も納得である。


今回はこれだけゾンビが強い上、マップが狭い為更に凶悪になっておる。さっきも言った通りマップが狭いから、旧作では簡単にできたガン無視スルーが大変難しいのだ。故に、安全に通行したい場合はゾンビを皆殺しにするか、もしくは最短ルートを通るしかない。

ここでちょっとマップについて触れるが、リメイクバイオの舞台である洋館は地上三階地下二階であるものの、実際に探索するのは地上一階二階だけと言っても問題ない。また、寄宿舎と研究所という場所もあるが、これらですごす時間は長くないのだ。

そんな訳で、洋館の一階二階がメインマップと言える。んでベースキャンプとして使える、アイテムボックスやらセーブポイントやらがある部屋が一階に二つある。仮に拠点と呼ぶことにしよう。

東側の拠点は二階にしろ一階にしろどこへ行くにも便利な立地条件であり、探索の拠点としては理想的である。一方西側の拠点は色々と酷い場所にあり、一階から行こうが二階から行こうが物凄い遠回りをせねば辿り着けない。要は東側が非常に優れているという話だな。

ところが、東側にも問題があってな。

そこへ行く為に通る扉なのだが、それが壊れかかっておる為一定回数利用すると壊れるのである。勿論通れなくなる。一応遠回りすれば行けないということはないが、西側でいい。

そんな訳で、計画的に動かないと東側を拠点にするのは危険である。最初から西側を拠点にしてしまうというのもありだな。とは言え、西側にしろ遠回り経路の東側にしろ、辿り着く為に多くのゾンビを相手にせねばならん。

どちらも使うのは論外だからどっちかを決め撃ちする訳だが、それでも相手にしなければならんゾンビの数は多い。しかし、どちらか一方だけであるが、そこをうろついてるゾンビを皆殺しにできるだけの弾が手に入ったりする。


怪しい。


バイオでこんなもんはフラグでしかない。4や5ならともかく、旧作シリーズの正当進化系であるリメイクバイオにそんな美味しい話である訳がない。で、まぁやっぱり罠があるんだが…

拠点へ通じる経路上のゾンビを皆殺しにした主人公。いちいち遠回りするのは面倒だが、毎回ゾンビを相手にするのに比べれば天国である。ゾンビの死体が転がる廊下への扉を開け、そして…

そして…
















































そこには元気に跳ね回るゾンビの姿が!


てな訳で、復活してくれやがるのである。これがクリムゾンヘッドだ。設定によれば、Tウィルス特有の新陳代謝増加機能がゾンビの肉体破損に過剰反応し、V-ACTと呼ばれる効果を示してゾンビの筋肉などを作り変えて強固にしたものであるらしい。

一応、この復活には条件がある。

・死んでから一定時間が経過
・死んだ時に頭とかを吹っ飛ばされていない
・死んだ後【汚物は消毒だー!】をされていない

一定時間というのは難易度等で変わる。一番簡単であれば、死んでから一時間経たないと復活しない。逆に一番難しい難易度だと、五分で復活する。

しかもクリムゾンヘッドはやたら強くなっており、攻撃力こそ大して上がっていないものの走るわ堅いわ殴ってくるわで散々である。走る堅いが厄介なのは言うまでもないが、殴ってくるというのが一番の問題である。

ゾンビはあくまで噛むことしかしてこない。これは格ゲーで言えば投げである。手を前に出して歩いて、正面で密着しないと成立しないしダメージも入らない。だから、背中側とかを走れば振り向きモーションの間に走り抜けられる。

しかしクリムゾンヘッドは腕をブン回して殴ってくる為、当たり判定が大きい。横を走り抜けるにしても一発はもらうし、場合によっては2、3発連続で食らう事すらある。しかも攻撃力は変わっていない。ジルなら四回噛まれると死ぬが、四回しばかれると死ぬのである。

無論強敵とは言え、ショットガンやグレネードランチャーで吹き飛ばしながら戦えば十分倒せる。しかし、倒したすべてのゾンビがクリムゾンデッド化する為、いちいち相手にしてはいられん。

まぁとは言え一応、クリムゾンデッド化を防ぐ方法はある。まず、ショットガンなどで頭などを破壊して殺した場合。また、クリムゾンデッド化する前に死体を焼いても消毒できる。グレネードランチャーの火炎弾で焼くか、灯油とライターを持っていって焼却するかだ。

しかし前者は貴重な弾が無駄になるし、後者は貴重なアイテム枠が埋まる。しかも灯油は二回焼却するとなくなる上、アイテムボックスにしまえない。灯油のタンクが洋館の中にいくつかあってそこから取るのだが、その為にゾンビに会ったりするという素晴らしい仕様である。



リメイクバイオは、このスーパーゾンビシステムが根幹であると言えよう。目標(探索先)に到達する為の障害物(ゾンビ)が極めて特殊で厄介な性質のもので、これをいかに対処するか、頭を捻る事こそ醍醐味である。

