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霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

劇場版ガンダム00の歴史的意義について 前編

2010年12月04日 01時36分44秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。ここ一週間横浜に行ってきた霧島である。別に横浜に行ってる間忙しかったという訳ではないのだが、ここんところ調子悪くて寝込む日々が続いておったのである。まぁ何とか生き返ったが、それでもまだ胃腸の調子はよろしくない。あんまりもの食べられないからな、元気もなかなかでない。

ちなみに、基本的に横浜へ行くのは病院の為である。足の骨、歯医者、あと精神病院。まぁ精神って言っても総合病院だから、足の骨治しておるとこと同じだがな。科が違うだけだ。

一番辛いのが歯医者だ。とは言っても私は虫歯で歯医者に行くのは別に怖くも何ともない。しかし今の用事は虫歯ではなく、小学生の頃折られた前歯の根の治療である。私の前歯はもう殆ど残っておらず、歯肉にうまった根の部分ぐらいなのでもう神経を抜いてある。ところが、神経ってそこそこ太いのでそこが穴になる。その穴の消毒を最初の医者がちゃんとやらなかった為、膿が出たり細菌が繁殖したりと色々大変な事になっておる。

で、今まで何度か殺菌洗浄しておるのがそれでも駄目で、今の医者が顕微鏡で見ながら治療するという色々画期的な医者なのでそこでやってもらっているところだ。いくら神経抜いたとは言っても根っこにはちゃんと残っておるし、そこに針を突っ込んで膿とか取り出す作業であるから、結構痛いのだ。それを延々二時間続けるから大分疲れる。

そんな訳で、昨日も疲れてきたのである。


そう言えば、そろそろ銀魂紅桜編のDVDが出るな。私は入院してて劇場で見れなかったから、楽しみで仕方ない。それでふと思い立って見てみたら、ガンダム00の映画のBDの発売日も結構迫っておった。十二月の二十七日だそうである。出るのもっと先になるかと思ってたが、意外と早い発売だな。こちらは買うかどうか悩んでる。

悩んでるというのは、00は劇場で見たのだ。丁度首を吊る直前で、死ぬ前に映画でも見に行こうと思って見に行ってたのだ。見たかった映画でもあったし、他に見たい映画もなかったからな。レッドラインもバイオ4も嫌な予感しかしなかったし、特攻野郎はもうやってなかった。

ちなみに、00の映画には私はそこそこの高評価を与えておる。劇場で見た時は大満足だったしな。内容は王道未知との遭遇系SF映画で、宇宙からの異星生命体がやってきて問答無用で攻撃しかけてきてこりゃあやべぇってんで大戦争になる系である。んでオチもよくある話で、意思の疎通がすれ違ってただけ(今回の異星人は異性体と融合してコミュニケーションするのが主だから、地球人には攻撃に見えちゃいましたテヘッ☆彡)で対話さえできれば問題ありませんでしたというので和平して終わりである。

テレビ版でも戦闘シーンはよく描けてた(その分メカデザインがアレだったが)が、映画クオリティという事でむしろ目がついていかないレベルで描きこまれておる。本編からの伏線回収もちゃんとされておるし、どのキャラもちゃんとスポットが当たっててキャラアニメとしても成立している。最後はちょっと尺足りなくなったか謎解き編が短すぎる感もあるが、それでもここまでそつなく作り上げられたガンダム映画を私は知らん。強いて言えば初代三部作ぐらいじゃないか。

まぁ、実際どんな感じかは映画を見てほしい。ただテレビ版の続編であるから、当然テレビを見ていないと何が何だかよくわからんまま終わる。これはエンドレスワルツもそうだったな。なので先に00テレビ版を見ておく事をオススメする。見て損をするアニメではないし、全部で4クールあるとは言っても2クールで一回完結するから割とスッキリだ。


しかしまぁ、私がこの映画を評価しているのは内容だけではない。それはガンダムシリーズで初めてSFに回帰した作品だからという点である。これはGガンと同じで、機動武闘伝Gガンダムは生身でMSを倒す人が出てきたり全般的にスーパーロボットなノリだった。アレは神作として扱われているが、もしアレがガンダムでなかったらどうだろうか。ただの良作アニメである。

Gガンは、ガチガチスーパーロボットアニメをガンダムでやったというところに大きな意義があるのである。勿論、前提として単独の作品として優秀である事は絶対条件だが、Gガンはその点をちゃんとクリアしている。00もそうだ。私の小説に対する持論として何か文学的な事やりたかったらその前に面白くしろというのがあるが、それに近いな。

話を戻そう。

ガンダムファンというのは世の中にたくさんいるが、初代を見た事のある人は案外少ない。更に言えば、TV版を見た人は極少数である。初代を見ていたとしても殆どは劇場版だけだし、初代の情報はゲームでしか知らないという奴はとても多い。故に、本来ガンダムというものがどういうアニメだったかというのを知らん奴が非常に多いのだ。

最近のガンダム、と言うか初代放映終了後のガンダムと初代ガンダムは全く異なると言っても過言ではない。というのも、初代ガンダムはかなり色々な要素を詰め込んだ作品だった。何よりもSFだったのである。宇宙世紀という架空の時代を想定したスペース・オペラ的な世界観と展開はスター・ウォーズに近いものがあるし、アムロの成長物語と言うかホワイトベースの青春物語もSFには(特に銀河漂流移民船系に)よくあるテーマだ。

初代は一年戦争という宇宙戦争を舞台にしていたが、アレは正直戦争映画的と言うよりはさっきも言ったスター・ウォーズ的な展開だ。アムロとシャアとのライバル関係含めてな。特にニュータイプによる人類の革新というテーマなんぞはSFの最たるものだったろう。フォースの力を信じるのだ的な。

しかしながら、初代ガンダム放映終了後は新たな形で展開していく。当時、ガンダムのプラモは大人気であった。しかし新作をどんどん作っていく内に商品化する機体がなくなったのである。一応、現在のMGのようにver2.0みたいなのも商品化してた(リアルタイプとかな)のだが、やっぱり新品は欲しい。そこで出てきたのがMSVである。

このMSVは、要するに裏設定だ。例えば、ザクならザクでアニメには二種類しか出てこなかった(例の通常の三倍シャア専用と普通の量産型)。しかし実はザクには様々なバリエーション(MSVのVはvariation)があったのだ、というのがMSVである。

実はアニメに出てた量産型はF型(MS-06F)だった! そしてシャアが乗っていたのはエース用のS型で、他にも色々あったのだ! …という訳である。例えば支援砲撃用(K型)、強行偵察型(E型)、砂漠戦特化(D型)といった具合だ。第一に、こういった具合の機体が設定された。

特に人気があったのが、R型である。通称ゼロロクアール。これはS型を超える高性能量産機として設計された機体だったが、扱いが難しくエースクラスにしか使いこなせなかった。但し初期型のR-1は作動不良が多く整備に難があった為、改良型のR-1Aが開発される。更にこれを改良し、次期主力MSの座をリックドムと争い敗れたのがR-2であり、これが後のゲルググの母体となる。

さて。何か言いたい事があろうが、まぁ我慢して聞いて欲しい。

んで第二に、違うアプローチのバリエーションも設定された。ザクの専用機は、アニメではシャア専用のものしか専用機が出てこなかった。よくよく考えてみればシャア専用があるなら他のエースパイロット専用もある筈である。特に、ホワイトベース隊追撃に出てきたランバ・ラルや黒い三連星なんかは軍のトップに直接顔を突き合わせてガンダム倒して来いって言われるレベルのスーパーエースなのだ。専用機ぐらい持ってる筈である。

第二に設定されたのは、そういうのであった。黒い三連星専用ザクなんてのも当然ある(奴らは開戦当初旧ザク乗りで、ドムに乗る前はR-1Aとか使ってた、とか)。更に、アニメには出てこなかったエースだっている筈という事で新キャラが色々と設定された。ジョニー・ライデンとかシン・マツナガとかその辺である。

特に人気があったのがジョニー・ライデンで、経歴だけ調べれば情報量はアムロより多いレベルである。次期主力MS開発競争に敗れてたったの四機しか生産されなかった06R-2乗りで、専用機が赤かった為にシャアと誤認される事がよくあったというキャラである。

で、だ。

諸君、言いたい事があろう。

うむ。

声を大にして言って良い。

私が許す。


せーのっ











































えせミリタリー乙。


(後編へ続く)

ジオン脅威の開戦準備

2010年10月25日 19時16分16秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。ついにメンヘラの王道自殺未遂を経験した霧島である。その理由についてはまたネタにする機会もあるかもしれんが、まぁ、究極的には私が別に必死になってまで生きる必要ってなくね?って思ってるからである。要するに生きるのに必死じゃないのだな。ま、生きるのに必死じゃないのと同時に死ぬのにも特に必死ではないのでもうしないと思う。

だって未遂ってすげぇ痛いんだもん。



さて、そんな話は世間では求められていないのは明白であるからゲームの話でもする。

最近は、ギレンの野望 アクシズの脅威Vをやっておる。私がやってるのはPSP版だが、PS2版もあるようである。テレビの使用権がない横浜にいる時や病院の待ち時間、新幹線の中などでやろうと思って買ったのだが、なかなかどうしてのめりこんでしまった。

以前記事にしたと思うが、これはシリーズもので、ガンダムの世界を舞台にした戦略級シミュレーションゲームだ。要するにガンダムで信長の野望というゲームである。ガンダムで大戦略でも良い。初代でゲーム業界に衝撃を起こし、続編の「ジオンの系譜」が神ゲーと評判になり、「ジオン独立戦争記」で評判を地に堕としたシリーズだが、前作アクシズの脅威で持ち直した様だ。今作アクシズの脅威Vはその完全版といった位置づけである。

さて、久々のギレンという事で取り敢えずジオン公国を選んでやり始めたのだが、なるほど確かに色々良くなっておる。ゲームバランスもちゃんと調整されておるし、機体もキャラも豊富だし、CPUの思考もなかなか賢い。

だが。

だが、しかし。


ジオン公国そのものは相変わらずであった。


例えば、シナリオ進行上ギレン総帥に求められるのはノーと言える上司となる事である。作中、特に一年戦争期は部下があれをやりたいこれをやりたいと言ってくるのだが、よいよいよきに計らえとやらせると大抵ロクな結果にならないのである。

特に酷いのがシャアで、第三次降下作戦が終わった後しばらくすると「連邦のモビルスーツ開発計画、V作戦をキャッチしたのであります!」とか言って調査に行くのだが、行くとキャラが二人死ぬ。

で、その報告と同時に更に調査したいから補給遅れやカスって言ってくるから人員を送るとそいつを殺した上で取り逃がして地球に降下。降下した先の司令官であるガルマと協力してV作戦を追うとか言ってくるが、確実に失敗する上ガルマは死ぬ。

まさに死神である。

故に、ここで正しい選択はシャアにノーを突き付ける事である。これにより、将来有望なキャラ達が無駄死にせずに済むのだ。しかし、実は最初の調査(二人死ぬ奴)だけは拒否ができない。つまりこの二人はシャアという死神に魅入られているのでありゲームが始まった瞬間死が確定しているのである。

ちなみに、ジオン公国シナリオだとシャアは第二部で確実に離脱して敵に回り、第三部で再び敵になるというまるで邪魔しかしないキャラだったりする。能力は高いんだがな。

他にもある。オデッサ作戦(ジオンの拠点オデッサに敵が強襲してくるイベント)では「マ・クベには秘策があるようです。是非マ・クベを司令官に!」とかキシリアが言ってくるのだが、これにイエスと言ってしまうと味方ごと核で吹き飛ばしてくれる。アプサラス開発計画では、主任のギニアスの言うとおり事を進めているとキャラが三人死んで産業廃棄物が手に入るし、嬉しい事が一つもない。

勿論いい事が起きるイベントもあるので進言をまったく受け入れないのは間違いなのだが、受け入れてばかりでも駄目である。これは駄目な部下を叱れてこそ指導者であるというバンダイの心意気だと言えよう。


さて、ではギレン総帥の方はどうであろうか。

正直、プレイヤーが上手く操ってやんないとどうにもなんないと思われる。

と言うのも、ジオン公国シナリオは一年戦争の第一次降下作戦直前に始まる。つまり、ジオンが宣戦布告しジオン脅威のメカニズムによる人型兵器モビルスーツの前に地球連邦宇宙軍は惨敗、さぁこれから地球攻めるぞ~ってとこだ。ゲームを始めるとこの辺の語りが入った後、第一次降下作戦が実行可能との報告が入り「愚かな地球市民どもの驚く顔が目に浮かぶ」とか呟くギレン総帥が見れる。

が、いざ地球に降下してみるとこのモビルスーツども、1ターンに1マスしか進めないのである。平地だと3マスぐらい歩けるけど。これは山とか森の移動適正がないからなのだが、6マスも7マスも自由自在に動き回る連邦軍航空隊を尻目に一歩ずつ大地を踏みしめるジオン軍の勇姿は素晴らしいものがある。驚いたのは地球市民じゃなくてプレイヤーであった。

そもそも、モビルスーツは機動性が命だった筈である。連中が連邦の戦車隊をゴミの様に処理したのはその機動性によるものという設定だった筈だ。

普通、正面から殴るより側面、もしくは背中から殴った方が有利である。これは戦争でもそうで、正面切って撃ち合うより背後を取った方がいい。故に、戦争しているとと一部の部隊が横から回り込もうとする。しかし、敵側もそうはさせまいとその回り込み部隊に対応する。すると、今度は更にその外側から回り込もうとする。そして敵側もこれに対応しようとする。

この繰り返しを延翼運動というのだが、モビルスーツは戦車と比べ戦術レベルの機動性が圧倒的に高い。実は戦車も兵器としては機動性がウリなのだが、単独で長い距離走るとキャタピラが片っ端から切れる(第四次中東戦争ではこれのせいでイスラエル戦車の半分が立ち往生した)為、戦術機動には専用の輸送車両が必要だったりしてモビルスーツとはその辺が比較にならぬのである。

で、簡単に回り込まれて前から横から後ろからと四方八方から撃たれ、次々とあぼーんしていった訳である。他にも、戦術機動性が高いと色々できるからな。敵の戦線を一点突破して、相手がその穴を塞ぐ前に後方の補給基地やら司令部まで一気に進撃、ボコボコにしたりもできる。

そんな訳で、史実の連邦軍は各所で戦線をズタズタにされ壊滅したのである。

しかしゲームにおいては、モビルスーツが戦車と同じく1マスずつジリジリ動くのが現実であり、突破だとか包囲だとかそんなもんは夢のまた夢である。初期型のモビルスーツは宇宙で動かす為に作ってあるから地上で動きが鈍い訳だが、だったら陸戦型予め作っておけという話でありさっき「かねてより計画していた」地上進行作戦っつってたよなという突込みが入る訳である。

と言うか、地上用輸送機すら用意してないというジオン脅威の開戦準備には頭がおかしくなりそうになる。

まぁ、そんな初期型モビルスーツも流石に正面からぶつかりあえば圧倒できる。調子に乗って少数で突出すると爆撃機が群がってきて簡単に爆発するが、まぁその辺はご愛嬌と言うか所詮は初期型みたいな感じである。


又、ジオン脅威の開戦準備と言えば海洋で使える兵器が一切ないというのも挙げられる。基本的にこのゲームでは(と言うか史実でも大体そうだが)海はジオンの天下である。水中型ガンダムがジオン水泳部に即死させられるのは残念ながらよくある話である。

しかしながらジオン脅威の開戦準備により、ゲーム開始当初に水中へ攻撃できるのは生産されてすらいないドダイのみである(一応開発はされてるからすぐ生産する事はできる)。しかもこのドダイの性能が残念の極みであり、正直言って生産する価値が見出せない。すぐに上位互換品が出るし。

とはいえその上位互換品がすぐに揃う訳でもない為、最初の最初における連邦は潜水艦を配置するだけでジオンの進撃を止められるのである。攻撃できないから。

まさにジオン脅威の開戦準備である。


斯様に、ギレン総帥のIQは本当に270もあるのかと疑いたくなる惨状である。プレイヤーはこれを乗り越える為、序盤は国庫が底をつくまで開発部に投資する必要がある。いやまぁ実際には技術レベルを4ぐらいまで上げれば当面必要なものは出揃うんだが、とにかく最初は開発部に働いて貰う必要がある。キャノンの社員ぐらいの勢いで。

ストライクとキラはチートか 後編

2010年07月25日 22時50分08秒 | アニメ、ゲーム、映画等
名前はZの後継なZZガンダムは、このZとは真っ向から対立する設計思想で成り立っておる。MGの説明書に恐竜進化の頂点とか書かれておった筈だが、まぁその通りな機体だ。重武装兼重装甲なデカく重い機体を大出力のスラスターで無理矢理振り回す、否、ブン回す機体である。

ZとZZのプラモをそれぞれ作ってみるとわかるが、各部の形からして全く違う。Zは"事実上の重装甲"だったがZZは本当に重装甲であり、変形する時同じ様な外れ方する胸部装甲の分厚さは二倍ぐらいあるし、四肢も、一見すると折れそうなZに対しZZは太い。否、ぶっとい。

そんなZZの無茶振りを一番よく現しているのが「単独でのGアーマー機能の再現」である。Gアーマーってのは、ガンダムにくっつける事でその能力を強化するパーツの事なんだがこれを装備した状態をGアーマーなしで達成するというのを目指したのである。んで、具体的にGアーマーつけるとどんな感じかっていうと…まぁ見る方が早いな。



無茶振りしすぎである。

しかし、ZZはこれを達成した。ガンダムはGアーマーをくっつけなければいけなかったのが、ZZは変形すればそれでOKなのである。Zの変形は基本的には単純に飛行機になるだけであって「輸送機がなくても自分を自分で空輸できる」という機能にすぎなかったが、ZZは変形する事で重戦闘爆撃機になれるのだ。

又、ZZは火力もヤバい。特筆すべきは頭に内臓されたハイメガキャノン(ジュドーが「いっけぇー!ハイメガキャノン!」とか言ってた奴)で、三基の大出力エンジンから供給されるエネルギーを集約したその威力はコロニーレーザーの二割に相当する。あのコロニーレーザーの二割である。55%の出力で発射したにも関わらずティターンズ艦隊を丸ごと滅ぼしたアレの20%という事は、後は判るなとしか言いようがないレベルである。

又、ZZはフルアーマーパーツを装備する事も出来る。これを装備すると変形できなくなるが、ハイメガキャノンが腹に追加され、右手にはハイメガキャノンの六割増の威力を持つハイパー・メガ・カノンを装備。更に対ビームバリアであるIフィールドを装備し、装甲自体もアストナージ曰くビームの照射に三秒まで耐えられると言うからもうチート以外の何物でもない。実際、クィン・マンサ戦ではメガ粒子砲を照射し続けるクィン・マンサにわざと食らいながら正面から突っ込んだからな。


こんなところか。どっちにせよこいつらも又チートである。尚、登場パイロットについてだが、こちらについては特筆すべきところはあんまりない。と言うのも主人公ですからと言われれば納得できるレベルであり、アムロみたいなシャアカワイソス(´・ω・`)とかジオン軍の人カワイソス(´;ω;`)ブワッな事はまぁ無いと言っていいからである。

何よりも大事なのは、出てきた敵に対してちゃんと苦戦してるという点だろう。アムロみたいにシャアすらゴミみたいにちぎり捨てるって描写はない。例外はそれぞれいくつかあるにはあるが、それぞれ理由づけはある程度されておるからな。

ジェリドとか、設定の上でも弱いって事になってるし。


さて、ではいよいよストライクについて検討してみよう。他にも最低νガンダムとV2ガンダムについて論じるつもりであったが、時間がどんだけあっても足らんから割愛する。

ストライクは、ヤキン・ドゥーエ戦役中にオーブと大西洋連邦の共同開発により誕生したGAT-Xシリーズ最後の一機である。量産MSの先行試作機であり、その点は初代ガンダムと同様。採算度外視の性能最重視機体であるところも同じである。その特徴は、まぁストライカーパック装備システムにもあるが、やはりPS装甲の採用とビーム兵器の搭載という二つに分けられるであろう。

PS装甲は、先日も説明したが要するに実弾兵器を無効化する装甲だ。まぁ実際にはビーム兵器にもある程度有効ではありビームマシンガン数発程度なら耐えられるのだが、ともかく、この装甲のせいでストライクはビーム兵器を使わないと壊せないのである。

対抗するザフト軍は、ジオンと違って一応いくつかビーム兵器を持っておった。ジンの装備する特火重粒子砲バルルス改が代表的だが、これ、要するにビーム版バズーカみたいなもんであり、ザクでもバズーカならガンダムの装甲をある程度吹っ飛ばせたのと同じである。又、地上ではゾイドバクゥが口にくわえたビームサーベルを装備しており、指揮官機のラゴゥは二連装ビームキャノンを装備しておった。ま、砲撃戦用らしいが。

基本的にザフトの装備していたビーム兵器はこういった対艦船戦に使う様な大型火器であり、ストライクの様なMSに使うには不適切であった。故に、小型のビーム兵器が使えるヘリオポリスのガンダム(強奪した、ストライク以外の四機)を対ストライク戦に主力として投入する事になる。

一方、ビーム兵器装備の意義は初代ガンダムと大して変わらん。ザフトが大型ビーム兵器なら実用化できていた分その意義は小さくなるとは言え、やはり対MS戦闘に使える程度まで小型化されたビーム兵器をいち早く装備したというのは大きいだろう。当たれば爆発するからな。原理は知らんが。

では実際に、実戦投入当初のザフト軍MSとどの程度の性能差があったのか。これについては割と謎である。と言うのも、初代ガンダムの劇中でシャアが「なんという運動性だ!」とか言ってたみたいな描写がないのだ。ただ、兄弟機である他の四機(それぞれ特性は違うが、性能に遜色はない)はザフトに奪取された後一日と経たず全データ解析が完了している。で、ストライクに対して有効な機体が今のところその四機しかなかった為、そのまま実戦投入されておるのであるデータの絞りカスだからいいやってんでな。

つまり、ビーム兵器を装備しているのとPS装甲を装備している以外の技術レベルは決して高くなかったらしい。そもそもザフトと地球連合だと技術レベルに天と地ほどの差があった。地球連邦とジオンの場合はジオンの方が技術的に優れていた様に思われるが、実はMSとかサイコミュ技術といった一部の技術以外は連邦のが圧倒的に優れてたのであり、その技術の優位性からガンダムが生まれたのである。ジオンでMSが生まれたのは、連邦が人型兵器の可能性を軽視していたからに過ぎない。アイディアの問題と言ってもいい。

一方ザフト、と言うかプラントはコーディネーターの国である。コーディネーターってのは遺伝子操作によって生み出された人間で、普通の人間(ナチュラル)より数段優れた能力を持っておる。故に、技術レベルも圧倒的に高い。一応、紙の資料によればストライクは次作DESTINYの量産型ザクとかと同レベルの性能といわれており、そういう意味では初代ガンダムと同等なのだが、それがデータの絞りカスになる訳である。

となると、恐らく、ストライクがザクと同等の性能を持ってるのは採算度外視の豪華な造りによるものであろう。特にPS装甲は量産型には絶対に装備できない超高価装甲らしいからな。ビーム兵器普及後も実弾兵器、実体剣といった武器のシェアも依然大きく、こいつらが効かないのはやはり大きい。

ああ、そう言えば今思い出したが、第一話でデュエルを奪取する時イザークが「ほぉー、なかなかのもんじゃないか」とか言ってたな。

結論。

ストライクはなかなかのもんってレベル。


一方、中の人はどうであろうか。キラである。

彼の戦士としての特徴は、やはりスーパーコーディネーターであるところに求められる。コーディネーターは遺伝子操作されて誕生した人間の事だが、その中でも身体機能からおつむの出来まであらゆる面で最高になる様調整されて完成したのがスーパーコーディネーターであり、キラ・ヤマトである。要するに完璧人間って事だな。

故に、その能力は飛びぬけて高い。バルトフェルドも「同族の中でも飛びぬけて高い」と評しておる。OS書き換えなんかはその最たる例だろう。第二話で、未完成の状態で出撃したストライクがロクに動けないのを見たキラがその場でOSの設定を変更し戦闘用に仕立て上げたのである。スーパーコーディネーターの能力の一旦である。

まぁ、第一話でイザークらが似たような事やってたみたいだけどな。アップデート完了とか言ってたし、若干能力の劣るらしいニコルはその作業に手間取ってたし。

実際、設定上キラは最強でないと困るのである。普通、ガンダムの主人公ってのは中盤のはじめの方でおっさんキャラに「自分ひとりで戦ってる気になるな!」とか適当な事抜かされるのが通例な訳だが、キラの場合は逆で自分一人で何とかしなきゃいけないし何とかできてしまうというのが彼の悩みになった訳だ。

ムゥも戦力になってなかった訳じゃないが、基本的にアークエンジェルはキラ一人でもってたと言っていい訳である。だから、ついこの間まで普通の学生(でもないが本人は自分がスーパーコーディネーターだとか知らない)だったキラが、アークエンジェルの乗員全ての生命を任されてその重圧に押しつぶされていく、ってのが序盤の無印種な訳である。そしてその力を自分の正しいと思う事に使えってのが後半なのだ。だから、キラは自然と最強でなければならないのである。

但し、種世界で最強なキラだが、そんな事言ったら初代ガンダムじゃアムロが最強、Zじゃカミーユ、ZZじゃジュドーが最強である。…ハマーン様いるから最後は怪しいか。ともかく、ロボットアニメなんだから、主人公が最強である事は当たり前なのである。その最強っぷりが他のガンダムアニメと比べて酷ければキラはチートキャラ、そうでもなければチートではないという事になる。

で、結論から言うと、恐らくチートではない。キラがストライクに乗っていたのは無印種の前半だけだからその間の話になるが、その間、キラが圧倒的な技量でゲルググに乗ったシャアをちぎり捨てた敵をゴミみたいに処分した回はないのである。

まぁ、MOoving OBjectと言っていいような雑魚MSはビームライフルからビームが出る度に吹っ飛んだりしてるがそれはどの作品でも同じであるから関係ない。問題は部隊として襲ってきた連中、もしくは有名パイロットが乗った機体を相手にした場合だが、基本的に毎回苦戦してる。


…って言うか、アムロの方がチートなんじゃないだろうか。キラの場合ストライクを降りた後乗った機体がフリーダムだった訳だが、これが地上最強もいいとこな機体で、どれぐらい最強だったかと言うとDESTINY終盤でデスティニーとレジェンド出てくるまで最強だったぐらい最強である。

と言うのも、フリーダムは核動力で動いておるのだ。SEEDの機体は基本的に内燃機関を搭載しておらず、全て電池式である。これは、戦争初期にニュートロンジャマーなるものが世界にばら撒かれ、核動力が一切使用不可能になったからだ。しかしフリーダム、及びその兄弟機であるジャスティス、プロヴィデンス、ドレッドノートは核で動く為、その性能に圧倒的な差が生まれる。以前も言ったが、フリーダムのバラエーナ(羽キャノン)、アレをゲイツに載せて撃ったら二発で電源落ちたらしいからな。次作主役機とその兄弟機にしても電池式で、フリーダムの方が余程強いのだ。

しかし、そんな機体に乗ってる割には振るわない。フリーダム乗り換え直後のアラスカ上空デュエル戦こそイザークを一蹴したが、アレは重力下の空中というデュエルの不得意なフィールドであった。デュエルのつけてるアサルトシュラウドってパーツは重すぎてつけると総重量100t越えする物体であり、機動性が大幅に低下するのである。そんなんで、空が得意なフリーダムに空中戦を挑んだんだから負けるに決まっておる。

その後のオーブ攻防戦以後は旧ヤク中三人衆の乗る新型ガンダム三機に苦戦。3vs1もしくは3vs2の状況だったとは言え、しぶとく立ち回る三馬鹿ガンダムズを撃破できず、決着は最終決戦まで持ち越し。オーブ攻防戦では、侵攻してくる大西洋連邦に大立ち回りを演じる筈が、三馬鹿の相手をしてる間に陥落してしまっている。

一応、コロニーメンデルの戦闘では新型量産機ゲイツを駆るクルーゼ隊長を瞬殺してるが、次作の主役機より強い機体に量産機で勝てってのも酷である。そのクルーゼ隊長も、フリーダムと互角の性能を持つプロヴィデンスに乗ってフリーダムと激戦を繰り広げ、相撃ち(寸前)にまで持ち込んでいる。

スーパーコーディネーターである分、最初取説を読みながら動かしてたアムロに比べれば早熟なのは間違いないが、アレは最終的にシャアやら十二機のリック・ドムやら何やら即死させてたのであって、むしろアムロよかキラのがマシなのかもしれん。

勿論、さっきも言った通りキラがストライクに乗ってたのは前半だけである。であるから、後半のアムロと比べてもしゃあないっちゃあしゃない。そして取説見てたアムロに比べ、いきなりOS書き換えたキラは確かにチートっぽいかもしれん。しかしカミーユやジュドーを見ると、あいつらはあいつらで取説見るどころか"何となく"でコツを掴んでZとかを乗りこなしてるのであって、ある意味キラよりタチが悪い。キラは一応OS弄って、「ああなるほど」で動かしてる訳だしな。



以上、ながながと述べてきたが、どうやらストライクとキラはいうほどチートキャラではないようである。結局、ガンダムなんだからそんなもんというところではないだろうか。

あ、ストライクはなかなかのもんじゃないか。


コメ返信 バロス氏

>プレシア
あ、もしかしてプレシア特集の記事見ちゃいました?
gooブログに果たしてニコニコ動画のブログパーツが正常に入るか試験したくて試験したんですが、すぐ記事消したつもりが消えてなくて、後で気付いて消しました。見られてたなんてハズカシイデス><

>ショタ
ショタについては、ゼ=バルマリィ帝国の霊帝陛下がショタです。ルアフ陛下。常時肩出しでしかもドSです。でも個人的にはヴィレッタ隊長に踏まれたいですor2 R-GUNは迷わずフル改造しましたとも

>MX
MXは難易度高いからしょうがないです。スーパー葦プロ大戦だから葦プロの機体改造しときゃなんとかなるって誰かが言ってた気もしますが。
αシリーズは難易度低いからポンポン進みますよ。歯応えがなくてつまらんって思うなら、無改造で全熟練度回収とか適当に縛りプレイすればいいだけだし。







追記:
デュエル奪取時のイザークのセリフだが、どうやら「ほぉ~、凄いもんじゃないか」だった様である。まぁ、大してニュアンスかわりゃせんがな。言い方からして。

第三次スーパーロボット大戦α その2

2010年07月19日 23時44分36秒 | アニメ、ゲーム、映画等
で、まだクリアしてないんだが…取り敢えず、リアル系のキモは初参戦のSEED、スーパー系のキモはガオガイガーの様である。中盤以降はマクロス系とハイパー化したシャア専用ジムⅢイデオンがキモとして合流、エヴァの補完計画なんかも原作以上にちゃんと補完される。で、終盤はゼ=バルマリィ帝国と宇宙怪獣って流れだな。

今回やっててなかなか興味深かったのは、初参戦のSEEDである。シナリオじゃなくて、ゲームバランスの方だ。

と言うのも、種の主要MSにはPS装甲(もしくはTP装甲)がついている。これは、まぁぶっちゃけて言えばビーム以外何もかも無効化する装甲で、機関銃やミサイルは元より実体剣なんかも効かない。原作第二話でTM西川の剣が弾かれてたが、これはそういう事だ。まぁゲームであるから流石に完全無効化ではないが、結構ダメージを減らされる設定になっておる。

で。今までのシリーズで、ビーム兵器属性というのは一種の罰ゲームであった。ガンダムの世界ではビーム兵器が主力で(そうでない場合はまだビーム兵器が実用化できない時代を描いておるか、出ろぉぉぉぉぉぉぉ!ガンダァァァァァァァァム!!なだけである)、故に対抗装備も多い。

例を挙げれば、アンチビームコート、Iフィールド、ファンネルバリア、アンチビームフィールド、ABCマント、ラミネート装甲などなどである。んでしかもこういうのをつけてるのが大体強い機体で、んじゃあ、ビーム兵器属性ってIフィールドとかでダメージ減らされる以外に何か意味あるのって聞かれると全く一切完全に何もなかったのである。しかも、ガンダムシリーズの最強武装ってのは大抵大出力のビーム兵器なのだ。一方、スーパーロボット連中にビーム兵器はほぼ存在しない。