まぁ、初プレイ時ぐらいは怖がっていいと思うがな。私が『怖い』などという感情を知ったのはリメイクバイオのお陰と言っていい。即死はしないのだが、死という事実がゆらりゆらりと、しかし確実に忍び寄ってくる独特の恐怖がある。

流石は変態カプコンと変態バイオチームである。ゲームのみならずホラー史にも残されるべき傑作だ。





チラシの裏:
私の愛機晒しage。


・武器
右腕:051ANNR(シュープリスfAグリント共通ライフル)
左腕:MR-R102(ローゼン突ライ)
右背:MP-O203(横散布)
左背:-
肩部:GALLATIN02

・機体
頭部:063
胴体:アルギュロス
腕部:ヒルベルトG7A
脚部:ランセル
ジェネ:ライール
FCS:ライール

・ブースタ
メイン:SS-ML(クーガー旧型MB)
バック:アルゼブラBB
サイド:NSS
OB:パラス


私は1vs1は大っ嫌い(と言うかAP勝ちガン引きとか砂ガン引きとかミサイルゲーとかが嫌い)で、対戦の頻度は2vs2チーム戦>4vs4チーム戦>>>>>>1vs1。バトロイは行かない。これに沿って火力を下げて積載量を装甲に回し、中量脚の機動性も合わせ前線で回避戦を演じる前衛機に仕上げてある。横散布はガンスルー対策。

まぁ、ちょっと弄るとAP勝ちガン引き機になるがな。あと名前募集中である。

バイオとはどんなゲームか

2009年03月25日 22時57分21秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。二、三日に一回と言っておきながら思いっきり更新をサボってしまった訳だが、ガンスリ祭報告に書いた通り色々あったのである。

具体的にどういうことがあったかと言えば、実は足も折れてたんじゃないか疑惑が浮上したり、紹介状ようやく手に入れてレントゲン写真見たら写してるとこが見当違いだったりした訳である。これだから関西の医者は…

まぁとは言え、それ以外何もしてなかったという訳ではない。ゲームで言えばACfAは全ミッションSランクにして隠しパーツも全部出した。ただオンラインに出撃してみて詰まっておる。

要は、ランクマッチがミサイル引きライゲーって話なんだが。ミサイル引きライゲーって言っても引きライがアホほど強くてそれを抑制するミサイルが更にアホほど強い上にミサイル以外全然ダメージが通らんという話である。

チーム戦なら作並とかもかなり強い武器になって遊びの幅が広がるんだが、何でチーム戦にならんかな…チーム戦部屋作っても全員即退出だし。今日はその辺の話でもしようかと思ったが、同じ話題を続けてというのも何だし、バイオの話でもしようかと思う。



先日バイオ5が出たが、巷には5のレビューなど溢れかえっておる事だし、リメイクバイオの話でもする事にする。頭の弱いFPS厨の相手がだるいってのが本音だが。


さて、ゲームキューブで出ておった(今はwii版も出てるが)biohazard、いわゆるリメイクバイオの話である。

これは初代バイオのリメイクなのだが、舞台である洋館が地上二階地下一階から地上三階地下二階に進化したりしてるところから判る通り、同じ題材の別ゲーである。しかし、同時に正当進化系であり、ある意味では正統な続編ともいえる。

というのもだな。バイオハザードってあんまり怖くないのである。

まぁ確かにホラーだし、ゾンビは気持ち悪いし怖い。最初はな。しかし、度アップになるか、さもなくば窓でもガッシャーンと割って突然登場するとかせん限り、すぐ慣れてしまうのだ。

何せ、どの部屋に行ってもまずいるから何度も見る事になるし、やってくる事と言えばノロノロ歩いてきて噛み付くだけだ。しかも取り敢えず撃てば死ぬしな。

突然窓とか割って出てきて驚かすというのもワンパターンすぎて何度も使える手ではないし、そもそも怖いというより心臓に悪いだけだという話だ。

斯様に、バイオハザードはあんまり怖くないのだ。少なくとも単純なホラーとしては失格であり、実際、仲間内で集まって一人のプレイを鑑賞しても全然盛り上がらない。

SIRENとかサイレントヒルは部屋が悲鳴に包まれるんだが。サイレントヒル4は笑いに包まれるがな。


しかし、それでもバイオハザードはホラーゲームの王道であり定番である。バイオ4に至っては世界のゲームランキングに安定して一桁行くからな。


では、バイオハザードというのはどう怖いのか。答えは単純である。あれはパッケージの裏にある通りサバイバルホラーなのだ。

あのゲームは何もかも有限である。弾も回復剤も、セーブすら有限だ。

しかも持てるアイテムの数も限られている。このリメイクバイオだと持てる数の多いジルでも八個、少ないクリスだと六個。

一応、アイテムボックスというアイテムを入れておける便利なものが各所にあるからそこをベースキャンプにする事はできるが、実際にそこを離れて探索する時に欲しいアイテムといえば…そうだな。