まぁこれだけが理由ではなく元々のリアル系ロボットとスーパー系ロボットの性能の違いとかもあるのだが、これがガンダム=雑魚掃除というイメージ形成の一因となった事は否定しがたい。

しかし、今回は逆である。ガンダムでないとロクなダメージが出ないのだ。

まぁ後半になれば精神コマンドがボコボコ使えたりでゴリ押しできるようになるのだが、序盤はそうもいかない。故に、ビーム兵器を使って必死で削っていかねばならないのだ。熟練度とか取ろうとすると援護攻撃とかも使わんといかんから、なかなかやってて楽しい。


ああ、種って言うとストライクがチート。

ストライクである。ストライクガンダム。しかしチートと言っても、ゲームバランス壊すほど強い訳ではない。それはジムⅢだ。あいつは射程無限威力カウンターストップのMAP兵器とか普通に使えるからな。初心者救済機体だ。一方のストライクは、まぁ強い事は強いが別に普通である。反則的に強いって事はない。

しかし、チートなのである。何故か。それは改造引継ぎだ。改造引継ぎってのは、そうだな。あのゲームでは、味方機体を強くするのを「改造」という。敵を倒すと資金がもらえて、それを注ぎ込んで改造し、強くするのだ。

ところが、あのゲームではパイロットが機体を乗り換える場合がしばしば存在する。まぁ当たり前と言えば当たり前だが、原作のあるゲームだからな。Zガンダムのカミーユは序盤ガンダムmk-2に乗ってたが中盤でZに乗り換えたから、再現したきゃ同じ事をやるしかない。それに、序盤に比べれば終盤の敵は強い。第一話から使ってる機体ではどうしても対応しきれなくなるから、主人公の機体は中盤で乗り換える場合が多い。

そうなると、旧機体に注ぎ込んだ資金が無駄になってしまう。下手すると旧機体、消滅するからな。旧機体に別のパイロットを乗せて引き続き戦わせられる場合もあるにしても、やはり損失感は否めない。そこで、新機体は手に入った瞬間から旧機体と同じだけ改造されている、それが改造引継ぎというシステムである。

で、種の場合はキラがストライクからフリーダムに乗り換えるな。ところが、ストライクの場合これに留まらないのである。そこで、攻略本のデータ部分を紐解いてみよう。機体データには、改造引継ぎについての記述もある。どれどれ…


ストライクガンダム

改造引継:フリーダムガンダム、バスターガンダム、ストライクルージュ、デュエルガンダム


…え?

んで、フリーダムの項を見てみると、


改造引継:ジャスティスガンダム


…どういうこと?

つまり、ストライクさえ改造しておけば、後から参入する五機のガンダムが全て改造済みで手に入るのである。これをチートと呼ばずしてなんと言うべきであろうか。恐るべきはオーブ脅威の科学力である。


後は~…そうだな。やってて、気持ち悪いぐらい原作への愛を感じたな。まぁいつも通りと言えばいつも通りなんだが、本当に愛に溢れたシリーズである。シナリオ担当とか、各作品の原作を相当見ておらんと判らん様な小ネタが挟まれてる。それこそ、全作品最低十回は見てるレベルである。

機体性能とかにもそれは現れとるな。今回、ダンクーガがかなりいい扱いを受けておるのだが、そのダンクーガの武器にこんなのがある。

 鉄 拳 。

何でこんなもんがあるのか。それは、TV版ダンクーガに武器がなかったからである。ダンクーガは四機の獣戦機が合体する事でその姿を現すのだが、そもそも全38話で初合体が16話で、しかもこの状態では空を飛べない、マジンガーでいうとスクランダーがない状態。スパロボに出てくるような飛べるダンクーガになるのは33話であり全50話だったとしても二号ロボとか出てる時期である。んでしかも、合体前の機体が持ってる銃をやっぱり合体させたダイガンって銃以外何も武器がないのだ。で、どうやって戦ったかって殴る蹴るである。

スパロボでお馴染みの必殺武器、断空剣はOVA「失われた者たちへの鎮魂歌」から。断空砲はOVA第二段ゴッドブレスダンクーガからで、断空光牙剣はゴッドブレスでしか使用されなかった。つまり、ダンクーガの基本武装は鉄拳なのである。

あと、戦闘アニメも凝ってたな。バーチャロンとか、ジャンプキャンセルするからな。

ジャンプキャンセルって何かと言うと…そうだな。まず、バーチャロンってのはそもそもが3D格闘(?)ゲームである。で、このゲーム、ジャンプすると敵に向き直る事ができ、ジャンプはしてすぐならキャンセルして急降下できる。これがジャンプキャンセルだ。

だから、コンボを決める時視点が大きく移動して視界内から敵がいなくなってしまった場合、ジャンプキャンセルしてからコンボを継続するのである。今回、斬撃を食らわせながら敵の傍を通り抜ける様な攻撃をした後、ちゃんとジャンプキャンセルしてから攻撃を継続する様なアニメーションが描き起こされておるのだ。攻撃動作自体も見覚えのあるものばかりで、流石としか言いようがない。



長々と書いたが、基本的に良ゲーである。時間のある人は手にとってもてもいいのではなかろうか。時間があれば。

メタルギアソリッド ピースウォーカー

2010年07月11日 22時01分14秒 | アニメ、ゲーム、映画等



他にもある筈なんだが動画だと見つからなかった。今はまだ録画環境復旧できてないしな。



さて、ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。相変わらずいろんな場所を行ったりきたりの霧島である。今日も今日とて京都と横浜を移動だ。もういい加減ひとつの場所に留まりたい。


さて、今回は二週間ほど北海道にいた訳だが、諸君も知っての通り私は重度のゲーム依存症患者であり定期的にゲームを摂取しないと死ぬ為、何かやらんといかん。しかし今回は据え置きのゲーム機を持っていけなかったし、さりとてネット環境もない。

そんな訳で、これを機会にPSPを購入した。ソフトはメタルギアソリッド ピースウォーカーである。私にしては珍しく新しいゲームを買ってやったものだが、これでもメタルギアソリッドは初代からずっとやってきておるからな。リメイク版だが、無印メタルギアもちゃんとやった。逆にポータブルオプスとかゴーストバベルはやってないという事だな。


メタルギアソリッドの監督の小島と言えば、映画好きで有名である。いやもう好きと言うか、MGS3とかやってると執念っつうか妄執を感じる勢いである。いや、3でパラメディックってキャラがいるんだが、そいつが映画好きって設定で会話中映画ネタを振ってくるのだ。それがローマの休日とかならいいんだが、ハエ男の恐怖とかそういうのばっかりであり、パラメディックの映画知識は全部小島の頭から出てるのである。

病気である。

まぁ小島は元々映画監督になるのが夢だった男だからな。そんな訳で、彼の作るゲームは映画的な部分が随所にある。故に、ネット上では狂信的懐古厨の餌食になりやすい。ゲームにおける懐古厨とは即ち、FFとか青筋立てて叩いてる連中の事であると考えておけばまぁ当たらずとも遠からずである。彼らはキャラが声つきで喋ったりするのを非常に不快に思っており(酷いのになると主人公がセリフを言うRPGってだけでクソゲーと呼ぶ)、ムービーシーンなどはもう虫唾が走ってたまらないのだ。

一般MGSファンからしてみれば、そんな連中に叩かれても知らんわボケと言うかSFC以前の檻から出てくんなという話な訳である。何せ、映画的手法を大々的に取り入れているのがこのシリーズの大きな特徴なのだからな。中途半端にムービーシーンを入れるのではなく、徹底的にムービーシーンを入れるのだ。

普通、これをやるとムービーゲーと言って、ムービーシーンを見る為のゲームになってしまったり、ムービーシーンの為に開発の工程を割きすぎてゲーム部分が疎かになりゲーム性が失われたりするのだが、それにも関わらずゲーム部分とのバランスが上手く取れているのがMGSの偉大な点であると言える。だから売れたのだし、売れてるのだ。懐古厨にしてみりゃムービーシーンが多いってだけでアウトだがな。

そんな、普通のゲームとは違う考え方で作られたゲームであると、取り敢えず言っておこう。非常に有名なゲームではあるが当然やった事のない人の方が多いし、最近は叩きも多いからな。


MGS4なんかもそのせいで不当に低い評価受けてるしな。そもそも、小島の頭は映画が基本なのである。4はMGS1からのストーリーを終わらせる完結編だ。それもあって、4は旧作をやってないと何が何やら全然判らん。お陰で意味判らんムービーシーンを垂れ流すクソゲーとボコボコに叩かれておる訳だが、考えても見たまえ。今までの謎を解き明かすのが完結編の仕事である。今までの謎を知らないのに解き明かされても判る訳がない。

普通、こういう問題には何か説明キャラをつけるとか、前作のあらすじをつけるとかする。エヴァの映画なんか、映画で最終回をやる為に映画でテレビ版総集編をやったがそれに近い。イデオンの映画も似たような事をやっておる。

しかし、こういう作業は時間がかかる上報われない場合が多い。当たり前だな、エヴァ映画で言えば、約30分×大体24話分=720分=12時間を2時間前後に圧縮しようというのだから、クオリティは下がるしかない。ある意味無駄な努力でさえある。

そんな問題に対し、小島はどう対処したか。

何もしなかった。

恐らくこれは、彼の頭が映画思考だからであろう。スターウォーズのエピソード3見に映画館行くなら、DVDでep1と2予習してこいという考え方である。予習しない方が悪いのだ。

まぁこれも一つの考え方ではあるだろうとは思う。普通に「続編だよ~」ってんじゃないからな、MGSの場合は。スパロボのα三部作の様に、映画的に、各作品が密接に繋がってしまっておる以上、完結編となる4はああならざるを得なかったろうしな。ちなみに4以外はある程度独立できておるから、MGS1、2、3はどれからはじめても問題ない。

ま、2はやらんでもよかろう。クソゲーだから。


ちなみに、MGS4が必要以上に叩かれておる理由はもう一つ、PS3のキラーソフトだったからというのもある。4が出た当時、まだPS3もXBox360もそこまで普及しておらず(今でもそんなに普及してないが)、又、どっちでも出しますよ~というマルチソフトばかりだった(今もだけど)。そこで出たのが、大人気シリーズMGSの最新作、しかもPS3でだけ発売の4だったのだ。

ネット上ではゲハの連中が多数おり、彼らは…うーん、そうだな。貼ったリンクに「ゲーム脳と2ch脳の複合」と書いてあるが、同じニコニコ大百科から2ch脳を引用すると


・あらゆる物事に対してまず否定から入る。
・肯定・賛美を認めない。
・否定に特化したダブルスタンダードな性格。
・不確実でも都合の良い周辺情報は信用する。

・情報ソースが2ch。
・10か0かの極端な思考。
 (品薄以外は山積み爆死、上位少数以外は皆不人気、値引き=即投げ売り等)
・レッテル貼りの多用。 (ゆとり、ネトウヨ、情弱、中二病、パクリ認定等)
・不幸の娯楽化。(メシウマ思考)

・上から目線で周囲を見下し、優劣を付けたがる。
・非寛容で、許容の心がない。
・自分の行動に責任を持たず、他者に自己責任を押しつける。
 (元々○○厨がいたから~、荒れるようなことを言った○○が悪い等)

・自分には自由と権利を、他人には義務と責任を求める。
・気に入らない物事をスルー出来ない。
・現実に2chを含めたネットの用語・習慣を持ち込む。

・ネットの情報を真の常識と思ってしまう。
 (ネットでこれだけ叩かれているから○○は誰にとっても駄作等)
・煽り荒らしの姿勢が常態化する。
・それでも自分だけは2ch脳じゃないと思いこんでいる。


こういう連中に、信仰するゲーム会社を与えてやればまぁゲハ住民らしくなる。こんな奴らが例えばマイクロソフトを信仰してたとしよう。すると、MGS4がPS3で発売というのは危機である。となればそいつらが何をするか、言うまでもないな。その際、叩く手段として前述の懐古厨的な方法を使用した訳である。

尚、MGS4はプレイ時間が今までのシリーズに比べて短いが、それは同梱のMGSオンラインをやりこみの主眼の一つに据えておるからである。その辺の批判も多いが、的外れと言えば的外れだ。


さて、盛大に話が逸れたが、私が今回やっておったのはピースウォーカーである。今回は3の後で無印メタルギアの前、ビッグボスがアウターヘヴンを作る話だ。

話については又今度するとして、ゲーム性の話である。

今回、個人的に一番高評価だったのはヘルメットの導入である。と言うのも、このシリーズ、言うまでもないが潜入ゲーである。敵から隠れて潜入するのだ。しかし、このゲームにはヘッドショットというのがあってな。頭を撃てば相手は確実に倒れるのだ。これはつまりどういう事かと言うと、別に必死になって隠れて進まずとも、敵を全員ヘッドショットしてから進めば隠れる必要はないという事なのだ。

個人的にこれは大問題だと思っておったのだが、今回は解決された。ヘルメット兵というのがいて、ヘルメットを被った敵の場合、一撃では倒れないのだ。それどころか、ヘルメットに弾が当たったのに気付いて「敵襲だ!」とか言い始める。こいつらをヘッドショットで倒したかったら、一回ヘルメットを撃って吹っ飛ばしてからもう一回頭を撃つか、それか徹甲弾を使う特殊な武器を使うしかない。

そんな特殊な武器はどうやったら使えるようになるか。それは開発である。今回はビッグボスがアウターヘヴンを作る話という事で、傭兵部隊を一から作り上げていくのもゲームの目的の一つである。

傭兵の集め方は至って簡単である。

まず、敵兵士を無力化する。ホールドアップするか、投げたりして気絶させるか、麻酔銃で眠らせるか、それか殺す。まぁ殺すと言っても瀕死状態にするってのが適切か。そしたら、フルトン回収システムというのを使って拉致する。これで、晴れて仲間が増える。

こんな事で簡単に増えるあたり、相手側の指導者の嫌われぶりは相当である。

後、スネークが任務をこなしていくうちに英雄度というのが上がっていき、これに応じて志願兵が来たりもする。又、任務中捕虜に出くわしたら、これをフルトン回収すればやはり仲間になる。

で、仲間は戦場に送り出す事も出来るが、武器の開発とかもしてくれるのだな。特に開発班は重要で、ここが強力であれば当然強力な武器が手に入るし、便利な道具が手に入る。だからボス戦とかで詰まってしまったら、仲間集めに精を出して新装備を開発して再挑戦すればいい。今回は難易度変更ができないのだが、仲間集めしないで無理矢理突っ走れば難しくなるし、集めないでじっくりやれば難易度が下がるといった具合でその辺がよくできておる。

諜報班というのもあって、これもレベルを上げると助かる。何せマップ上にあるアイテムの位置、捕虜の居場所が事前に地図上で判る他、救援を要請(1ミッションごとに10回できる)すると大量の回復アイテムと弾薬を持ってきてくれるようになるからな。


又、今回は「潜入せよ、友の絆とともに」とか銘打ってる通り、通信プレイを前面に押し出している。と言うか、前提と言ってもいい。これは別に協力しないとクリアできないという意味ではなく、それだけ通信プレイがゲームシステムの根幹にあるという事だ。実際、開発できる武器なんかも一人でプレイするんならいらないのがかなり多いからな。多人数プレイだからこそ楽しい、という装備は多い。

この点、ぼっちプレイヤーは辛いな。私の周りでMGSプレイヤーはほぼいないし。大体が2で脱落した。コラセ氏も3やらないで4やって爆死してたしな。そんな訳で、私は一人寂しくコツコツやっておった。

一緒にやる友達がいれば、上手い人に難しいミッションを手伝ってもらったり、全ての班のレベルが99いってるような廃人からエリート傭兵を譲ってもらったり、お互いの腕を競って対戦したりできるのだが…いない場合は一人でやらんといかん。とは言っても、本編クリアぐらいまでなら作業感はないから安心していい。そんなに難しくないしな、本編は。クリア後はかなり難しい任務も混じってくるから本拠地運営(と言うか誘拐)にも本腰を入れんといかなくなる。

尚、もしやる人、やってる人がいてボス戦とかで詰まってる人、いたら「EXTRA OPS 49 完全ステルス」をひたすらやり続けたまえ。開発と諜報の能力値MAXクラスの捕虜が三人いるから、そいつらを拉致し続ければすぐレベルが上がる。


まぁ、全体的に見て良作である。時間があれば、もしくはMGSが好きなら手にとってもいいのではなかろうか。

あ、MGS3で予習必須な。

他は大丈夫。

Ring Of Red

2010年06月21日 16時59分21秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。先日の記事が、何度読み返しても私の評価を下げる以外の効果を発するとは思われない内容である為どんな米が飛び出すか内心ビクビクしておった霧島である。久々にネットに繋いで、おそるおそる片目でチラッとコメ欄見てみたら暖かいコメばかりで安心したがな。と言うか泣けた。

まぁ、当日誌の常連である時点で私がどんな人間かは判っておろうが。

ちなみに、先日の記事から今日まで間が空いたのはネット環境がなかったからである。前回の記事の最後に書き忘れたが、ここんところ色んな場所を飛び回らねばならない状態でな。まぁ主に家庭の事情なんだがな。北海道に住んでる祖母がヤバいというんで行ったり。

本当は十八日に一度京都に腰を落ち着けたのだが、疲れで爆沈。しかも十九日にまた出発でな。それまでにどうにか記事を一本と思って朝早くおきてからずっと書いてたんだが、もうあと十分もすればタクシーが来るって状態になっても終わらなくてな、諦めたのだ。

ちなみに二十二日にはまたしても北海道へ、そうしたら八日になるまでネットには繋げない。

勘弁してくれ。


さて、ネタがあるようでない為昔のゲームの話でもする。

昔私がハマったゲームに、Ring Of Redというのがある。ロボット数機を擁する主人公部隊を操って敵を撃破する、シミュレーションゲームだ。

こういうゲームは数多い。スーパーロボット大戦だってそうだし、フロントミッションなんかもそうだからな。しかし、このゲームはほかのロボゲーとは明らかに違う部分がいくつもあってな。例えばロボットそのものなんだが、なんというか、こう…そうだな、例えば明らかに化石燃料で動いてる。ていうかこれディーゼルエンジンだろコレ。排気管から煙吹いてんぞ。

と言うのも、本作のロボット(AFW)は戦車の代わりに出てきた兵器という設定だからである。まぁ、ゲームに限らずロボもののロボットってのは戦車に代わる新兵器っていう設定が多いんだが、このゲームはここが徹底しておる。例えば、主砲の弾は手動で装填する。

と言うのも、戦車の主砲の弾ってのは重い。第二次世界大戦期の戦車で大体10kg、現代だと20kgまではいかないが確実に重くなってきておる。これを機械の力で弾薬庫から出して装填するってのはかなり難しいのだ。10kg20kgぐらい何でもないと思うかもしれんが、戦車の中は意外と狭いのである。

確かに外面はデカい。しかし、分厚い装甲を引っぺがしてみるとかなり小さくなるのだ。それに大砲も内部容積の多くを占めているからな。だから、自動装填装置をつけるとするとかなり小型化せねばならん。しかも戦車はその名の通り戦う車だ。おかげで凄いゆれる。いや、不整地走るからとかそういう理由もあるが、撃たれたら物凄い揺れるからな。

装甲で敵弾弾き返してよっしゃ!って思っても、装填装置が故障して撃てなくなったら意味が無い。

だから、小型、ハイパワー、頑丈、この三つを並立させないととても実戦的な自動装填装置とは言えぬ訳だ。だから開発がとても難しいのだな。昔ソ連が作った戦車のT-64は自動装填装置をつけてたが、よく人間を装填してた。信頼性ってのは大事なのである。この場合の信頼性はちょっと違うが。まぁそんな訳で、現在米軍で使われてるエイブラムス先生とかも手動装填である。車長、運転手、射手、装填手の四人乗りなのだ。


また、ロボットはロボットだけで戦争するのが基本である。しかし、戦車は違う。歩兵と一緒に戦争するものだ。意外かもしれんが、戦車の天敵は歩兵である。飛行機を除いては、だがな。

戦車ってのは分厚い装甲がウリだ。しかし、世の中には戦車を吹っ飛ばせる爆弾がある。これを何らかの方法で戦車にくっつけて爆発させればいい訳だ。わざわざ戦車のとこまで走っていってくっつけずとも、現在は戦車を吹っ飛ばす爆弾を戦車のとこまで吹っ飛ばす兵器、つまりバズーカとかRPG-7(よくイラクとかで見る奴)とかがある。これをぶっ放せば、いくら戦車でも一撃で沈むのである。

大体、戦車だって所詮は車である。装甲がついてて大砲が撃てるだけだ。道路の脇でバズーカ持った兵隊に待ち伏せされたらそれで終わりである。だから、そういう事のない様に随伴歩兵がくっついて歩いて、対戦車歩兵を倒しておくのだ。随伴歩兵がいない場合、最悪、物陰から出てきた爆弾魔にやられる事だってあるのだからな。

と言うか、フィンランドの初期対ソ戦とか戦果の殆どが爆弾魔だったりする。連中の対戦車砲じゃ装甲貫通できないから爆弾魔に頼ったのである。

これがRPGとかパンツァーファウスト持ったまともな対戦車歩兵だと更に厄介で、第四次中東戦争ではイスラエル自慢の戦車部隊が歩兵にボコボコにされたりもしれおる。一回の戦闘で130輌の部隊が30輌になったそうだ。

まぁそんな訳で、このゲームのロボットには随伴歩兵がついてくる。この歩兵が重要で、どれぐらい重要かと言えばロボットとかどうでもいいぐらい歩兵が重要である。事実上歩兵が主役のゲームと言っても良い。随伴歩兵がやられたら即死だからな…これに気付かないと途中で詰まる。


また、ストーリーもなかなか個性的だ。時代は冷戦であり、舞台は北日本共和国である。即ち、八月十五日に降伏せず徹底抗戦した日本は戦後、北日本と南日本の分割されたという設定なのだ。更に、リアル歴史のソ連の求めに基づき、北海道はソ連領ヴァストカヤスクになってるという手の込んだ国辱設定である。

素晴らしい。

その手の戦記シミュレーション小説なんかじゃよくある設定だが、ゲーム、それもロボものでこんな設定を採用しとるというのはおそらく初であろう。ただ、ストーリーは0083で、南日本で新型AFW(ロボット)が奪われて北日本に持ち去られ、それを追いかけるものだ。ちゃんと相手はガトーで、デラーズの演説もあるよ!な感じである。

が、ちゃんと設定が反映されており、北日本に比べて裕福な南日本でも豚カツを食べられるのはAFW乗りだけであり、参号機(強奪された奴)追撃の為に北日本へ潜入してみたら北じゃ日本人が餓死しまくってるという現実に遭遇できる。

何せ事実上ソ連の支配下にある国だからな。ソ連と経済崩壊はセットでなければならない。また、ソ連の命令に従おうとしない北日本の軍隊に、ソ連の偉い人がシベリアに抑留してる日本人皆殺しにしてやろうかとか言って脅してきたりもする。

また、こういう圧政下の国に潜入する時は現地の抵抗運動の皆さんに協力してもらうのが基本だが、そのリーダーは元帝国陸軍(劇中でこう言う)のAFW撃墜王であり御年70歳の桐野一兵。んで、その部下で主人公部隊に入ってくれるキャラが二人いる。

その内の一人は彩奈は日露ハーフなのだが、父がロシア人、母が日本人。んで十八歳なんだが、リングオブレッド本編は1964年の話である。で、この世界の日本は途中で降伏しておらず、戦争が終結したのは1946年である。

後はわかるな?

それに、1964年だ。んで主人公のライバルは勿論AFWのエース。そんな訳で、北日本軍の海宝少佐はベトナム戦争にも参戦してるという経歴を持っていたりもする。まぁ、クリムゾン・ファントムとかいう仇名がついたのはベトナム戦争のことではなく、日本戦争の時の事らしいが。


そんな、素敵設定が満載なのが本作である。ガンパレと発売日が同じでマイナー人気すら持っていかれた本作だが、今じゃ安いし、ぜひやってみてはどうだろうか。




1ステージ5時間はかかるけど。




以下コメ返信


>ごてぃ氏

ありがとうございます。mixiのなんか新機能でも言ってくれてたみたいで。ダンツァ・マカブラもまとめ読みだけど読んでますよ。


>黒楓氏

ありがとうございます。まぁでも常時「明日から本気出す」でねorz
そう言えば入院中エルフェンリート読みました。取り敢えずルーシーになら首飛ばされてもいい。あとナナは私の娘


>バロス氏

ありがとうございます。
ROも情報仕入れない間になんか色々変わってるようで…ああ、もう霧島銃砲店で何売ってたのかも覚えてないorz


>ジャスミン氏

ありがとうございます。
まぁ、記事を書けるって言っても、なかなか書くまでにいたれませんが…そういえば一緒にfaやった事ってないですね。多分カーパルスも占拠できない腕まで落ちてますが今度やりあいましょう。


>ししおーそ氏

私も病名は二転三転してます。最終的に双極性に落ち着いたみたいでしたがー…しかしガチで躁鬱は大変ですね。躁状態の時に薬飲んでそのまま鬱行くとね(´・ω・`)


>2の18乗氏

ありがとうございます。
取り敢えずこんなんで、ちょっとずつリハビリしていきます。

七英雄の正体

2010年01月04日 21時50分27秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。ようやくちょっと落ち着いてきた霧島である。今年はおみくじを引き損ねたが、今年こそは呪われてない一年を過ごしたい気分である。実は、年末も社長のPCが飛びかかった訳で、私もデスマーチだったのである。まぁデスマーチと言えるほどのものではなかったがな。一人でやれる仕事だから周囲に合わせる必要も全くないし。


さて、ゲームはここのところロマサガ2しかやっておらん。アレは依存患者を作るゲームであり、中毒になってしまっておるのである。まぁ、ネットに繋がってすらいない場所に軟禁されておったから仕方ないと言えば仕方ないが。

ところでこのゲーム、目標は天下統一である訳だが、もう一つ目標がある。それが七英雄の撃破である。SFC時代のゲームとしては珍しく、起動後しばらく放っておくとOPデモが出るのだが、そこに七英雄についての説明がある。「数々の悪しきモンスターを倒し世界を救い、そして何処かへ消えた」とな。

で、ゲーム開始当初はモンスターの大量発生や各国の戦乱によって世界は混迷の極みにあった。人々は七英雄の帰還をねがった。こういう場合、帰ってきてくれないか、実は極悪非道の悪漢だったというのが普通である。ロマサガ2は後者に属する訳だが、しかしながら、七英雄の行動は謎である。

一番最初に出てくるクジンシーはまぁいい。ギャグ漫画日和的な存在であり、後に復讐に来るのはいいんだが、クジンシーよりそこらの強い雑魚モンスターのがよっぽど強いというどうしようもない英雄(笑)である。まぁ、得意技のソウルスティールが相手の生命力を根こそぎ奪うという厨技が強いから七英雄になれたんだろうが、レオンっていうゲーム中の初代皇帝にゲームスタート後15分ぐらいで見切られるから可哀想である。

アレだ。聖帝サウザー様の身体の秘密ゲージが尽きたみたいな感じである。

閑話休題。

そんなクジンシーだが、こいつは単純に支配欲だけで暴走している…というか、単純に頭が悪いだけであり、つまり基地外(なぜか変換できない)に刃物なだけといった様子である。制圧したのは北バレンヌ地方のソーモンという街だけだし、その直後は主人公アバロン帝国皇帝ご一行様にやられてしまうからな。

しかし、クジンシーは天下統一を夢見ている様にも見えるのだが、他の七英雄もそんなノリかと言うと、そうでもないのである。クジンシーの次に出会うのはボクオーンという奴なんだが、こいつはステップにいるのだが、別にステップを支配しようとはしておらん。

確かに、陸上戦艦なんという今週のビックリドッキリメカを造ってステップの覇者を気取っているが、そこに住む遊牧民(ノーマッド)を服従させようとはしていないのである。しかしそれでも、遊牧民はボクオーン打倒を目指している。それは何故か。

遊牧民「あの船型の要塞ができてからモンスターが増えて困っている」
皇帝「あんなところに要塞を作って何をしている?」

































遊牧民「我々が痛み止めに使う薬草から麻薬を作っているのだ。









ボクオーンさんこんなとこで何してはるんですか。何と言うか、クジンシーとは別の方向で基地外に刃物である。一方、イベントが全くない七英雄もいる。ダンターグである。こいつはナゼールというチェルノブイリぐらい人がいない田舎に居るのだが、ひたすらのっしのっしと歩いているだけだ。話しかけると、「ここまで来るとはなかなか腕が立つな。このダンターグが吸収してやろう」とか言ってきて戦闘になる。

んで、いろんな場所に出没するのだが、一番最後に出てくるのが子供と子ムーの時だ。この時、洞窟の奥深くに迷い込んでしまった子供を助ける為、皇帝陛下は親衛隊を連れ勇敢にもダンジョンに挑むのだが、子供のいる部屋の前の部屋にダンターグがいる。のっしのっし歩いておる。

んで、ロマサガは戦闘はエンカウントではない。ドラクエ9とかと同じシステムだ。この為、ダンターグを放置して子供を助けにいけるのである。まぁ強制イベントという事で、無視しようとすると「おい、この俺を無視するとはどういうつもりだ!」とか言ってくる。


皇帝陛下「今はお前に付き合っている余裕はない」(子供>七英雄)

ダンターグ「俺を誰かわかってない様だな、俺は七英雄のダンターグ様だ」

皇帝陛下「その七英雄がこんなところで何をしている?」

ダンターグ「俺は自分が強くなることにしか興味がない。だからモンスターの多いこの場所で強いモンスターを吸収し鍛えていたのさ」

皇帝陛下「そんなんだから時代についていけないんだよお前は…そうだな、ずっとここでこうしてるというなら







見逃してやる。




流石皇帝陛下! 俺達に(ry

しかも、子供と子ムーの洞窟で戦う時期にはもう皇帝陛下御一行様はラスボス戦できるぐらいになってしまっておるから、見逃してやるの一言に重みがある。

一方、残りの七英雄はどうか。人間と蛸の合の子のスービエは、一応ギャロン反乱というイベントを起こす。帝国は、帝国武装商船団という海軍を持つ事になるのだが、その海軍内に急速に台頭してきたギャロンという奴が反乱を起こし、商船団をのっとってしまうのである。で、ギャロンのバックにはスービエが居たと。

しかしながら、ギャロンの反乱はすぐに鎮圧され、ギャロンは亡命する。普通なら、スービエが何かしらの形で反撃を試みてくる。が、スービエは何もしないのである。それどころか、ギャロンの幽霊船になっても全力でスルーである。スービエは半分魚貝類だから海が棲家であり、幽霊船事件発生中は周辺海域がまるで使い物にならんのだが、それでも放置である。

んで、兄妹英雄ノエルとロックブーケだが、この二人は古代(と言うか七英雄が現役だった頃)の建築物について調査しているだけである。ロックブーケは当該地の男を誘惑しまくっておるが、それ以上のことはしておらん。ノエルにいたっては彼こそ七英雄最後の良心であり、配下のモンスターについて皇帝陛下が苦情を言いに行くと、所詮モンスターはモンスターでしたねとか言って、当該地域から撤収しますがそれで収めて頂けないでしょうかとか言ってきてガチの常識人だ。


以上述べた様に、七英雄の動きには全く統制がない。リーダーのワグナスもラピュタ建設ぐらいしかしてないからな。では七英雄は何をしたかったのか。

これについては、特殊なイベントを起こせばおぼろげだが知ることが出来る。"沈んだ塔"の守護者である水龍が語るには、七英雄がモンスターを滅ぼした後、この世界は強烈な災害に襲われたという。それを予見した古代人は、二つの塔を建設して別世界に転移しようとしたという。で、体のいい実験体か何かだったのか、七英雄を最初に転移させそして帰ってこなかったらしい。ちなみに、他の古代人は転送に成功したらしい。