1メインで使う弱い武器
2その弾(多く手に入る)
3強敵orボス用の強い武器
4その弾(手に入る数は少ない)
5回復剤
6鍵
7先へ進む為のキーアイテム
8なし


というのがまぁ安心な装備だが、見ての通り、クリスに至っては物理的に持てないし、ジルも一個しか新しいアイテムを取れない。

また、多く装備を持てるジルはかわりに体力が低く、四回噛まれたら死ぬ。だから回復剤があっても油断できない。

しかしだからと言って強い武器やら回復剤やらと色々持って行くと、探索した先でアイテムが取れなくてジリ貧になる。

後半になるとセーブポイントが親切じゃなくなるから、インクリボン(セーブに必要なアイテム)も持たなければならなくなる場合がある。

また、強い武器と一言で言っても三種類あり、探索先でどれの弾が手に入るかは判らない。


…とまぁ、アイテムだけでも斯様な次第なのだが、じゃあどうするかと言われたら、ある程度決めうちするのだ。

例えば、強い武器はあまり使わないから予備の弾は持っていかないとか、体力満タンだから回復剤は持って行かずに探索先で見つけたのを使うとか、そんな感じである。


ここで考えて欲しい。諸君はこういう状態に放り込まれた。

探索先にゾンビはいるだろうがそれ以外がいるかは判らない。ゾンビを撃つにしても全部殺せる弾なんてないから弾数管理もしないといけない。

探索先にもし強敵がいたら一、二回しばかれるだろうから回復剤がほしい。しかしいくつもいくつも持ってはいけない。

数も有限だし回復量が多いから体力が減ったからといって気軽に使うと無駄使いになる。

かと言って使うのを渋ってると痛い攻撃や即死技食らって死ぬかもしれない。

何にしてもリスクをゼロにするなど不可能で、必要経費として支払うリスクのリターンを多くするというのが精一杯。

…と、これを陰鬱なステージで延々とやらされたら精神的に追い詰められること間違いなしである。


予定がズレてしまって別の話になってしまったが、なに、いつものことである。

そんな訳で、是非諸君も精神的に追い詰められてくれ。


今度はちゃんとリメイクバイオの話をする予定である。

ACfAにおけるフロムのAnswer

2009年03月18日 20時14分46秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。私は、「(例の残念な研究会の)卒業生にメッセージカード送ろうよ!」とかいうメールを受け取り、一年間「おめぇの席ねぇーがら!だった私に何を期待しとるんだ」と返したら「死ねカス」と言われて困っておる。

一週間ぐらい前の話だが。


さて、今日は挨拶に使った事だし、研究会以外の話題である。

先日、三月五日にバイオハザード5が発売された。私は大変熱狂的なバイオファンであり、ほぼ全ての作品を所有しておるしやっておる。ビデオ映画のディジェネレーションも買ったし、攻略付設定資料集こと攻略本も全作品持っておる。

あのゲームの攻略本、ものによっては半分以上のページが設定に回されてるからな。キャラの動作がフレーム単位で表になってるのはあのゲームぐらいだ。流石は変態バイオチームと変態エンターブレインである。こいつらのおかげで、私はやたら攻略本買う人になってしまったのだ。DMCとか役に立たなさ過ぎて泣いたがな。

で、待望の続編がついに発売になった訳だ、三月五日にな。三月五日に。そう、三月五日に。

まぁ、諸君も気付いておろうが、この日私は入院していたのだ。バイオの為であれば病院脱走も辞さぬ、アクアビットマンなみの変態である私だが、身体までは変態ではない為断念する事になった。

仕方なく、バイオができない哀しみを背負って無想転生しながらスプリガンを読んでた次第である。

何故か病院にあったのだ、スプリガン。


んで退院後、ヒャッハー!汚物は消毒だー!とやってるかと思われておろうが、まだ全然やっておらん。と言うのも、あのゲームも次世代機だけあってハイビジョン前提であり、三色コードしか受け付けてくれない現状だとやりにくくて仕方ないのだ。

別にクリア不能ってことはないしむしろ4よりは簡単なのだが、いかんせん酔う。CQCメインの私のプレイスタイルだと、カメラがヌルヌル動く為3D酔いは更に激しいのである。

んで、何だかんだ言ってやっておるのはACfAだったりする。前にちょっと話した、【ARMORED CORE 4】の続編だ。正式な題名は【ARMORED CORE for Answer】であり、fourのフォーとforのフォーをかけているらしい。4に対するフロムソフトウェアなりの答えなのだろう。プロデューサー変わってたし。