又、海の主とかいう頭にランス生やした鯨と二身合体したスービエと沈没船で戦うと、戦闘前に七英雄の目的を知る事ができる。彼の語るところによると、七英雄は元々本当に英雄であったらしい。古代人は普通の人間と異なり寿命が長く、寿命が来たら古い肉体を捨て、魂を新しい身体に移植するから半永久的に生きられる。それだけにモンスターに殺されるのが怖かったのだが、ノエルとワグナスが立ち上がり、モンスターに果敢に挑んだらしい。

まぁ別の情報源も混じってるんだが、で、七英雄がモンスターを滅ぼし世界に平和が訪れた。しかしながら、強力なモンスターを撃破した七英雄はそれよりも強い訳であり、怖いからってんで罠にハメて次元転送装置で島流しにしたらしい。ちなみに、七英雄がこの世界に戻ってくるには千年単位の時間がかかったらしい。その上古代人は別世界に行っちゃったから、復讐の為に世界中を捜索しているらしい。

まぁ、中には七麻薬英雄とかもいる訳だが。

んで、だな。

詩人イベントというのがあって、これを完遂した上でチカパ山を踏破するとアウストラスという地方に出る。んで、ここには忘れられた街というのがあり、これは別世界に行かなかった古代人の住んでいる場所である。ここで、七英雄について更に詳しい情報を教えて貰える。その中で、七英雄になる以前orなった後はどんな奴だったのかを知る事ができる。



同化の法を研究し、モンスターに挑んだ最初の英雄、ワグナスとノエル。

ノエルの妹、ロックブーケ。

ワグナスの従兄弟、スービエ。

暴れ者のダンターグ。

ずる賢いボクオーン。
















































嫌われ者のクジンシー。





結局クジンシーは残念キャラにならざるを得ないようである。

寒いゲーム

2009年12月27日 22時26分48秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。色々と余裕のない霧島である。この間ついに携帯電話まで壊れたという話をしたと思うが、まーたPCの挙動が怪しくなってきた。特定の作業をさせている場合頻繁にフリーズするのだ。特にdaemon toolsを使ってる時は特に酷く、ことによっては十分でフリーズする。それとROだな。露店とかチャット看板出してさぁ一息つくか、と思って一時間後ぐらいに画面を見ると止まってる。お陰で情報募集しても読めない。涙目である。

取り敢えずこのままだとガンスリ祭の銃弓祭動画を作る作らないどころか、そもそも祭に参加できない訳だが、部品の調達とかの関係上、まだOS再インストールもできてない状態である。そしてまぁ年末年始だから横浜を去らねばならないし、学士論文は勿論、会社のPCの修理点検もせねばならん。もう終わったんだよオカラッシュ状態である。絵で表すと





こんな感じだ。一秒もかからず殺られる。

そんな訳で死亡してるんだが、年始のガンスリ祭どうしたもんかな。まぁ別のPC使えばいいから参加しようと思えばまぁできんことはないんだが…うーん。普通に二日開催すべきか?また銃弓祭なり銃賢祭なり企画祭をやるってのも一つの手だが…ともあれ、主催と参加者が連絡取れなければどうもならんな。何とかログインしよう。



さて、じゃあガンスリ祭の話はこの辺にして本題に入ろうか。

知っての通り、私は重度のゲーム依存症患者である。ゲームがないと生きていけないぐらいにゲームが大好きである。しかしまぁ、当たり前だが何から何まで全部好きな訳ではない。そんな中で私が一番嫌いなのは寒いゲームである。これはそのゲームそのゲーム固有の問題と言うよりはプレイヤーの問題だな。

寒いゲームってのは対人戦においてよく発生しやすい。例えば対戦格闘だな、スト2とか。私は昔サムスピ勢だった訳だが、月華もちょろちょろとやっておった。まぁ今となってはサムライスピリッツ以上にどういうゲームだったか覚えてないが、鮮明なのは技あかりである。

月華の剣士は、キャラ一人一人を選んだ上で『剣質』というのが選べた。二種類あって、力と技。力は攻撃力が高く、技は一撃一撃の威力こそ低いもののコンボが繋がりやすかった。まぁ判りにくいから例を挙げて言えば、技だと空中弱斬り→着地直後立ち弱斬りというコンボは大体どんなキャラでも繋がる。しかし力だと、空中弱斬りが当たっても立ち弱斬りがつながらないのだな。

で、あかりってキャラがいたんだが、こいつで技を使うと、マズいことに問答無用でハメ殺されるのである。月華はコンボゲーのはしり故にまだ練りこみの甘いところが結構あって、技あかりの攻撃が一発でも刺さったら死ぬまでハメられるのである。まぁ逆に言えば、技あかりを使わなきゃそれで良ゲーだったんだが、ともかく。

ゲーセンに行ったとしよう。で、月華の台に座って百円入れて、刹那(持ちキャラの一人)あたり使ってCPU戦してたら誰かが乱入してきたとしよう。


刹那 力 vs あかり 技


台パンである。

極端な話、私も技あかり使えばいいっちゅう話であると言えばそれはそうだ。しかしだ、そんなことして楽しいか?何の為にゲームをしておるのかという話である。勝つのはあくまで楽しむ為の手段であり、ゲームを遊び楽しむという目的さえ達成されるなら、ぶっちゃけた話負けたって何の問題もない訳だな。

また、大会であるとかそういったガチ対決の場合、むしろ一番強いキャラを使って当然、それが本気で勝ちにいくことであって、弱いキャラを使うなぞ挑発に等しいという考え方もあるであろう。まぁこれは一定の説得力を持っておる。大会は勝つのが目的であるからな。

だが。だがな。

本戦出場者の過半数が同じキャラってのはマズいだろう、それはそれで。闘劇07北斗の拳の本戦は本当に酷かった。あのゲームはトキが異常なまでに強く、特にいわゆる弱キャラと呼ばれる連中はレバーを後ろに倒すぐらいしかすることがないほど終わってる。もしある程度戦えても、ブッパッコーという糞技が刺さればそれで死ぬからな。結局、ひたすらトキとトキがぶっ壊れ性能を発揮し続けるだけの大会になってしまった。

決勝戦では、何とか勝ち上がってきたユダ(最近のキャラランクでは最強だが当時はそうでもなかった)が奮闘し、観客は大盛り上がり。そして「これはいけるか!いけるか!?」みたいな状況な状態になって、トキ一番の厨技ブッパッコーが炸裂。哀れユダは天に召され、全力で白ける会場と正反対に大喜びする優勝者紅の豚という滑稽な状況が現出した訳である。豚死ねとか普通に言われてたらしいな、当時。

ACfAなんかでも寒いってのはあるな。いくらでもある。レギュ1.4だと以前解説したマシンガン+スラッグガンのコンボとか、これは全作そうだが引き撃ちとか。引き撃ちの説明をするとややこしくなるから言わんが、簡単に言えば逃げながら撃つという立ち回りだ。

以前ランカー(全プレイヤーの内上位三十以内の人)とメッセージで話してたんだが、向こうも「引き撃ちすりゃ誰でも勝てる」って言ってたな。故に、AP(HP)高めの機体にして、後進用ブースターを最上級品にして、後はひたすら逃げ回ればいい訳である。追えば追うほど不利になるから、APの高い機体が全力で引き撃ちすれば絶対勝てるからな。

まぁそこを何とかする機体構成ってのもあるんだが、そういう機体は大抵普通の機体と当たったら絶対勝てないという感じに仕上がる為、結局限られた機体でしかゲームにならなくなってしまう。だから、あのゲームをやって楽しみたかったら、お互いある程度割り切ってやらないと駄目なのだ。我々は作業をする為にコントローラを握っているのではないのだからな。AC北斗の作業はアレはまた違うが。


ま、そんな訳で、私は寒いゲームが大っ嫌いである。間違えてほしくないのは、手を抜けとか舐めプレイしろとか言ってる訳ではない事だ。ゲームのプレイヤーは一人一人それなりのポリシーと言うか、ルールを持っておろう。それをおろそかにしちゃならん、互いの誠意を尽くしてこその真剣勝負ということだ。それがどんな厨プレイであろうともな。

もしくはこう言い換えても良い。ゲームは勝つ為にあるのではない、楽しむ為にあるものである、とな。手段と目的が入れ替わってる奴が最近多くて萎えるばかりである。

同じ厨キャラでガチプレイするのでも、真剣にやってるのと、ただ勝ちたくてただ優越感を得たくて強いキャラとか立ち回りに甘えてるってんのでは全く違う。



…なんかこんな事書いてたら殺意が湧いてきて大変なことになりそうであるからこの辺で終わる。どっちかと言うとACfAのネット対戦的な意味で。ちなみにこの法則は一人用RPGとかにも適用される。その辺は今度の記事にしよう。

PS3とXBox360の違い

2009年12月16日 22時56分33秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。街中で発作起こしてコンビニの扉ガラスに倒れこんだの頭突きになってガラス割った霧島である。と言うか明後日の準備何もしてないじゃないか…どうしよう。


さて、前回の記事にコメントが色々とついておった故、最近の次世代ゲーム機のPS3、箱、そしてwiiについてである。

PS3と箱○は仕様上どう違うのかと言われると、まず一つ目はROMの規格である。ブルーレイだHDだと以前ソニーと東芝が争っていたが、勝ち残ったブルーレイをPS3は読むことができる。一方箱○は読めない。まず第一に痛いのはここだ。DVDとブルーレイディスクとの違いはまぁ容量の違いなんだが、ブルーレイは50GBぐらい入る。普通のDVDは4.7GBしか入らない。二層でも9.4GBだな。

まぁ10GB以上使うゲームなんてよっぽどの超大作ぐらいしかないし、だからこそ箱もそこそこ売れておった訳だ。PS3と箱○どちらでも発売というのも多いしな。しかし、箱はDVDしか読めない故、超大作がPS3でしか発売できないことになりうるのである。メタルギアソリッド4はブルーレイ二層を完全に使い切ってるんだが、だからこそ箱○では出せないのである。

逆を言えば、箱○のソフトはPS3に夜逃げできるということにもなる。箱○のキラーソフトであったテイルズオブヴェスペリアと忍者外伝は夜逃げしたしな。将来のゲームの容量がどれぐらいになるかは判らんが、その点において危ないのは間違いない。

そう言えばFF13って容量いくらぐらいなんだろうな。綺麗な3Dモデル見る限りではDVDじゃ容量足りなさそうだが。


まぁしかし、ソフトの品揃えで箱○が有利な点もある。アレはマイクロソフトが作ったハードだから、洋物という事である。その為、外国のソフトが多く揃うのだ。

だがこれ、ちょっと問題なのは洋ゲーはPCでも出来るというところである。その上洋ゲーは箱○版よりPC版のが発売が早い場合が多々ある。であるから、この点も微妙と言えば微妙である。勿論要求スペックはそこそこ高いからPCがショボければ選択肢に入りうるが、ゲーム向けPC7万!とか言ってる店多いしな。

洋ゲーのもう一つの問題は、ジャンルが非常に限定される点もある。殆どがFPSやそれの生まれ代わりみたいなのだから、そういうのは基本やらないって人には嬉しい要素が全くない。

しかし、箱が強いのは洋ゲーだけではない。では何が得意か。




エロゲーである。


エロゲーといってもガチのエロゲではなく、DOAであるとかランブルローズあたりのことである。又、アイドルマスターやドリームクラブといったギャルゲ系のゲームも多い。この辺はPS3には全くと言っていいほどないジャンルだから、おっぱい!おっぱい!したい人はゲイツ箱を買うべきである。


他に重要な要素として言えるのは値段かな。ゲイツ箱は色々なバージョンがあるが、大きく分けて三種類ある。即ち、エリート、アーケード、無印だ。んで無印はもう生産終了してしまった様だから事実上エリートとアーケードの二種類だ。この二つがどう違うかは、まぁ簡単に言えばエリートが高級品でアーケードが安物という名前の通りの違いである。

具体的に何処が違うかと言えば、一番違うのはハードディスク内蔵だ。アーケードにはハードディスクが入っておらず、インストール必須ゲームが遊べないのである。勿論ハードディスクを別売りで買って自分で入れてもいいんだが、だったら最初からエリートでいいがなって話になる訳だ。

ハードディスク以外でも、エリートは内臓パーツがいい奴入ってるからな。何せXBox360は頻繁に壊れるからな、エリートのが安牌だ。それでも壊れる時は壊れるし、開発者が箱はぶっ壊れるものって言ってるのである。まぁPS3も壊れる時は壊れるんだが、頻度はかなり違う。で、この間出た薄型PS3とエリートは値段が一緒であり、だったらPS3でいいって話になる訳だな。


まぁこの日誌にGK乙とか書いてくる馬鹿が出るのが予想されるが、薄型PS3が出る前からPS3の売り上げは箱の三倍だったからな。あああと、PS3排撃の為に必死になって叩いてるゲーム(MGS4とか)もこの世の中に存在するから、気をつけるように。その辺の評判だけでゲームを判断すると良くないということだ。FPS厨がバイオ叩いてるみたいなもんである。



以下米返信

>バロス氏

ゆとりゲーとやってる連中っていうのは、現実世界のストレスをゲームの世界に持ち込んでますからね。ボタンを連打するという死ぬほど低いゲームストレスを乗り越える事で快感を得てる訳です。つまり死ねってことですね^^

wiiは私も全然やってないからなぁ。ゲームキューブのゲームですが、リメイクバイオとバイオゼロは名作です。仲間同士で盛り上がったりするならスターフォックスアサルトとか。wiiは普通のゲームの定義にはいらないゲームが多い…マウスは今度マウス狂いに聞いてみます。

ってドイツをやっちゃったのか…何もないですからね、アレ。


>2の十八乗氏

いあ、DMCは初見だとそんな感じになりますw 元がバイオハザード4として開発されてた名残で謎解きが多いし、アイテムを使う前提で難易度調整されてますからね。3はそういうのないんでお勧め。


>ししおうそ氏

(´・ω・`)

書き直してる奴今度送ってみるかな…

ロマンシングスタイル

2009年12月09日 17時31分50秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。卒論提出まであと一ヶ月を切ったというのにまだ史料を読んでおらんばかりか、家の中がケイオスタイト化してて身動きの取れない霧島である。ちなみに、ここんところの更新が少ないことから判るように学校にはあんま行っておらん。どうにも身体の調子が良くなくてな…



しかし、その、なんだ。本気で日本終わりそうだな。鳩山の迷走っぷりが酷いの何の。お陰さまでジャスコ岡田の顔が酷いことになってるしな。しかし皆忘れておるかもしれんが、鳩山はあくまで飾りであって実権を握ってるのは小沢ということだろう。産経の記事にあったが(私は新聞ってのは信用しないんだが、MSNニュースが産経なもんで産経だけたまに読んでる)、日本が岩手県になっていくというコラムの題名に吹いた。

小沢は岩手県が地盤なのだ。で、優秀そうで将来ライバルになりそうな奴は徹底的に潰すし、自ら積極的に介入しなくても業者がご機嫌伺いに来るように仕向けておる。皆鳩山が何だと騒いでるが、そこんんところ忘れないでくれ。陳情だって全部小沢に届く仕組みになってるんだからな。

ま、マスゴミが一番悪いってのは変わらん訳だが。


さて、前回のおまけを今回書こうと思っていたのだが、同じような話ばかりだと飽きるかもしれんから別の話でもする。

最近、ゲームはロマサガ2をやっておる。歴代帝国の皇帝になって世界制覇するゲームだな。ACfAとか無双をやりたくない訳ではないのだが、いかんせんあの辺は一回やり始めると一時間はかかるゲームである為、サッと始めてサッと終われるゲームに切り替えたのだな。時間ない訳だし。

で、以前も話したかと思うが、あのゲームはいい人ぶって平和にクリアするか気に入らんもんは全てブチ殺して押し通るゲームである。特に後者のロマンシングスタイルは2で確立されたと言ってよい。いやまぁ初代にもそういう要素があったが、2はこれをやると結構つらい。

例えば、南バレンヌの龍の穴イベントである。ここにはニーベルという街があり、龍の穴という格闘家集団がニーベルを守っている。この為、立看板には「この街荒らすべからず 龍の穴」とか書いてあるし、街娘に話しかけると龍の穴の格闘家は無敵よ!とか言ってくる。

しかし、ニーベル近辺のダンジョンにいるモンスターの一部は格闘攻撃を全く受け付けない為、龍の穴の格闘家も手を焼いておる。それでそれで龍の穴に行くと、「あの格闘攻撃効かない敵だけ倒してくれ、ボスは俺が殺る」と言ってきて、協力するとボスだけ倒して「これで面子が守れた」と言って仲間入りする。

プレイヤーがこの話をどう思うかが問題である。一部の敵に攻撃が全く通じない龍の穴は、言ってみれば張子の虎に過ぎない。ニーベルの住人が実情を知ったらアナトリアのネクストは置物か!?とか言って帝国に助けを求めること請け合いである。実際、事情を知ってるらしい住人は皇帝に助けてくれと言ってくる。

考えてみよう。極端に言えば、龍の穴の格闘家は役に立たないクズであり、しかも、帝国に協力を求めたばかりかボスを倒すという最後のいいとこだけ取っていくのだ。だから帝国領になった後も、ニーベル住民は「龍の穴の格闘家は無敵よ!」とか言ってくるのである。

イラッと来るよね^^

そこで、龍の穴の格闘家を無視して、ニーベル付近のダンジョンのボスを倒してみる。すると、龍の穴の面子は丸潰れである。で、これでは面子が守れんとか言って、皇帝に一騎討ちを挑んでくるのだ。んで、ただでさえクズの癖にプライドが無駄に高いこと甚だしいとか言いながらブチ倒す。

すると、ニーベルの立看板には帝国領ニーベルと書かれ、街娘は「これからは帝国の時代ね!」とか言い始め、他の住人も「帝国万歳!」とか言ってくるのである。

大変気持ちがいい。

しかし、これ、やるのはなかなか難しい。と言うのは、ダンジョンのボスがかなり強いのだ。普通に育ててきた皇帝にとっては、ボスを倒すことがかなり難しいのである。んでそれだけならいいんだが、格闘家も結構強いのだ。この戦いは一騎討ちで、接近戦を挑むと全てカウンターで返してくる。普通のプレイヤーは剣術とかを育てているから、全ての技をカウンターされなすすべなく負けるという事態になる。

しかも、一騎討ちであるからか、敗北=崩御になってしまう。ダンジョンの一部のモンスターが倒せないような役立たずのクズをあざ笑う為に自分でボスを倒したのに、一騎討ちに負けて恥を晒しながら崩御して世界の笑い者になる訳だ。つまり帝国(笑)皇帝陛下(笑)

しょぼんだな。格闘家のカウンターを防ぐには、弓か術といった遠距離攻撃が必要になる。普通、このイベントをやる時期のプレイヤーは殆どこれらを育ててない為、かなりきつい。


斯様に、自分の意志を押し通す為にはそれなりの覚悟が必要になるのである。これが一番出るのが運河要塞だ。かつて帝国領だったヴィクトール運河に要塞が建築されており、これを制圧して運河を奪還しようというイベントだ。

要塞というだけあって、正面の門はかなり堅く守られている。じゃあどうするかというと、普通の人はキャットという泥棒を使う。運河要塞が攻略可能になると、家臣が「アバロンに泥棒が増えたようです」と言ってくるんだが、皇帝自らその泥棒をとっ捕まえるのである。

で、途中で逃げられて追うと、モンスターに捕まって身動きできなくなっている。普通はこれを助けてやる訳だが、キャットはもう一度逃走。しかし去り際にシーフギルド(泥棒にギルドがあるってのもどうなんだろう)への連絡方法を教えてくれる。んでシーフギルドに行って「運河要塞の内情を調べてくれんか」と皇帝が依頼する訳だ。で、キャットが隠し通路を調べてくれる訳だな。

問題は、キャットを助けなかった場合である。助けないと、哀れキャットは皇帝の目の前で八つ裂きにされた上に、それを見た皇帝が一言「これでアバロンのダニが一匹減ったな」という神発言をするというハイパーロマンシングタイムになる。

ダニをゴキブリが掃除してくれたみたいな状態だな。それで運河要塞を自力で制圧すれば、アバロンのダニは死んだしヴィクトール運河も奪還したし今年は朕もよく働いたのうウハハハハみたいな感じになる訳だ。

但し、運河要塞を自力突破するのはかなり大変である。まず正門が堅い。門自体が攻撃してこないボスみたいな位置づけで、四匹のモンスターが護衛しており、倒しても1ターンに二匹追加されるという鬼仕様である。四匹以上には増えないのだが、倒しても倒しても門を破壊しない限り湧き続けるのだ。

んで、何とか中に入れたと思ったら要塞内部が物凄いダンジョンになっている。どれぐらいすごいかと言えば、ラストダンジョンより明らかに難しい。まぁロマサガ2のラスダンはそこまで難しくないと言えばそうだが、ゲーム中最難関といわれる浮遊城や沈んだ塔よりも難しいのは間違いない。

しかもこのイベント、実は最初期のイベントだったりする。このゲームは自由度が高い分詰みやすい為、武器防具を本拠地で開発できたりする。この開発によって作れる武器は伝説の武具より高性能だったりする(伝説の武具なしでラスボス倒せないってのは場合によっちゃ詰むからな)んだが、初期に作れる奴は大したものではない。と言うか作れたらゲームバランスがマズい。

技だって大したものを覚えられん。術に至っては、この時点じゃ多くて使える魔法は五種類。内、攻撃術3種類、実戦で使える攻撃術2種類。かなーりきつい。

しかも、運河要塞を攻略しないと、序盤PT向けの簡単なイベントが発生しないのである。運河要塞が無理な場合、南方から東に行って砂漠に出るしかないんだがこの砂漠が滅茶苦茶辛い。出てくるモンスターが固定でこの時点だとかなり強い上、砂漠ではHPが二分の一であり、本当にきつい。砂漠で発生するイベント自体は簡単だが、これに連動する次のイベントがこれまた最難関だしな。


斯様に、気に入らないものをすべてブチ殺して通るロマンシングスタイルは、ことによっては大変な被害をもたらす場合がある。諸君も、ロマサガシリーズをやる場合は注意するといい。特にPS2のミンストレルソング。あれ下手なことやると酷い目にあうからな…

やってしまった厨機体

2009年11月16日 19時29分01秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。学園祭が近付いてきている霧島である。私は別に学園祭自体が嫌いなのではないが、我が学園祭は大っ嫌いであり、正直なにもやりたくないのである。しかし担当教授が乗り気である為、準備とかせねばならない。正直こんなことするぐらいなら授業受けたいが、まぁ仕事だと思うしかないな。

そういえば、ごてぃさんの中の人が一昨日わかった。私のリアル友人であった。先日マイミクにはなっていたのだが、プロフとかその辺の機能を完全に忘れていた為、全然気付かなかった。ぐっさんあなただったか。

で、たった今投稿しようと編集画面見たらブッて吹いた。アクセス数が増えてて嬉しかったんだが…









ランキングはいっとる…ついにここまできてしまったか。しかしこうなってくるとアクセス解析とか欲しいが有料なんだよな、gooブログは…(´・ω・`)



さて、脈絡はないが本題だ。私は、とにかくゲームをしないと一日を終われないという重度のゲーム依存症患者である。最近はShinobiをちょこちょこやっておるし休日は拉致されてaoc漬けだが、基本的にやってるのはACfAだ。

本当は三國無双2をやりたいのだが、いかんせん、あれのゲーマーが絶滅の危機を迎えておる。いや、それだけならかまわんのだが、3以降がゆとり専用難易度ヌルヌル厨ゲーム化した為、やってて心が折れてくるのである。まぁ、それにあのゲームはある程度やりつくした感もあるしな。伊達で1000時間単位の時間注ぎ込んでるんじゃないということである。あとニコ動にあげても反応が薄くて萎える。

んでACfAの話に戻る訳だが、あのゲーム、既に何度も述べておる通り頭腕胴脚、両手両背及び肩の武器、更に火気管制装置(FCS)だの推進器(ブースタ)だのを選んで機体を組み上げて戦争するっていうものである。で、4からは図面っていう概念が導入された。

何せ身体だけで四種類、武器だけで五種類を選ぶゲームである。既に組みあがっているものの又新しい機体を組みたいと考えた時、現在の機体を解体せねばならない。すると、昔使ってた機体をまた使いたくなった時「あれ~?頭何載せてたっけ?」とかなってしまう場合もあるのだな。そこで出てきたのが図面ということである。

まず機体を組み上げる。んで、その機体のパーツ構成からチューンまで、全てを一枚の図面として登録するのである。後からまたその機体を使いたくなったらそれを読み込めばいい。これのお陰で色々と便利になった、フロムにしては珍しい良要素(但し図面一覧を読み込むのに一分はかかるがフロムだから仕方ない)である。

これのお陰で、機体の交換というものができるようにもなった。4シリーズは一人用ストーリーモードなど食頑についてくるお菓子であり、オンラインでの対人戦がメインであることは前に述べた。で、見知らぬ相手と戦う。そしたら相手の機体がカッコ良かったとか強かったとかあるであろう。そこで、相手の図面と自分の図面を交換するのだな。


さて、私はゲームをしないことには一日を終わらせることはできん。十分でもいい、とにかく朝起きてから夜寝るまでに一回はゲームをやらないと発狂する。で、ここのところ寝る前にゲームをやる事が多いのだが、先日寝る前にACfAをやった。

あのゲーム、私は愛器と息抜きに使う機体をもう大分練りこんでおって、組み替える余地がほぼないと言っていい。為に、そいつらを使うなら操作が重要になる。しかしロボットを組み上げる事こそACの醍醐味である。よって、たとえ短い時間で適当な構成だったとしても、新しい機体を作ってちょろっとやってそして削除するというのはよくやる。

さて、その日、私はもう眠かった。相当眠かった。一日中色々あったからな。だがそれでもゲームしない訳にはいかん為、PS3をちょっと起動しACfAを突っ込んだ。んで、新しい機体を組もうと思ったのだ。

あのゲーム、二脚、四脚、逆関節、タンクという四種類の脚からどれか一つを選び、それに他のパーツをのせていく形になる為脚が一番重要なんだが、その時久しぶりに軽量二脚がやりたかった。

(わからん人はこの段落飛ばしてよい)で、腕が鈍ってるだろうしライール脚。上半身は~…うーん、操作に自信がないし低負荷なラトナにしよう。右手は~…そういえばこの前旧作の1000マシ見たな。じゃあモタコブにしよう。左手はさっき作業用BGMに流してた4のMADでカッコ良かったからベルリオーズ愛用のマーヴ。でも弾切れ怖いし背中に…そういえば一撃離脱やってみたいな。すると散弾銃だから…KAMALか。

という感じで完成したんだが、わかる人にはわかるだろうが、これ、ゆとり専用ハイパー厨房機である。それはもう驚くほど厨房だ。


まずライール脚が厨房である。全ての軽量脚の中でもライールは1、2を争うほど速く、しかも旋回性能が異常に高い。3Dアクションをあんまりやらない人にはわかりにくいだろうが、まぁ普通の脚が90度横を向く間にこいつは180度曲がるから酷い。現在、オンラインでは軽量二脚が多いといわれているがこれは誤りである。ライール脚が多いのだ。それほど厨脚であり、見てると「ライールはもう見飽きた」って部屋があるぐらいである。

又、上半身、特に腕が厨房だ。ラトナ腕だが、こいつは高性能軽量腕だ。どれぐらい高性能かというと、こいつのせいで他の軽量腕の存在意義がないぐらいである。ライール脚はまだ他の軽量脚を駆逐するには至っておらんが、ラトナ腕は他の腕を完全に食っており、一択パーツ状態だ。

そして一番問題なのは、散弾砲KAMALである。これは散弾を撃ち出す近接戦用重火器である。

コジマバリアことPAってのがネクストにはあると前に話したが、PAの維持は防御において一番重要である。PAは攻撃を食らえば食らうほど減衰していき、最後には消えてしまう。コジマバリアがあるのとないのではスライムとメタルスライムぐらいの差があるのである。とは言え、普通ならコジマバリアが剥げるには何発も弾を連続して当てなければならない。

んでこのKAMALが問題なのは、まともに食らうと一撃でコジマバリアが剥げるというところにある。コジマバリア性能カウンターストップ機でも二発で剥げるぐらいの鬼性能なのである。しかもこれが軽量脚にのってしまう。4シリーズでは軽量脚も結構色々載せられる為、一種類の重火器ぐらいなら装備できてしまうのだな。

まぁ、そうは言っても近距離戦用武器、しっかり当たっても全然減らないのでは困るというのもその通りである。でなければ重火器を装備する意味がないからな。とは言え、その機動性を生かして肉薄したり逆に離れたりという動きが可能な軽量機が気軽に重火器を積んで気軽に重火器をぶっぱなすとバランス大崩壊である。

そこで、4では安定性能と反動という概念が導入されている。安定はその名の通り機体がどれぐらい安定するかって話で、反動もその名の通りその武器を撃った時機体本体にかかる衝撃力だ。で、バズーカとかショットガンとか威力の高い重火器は反動が強いと設定されておる。そして安定性能は軽量機が低く重量機が高い。つまり、軽量機で重火器ぶっぱなすと反動で動けなくなるのである。

ところが。

KAMALには反動がない。

理由は不明。しかもKAMALは同系武器の中で見ても明らかに性能が高く、弾速速いわ精度高いわ威力高いわ反動ないわといった感じになってしまう。そんな厨武器がKAMALである。お陰で、オンライン対戦で何事もなかったかのようにPAが剥げるのである。まるで最初からコジマバリアなんぞなかったと言わんばかりにな。

しかも、重火器には衝撃という要素もある。さっき言った通り重火器は反動が強い代わりに威力が高いと言ったが、実はもう一ついいところがある。それが衝撃だ。これが高いと、その火器による攻撃が当たった場合、相手は動けなくなる。反動の逆だな。つまり、この衝撃をうまく使えば相手が動けないままハメ殺せるのである。

んでこの衝撃、これも安定に関係しており、安定性能が高ければそうそうのことでは衝撃で動けなくはならない。だから重量機は衝撃武器に強いのだが…実は、PAは安定性能にも関係している。ダメージを軽減すると同時に衝撃も軽減しているのである。だから、PAが剥げるとどんな高安定機でも問答無用で動けなくなるのである。つまり、KAMALを一回か二回当ててしまえば重量機もコジマバリアがなくなり動けなくなる。しかも重量機は動きが遅いから回避が難しく、よってハメ殺される。

本来ならKAMALのような武器は反動が強く低安定な軽量二脚では扱いにくいという特徴を持つのだが、反動がない為何にでものってしまう。世の中にはちゃんと安定性能が高い軽量二脚もあり、その分性能が低いってなっておるのだ。実際、ライールは安定は決して高くない。だがKAMALなら問題ない。


そんな訳で、何も考えずに適当に組んでおったら厨房機体が出来上がってしまったのである。んでまぁどうせすぐ消す機体だしってんでオンライン対戦を何回かやったのだな、タイマン部屋で。

んで普通、タイマン部屋ってのは一回戦ったら出て行くというのが暗黙のルールである。同じ人、同じ機体と二度三度と戦うのは嫌なのだ。正直私には理解しがたい(10回とかなら話は別だが)んだが、まぁ基本的にそう決まっており、「一人一戦」とだけ書いてある部屋も多い。

それで一戦して帰ろうとしたら、インスタントチャットで「Once again!!」と言われた。で、何度か試合した。あまりに圧勝過ぎて不憫だった。一応言っておくが、KAMALは使っておらん。流石にあんなのを実戦で使うなんてのはしない。私は寒いゲームというのが一番嫌いだからな。使うとしたらライール脚ラトナ腕とか厨房なパーツを排除して機体を作るぞ。

まぁ、それでも充分厨房な機体である。今回は触れなかったが、モーターコブラってマシンガンも厨武器と言える(時もある。バグの関係で場合によってはクソ武器にもなる)だしな。で、部屋から出ると対戦相手からメールが来た。



「こんなにボコボコにされたのは久しぶりです。上手いですね。よかったら図面を交換してもらえませんか?」














・・・ごめんなさい。

aocの技術

2009年10月26日 19時56分16秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。私はあらゆる意味でいつもどおりである。最近は週末になると仲間内で集まって(と言うか拉致られて)朝までAOCというゲームをやっておる。お陰で、元々あんまり頑丈でない私の睡眠時間とか生活のリズムってのが狂いまくりであり、授業もよく休んでおったのだが…逆転の発想で、普段から朝まで起きることにすればいいじゃないというのを考え、最近は夜家に帰ったら速攻で寝て深夜起きるという生活をしておる。