さて、ここからがきもである。











実はここまでは結構前に書きあがってたのだ。




















三月六日の段階で。


という訳で、冒頭と合わせて二重オチである。

↑まで書いた後、退院したてで気張るのもよくなかろうということで一旦PCを落として寝たのだ。が、その後実は左膝も逝ってたとか本人に続きPCも入院とか色々あったおかげで、今日この日までずれこんだのである。

ま、たまったストレスの発散というのもあったのか、fAにゾッコンだったのも事実だがな。全ミッション出して、ミッションランクもノーマルは八割、ハードは九割がたSにしたから、後は詰将棋の気分である。流石にラストミッションとかは両手ライフルのみの我が愛機では無理だ。計算してみたら物理的に弾が足りなかった。


さて、私の病状とかを話してもネタにならぬし、今更話題を変える訳にもいかんからACfAの話でもするとする。

…が、その前に何も知らない人の為に。アーマード・コアシリーズは、何十種類もあるパーツから自分の好きなものを選んで自分だけの機体を組み上げ、その機体で戦うゲームである。頭、胴体、腕、脚、両手両肩の武器、更にはジェネレータやブースターまで選択できるのだ。

では。

まず旧シリーズをやった人に向けてこれを評するなら、無印4がネクサス、fAがラストレイヴンみたいな立ち位置のゲームである。例えば無印は、固有名詞の嵐だったり説明不足だったりでストーリーが酷かった。最初のミッションの解説が「独立計画都市グリフォンを制圧する敵部隊を排除する。このミッションは、アナトリアのネクスト、即ちキミの、パックスに対するプレゼンテーションだ」とか言われるからな。

本来ならこういう場合は「なんやねん○○って」と突っ込みたいところだが、○○に該当するものが複数ある為できぬという始末であるからどうしようもない。事前説明もないし、説明書に至っては読んでもプレイできる知識が身につかないという伝説的な乙仕様である。

一方、メカデザインを見てみればどうみても歯茎だったりした訳である。オープニングやタイトルを飾ったアリーヤ(あーりあ?)も目が電光掲示板だったし、サンシャインに至ってはついたあだ名が悪魔超人という始末である。

以前も紹介したとおり、致命的欠陥建築☆レイレナード本社エグザヴィルとか太陽神ウェブカメラ☆ソルディオスとかも大分酷かったしな。しかし一番致命的だったのは、やはり企業を増やしすぎたこと、そして企業まわりの設定を無理に詰めすぎたところにある。


4に限らず、ACシリーズは未来が舞台のSFだ。国家という概念が崩壊し、企業が世界を統治するようになった時代の話である。4が他シリーズと明確に違うのは、国家が崩壊してからどれぐらい経ってるか、というところである。旧シリーズは百年も二百年も経ってからの世界だが、4は10年と経っておらん。

またそれ故にか、旧シリーズでは大抵二大会社以外出てこない。自然淘汰されたのだろう。しかし、国家解体戦争から3、4年しか経ってないからか、4では大企業グループだけでも六つ、全部で20社ぐらい出てくる。まぁこれだけならまだわかりにくいで済んだんだが…

AC世界では、アーマードコア(つまりAC)と呼ばれる最強の人型兵器が世界の戦争で第一線に立っている。んで、旧シリーズだと、企業に所属するAC乗りというのはほとんど出てこない。実際企業所属部隊なんてのはたいした数いないんだろう。

まぁ当たり前と言えば当たり前である。企業だって国みたいに争うのだ。しかも国家がないから、経済的な競争だけでなく軍事的な競争もある。企業が真面目にAC部隊を揃えたりしちゃった日には、企業間の争い=戦争になってしまう。人的物的資源を傾けた全面戦争にな。そうしたら国家解体どころか世界が解体する

そんな訳で、ACに乗る人はレイヴンズネストとかグローバルコーテックスとか呼ばれる独立行政法人みたいな組織に登録して認可を受ける。そして各企業や研究機関から依頼を受け、研究所の警備とか、逆に襲撃とかを遂行する傭兵となるのだ。これが、いわゆる「レイヴン」である。

しかし、4の世界ではレイヴンズネストみたいな組織がない。ここからがちょっとややこしいのだが、国家解体戦争の前にはあったらしいし、実際世界の戦場をレイヴンが戦っていた。ACとともにな。

しかし国家解体戦争では、通常のAC、つまりノーマルACとは違う別のACが投入された。次世代型AC、ネクストである。ネクストに乗る者はリンクスと呼ばれ、リンクスはレイヴンを一掃してしまった。実際、ノーマルとネクストじゃパラメータの桁が違うしな。

で、国家の時代が終わり、企業の時代が来た。ちなみにさっきの「パックス」ってのは企業による平和=パックス・エコノミカの略だったりする訳だが、略すな。パックスだけじゃただ「平和」って意味だけだろうが。