慣れるまではかなり辛かったが、慣れてしまえばなかなか快適に過ごせる。私は夜が好きな人間でもあるし、散歩や運動は夜に限るからその点でも私に優しい。強いて言えばセブンイレブン以外の店で何も買えないぐらいである。

私の住むこの地は、元々ampm/セブンイレブン/ローソン/サークルKが鎬を削る激戦区だった。しかし、ローソンとサークルKの土地をセブンイレブンが買収し、ほぼセブンイレブンの独占地帯になってしまったのだ。ampmは残ったし新しくampmもできたんだが、弁当とか不味いとからな。まぁセブンイレブンはあらゆる意味で豊富な品揃えだからいいのだが、は言え、食料品もあそこだけでは流石に飽きる。

で、みざにゃんに教えてもらって最近知ったのだが、楽天とかで食料品を通販して買う、というのが最近はできるらしいのである。私は帰りの電車の中で寝てしまうほど夕方眠い為に碌な買い物もできんから、食料品を通販して買うというのは大変楽である。そんな訳で、ゴールド会員になり、このままの調子でいくと月末にはプラチナ会員になる。

何というか、廃人だな、私。


さて、話題も特にないからさっき言ったAOCの話でもする。

AOCでは判らなくても、Age Of Empiersと言えば判る人も多かろう。OS以外は神企業のマイクロソフトが作ったゲームで、AOCは2の拡張パック適用後のものの通称である。発売されてからもう十年単位の時間が過ぎておるが、今でも対戦ゲームとして根強い人気がある。

初代AOEはRTSの草分けといわれておるゲームであり、AOCもその時代に作られたゲームだ。プレイヤーは自分の文明を選び、原始時代から始まって進化しながら戦争するゲームである。AOCでは大分表現が丸くなっておるが、AOEはやりようによっては戦車vs騎士みたいな戦争も可能である。

まぁ戦車と騎兵がガチでやりあったのは実際に存在するのだが。

んで、AOCでは四つの時代が存在する。原始時代にあたる暗黒の時代が最初で、その次は日本でいうと大化の改新あたりから平安京の時代にあたる、領主の時代。んでその次は中世(鎌倉幕府とか南北朝とかその辺)で、一番最後には帝王の時代が来る。日本でいうと戦国あたりだな。

時代が進むたびにユニットが強くなるというのが一つの特徴で、例えば~…そうだな。城主の時代までは、攻城兵器は碌なものが作れない。破城鎚とか投石器とかだけであり、城を破壊するのはかなり難しい。しかし帝王の時代になると火薬兵器が使えるようになる為、火縄銃兵のみならず大砲が作れるのだ。つまり、城の矢の届かないところから砲撃して壊すというのが出来るようになるのだ。他にも遠距離投石とかが作れるし、破城鎚とかも強化される。

兵隊も同じで、槍兵なら

槍兵 領主の時代
長槍兵 城主の時代
矛槍兵 帝王の時代

という具合に強くすることができる。

んでここで、もう一つの基準がある。それは文明である。ゲームスタート時に各自文明を決めるのだ。日本、チュートン(ドイツ)、フランク(フランス)といった民族国家以外にも、ゲルマン及びローマ人に滅ぼされたケルト、逆にローマを滅ぼしたフンや何度も戦争したゴート、ホワイトアフリカのペルシャ、更にはバイキングといった連中が使える。シリーズによってはヒッタイトとかマニアックなものも使えたりする。

んで、文明ごとにそれぞれ特徴がある。フランクはシャルルマーニュの騎士ってんで騎兵が強い。騎士系のHP増加という固有ボーナスがあり、馬に関係する技術は全て開発できる。その代わり射撃ユニットが弱く、射撃技術は途中から開発できなくなる。これがそれぞれ歴史を反映しており、見てるだけでもなかなか楽しい。


例えば日本は、とにかく何でも強い…と言うか、何でも作れる、というところが強い。実際何でも強い軍事国家だったからな。歩兵は勿論騎士にあたる奴もいたし、日本の武士は弓も武勇の誉れとなるから射撃も強い。火薬兵器も得意技だからな、ほぼあらゆる技術を開発できる。但し、日本は室町あたりから騎兵が消滅した。

以前も話した通り、騎兵ってのは歩兵より速く展開できるから強いのであって山しかない日本でんな機動戦できるかという話になったのだな。だから、騎士だけは最後まで開発できない。重騎士まではなれるが、近衛騎士という一番強い形態まではいけないのだ。ただ、騎士以外なら何でも作れる。馬が来たら槍といった具合で、相手の軍隊にあわせて編成を変えて戦う文明である。

ここで面白いのは弓騎兵である。源平合戦の時代では日本の軍隊は間違いなく騎兵だったが、日本の騎兵が歴史上他の国と明らかに異なるのは、重装弓騎兵というところにある。普通は重装槍騎兵なのだ。故に、日本は弓騎兵関係の技術が全部開発できる(除繁殖)のである。まぁ普通は使わん兵種だからあんまり気付かれんのだが、なかなか細かいところまで見て作っておるようだ。

ただ、見てて良くわからんのが神殿と聖職者である。聖職者はコストが高くしかもすぐ死ぬという大変残念な部隊で、それを作れたり強化したりできるのが神殿という建造物である。んで聖職者は何をするかというと、まず第一に回復。傷ついた兵隊を回復させてくれるのだ。んでもう一つが転向。キリスト教とかを教えて裏切らせるのである。

んで、神殿で色々研究して強くするのだが、本当に色々なものが開発できる。活版印刷とか薬草学とか異端とか色々な。まず第一にこれが判らん。薬草学は回復速度があがるもので、まぁわかる。異端は転向された味方ユニットをその場で殺す技術だ。キリシタンに相応しい技術である。しかしこれが活版印刷になると、聖職者の射程+3である。

どういう理屈だ。

購いになるともっと酷く、建物の転向が可能になるという技術だ。「購い」は勿論、贖罪の意味だ。んで償いを研究すると敵の聖職者を転向できるようになる。罪をどうしたら建物とか聖職者を裏切らせられたりできるようになるのか…まるで判らん。篤信を研究すると聖職者の移動速度増加する。どこをどう篤く信仰すれば足が速くなるのか。謎である。

んでもう一つあってな。神殿の技術をすべて開発できる文明というのはなく、何かしら研究できない技術がある。その規則性がよく判らん。例えば、さっき異端の話をしたが、何故か日本は異端が研究できる。日本は異端とかそういうのとは一番遠い国と言うか地域だと思うんだが…

神殿関係の技術は、やはりケルト一強である。アステカの聖職者も強いが、意外と研究できる技術は少ないからな。じゃあケルトは何で強いかというと、ケルトと言ってそれが何か判る奴は知っているだろうがドルイドはケルトの宗教なのだ。ケルト人はローマとかギリシャが強かった時期以前から欧州に住んでいた民族で、今のドイツとかフランスとかあの辺を支配していた。ローマの攻撃によく耐え、最後まで戦い抜いた民族である。

ローマとの戦争以外にもゲルマン民族の大移動とかによって消えてしまったが、アイルランドにだけは何とか残っている。現代のドルイド教研究もアイルランドの生き残りによるところが大きい。

ケルト人は非常に発達した文化を持った民族で、宗教的にかなり独特なものがある。歴史上の話をすると、ドルイド教では輪廻転生が信じられており、死んだらまた生まれ変わると考えられていた。こういう発想自体は仏教に通じるものがあるものの、輪廻をかなり先鋭的にとらえており、今度生まれ変わった時に返すって言って金を借りる奴がいたりしたのである。故に勇敢に戦ったものの、逆に仇となって結局ローマに滅ぼされてしまうのだな。

こういう歴史背景がある為、ケルトは神殿の技術をほぼ全て開発できる。しかし、活版印刷が研究できるのはどうなんだ。ケルト人はローマの影響でスペインとかに移動した連中からフランス人と同化して消えていった奴までいるが、活版印刷がある時代までは民族として存在してはいなかった筈である。

啓蒙が開発できるのも謎だな。啓蒙というのは多分啓蒙思想のことを指しているのだろうが、啓蒙主義が出てくるのは遅く見積もっても近世、デカルト登場以後である。このデカルトは西暦でいうと1596年生まれで1650没であるから、十七世紀前半にならないと啓蒙思想は出てこないことになる。勿論、ケルト人なんぞとっくの昔に滅びておる。が、何故か研究できてしまうのだ。謎である。


まぁ、ゲームシステムにあわせて適当にこじつけたってのが答えなんだろうが、そんな答えで満足するようでは先は暗いといえよう。

続・ファンタジーRPGにおける回復魔法

2009年10月03日 21時31分57秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君、いかがお過ごしかな。いろいろと余裕のない霧島である。今日も今日とて余裕がない為、書きだめをそのまま吐き出すことにする。以前の、RPGの回復魔法についての考察の続きた。


さて、この間の内容に食いついてくれたから続きである。ここで気になったのは、バロス氏の考察であった。



個人的な意見ですが俺は回復魔法って一種の限定的な時間操作と思ってますねぇ。

肉塊や装備の残骸の時間を、もしくはその空間ごと時間を戻す事で肉片が人間になったり服や装備が元に戻ったりw 死んだ記憶も無くなるから発狂しなかったりとか考えてましたね。まぁイベントで死んだ奴とかって話は回復魔法の戻せる時間が限定されていて、時間が経ちすぎて(腐ってる?)戻せないとか戻せる時間が短い分消費が少ないかとw

MPとかSPとか存在のちかr・・・ゲフンゲフンw逆に広範囲や重症の回復には消費が激しくなるのにも説明がつきますしね。ROのサンクチュアリでは代償に青石消費しますし。

後、細胞分裂って確か遺伝子の構造上回数が限られてたと思いますよ。
分裂回数は相当なモノだそうですがw



この場合問題となるのは、まず、時間操作による回復量であろう。FFであれば、回復魔法はケアル→ケアルラ→ケアルガと進化していき、右に行けばいくほど回復量が増える。しかし、これらは重ねがけが可能である。例えば、こうしてみよう。

対象キャラのHP:MAX500
回復魔法による回復値:ケアル100/ケアルガ450

んで、↓のような流れになったとする。



さて、この場合、まず最初のダメージ300でHP200になったキャラが、ケアルでHP+100(HP300)になったということである。では、時間操作でどこまで戻ったのか。それはこうなるだろう。つまり最初に全部で300のダメージを受けたキャラが、その内200までの傷を受けた時点に戻すのだな。結果HPが300まで回復する。

まぁつまり↓こういうことだ。



一方その後ケアルガで450回復した場合だが、やはり↓のように一番上まで戻ると考えるべきであろう。ケアルを使った段階では300までしかいってないからな。



しかし、ここで問題が出てくる。この図↓を見てくれ。



ちょっとややこしいが、まず左下の青線で囲ったところを見てくれ。何も考えずに、ケアルによってHP300になった後の出来事もそのまま記述されておる。しかしながら、ケアルでHP300になったというのは、さっき見た通りダメージ300を受けたその瞬間に戻るということだ。それで、右上に二つの赤い線がいってる訳だ。

そして、その後起こったダメージ250とケアルガ使用は、新しく生まれた右上のHP300という時間軸の流れの中で起こっているのである。何を言いたいかと言えば、HPが200になっている部分、この部分はなかったことになるのである。時間操作だからな。その後に、つまり青線の中のものごとはHP200の段階を通り越して発生するのだ。

では、その後のケアルガをやるとどうなるか。



まぁ、こうなる。一つ二つの戦闘の間ならいいかもしれんが、タイムパラドクスの発生は確実である。ダンジョンに入ってから効率考えてケアルばっかり使ってHP満タンにまでせず、イベントを済ませて宿屋で寝たらダンジョンに入る前に戻る訳である。


このように、時間操作というのは相当ややこしいのだ。バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズとかでもかなり気を使っている通り、簡単に歴史が変わってしまうのである。

ではもう一方の、私の説に対する意見についてみてみよう。細胞分裂の上限は限定されてるって話だな。私はむしろこの話を聞いて、なるほどと膝を叩いた。と言うのも、RPGで世界を救う連中というのは大抵十台であり、たまに二十過ぎがいるぐらいである。そして年寄り勢はいたとしても魔術師ぐらいだ。もしくは神官、プリースト系。大抵は癒し系キャラって事で若い女だが。

また、RPGの世界を想像してみてほしい。いかに医療技術が未発達とは言え、平均年齢が非常に低い。年寄りどころか40過ぎも殆ど見られず、定年まで勤め上げた退役軍人など見当たらない。また軍隊も、将軍以外はかなり若い。本来、人間が一番の能力を発揮するのは30過ぎぐらいである。体力は二十台に及ばんかもしれんが、それまで蓄積されてきた経験が人間を磨き上げ、最も脂ののった時期だ。

これはどういう事か。

まず年寄り魔術師が鍵である。神官もだが、魔術師は殆どの場合、体力が低く地の攻撃力も低い軟弱キャラである。代わりに精神とか集中とかのパラメータが高く、キャラも豊富な知識を持った博識の一言に尽きる奴が多い。つまり、体力がなくても魔術師は務まるのである。

一方、主人公グループについても、前衛として剣を振るう剣士や敏捷さを生かした盗賊系、武道家など、身体を張ってる連中は例外なく若い。逆に後衛にあたる魔法使いやプリーストはやはり老人もいる。これは何故であろうか。

つまるところ、回復魔法は強力な再生能力を患者に与え急速に肉体を再構成するものである。これは突き詰めていけば細胞の分裂の促進だ。そして細胞の分裂回数は上限がある。つまり、回復魔法を使われれば使われるほど寿命が縮むのである。

これは特に軍隊を参照することでよく判る。RPGにおいては沢山の国が出てきていながら軍隊は殆ど出てこない。まぁ幻想水滸伝とかロードスとかみたいに戦争イベントとかあるの少ないしな。しかし、兵士がいない訳ではない。兵士自体は街中や城の門とかにいる。こいつらは例外なく剣士系職であり、かつ、若い。そう、前衛の寿命が短いのは主人公達だけではないのだ。

だからこそ、RPGの英雄たる主人公はどいつもこいつも若いのである。あれだ、寿命が更に短いスネークみたいなもんなのではなかろうか。

RPGのキャラの生命力と銃

2009年09月17日 08時58分37秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。第一志望の試験も終わって余裕が出てきた霧島である。まぁ基盤が修理中でデスクトップPCはまだ死んでおるが…

しかし、今は大学院受験の真っ最中な訳だが…初めて修士の試験受けたのだが、受ける奴って少ないんだな。百人もいかないとは思ってなかった。大学までの受験は何千人と受ける上に学校も多いから受かったの落ちたのって話も合格発表当日に言える訳だが、これではそういう話はできんな。身元が割れたら終わりブログだからな、これ。


さて、先日何故銃は魔法に勝てないのかという話をしたが、あの後またちょこちょこ考えておったからその話でもする。

RPGにおいて、戦闘中そいつが生きてるか死んでるかというのはHPで判断される。HPが0なら死ぬ訳である。エンカウントしたモンスターとか、ボスとか、そういった敵はHPを0にすると倒した=殺したということになる。しかし、アンチ和ゲーマーが言うとおり、HPがゼロになろうが何だろうが、蘇生魔法なり回復アイテムなりを使えば味方キャラは何事もなかったかのように生き返るのである。

HP0の状態をあくまで『戦闘不能』であって『死亡』とは違うとするのが通説であるが、じゃあモンスターは?という話にもなる。また、深手を負って死にそうでも、上位の回復魔法を使えば簡単に全回復できたりもする。ステータス異常も同じで、まぁ気絶や睡眠からの復帰はともかく、HPの減り方からして生命に関わるのが判る劇毒も一発で治るのである。

ここに、銃は何故魔法に勝てないのかという命題を導入してみた。


まずだな…戦闘中攻撃を受けた時、恐らく、RPGのキャラは物凄い傷を負っているのであろうと考えられる。

ミノタウロスにでっかい斧で殴られたりすれば、それはもう腕が千切れたり脳味噌ぶちまけたりする筈である。魔法もそうだ。そうだな、冷凍ってバッドステータスあるだろう。氷系の魔法食らった時になる奴だ。文字通り凍るのだが、考えてみてくれ。南極のブリザードの中ですら、人間が一瞬で氷像になることはない。つまり、絶対零度とかそういうレベルの凍気を食らっていると考えられる。