閑話休題。で、ここで何が問題って、企業は沢山ある訳だ。しかも、レイヴンを管理したレイヴンズネストみたいな組織はない。つまりリンクスは皆、どこかしらの企業に属している訳だ。で、会社は二桁以上の数がある。

ここで考えてほしい。

企業がAC部隊を創設、運用する場合、当然他社製パーツは使わない。あらゆる意味で当たり前の話である。国家解体戦争の時は同盟だったかもしれんが今は競争相手なのだ。パーツを売ってくれる訳がない。

まぁグループ系列企業のパーツなら使うが、そういう大まかな区分けでも6社もある訳だ。例えばGAは、武器ならガトリングガン、バズーカあたりぐらいしか作ってない。頭とか腕とかのパーツも、頭と足を除けば一種類しかない。その頭と足とて、二種類あるだけである。

当然、偏った機体しか作れなくなってしまう訳だ。レイレナードなどは悲惨で、高機動戦を主眼においた機体を揃えているのだが…いかんせんジェネレータが産業廃棄物なのだ。一応二種類あるのだが、開発元の都合で事実上一択。んでブースター(これまた一種類しかない)がエネルギーを馬鹿食いするもんで、動けば速いけど動けないという有様なのだ。


4の一番の問題はここだ。それぞれの機体にまったくもって幅がないのである。どんな産廃パーツでも他の会社のパーツとの組み合わせやミッション内容によっては有用なパーツになりえる。その自由度の高さこそ、ACの醍醐味だ。

例えば、ロケットという武器があってな。ロックオンができない。時速500~1000kmぐらいの速度で動き回るゲームなのにロックオンが出来ず、見越しで撃たないといけないという武器である。普通に考えれば産業廃棄物だし、実際、一般的には産業廃棄物である。

しかし、威力が桁外れな上に軽いという利点があり、大型の要塞みたいな敵を撃破するミッションにはもってこいだ。ロケットを搭載し、武装をできる限り削って機動力と装甲を確保するように機体を構築する…こうなれば、ロケットは超のつく優良パーツになる。

が、現実は非情である。

ロケットを作っているのはテクノクラートという会社なのだが、ロケット市場を独占してるとかではなく技術がお粗末でロケットしか作れないだけの企業である為、所属リンクスであるボリスビッチは哀れにも全身にロケットを装備した自殺機に乗せられて主人公へ挑むのである。一応オリジナルなのに…

さっき言った、動ければ速いけど動けないレイレナードの機体だって、ジェネレータやブースターといった内装を他企業のパーツで組みなおしたりすればそれだけで一線級の機体に仕上がるのだ。見た目だって、全部同じ会社のパーツで組めばかっこ悪くても、他企業製を組み込めばそこそこ見れる機体になる。


で、これらの問題に答えたのがfAである。fAではレイヴンズネストみたいな傭兵管理会社が復活している。しかし企業所属リンクスもここに登録する事になっており、独立傭兵と社員リンクスが同時に存在している状態だ。社員リンクスは所属企業および系列会社のパーツを使って機体を構築し、独立傭兵はどの会社のパーツでも節操なく使う。

多すぎた企業も合併や再編成を通して減らし、新型パーツも開発して一つの会社が作るパーツの種類を増やしている。この為、会社ごとに偏っていた社員リンクス機体も、会社ごとの特徴が見受けられる、という程度に落ち着いた。その一方で、何でも使うが企業の支援がない以上万年金欠らしい独立傭兵、などそれぞれに性格が出ておる。


まぁ、こんなところか。主にACという機体をメインに語ってきたが、fAではこんな感じで4の濃すぎたところを修正し、その答えを提供している。ストーリーもなかなかどうしてACっぽい。

元々、ACはアイザック・アシモフとかあたりのSFみたいな話だった訳で、今回も答えは三つあるけど全部お先真っ暗という素敵な感じになっている。キャラもジャックみたいな策士からキサラギみたいな変態技術者、熟練の老兵から健気に戦う女の子まで色々だ。

武器とか外装とかの性能も、現在のver1.3ではどれもそこそこ使えるようになっておる。強すぎるパーツとかも勿論あるが、使い道の見当たらないパーツはそんなになく、どこかしら長所があるから使ってやれる感じだ。



長くなったが、そんな感じの答えを頂きながら今日も今日とてネクストを乗り回しておる次第。相変わらず機体構成がPSAC時代の発想だがな。この日誌も、毎日はきついが二、三日に一回は更新できるよう努力する予定である。

それでは諸君、また会おう。

パラダイス・ロスト及び蒼海の皇女たち所見

2008年05月02日 23時59分40秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、所用があって新幹線の中にいる薫である。今年の連休は狙ったかの様に水木金だけ平日であり、今年の授業は水木金だけという私は結構涙目なのだが、新幹線で遠出しなければならないという追い討ちで余計泣ける。…しかも今ノートPCを開いたら液晶がこんなんになっておった。DELLめ、カタログスペックに出ない部分が安いつくりというのは相変わらずな訳か。修理に出さないとな。


さて、今年度は始まってからこっちずっと忙しかった訳だが、最近は結構落ち着いた。読書なんかも普通にできる程度には暇ができた訳である。まぁ、だったら更新しろよと思う向きもあろう、と言うか、その、なんだ。スマン。

んで、ともあれある程度暇ができた。そこで、ここ何日かは積みゲーの処理に明け暮れておる。とは言っても、家庭用ゲーム機のゲームは最近買っておらん。ガンダム無双specialは色々と香ばしい(と言うか、PS3のゲームの完全版がPS2で発売されるというのはどうなんだ光栄)し、アーマード・コア・フォーアンサーは河森の復活で新規パーツこそかっこいいものの、無印4時代のパーツのせいで相変わらず絶望的にキモい機体を乗り回すことになる為やる気が起きず、無双OROCHI2は無印オロチより酷いという何の為の続編なのかよく判らん状態だし、戦場のヴァルキュリアは気になってはいるものの近所のゲーム屋に店頭在庫が無い為やろうにもやれん。

まぁ、お姉チャンバラRevolutionは積んであるがな。いや別に恐ろしくクソゲーだったとかそういうのではないぞ。今回はwiiリモコンを振ることでキャラが斬撃を出すのだが、振っても振っても姉も妹も棒立ちであり、萎えてやってないだけだ。どう降れば判定してくれるのか未だもって良く判らんハードだ。アンブレラ・クロニクルズは振ってリロードだったから何回か振って一回でも判定されればそれで良かったのだが、姉チャンは何せ振って攻撃だから何回かに一回ではゲームにならんのである。今度一日費やして操作を覚える予定だ。

で、話が逸れたが、要は何が言いたいかってPCゲーを積んでたからそれをやっておるということだ。PCのゲームというと、RTS、FPS、STG、エロゲ(ADV)の四種類ぐらいしかないのだが、私の場合積んでたのはエロゲだ。一人でやりこむゲームなら、今のところデビルメイクライと無双2で間に合ってるからな。

ここ何日かでやったのはlightの『パラダイス・ロスト』とanastasia(幻燐のエウシュリーの姉妹ブランド)の『蒼海の皇女たち』という二作である。どちらも業界の主流から外れてはいるが、一部でそれなりに評価されている奴だ。


前者パラダイス・ロストは、聖書のヨハネ黙示録を主題にしたダーク系アクションものである。公式ページを見ると相当古いゲームだというのが判るだろうが、実際、音楽も絵も現在のエロゲと比べれば著しくショボい。見るに堪えない程酷いとは言わんが、主人公ライルの後姿がバーチャロンの背負うセガサターンを彷彿とさせる哀愁漂うものだったりして、結構悲しい。ストーリーもそれなりに練り込まれてはいるのだが、主人公とラスボスが出る度に盛り下がるという悪傾向が最後まで貫かれてしまっており、ラストとかは非常に残念だった。

この時代のエロゲで、ストーリー重視かつ男キャラに声が入ってるというのはとても野心的であり好感は持てるのだがな…ラスボスのサタナイルは天使を創造した人物であり、父なる神の役割を持っている。神であるからには背格好がパーフェクトな事は勿論、頭脳明晰文武両道完璧超人でなければならんのだが、絵が大変残念であり、声に至っては、あまりの下手さに監督も視聴者も頭を抱えた初期の北岡弁護士なみのへたれボイスであるから、積極的に威厳が損なわれてしまっているのが残念なところだな。

逆に主人公の好敵手として最初から最後まで出番が多いジューダスの声優はなかなか上手かった。ちなみに主人公は一応二人いる感じなのだが、片一方は意固地で頑迷で視野が狭くて皮肉屋という好感を持ちようがない感じであり、もう片方はある意味碇シンジ以下で殴りたくなってくる仕様だ。しかもこの二人、声はついてない。

ジューダスが主人公でいいよ。もう。


さて、後者の蒼海の皇女たちだが、公式ページに書いてあるジャンルがUボート戦ADVである。

潜水艦ではない。サブマリンでもない。あくまでUボート。

しかも見たところ、時代設定は第二次世界大戦。



素晴らしい。



ということはアレである。ディーゼル駆動エンジン搭載で、当然ディーゼルを動かす為には酸素が必要だから定期的に浮上せねばならない。酸素がないと中の人も死ぬからな。例え敵地だろうと、絶対に浮上せねばならないのだ。で、見張りしながら艦内じゃ絶対吸えない煙草をふかしてみたり、酷い嵐で船自体が波に飲まれながら見張りしたりする訳である。

で、敵の飛行機とかに見つかったら急速潜航。んで、造船所の連中が「この船の安全深度は150mです。それ以上潜った場合命の保障はできません」とか言ってた潜水艦で250m以上潜り、声さえ立てずにじっと我慢する。