いくらファンタジーの世界であるとは言え、そんなんで平気な顔してるのは人間とは呼ばない。相応のダメージは食らっているとしか考えられない。では何故、それでも普通にモンスターとの戦闘を続けられるのか。そこで鍵になるのが回復魔法及び回復アイテムである。これらは、ダメージを一挙に回復してしまうのであり、上位魔法ならHP0からHP全回復にすることだってできる。そう、RPGの人間が丈夫なのではない。敵回復魔法の効果が鬼なのだ。敵の攻撃で手足が吹っ飛んでも、プリーストの回復呪文で腕も脚も生えてくるのである。

RPGではやったら軽装な奴が多いにもこれで説明できる。鎧がついていようがついていまいが、どうせ攻撃食らえば腰の上と下で真っ二つに千切れたりするのであり、どうせプリが接着してくれるから頑丈な鎧を着込む必要がないのである。鎧を着けるのは、耐える能力を上げるのではなくかすり傷(我々の世界では重傷と呼ぶ)でわざわざプリーストの仕事を増やさない為であろう。

鎧つけてても兜を被らないのもこのせいではないか。被ってもどうせ頭に強烈な一発を食らえば頭蓋骨は割れるし、兜のせいでそいつが誰なのか識別しにくいこともある。それに視界も制限されるしな。無駄に露出度の高い装備してる女が多いのも理解できるというものである。どうせ一撃で吹き飛ばされるなら、装甲を限界まで減らして敏捷性にかけたいというのは、身軽ではあるが肉の力は男に劣るしその男すら一撃でミンチということを考えれば当然であろう。

ゲームの画面上では全くそうならないが、まぁ負傷の表現のリアルを追求しすぎると、それだけで膨大な3Dモデリングだとかドット絵のドット打ち作業でえらい騒ぎになるからな。ゲーム上では再現されていないだけであろう。初期テイルズチームとかがその内やりそうな気もするが。


さて、既に述べたようにRPGにおいては攻撃というものが絶対的な性能を誇る。どんな人間でも殴られれば死ぬ。銃がイレギュラーとして登場するゲームはいくつかあるが、この攻撃絶対有利、そして回復魔法の威力が銃の台頭を阻んでいるのではないだろうか。

先日人間ってのは頑丈だと述べたが、まぁしかし、銃も武器としては充分な殺傷能力はある。2、3発あれば大抵死ぬ。しかしその程度では何の役にも立たないのである。銃創は弾丸によって生まれるが、基本的に穴である。弾の回転具合によって穴の周囲がグズグズになったりもするが、腕や足がニョキニョキ生えてくる世界では不十分である。直径5.56mmとか9mmとかだからな、弾。

一番大きくて威力があるのは問答無用で12.7mmを使用する対物銃であろう。コンクリートブチ抜く銃だが、後衛(魔法職とか)の技としてみると竜巻起こしたり砂漠で渦潮作ったり火で氷系の敵を蒸発させたりする連中と比べると、どうしても見劣りするのだな。イラクじゃ兵士を真っ二つにちぎったということでその威力は大変に評判なのだが、その程度なら斧とか大剣持ちの前衛でもできる。敵の攻撃がなかなか後衛だからこそ、一撃で敵を肉塊に変える威力の技が必要なのである。

そう考えると、銃系の武器では無理である。一応バズーカであるとかパンツァーファウストだとかあとグレネードランチャーとか、そういった爆弾を飛ばすタイプのものでなければならなくなるのだが、これは作るのに手間がかかる。弾丸なんぞより余程大変で、先日言った弾の生産能力を遥かにしのいで大変だ。金属の塊の中に火薬入れるのとは訳が違う。

というか、それこそ魔法でいいじゃねぇか。

元々威力が低く、弾を生産するのが大変で持ち運びも購入も大変な銃を無理に使い続けるより、魔法に頼った方が余程効率がいい。


しかしでは、グチャグチャのミンチにされても何事もなかったかのように復活してくる世界で、何故キャラは死んでしまうのだろうか。味方キャラでも死ぬ奴はイベントで死ぬし、ボスなんかは問答無用でブチ殺される。

これは、生命力の枯渇が原因ではないかと思う。ロマサガでいうLPだ。そもそも回復魔法によって何故元に戻るかという点からが問題になるのだが、いくら素材(肉の塊)があるとは言え、回復させたい対象の身体を創造するのは無理というものである。創造は膨大なエネルギーが必要であるというのは諸君も知っておるだろうし、むしろそれができるなら誤って回復じゃなくドッペルゲンガー生成をしてしまったというケースが多発する筈である。

ではどうやって回復させるかだが、それは代謝の促進などによる生成であろう。対象に何らかの処置を施すことで、一秒に何万何億何兆という速度で代謝を行い、手足を再生したりするのである。つまりその、アレだ。スーパータイラントである。創造するのではなく再生するのだ。再生には当然、細胞分裂であるとかそういったことをする訳でエネルギーの供給が必要なのだが、回復魔法はそれを供給して可能にするものであろう。

回復は創造ではなく再生なのである。

しかし、再生というのはあくまで生物が行う代謝能力である。いくら回復魔法で外側からエネルギーを供給しても、限界がきてしまうのではないか。MGSのヴァンプも結局、何で死ななかったかってナノマシンが代謝能力を限界まで高めてたからだったし、生命力を使いすぎて30台(40台?)で身体が限界にきている。

多分、雑魚モンスターはこの生命力が大して高くないのであろう。だから適当に攻撃してれば勝手に死ぬ。逆にボスモンスターはHPが明らかに異常な訳だが、これはゲーム的な処理によるものであろう。回復可能な生命力を全部最大HPに上乗せしているのだ。

さて、こうなると、敵を倒すという行為は生命力を根こそぎ奪うことになる。再生しようにもできないぐらい徹底的な、全的破壊が必要なのである。するとまたもや銃は劣勢である。剣の突きも銃の射撃も基本的には同じ貫通系の攻撃だが、剣の突きはただ突いて終わるものではない。剣術においては刺したらひねるのが基本である。ブスッと刺したら、グチャグチャ音を立てながらひねって肉をグズグズにするのだ。ただでさえ攻撃範囲が小さい銃は、対象にあまり打撃を与えられない。

言い方を変えれば、銃はエネルギーを無駄にしすぎなのだ。確かに銃弾の前ではどんな鎧も役に立たないかもしれんが、貫通したところで傷は小さい。こう考えると、銃によるダメージはかすり傷なのかもしれんな。さっき鎧の役目をかすり傷を回避する為のものって言ったが、確かに銃弾は貫通するだろうし剣に裂かれるかもしれんが剣を刺した後グジグジとひねるのは防止できるからな。


かように、ファンタジーRPGの世界では、ますますもって銃は役に立たないのであろう。さて、私も手足千切られたり千切ったりしつつプリに生やしてもらう作業でもするかな。

これは腐らざるを得ない

2009年09月06日 09時13分14秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。最近HPも当日誌も更新してないどころか、霧島銃砲店の露店は出さないわむしろログインすらしないわ何やってんだゴルァという向きもあろうが、一応理由はある。まぁ理由とは言っても、そもそもネット繋いでないからとかそっちではない。

実を言うと、ここんところ電子機器関係の環境が悲惨なのである。まず最初にノートPCが死亡、完全に死ぬ前に外付けHDDに重要なデータは移動させたものの、肝心のそのHDDが死亡。同時にサーバー用のPCがハードウェア関係で不具合を起こした。

取り敢えずデータの救出が先だとか言いながら色々やってサルベージを試みていたのだが、今度はメインPCが起動しなくなった。。しかも電源つけると30秒後に電源が落ちるという意味不明な状況であり、電源が死んだんだろうと思ったんだが、試行錯誤している間にどうやら原因は違うところにあるのではないかという結論に至った。多分マザーボード。

で、修理に出したい訳だが諸般の事情で領収書が手元にない。それに現在使ってるのはGIGABYTEので正規代理店だからちゃんと対応はしてくれるだろうが、修理に出したとしても事によっては5~7日ぐらいかかる訳である。最早発狂の境地だ。こんな騒ぎの中な訳で、しかも介護とか僻地隔離とか色々あったのであって、身動きが取れなんだのだ。

ちなみに現状だが、領収書を請求したところで止まっている。泣きたい。


まぁ、この間から記事にする記事にするって言ってて記事にしてない話がいくつかある訳だが、これも原因はコレである。…これ以上この話してるとへこむから他の話でもする。


結構前の話だが、テイルズ・オブ・ディスティニー ディレクターズカットを買ってやった。テイルズシリーズは、私はSFC版ファンタジアに直撃した人間である。歳いくつだと言われそうだが、元不良小学生であるから見逃してほしい。

んで一応PSリメイクもやったが、その後は全然やらなかった。エターニアとかシンフォニアとかはまだやってないのだ。が、デスティニーはやった。OP見て萌えて購入余裕でした。まぁ萌えたキャラの性別が違ったりした訳だが今となってはいい思い出である。むしろそっちのが好みだしな。んで、↓とかを見てまたやろうかな~と思ってたらディレクターズカットとかいうのが近所のゲーム屋にあったから、ついつい買ってきてしまったのだな。

テイルズオブデスティニー、夢であるように Full ver. 


実際のところいいか悪いかと言われれば、大変良い。が、今回はんな事はどうでもいい。

と言うのもデスティニーは数あるテイルズシリーズの中では少々特殊でな。腐女子の支持が阿呆ほど強いのである。まぁそう言うからには勿論腐女子の大好物なキャラがいる訳だ。リオン・マグナスって奴である。女と見紛う程の美貌を備え、華奢な身体で二刀の剣で華麗に舞う戦士……んー、百聞は一見に如かずか。

↑の動画でいうと1:09あたりからとか2:42あたりから映ってる奴だ。いかにも連中好きそうだろう。

しかし改めてやりなおしてみると、どうもこいつだけのせいではないということが判ってきた。そもそも私は、腐女子の好きそうなキャラも好きだが、BL自体にはあんまり興味がない。男女問わず、あくまで可愛い子が好きなだけであって、可愛い男の子同士を絡ませてしてハァハァする趣味はないのである。

しかし。しかしだ。



あれは腐らざるを得ない。



何でかっていうとだな。

主人公がスタンという奴で、金髪ツンツンのアレだ。んでさっき言った奴がリオン。この二人なんだが、もの凄くらぶらぶなのである。いやそれはもうほんとに。何せスタンとルーティ(ヒロイン。一番最後で林檎食べてる奴)がくっつくのはとても遅い。あのゲームは異常に長く、普通にやってると一周するのに三十五時間ぐらいかかる。この為、二人が恋仲になるのは終盤なのだ。

故に、序盤で仲良くなるスタンとリオンはルーティを寄せ付けず、賀茂川等間隔の法則が適用されるぐらいラブラブな場面が演出される。京都の賀茂川は絶好のデートポイントとして知られているが、やはりカップルとカップルは遠慮するところがある為、ある程度離れていちゃつくのだな。等間隔に。これと同じである。二人が楽しそうにしてるのに混ざるのをルーティが遠慮するイベントがあるぐらいだからな。

しかし、リオンは早い段階で離脱する。十八時間ぐらいかな、それで第一部が終わるのだが、第二部では序盤でリオンがいなくなってしまう。と言うか死ぬ。問答無用で死ぬ。オリジナル版ではまだ生きてる可能性が無いではなかったのだが、ディレクターズカットは徹底的に救いがなく死体に限りなく近いものまで出てくるという状態になってしまってテラカワイソスである。

まぁそれはいいんだが、リオンを殺されたスタンは激怒。それはもう大激怒。総統閣下シリーズなみに。リオンが死んだ直後に魔王様みたいなのが出てきて世界は破滅の危機に晒されるのだが、主人公スタン君にとっては世界なんぞどうでもよく、リオンの仇討ちの為だけに戦う。プレイ時間でいうと5時間ぐらい。

当然この間は女に構っておる暇などない。んで、ようやく冷静になって世界の為に戦おうって話になるのだが…こいつの一番の戦友は、実は愛剣である。ソーディアンっていう物言う剣のディムロスだ。超古代の技術で出来た凄い剣なのだが、扱う剣士の人格を剣に転写するという特徴がある。剣を使う剣士とその剣そのもの、二人の自分がいるってことだな。

千年前に作られたこのソーディアンは六口あるのだが、その内のディムロスがスタンの剣となった。人間のディムロスはとっくの昔に死んでおるが、剣としてのディムロスは残ってた訳だ。本来ならばスタンの人格を転写すべきなのだが、技術が残っておらんからか仕様なのか、しなかった。

んでこれが、剣が喋るだけならいいのだが、バストアップの絵付で話すのである。しかも表情の変化とかもアリで。

序調子にのりがちなスタンを嗜めたり、時には説教したり、時には喧嘩したり、時には共に喜んだり、時にはスタンの成長を感慨深く褒めたり…と、父の様に、兄の様に、友の様に接してくれるのである。まぁこれだけなら別に腐る要素はないんだが…

さっき言った通り、序盤リオンとラブラブで過ごした後、リオンの敵討ちに燃える訳である。大悟して世界の為に戦わねばならないとなるのは大体プレイ開始二十五時間後ぐらいだ。これでようやくルーティとくっつくのかと予想され、まぁ確かにそんなイベントもあるのだが、今度はディムロスとラブラブになるのである。

ずっとスタンを叱ってばかりいたディムロスなのだが、スタンが大悟したのとほぼ同時に、主人公達は詰む。魔王に対して勝てる要素がなくなるのである。んでディムロスが「もう無理だ」とか言って諦めるのだが、スタンは、十年かかろうが百年かかろうが絶対に諦めず戦うんだと説得する。立場が逆転した瞬間である。

で、デレた。

最後の方、「我こそはディムロス!スタン・エルロンの剣なり!」とか言い始めるしな。しかもルーティは今で言えばツンデレに属するキャラで、重要なイベント以外ではあんまりデレた事をしない。最終的に、スタンとルーティが想いを伝え合ってくっつくのは、だいたいクリア二時間前ぐらいである。

まぁ互いに想いを寄せていたのが判るイベントはもっと前からあるんだが、何せ二人ともさっぱりした人間でな。言いたい事を言い出せなくてもじもじするとかそういう事が全くない。おかげで、そもそもスタンはルーティを仲間の一人としか認識してないんじゃないだろうかというノリであり、ディムロスのが断然嫁なのである。ルーティもスタンにアタックする事なんてほとんどないしな。まぁルーティの場合は婿がいないからいいんだが、何せスタンは嫁ばっかりである。

んまぁラストでディムロスも消滅する(と言うかソーディアン五人と千年前の地上軍総司令官のあわせて六人が千年前からの続投組だったんだがこいつらが全員消える)んだが、EDではスタンが手紙を書いている。俺たちも精一杯頑張るから、これからも皆見守っていて下さい、みたいな内容である。んで宛名の最初がリオン、その後ソーディアン四人と司令官が続き、最後は『…そして、ディムロス』と特別扱いである。なんという嫁。


しかしあのゲームが神作として今でも語り継がれているのは、やはり内容自体は腐ってないところにあるだろう。あのストーリーを見せられたら特定の人間は腐ってしまうが、しかしそれはプレイヤーが腐っているのであって、別にデスティニーの話そのものは腐っていないのである。見る人が見れば、それは熱い友情と感じられるだろう。

言ってみれば、あのゲームは一種の鏡だ。腐っている人は腐っている自分が見えるのである。つまり私は腐ってた。



まぁそんな訳で、あのゲームやってる間中腐ってた。まぁしかし、スタンxリオン本とかディムxスタン本とかあっても手を出すかどうかは微妙だがな。萌えとエロは違うが霧島家のモットーである。




>ごてぃ氏

まぁ世の中にはダークシュナイダーというスーパームキムキ魔法使いがいるぐらいですからね…年齢と見た目にギャップがあると楽しいキャラになるのと同じ寸法でしょう。


>黒楓ちゃん

実は意外と結構いるんじゃないでしょうか。ただ脳味噌が足りなくてハイパー(事実上の)増税タイムになったり日本経済崩壊したり特定アジアに日本切り売りされたりするって予想がつかなかったっていう。