船が損傷すれば容赦なく水が入り、パッキンを交換したりして浸水をとめてみたり、ディーゼルが使えない時用の蓄電池が海水に触れて毒ガスを発生させたり、毒ガスの発生を鳥が知らせたりする訳である。浸水が止まらず海の底まで引きずり込まれて圧壊したり、酸素不足で戦死したりするのである。


素晴らしい。こんな夢いっぱいの舞台をゲーム化するとはな。


攻略するヒロインを最初に決めてしまって、攻略サイト見ながら全ルート巡回するのが本来の私のやり方なのだが、今回は取り敢えず何も考えず一週する事にした。キャラがどうこうより世界観に惹かれたからな。で、ゲーム開始。どうやら、主人公の艦長以外全部女というUボートで地道に通商破壊するお話らしい。

んで、出てくるキャラ出てくるキャラ素晴らしい。何が素晴らしいって、媚びてる部分が無い。先任(副長な)は陸の上以外じゃ軍服の上脱いでシャツ姿という典型的な叩き上げタイプ。次席は生真面目な親衛隊みたいなやつ。頼れる姉貴タイプの掌帆長。掌帆長というのは兵隊の管理者みたいな役目で、海千山千の奴じゃなきゃつとまらんのだが、このキャラも普段はおちゃらけててもいざとなれば一睨みで兵隊を射竦ませる奴だ。

そして何より素晴らしいのは、機関長。

何が素晴らしいって、腹筋が割れとる。エロゲのキャラで、しかも女キャラでありながら、服装は工具袋つきの短パンとタンクトップのみ。で、そのタンクトップからのぞいてる腹がしっかりカニッパラだ。腕もほぼ筋肉のみしか見えない。水雷担当の奴もそんな感じだったな。

いかに最新技術の塊である潜水艦とて、機械は機械。ディーゼルエンジンを毎日点検整備し、バラストタンクのクランクハンドルを握る機関長は肉体労働が多いのだ。水雷班も、要は魚雷を整備し装填する役割なのだが、自動装填装置なんぞついとらん。水雷班がレールまで持っていって載せ、押して装填せねばならないのだ。現代の最新鋭戦車も主砲の装填は手動である。

つまるところ、潜水艦という機械を扱う以上、少なくとも何人かは肉体派が必要なのだ。このゲームには、そういう肉体派もしっかり出てくるのである。しかも例の機関長、小型ツインテールという萌えパーツも装着している。しかしその上、腕に刺青までしてる



そんな訳で、取り敢えず機関長と添い遂げる次第。筋肉達磨は嫌いだが、こういうタイプは大好きだ。

小説の戦闘シーンと300

2008年04月20日 23時59分55秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。かなり今更感が漂うが、本日昼過ぎになってようやくデビルメイクライ4全ミッションオールSランク達成した薫である。っつってもDMD(いわゆるひとつのダンテは死ななければならない)とSOS(ハード)だけで、イージーに至ってはプレイすらしていなかったりする訳で、ノーマルとイージーはまだまだなのだがな。


さて、今日はゲームもやっておったが、ずっと映画を見ておった。何年か前に話題になり、その後続編が作られたパイレーツ・オブ・カリビアンを見たのだが、意外なことに面白かった。製作元はディズニーだし、金のかかった糞映画だと思っておったのだが、偉い人がカツラ被ってたり(当時、カツラはお洒落だった)してて時代考証も細かく、よく出来ていたのである。

んでもって続編を借りたのだが、これが良くなかった。続編は二つあるが、2で完全に方向を見失い、3でバラバラになっておった。風呂敷を広げすぎてそのまま破けてしまったておる。.hackみたいな感じだな。

ただ、一番最後の戦闘シーンはそれなりに見応えのあるものではあった。いや、まぁ、なんだ、世界中の海賊が海賊の聖地に集結して、当時最強だったイギリス海軍(どれぐらい最強だったかって、世界で二番目に強いロシアと三番目に強いフランスが手を組んでも100%勝てないぐらい強い)が総力をあげて討伐に出るという熱いシーンだったのに、旗艦の一騎討ちで終了というのは正直どうかと思うのだが、船vs船のガチバトルと割り切って見れば楽しめた。

ところで、私は小説書き(の端くれ)だが、なかでも戦闘を重視している。戦闘こそ物語を盛り上がらせる。戦闘によって物語は始まり、戦闘によって物語は進み、そして戦闘によって物語は終わる。それが私の小説(というかストーリーづくり)の信念だ。だから私の書く小説は戦闘シーンが滅茶苦茶長い。池波正太郎の鬼平とか、事件を解決したいのか美味いものが食べたいだけなのか判らないぐらい長い食事シーンよりもややしばらく長い。井上御大の食事シーンよりも長い。この間大賞に応募した奴も、全120頁で、ラストバトルが開始されるのが79頁目だ。つまり、40頁ずっと戦ってるのである。まぁ謎解きとかも挟むから丸々全部戦闘シーンという訳ではないがな。

何で私がこんなに戦闘にこだわるかって、やはり子供の頃から読んできたものの影響が強い。私の愛読書と言えば、三国志だとか、トロイの木馬だとか、水滸伝だとか、封神演義だとか、戦国新聞だとかそんなんだ。純文学とか見向きもしなかった。つまらんから。何かを伝えようとする姿勢は大切だが、面白くなければそんなもん意味は無い。ここはそなたの日記帳ではないという事である。芥川とか太宰とかな。しかし今この二人が真先に出てきて思ったが、私は純文学が嫌いなんじゃなくてパクリが嫌いなのかもしれんな。走れメロスとか、題名と人名しか変わってないぞ。

話が逸れた。ともあれ、私は物語が好きなのだ。そしてその物語を盛り上げるのは、結局戦闘に他ならぬのである。んで、私も背が大きくなって自分でもちょこちょこ話を書くようになってからというもの、普通の小説を読んでいて思った。戦闘が明らかにショボいと。

燃えよ剣とか、百頁近くに渡って「そろそろ戦争だ」「でかい戦争になるぞ」「これは我々もどうなるかわからんぞ」という感じで煽って煽って煽った挙句、鳥羽伏見戦争は二頁で終わりである。二頁で無かった事にされた原さんが不憫でならない。柴田錬三郎のモブキャラの扱いに匹敵するぞ。あいつも伏線としてモブキャラを配置(主に女)するが、伏線を配置した本人が伏線を忘れてしまい、思い出した時に死んでたことにするからな。

まぁまた話が逸れた訳だが、ともかく小説の戦闘シーンというのは大変ショボい。時代劇の原作になった小説を読んでみても、事件が発生して、捜査して、黒幕が出てきて、殺しておきましたチャンチャンというのばかりで戦闘がない。敵が待ち伏せしているのを判っていて出陣しようとする主人公、それを必死に止めるヒロインやら友人が描かれて、さぁこれから戦いだと思ってページをめくったら次の話に進んでるとか読者を舐めてるとしか思えん。特に剣客商売は酷かった。

ライトノベルなら幾分マシなのだが、やはり戦闘シーンで燃える奴というとそんなにない。月が堕ちる夜なんかは割と好きなんだが、作者の著作一覧を見ると続編が相当売れなかったみたいだな。続編読んでないから何とも言えんが、月が堕ちる夜も終盤イマイチだったからな…。魔術士オーフェンとかもちょっと手を出してみた事があるものの、やっぱり微妙である。都市シリーズに至っては続編が出れば出るほど日本語ではなくなっていくから、大阪あたりからもう正直ついていけなくなった。ブギーポップとか名前そのものが懐かしいが、戦闘と呼んでいいのか疑問だったな。最近バトルもので人気というとシャナらしいが、三頁で力尽きた。今度ちゃんと読んでみようと思うが、手抜きにしか見えなかった。

小説業界はこんな感じだが、私はもっと戦闘を前面に押し出したいのだ。宿命の対決が数行で終わるなど、私にはとても我慢できぬのである。あれはアニメだが、カウボーイビバップとか一分ぐらいでビシャス死んじゃったしな。最後の戦いを盛り上がらせた「お前を殺せるのは俺だけだ」「その言葉、そっくりお前に返すぜ」のやりとりも拍子抜けだ。


過剰でもこの際構わない。私は、戦闘シーンでどこまで話を盛り上げることができるか、挑戦してみたいのだ。




…で、ここから落ちを書く予定だったのだが、タイムアップである。もうちょっと早くから書けばよかった。

ま、その、なんだ。300を見たのだ。スリーハンドレッド。映画の。ペルシャの大軍勢に、文字通り玉砕したギリシャ軍300人の死に様を描いた映画をな。この映画についてはつまらんとかイデオロギー的だとか色々言われておるが、私は一つ、ただ一つだけ文句が言いたい。

劇中、レオニダスが言っていた通り、ギリシャ軍の戦法はファランクスである。巨大な盾を左手に持ち、自分のみならず左側にいる味方をもその盾で守りながら、右手の槍で敵を突く。それがファランクスであり、この戦術を忠実に実行できたからこそギリシャ軍、なかんずくスパルタ軍は強かったのである。逆に言えば、ファランクスができなければ大して強くもない訳で、劇中、奇形に生まれ故郷を追われてもなおスパルタの為に戦おうと現れた男に、レオニダスは「盾が持てないなら、うちの軍にはいらない」と言い捨てるのだ。

で。











レオニダスよ。












何でお前は三国無双してるんだ。









奇形の奴は裏切者だが、私は同情する。盾が持てなくても無双はできるからな。